※この作品はR-18です。

反逆のディストピア   作:コトナガレ ガク

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第7話 悪魔の希望

「諸君忙しい中良く集まってくれた」

 とある一室、ここにGF本人と数名のゾディアック、そしてここに集まることが出来なかったゾディアックメンバーのアバターが集合している。

 ゾディアック12名によるナチュラル同盟最高幹部会議が始まる。

「勿体ないお言葉です」

 傍に控えていた巨漢 ゾディアックが一人タウラスがそのアメフト選手のような巨漢からは想像出来ないほどに折り目正しく一礼をする。

「では時間が勿体ない。会議を始めよう」

「はっ」

「まずは悪いニュースからだ。

 ラクスの悪女がついにスーパーテロ法を執行した。これで奴らは地上国家の事前調整や了解無くいつでも地上国家に武力介入してくるた。

 国の中枢に忍ばせたスパイからの事前情報はもう期待できないものと思ってくれ、諸君はより一層の警戒をするように。今まで使い捨てにしてきた同胞の命を今一度実感し諸君等の命軽々しく失えるものではないことを今一度肝に銘じておけ」

「はっ」

 彼等は理解している。悪魔にならなければコーディネイターには勝てない。彼等はナチュラルの為悪魔になる覚悟を決め、同胞の命を使い捨てにしてきた。だがその重さを忘れたわけじゃ無い。使い捨てた命の重さの分だけ悪魔となって戦う。

「己、小娘が世界の支配者のつもりか」

「いつかその座から引きづり降ろしてやる」

「その意気や良し。

 では次にいいニュースだ。この映像を見ろ」

 プロジェクターで映し出された画像が会議室に流れる。それをアバターで参加している者はカメラで見る。画像を直接送れば早いようだが、その分情報漏洩の危険が高まる。基本この会議の内容は一切のデータを残さないことになっている。

 その画像とは先日行われたミラーリンクシステム対キラの映像である。

「ただの一般兵がミラーリンクシステムを埋め込むことでキラと互角に戦うことが出来ただと・・・」

 幹部の一人が映像がもたらす意味の大きさに絶句する。

「流石最高幹部達だ、この意味の大きさを説明するまでも無く分かってくれる」

「GFそれでは」

「うむ。これよりナチュラル同盟はミラーリンクステムを本採用として、それを主軸とした作戦を展開することにする」

「ついに我等の反撃が始まるのですね」

「そうだ。パルゴ」

「はっ」

 ライブラは女かと思うほどの美形の青年で今回タウラスと共に実体で参加しGF後ろに控えていた

「お前が指揮を執り、ミラーリンクシステムへの適合者を集めるのと同時に量産設備を整えろ。この時の為にプールした資金を使うことを許可する」

「分かりました。

 このライブラ全霊を持ってナチュラルの未来の為に働きますが、私でいいのですか?

 このプロジェクトはジェミニがここまで進めたものですが」

 こうは言うがこんなものお約束に過ぎない。ライブラはナチュラル同盟において参謀的地位にいる男。その作戦立案から実務能力はゾディアック一である。

「ジェミニは悪いが研究者であり実務能力は君の方が優れる。ジェミニはミラーリンクステムの更なる研究を進めて貰い。適合条件の引き下げに注力して貰う。

 異存はあるか?」

「いえ、正直私も研究をしている方が向いていますので」

 同じく実体で参加していたジェミニが応える。

「そうだ、我等は化け物共に立ち向かう為助け合わねばならない。

 雌伏の時はもう直ぐ終わる。プロジェクト「アルマゲドン」はもう直ぐ始まる」

「「「はっ」」」

 GFの掛け声に返ってくる声は希望に響いていた、そしてその響きに呼応するように会議室が地震でも来たかのように揺れるのであった。

 

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