※この作品はR-18です。

続くかどうかもわからんエロ   作:真暇 日間

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エロ予定艦これ2

 

 船であり、少女であり、付喪神でもある艦娘は、大抵の場合風呂が好きである。ついでに言うならば自分以外の人間の手で洗われるのが特に好きである。付喪神として人間に大切にされていると感じられるし、少女として身体を綺麗に保てるのは喜ばしいことだし、戦船としても戦功を挙げた際には御召艦として磨き上げられることもあるとなれば、それは度合いは多少違えど艦娘の持つ三つの本能の全てを満たす行為であると感じられるからだろう。

 その感覚を求めて提督と共に風呂に入ろうとする艦娘はそれなりの数存在している。彼女たちは提督の手で頭や身体を洗ってもらうことがとても好きなのだ。同じ艦娘と入ることでも人間及び戦船としての本能は満たされるが、付喪神としての本能を満たすためにはどうしても人間の手を借りる必要がある。

 

 龍驤は今、俺の前に背を向けて座っている。全ての衣服を脱ぎ去って一糸纏わぬ姿になった龍驤は、しかし俺にその姿を晒すことに恥じらいを覚えてはいないようだ。

 それもそうだ、龍驤と風呂に入るのはこれが初めてという訳ではないし、艦娘としては、正確には艦娘を構成する戦船と付喪神と少女の本能のうちの三分の二は人間に身体を磨かれることは当たり前の行為であると認識しているし、少女の部分もそれに引かれてそこまでおかしい事でもないと思うようになっているからだ。

 まずは髪を洗う。湯をかけて十分に湿らせたら、艦娘の身体、つまりは人間のそれとあまり変わらないそれを傷つけることのないような低刺激のシャンプーを泡立て、こすり合わせるのではなく撫でるように、泡で包み込むように洗っていく。長い時間使っていると地肌が痛むそうなので十分に洗い終わったところで洗い流し、リンス、コンディショナーなどを使って髪と頭皮の状態を整える。髪をタオルで包んでおけば後は暫く放置の時間だ。

 それから身体を洗う。これについては好みがあるが、鳳翔は柔らかなタオルでボディソープを泡立てた物を使って優しく洗われるのを好み、電は既に石鹸を泡立てたものでマッサージされるようにしながら洗われることを好む。龍驤はと言うと、とても柔らかいブラシを使ってゴシゴシとやや乱暴に、しかし丁寧に隅々まで洗われることを好む。龍驤は戦船としての本能が少し強いのか、かつてデッキブラシで甲板を磨かれたように身体を磨かれるのが好きなんだそうだ。

 ……痛くはないか?

 

「キミは相変わらず心配症やな。うちがそれを望んどるんやから、ええんよ。しっかり頼むで」

「うちが泣き言を言い始めても、ちゃんとしてな?」

 

 ……いいんだな?

 

「はよしてくれん? 司令官は即断即決せなあかんよ?」

 

 ……わかった。

 

 まずは足から洗う。爪先、爪の間を細いブラシで擦り上げ、爪の間のゴミを取り除く。それから指の間は薄いたわしのようなブラシで又の奥まで。踵の角質を取るために軽石をかけ、つやつやに。

 足首から上はより柔らかで、しかし毛の短いブラシで擦っていく。艦娘の強い肌と柔らかな毛と言う二つの要因もあって、結構な強さで磨いてもほんのり薄く色づく程度にしかならないが、そのほんの僅かな色づきをみて少しずつ上に向かっていく。

 脛から膝に、膝から腿に。そして太股の付け根まで行こうとしたところで反対側の足を下から同じように磨いていく。

 両脚が綺麗になったなら、次は手から腕、肩へと身体の先端から中心に向けて洗っていく。そして背中をやや柔らかめ程度の固さのブラシで洗ったら、ついに身体の前面の順番になる。

 

「ん~、やっぱ司令官は上手いな~。じゃ、最後まで頼むで」

 

 ……ああ、わかっているとも。

 

 龍驤の身体の前面を洗うブラシは、俺の握り拳より少し大きいくらいだ。そこにびっしりと固めの毛が生えていて、人間がこんなもので身体を擦られたらあっという間に体中真っ赤になることだろう。悲鳴を上げる奴も多いかもしれない。

 だが俺は龍驤を押し倒すような形になり、そんなブラシで龍驤の身体の前面を擦り上げた。

 

 龍驤の悲鳴が上がる。しかし何度も効いている俺にはわかる。これは悲鳴ではない、嬌声だと。

 人間よりもはるかに力の強い艦娘であるにも関わらず人間に無理矢理のような形で押し倒され、道具のように乱暴に全身を磨き上げられる。悲鳴を上げてもその手は止まらず、胴体の全てが無理矢理磨き上げられる。

 そしてこれを忘れると後で龍驤に怒られてしまう。最後の場所として、女性器と直腸にそれぞれ専用のブラシを挿入して回転させる。最も柔らかいブラシではあるがそれでも場所が場所ということもあって刺激が強いらしく、龍驤は悶え続けている。

 

 やがて龍驤が背を弓なりに反らして潮を吹いたら龍驤の船体清掃は終わる。あまりやりすぎてしまうと今度は傷がついてしまうと怒られてしまうのでこのあたりでやめる必要がある。

 そして船であれば撥水用のワックスを塗るところだが、艦娘の場合は特殊な油を塗り付けることで潮風などから肌や髪を守る。人間でいうところのシャンプーとトリートメントのような物だが、人間用のそれと違うのは耳や口の中といった部分に塗ることをはじめから考慮されて作られているということ。艦娘の数が多い所では艦娘同士で塗りあっているそうだが、この鎮守府にはあまり数がいないし、そもそもこの作業自体が三か月に一度やれば十分に効果を発揮するし、半年に一度でも問題は出ないという結果が出ているのでここでは艦娘が必要だと思った際に手作業で行うということになっている。

 

 全身に艦娘用の整備油を塗り付けて三十分もすれば十分に身体が油に馴染んでいるので余分な油を流してから拭き上げる。下着をつけてバスローブを着せれば、俺の仕事はおしまいだ。

 

「ん~~~~っ……相変わらずいい腕しとるなキミは!全身すっきりや」

 

 今回は泣き言を言わなかったな。

 

「うっさいわ。そもそも泣いたのなんて初めの一回か二回くらいやろ。何回こうしてると思っとる?」

 

 忘れた。数えられんくらい。

 

「そうやな。そんだけされてたら少しは慣れるもんやで?」

「……ほな、また今度頼むな。司令官」

 

 龍驤は背中越しにひらひらと右手を振って扉の向こうへ消えていった。龍驤の次がいつになるかはわからないが、自分が次にやる相手は多分龍驤ではないだろう。

 ともかく次に備えて一回分よりも少し多い艦娘用の整備油を準備しておく。本当に、いつになるかは意外とわからないものだからな。

 

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