※この作品はR-18です。

蘭陵王君とぐだ男がなんかえっちするやつ   作:メジェド塗り職人

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いやほんとにあれなんで。こういうの書くの初めてなんで。平に平にご容赦を。


蘭陵王君とぐだ男がなんかえっちするやつ

 無意識に、目で追ってしまう。戦場で、カルデアで、公私を問わず。終いにはマシュと話している時でさえ、彼を、何処であっても一際輝く彼の顔を。きっと、考え直した方がいいのだろう。人類史の存亡を懸けたこの状況で、色恋に現を抜かすなんて普通じゃない。ましてやそれが、男同士であるともなれば尚更だ。きっと1000人に聞けば1000人とも「馬鹿なことはやめろ」なんて言って俺を止めることだろう。英雄色を好む、なんて言うけれども、当然ながら俺は英雄なんかじゃない凡人なわけで。

 だから、この想いを諦めろ。と。そう言って欲しかったのかもしれない。なんて事を考えながら俺はある人に自分の悩みを打ち明けていた。…のだったが

 「──いいんじゃない?別に」

 というのがカルデア技術顧問、レオナルド・ダ・ヴィンチことダヴィンチちゃん(ロリ)の言で

 「そもそもねぇ、藤丸君。私のような変態のもとに相談に来る、ってことが間違いなんだよ!公的な記録に残された晩年の私を知ってるかい?」

 

 「いや…知りませんけど」

 

 「いたいけな少年に手を出して逮捕!さ!すごいだろう?」

 一瞬その見た目ならOKじゃないのか…?って思ったけどよくよく考えたら初老のオッサンかぁ…キツいなぁ…

 「恋(?)の相談なら、ゴルドルフ君とか…あぁ彼は多分童貞だから駄目だね。じゃあマシュ…は取り乱してしまうだろうから相談どころじゃない、か。シオンも相談にのるよりちゃかしが先にきそうだもんねぇ。確かに、私しか適任なのはいないか」

 

 「さすが天才。理解が早くて助かります。それで、俺はどうすべきなのかな。」

 

 「どうすべき、とは?」

 

 「この想いにどう区切りをつければいいのか──」

 

 「だからさっきも言っただろう?いいんじゃない。って。私は、言い方を選ばず言えば幼子に手を出した犯罪者だから説得力に欠けるかもしれないけどね?君はセイバー、…蘭陵王に恋情だか愛情を抱いていて、彼も君を慕っている。まぁ愛だの恋だのではないだろうけどね?だから、迷う必要はないんだよ。君は若く、此方の都合で騒動に巻き込んでいるんだ。忘れがちだけどね。君は本来なら青春を謳歌しているべき人間なんだよ。だから、今ここでその青春を楽しんだって誰も君を責めたりできない。きっとあいつだってそう言うだろうさ。…その相手が、マシュじゃないというのは少々意外だけどね?」

 …思いの外真面目な答えが返ってきて面食らってしまった。なんというか、ダヴィンチちゃんやカルデアの面々にこうも思われている、と知って目頭が熱くなる程だった。

 「でも、想いを伝えるとしたらどうやって伝えればいいのかな…。カルデアって告白スポットとかあったっけ?」

 

 「いやいやどうしてそうなるんだい藤丸君。そうだね…恐らく正攻法で攻めても勝機は薄いだろう。だから──」

 

 「だから?」

 

 「酒に頼ろう‼」

 予想の斜め上の方からきたな⁉

 「いやいやダヴィンチちゃんこそどうしてそうなるんです⁉俺、未成年ですよまだ!」

 

 「でもあと一年もせず二十歳だろう?確か。それに、今は薄まっているとはいえガラハッドの加護だってある。大丈夫!些細なことじゃ酔ったりしないさ!」

 えぇ…大丈夫なのかなこれ…?

 

 

 

 

 まぁ、やってみるしかない…のかな?

 

 

 

 

 「主殿。今夜はお招きいただき感謝の念に堪えません。私程度で主殿を楽しませられるか不安ではありますが───」

 

 「いいんだよ⁉そんなに固くならないで。いつもの蘭陵王の活躍に対する感謝の気持ちなんだからさ」

 飲むことになりました☆…なんて言ってる場合じゃなくて‼実のところ蘭陵王と面と向かって話したことはなかったりする。カルデアの食堂で皆と一緒に話したり、レイシフト先でチームで作戦会議をしたり、なんてことは沢山あったけど、サシで話すのがこんなに緊張するとは思ってなかった…

 「固くなるな、と申されましても…。仕えるべき主と二人きりで酒を酌み交わすとあっては多少なりとも緊張してしまうものですから…。それに、己を慕う相手と飲むのですから、余計に」

 …ん?

 「あの、ですね…蘭陵王さん?今、なんと…?」

 

 「おや、主殿。よもや私が気付いていないとお思いで?あのように生娘のごとき視線を向けられては嫌でも気付くというものです。それにあれほど熱をもった視線など、生前ですらそうあるものではありませんでしたので」

 顔が熱を帯び真っ赤になっていくのがわかる。まさか、気付かれていたなんて完全に予想外だった。

 「英雄色を好む、と。主殿の国では言うそうですね。自分で名乗るのも烏滸がましくはありますが英霊の座に名を連ねる以上、私とて英雄の端くれです。主殿の気持ちに付き合うことだってやぶさかではありません」

 仮面を外し、耳許に顔を寄せた蘭陵王が蠱惑的な声で囁く。

 「全ては一夜の夢、酒のせいにして私に想いをぶつけてくださって構いませんよ?」

 “刺激が強いかもしれませんが”そう言って彼は酒───と言ってもサーヴァントすら酔わせてしまうような奇鬼神酒──を口に含みそのままこちらに口づけしてくる。

 ──脳髄の奥の奥まで、蕩けるような気がした。この甘く蕩けていくような感覚は、きっと酒によるものだけではないのだろう。彼と、蘭陵王とキスをしているという事実だけで頭が真っ白に塗り潰され、蕩けていく。

 ぐちゅぐちゅと淫靡な音をたて舌を絡ませあい、互いを貪りあう。彼の口にある酒を交換しているのか、互いの唾液を交換しているのか、それすらわからなくなってくる。何度も、何度も、何度も。考えるのが馬鹿らしくなるほどに舌を絡ませ、愛を貪り、互いを求めあう。

 でも、サーヴァントである彼はともかく、人間である俺には息が続く限界があって、永遠にも思えたそのキスにも、終わりが訪れた。

 息を荒くし、離れた二人の口の間に唾液がいやらしく糸をひく。彼の目が無言のままに俺に問いかける。“ここで終わっていいのか?”と。

 「いいんだね…?」

 

 「ええ、主殿が求められるのであれば」

 その言葉で、箍が外れた。蘭陵王を無言のままにベッドに押し倒し、もどかしさの中ズボンのベルトを外し、欲望を秘めてそそり立つそれを顕にする。

 思考ががぼやける。次に何をすればいいのか考えが纏まらない。

 「まぁ、主殿。まずは私にお任せを…。これは中々にご立派なものをお持ちで…」

 そう言うと蘭陵王の細く、しなやかで、かつ力強い指が俺のそれを握り緩やかにしごいていく。一定にリズムで襲い来る快感に、腰が浮きそうになるが彼の手は止むことはなくただでさえ荒い息が益々早くなっていくのがわかる。

 「まだ、まだですよ?主殿」

 ついさっきまで俺の口内を蹂躙しつくした彼の舌が、俺のそれに巻き付く。さっきのキスよりも更に淫靡な音をたて、蘭陵王の前戲は続いていく。

 ぐちゅり、ぐちゅり。俺のそれを余すことなく舐め回す彼の舌に、いよいよもって我慢がきかなくなるけど

 「ごめん、もうっ…」

 言い切ることも出来ず、蘭陵王の口の中に己の精を吐き出す。彼の舌が、口内全体が、そして喉が。俺の精を一滴も逃すまいとまるで別の生物であるかのようにうねりしごきあげる。

 「男の身で言ってよいものかは迷いますが…。よい精ですよ。主殿」

 彼の口から解放された俺のそれは蘭陵王の唾液でいやらしく、ぬらぬらと部屋の僅かな光を反射していた。それを見るだけで、俺は再びの勃起を禁じ得ないのだった。

 蘭陵王はいつの間にやら一矢纏わぬ姿になっており股を開き、誘うような姿勢と目付きでこちらを見上げてくる。

 「さぁ、主殿。どうかこちらへ…」

 羞恥と哀願に顔を真っ赤に染めた蘭陵王を抱きしめ、いわゆる対面座位のかたちでゆっくりと彼に挿入する。甘い吐息と共に嬌声を漏らし、こちらにしなだれかかる彼の姿に俺のそれが益々膨張し、固さを増すのがわかる。

 「じゃあ、動くよ…?」

 返答は、待たなかった。最初はゆっくりと、徐々に速さを増して腰を動かしていく。蘭陵王の腸内はぐちゅぐちゅとうねり、俺のそれを遠慮なく締め上げ、搾り取ろうとする。当の彼自身は腰を打ち付ける度に甘い声を漏らし、快楽に歪む顔を見せたくないのか両手で顔を隠している。

 「ねぇっ…顔を見せてよっ…蘭…陵王っ…」

 懇願するように首をふる蘭陵王に嗜虐心が顔を覗かせる。先程の意趣返しのように彼の耳許に顔を寄せ、囁いた。

 「じゃあ、令呪を使うよ…?」

 微かに息を飲むような音が聞こえ、観念したかのように蘭陵王は顔から両手を離した。羞恥と快楽に歪み、顔を赤くしあまつさえ目尻に涙すら滲ませたその表情に途方もない愛しさが込み上げ、腰を打ち付ける速度がより一層早くなる。

 ずちゅり、ずちゅりという腰を打ち付ける音と、キスをして互いに互いを貪りあう淫靡と官能の極みにある音だけが薄暗い部屋に響く。最早何度射精したかも覚えていない。射精しても腰を休めることなく振り続けた。

 蘭陵王の声は嬌声とも絶叫とも判断できず、快楽にその視線は朦朧としていた。が、前立腺を捉えたのだろうか。その声が甘さを増した。

 「ぁあ、あぁっ‼主殿、だめ、だめです主殿!出て、しまいます!射精してしまいます!どうか、どうかっ!あぁぁっ!本当に、出てしまいますので、どうか、どうかぁっ!」

 普段の凛々しさなど欠片もないいやらしい哀願を聞き入れる余裕など当然ながら俺にはなく、ただひたすらに腰を打ち付け、蘭陵王の前立腺を刺激していく。彼もシーツを握りしめ、声を押さえる素振りも見せず快楽に喘ぐ。そして、いよいよ俺も、彼も限界が訪れた。

 「…出るよっ」

 

 「だめ、だめです!出る!出てしまいますぅ!あるじどのぉ、射精してしまいますっ!」

 俺の吐き出した精は蘭陵王の尻から溢れだし、彼の吐き出した精は彼自身の白く滑らかな腹部をより濁った白で染め上げた。

 蘭陵王の尻から引き抜くと、ごぽりという音と共に今まで吐き出した精がゆっくりと垂れ落ちてきていた。

 「はぁっ…はぁ…激しすぎです…。主殿…」

 一見咎めるかのようなその声も、快楽に染まったその顔を見ると何の説得力もなかった。

 

 

 

 

 「結局、行為が先走っちゃったわけだ。好意だけに‼」

 

 「うるせぇやい‼」

 あれから、俺と蘭陵王は恋人?侍従?とりあえず最も近い関係、ということになった。

 「最も。蘭陵王が…いや、人理を取り戻してカルデアが今度こそ用無しになるまでの間なんだけどさ」

 別離の時が来たならば別離を拒んだりなどしない。これが、彼と俺との契約でもあった。仮初めでもいい。それでも今はこの愛を伝えられるのであれば。それで、充分なのだろう。

               完




そんなわけでえっちする蘭陵王君とぐだ男でした。なんでこんなよくわからんのを書いたのか。蘭陵王君がえっちなのが悪い。俺は腐男子でもホモでもないけどこれからもイケメンとイケオジは大好きだと思うからコンゴトモヨロシク。
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