今回は、ヒロインの一人を出会います。
ヒントは・・・
「ハレンチです!」
目をあけるとどこかの家のベッドの上に横たわっていた。
ここが俺の新しく住む家か・・・・結構デカくね?
俺は家の大きさに驚いていると、ふと自分の手を見てしまった。
あれ?なんかちっちゃくね?
疑問に思って窓を見たら、小学5年生くらいまでに縮んだ俺の姿があった。
「・・・マジか。」
どうりで手が小っちゃかったり、家がやけにデカいと思った。まあ、でも魔戒騎士になるためには小さい時から訓練をしなくちゃいけないから、当然といえが当然か。
実際に、牙狼でもそうだったし。
「まっ、取りあえず家の探索でもしますか。」
ベッドから降りた俺は、家の探索を始めた。調べたところ、普通の2階だての一軒家だった。
それでも、俺が住むには少し大きさ気がするが。
最後に、リビングに行くとテーブルの上に、鞘の入っている剣とライターらしきもの、そして箱が置いてあった。
・・・えっ?これって魔戒剣と魔導火?
何で!?オリジナルの鎧は必要ないって言ったのに。まさか、『神ノ牙 -JINGA-』みたいに由緒ある家系に転生しちゃった?
驚いていると、近くに手紙が置いてあったので読んでみた。
『鈴村海翔様へ
これを読んでいるということは転生できたということですね。
実は、あなたが通った「転生の扉」に不具合が起きてしまって牙狼の世界に転生できず
≪ToLOVEる≫の世界に転生しまったのです。
こちらの落ち度です。大変申し訳ございません。
お詫びに、オリジナル魔戒騎士の力、魔導火、魔導具、生活に困らないぐらいの貯金を追加させていただきました。
さらに、学校の手続きもこちらで済ませました。
詳しい事情は、箱に入っている魔道具にお尋ねください。
この度は、大変申し訳ございません。
それでは、よい転生人生へ
神より』
・・・・マジかよ!?
牙狼の世界じゃない!!?せっかくこれから頑張ろうと思ってなのにぃ~
しかも、ToLOVEるって・・・・
俺、キャラクターぐらいしか知らないんだけど・・・・(困惑)
「まあ、ここでグチグチ言っても仕方ない。とにかく、頑張りますか。」
俺は、気持ちを切り替えた。
「そう言えば、詳しい事情は魔道具に聞けって書いてあったっけ」
俺は今の現状を魔道具に聞こうと箱を開けた。そこには、女性の顔を模したストラップみたいな魔道具がいた。
ストラップか・・・てっきり指輪か腕輪だと思った。ストラップって、何か新しいな。
少し驚いていると、魔道具の眼が開いた。
『あなたが鈴村海翔ね?
私の名前はラルヴァ。これから、あなたのサポートをすることになったから、よろしくね。』
ラルヴァと名乗った魔道具は、ウィンクをしながら自己紹介をした。
「ああ、これからよろしくな。それで、ラルヴァ。現状はどうなっている?」
『ええ、まずあなたの両親はすでに他界していて、この家には一人で暮らしていることになっているわ。ちなみに、あなたの年齢は11歳よ』
「なるほど・・・」
この家を俺一人か・・・・掃除大変そうだな。
『次に、学校のことだけど、手紙にも書いてあったけど。あなたは、学校に通ってもらうことになってもらうわ。ちなみに、場所は彩南第一小学校よ。』
「やっぱ、そうなるか・・・」
ここが牙狼の世界じゃないからな。さすがに、お金があるからと言ってこの年からニートはまずいしな。
『最後に、鎧のことよ。今のあなたは、魔戒剣を持つことはできても自由に振ることはできないわ。もちろん、鎧を纏うこともできないわよ。』
「それは、何となくわかってた。」
というより、そうなるように頼んだしな。でも、牙狼の世界じゃないからどうやって鍛えようか。
『だから、鎧を纏うために私があなたを鍛えることになるわ。』
俺の心情を察したのか、ラルヴァはそう言ってきた。
「なるほど。じゃあご指南のほどよろしくな。ラルヴァ。」
『ええ、あなたを最高の魔戒騎士にするためにビシビシ鍛えるから覚悟してね。』
「ああ、よろしくな。」
こうして、ラルヴァからあらかたのことを聞いて、今後の方針を決めた。
『さて、海翔これからどうする?』
「そうだなぁ・・・まずはこの町のことを知るために、散歩しにいくか。」
『じゃあ、さっそく行きましょ。』
俺はラルヴァを左胸のあたりにつけて、この町の探索をするために家を出た。
しばらく探索して、ここが≪彩南町≫という所だと分かった。一見すると、転生前の住んでた町と変わらない平和な町だなあ。
「この町で、一体何が起きるのやら・・・」
『不安?』
「まあちょっとな。でも、俺には鎧があるし、何より、お前がいるからな。何とかなるさ。」
『ふふ、ありがとう。』
そんな会話をしていくと、赤い鳥居が見えた。
「神社か・・・せっかくだし、お参りに行くか。」
そう思って、神社の中に入ろうとしたら・・・・
「だれか、助けて!!」
「ん?」
大きな声が聞こえたから中をのぞいて見ると、そこには、赤いランドセルを背負っているツインテールの女の子が同年代位の男子に声をかけていた。
???side
木の上に猫ちゃんが登っちゃった!!あんな高い所から落ちちゃったらケガしちゃう!
私は、同級生の男子たちに声をかけた。
「ねぇ、誰かあの猫ちゃんを助けて!!」
私は、必死に男子に頼んでみたけど
「(見ろよ。風紀委員の古手川だぜ。)」
「(あいつ、いつもエラそーなこと言ってくるから、無視しようぜ)」
「(そうだな)」
男子たちは、神社からでようとしていた
「ちょっと待ってよ!!」
私が声をかけても男子たちは、無視して神社から出てしまった。
もう、これだから男子は!!
「こうなったら、私が・・・」
私が猫ちゃんを助けようと木に近づこうとしたら、そこに知らない男子が木に登ろうとしていた。
???side end
俺は、鳥居に隠れて事の一部始終を見ていた。
どうやらあのあの女の子はあの木の上にいる猫を助けようとしてんだな。それで、男子たちに頼んでいるが案の定無視と。
ひでぇな、あの男子たち。あんな必死に頼んでるのに無視とか。
『あの女の子、男子たちから嫌われているんじゃない?』
「それにしても、無視はないだろう。あの子が可哀想だ。」
あの子がどんな子か知らないが、女の子の頼みを無視するなんて。
『それで、どうするの?』
「行くさ。あの子が困っているからな。」
あの高さで、もし落ちてケガをしちゃったらあの子が悲しむことになる。
全く知らない女の子だけど、女の子の悲しむ顔は見たくないしね。
『じゃあはやく行きましょ。』
「ああ」
俺は神社の中に入り、木に登ろうとした。
「あ、あの・・・」
女の子が戸惑った様子で、俺に声をかけてきた。
「上にいる猫を助けたいんだろ?俺が行くから待ってな。」
「あっ・・・」
そう言って俺は、木によじ登り猫を捕まえて下に降りて行った。
「この猫、君の?」
「い、いや、私のじゃないけど・・・」
「あっ、そうなんだ。」
てっきり、この子の猫かと思ったら野良猫だったのか・・・
野良猫なのに助けようとしたのか。この子、心が優しいんだな。
「ほれ、もう危ない所に行くんじゃないぞ。」
俺は、猫を地面に下ろすと猫は森の中に行ってしまった。
「さて、じゃあ俺はもう行くね。」
女の子に背を向けてその場をあとにしようとしたら
「あ、あの!」
「ん?」
「猫ちゃんを助けてくれて、あ、ありがと・・・」
女の子は恥ずかしそうにお礼を言ってきた。
「あれくらい、お安い御用だよ。じゃあな」
俺は神社から出て行った。
???side
「あれくらい、お安い御用だよ。じゃあな」
私はそう言って帰っていく男子を見えなくなるまで見ていた。
男子なんて野蛮で、自分勝手な人ばかりだと思っていた。
さっきの同級生の男子たちもあの猫ちゃんを助けようとしなかったし。
なのに、あの男子は自分から猫ちゃんを助けてくれた。
男子にもあんな人がいるんだ。
「また、会えるかな・・・」
???side end
いかがだったでしょうか。
何分ToLOVEるはにわかなので、実際のものとは状況が違うと思いますがご容赦ください。
私的には、古手川さんはあまりツンツンしない方向にもっていきたいと思っています。