※この作品はR-18です。

ToLOVEるの世界に駆ける狼の牙   作:シャチ猫

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第三話

今回は、出てくるのはTS化したあのキャラクターです。

それでは、どうぞ。


第三話

猫を助けてから、都心の方に行きスーパーなどの日常生活品を買う場所を覚えるがてら見て周った。

 

「だいぶ町のことも知れたし、そろそろ帰るか」

 

『そうね。明日からの修行に備えて今日は帰ってゆっくり休みなさい。』

 

俺は、帰ろうとして横断歩行を渡ろうとしたが、赤になっていたため止まっていた。反対側には、親子がいた。

そういえば、転生前にもこんな状況だったっけ。あの親子元気かな。

と前世で助けた親子のことを思っていると、青になったので歩いた。

 

「お母さん、はやくはやく!」

 

「そんなにはやく行くと、危ないわよ。」

 

女の子が母親より先に飛び出して行った。

 

すると、突然__________________________

 

 

 

 

プップー!!!!!

 

 

 

 

『ッ!!?海翔!!!』

 

 

「!!!」

 

 

軽自動車が女の子に向かって突っ込んで来ていた。

 

「リコッ!!!!」

 

「えーーーーーーーー」

 

女の子は突然のことで身動きが取れないでいた。

 

俺は、とっさに女の子を抱きしめそのまま転がった。

 

「ふぅー・・・・間一髪」

 

ギリギリ女の子を助かったことで、俺はほっと胸を撫で下ろした。

一方、女の子はまだ状況をつかめていないのか、呆然としている。

 

「リコ!!!」

 

血相を変えて、母親が駆け寄ってきた。

 

「リコ、大丈夫!?ケガはない!?」

 

母親は女の子にケガがないか、くまなく調べていた。

 

「もう!!だから、言ったじゃない!!危ないって!!」

 

「ご、ごめんなさい・・・」

 

女の子は状況を理解したのか、泣きながら母親に謝った。

 

「もうっ、本当に心配かけるんだから・・・・」

 

母親は女の子を抱きしめてた。すると、俺の方に顔を向けた。

 

「娘を助けてくれて、本当にありがとう。君が助けてくれなかったら、今頃娘はどうなっていたか・・・・」

 

「いえ、そんな。俺も無我夢中だったので。」

 

今回は、死なずに済んだし。女の子にはケガがなかったし。万事解決、オールOKってね。

 

『(不謹慎よ。やめなさい。)』

 

「(ごめんなさい。)」

 

ラルヴァに怒られちった。

 

「そうだっ、君はケガしてない!?」

 

「俺はこの通り。大丈夫ですよ。」

 

「本当?良かった」

 

母親は俺にもケガがないと分かると、再び安堵の息をした。

すると、女の子が俺に顔を向けてきた。

 

「た、助けてくれて、あ、ありがとう」

 

頬を赤くしながら、俺にお礼を言ってきた。

 

「大丈夫だよ。それより、君にケガがなくて良かった。」

 

俺は笑いながら言うと、女の子はさらに顔を赤くなった。

恥ずかしいのかな?

 

「そうだ。君の名前は?私は、結城林檎。この子は、娘の結城梨子」

 

「結城梨子・・・です」

 

「俺は鈴村海翔です。」

 

「海翔君ね。ねえ海翔君、ご両親は今家にいらっしゃる?海翔君が助けてくれたことにお礼を言いたいのだけど」

 

あ~親か・・・。俺、親いなからどうしよ。ここで出張中とか嘘つくのいやだし、ここは素直に答えるか。

 

「両親は・・・いません。」

 

「「えっ?」」

 

林檎さんとリコちゃんが驚愕な顔をしていた。

 

「小さいとき、二人とも亡くなって。それから、一人で生活をしています。」

 

「そんな・・・お金とかどうしてるの?」

 

「お金はある程度残っているので大丈夫です。」

 

そう言うと、二人は心配そうな顔で俺を見つめていた。

・・・やっぱり、嘘ついたほうが良かったかな?

 

『(両親がいるって嘘ついても、いつかバレると思うから、正直に言ってもいいんじゃないかしら)』

 

「(そう・・・だよね)」

 

ラルヴァとそんな会話をしていると、リコちゃんが俺に心配そうに話しかけてきた。

 

「寂しく・・・・ないの?ずっと、一人なんて」

 

リコちゃんが少し涙目になって言ってきた。

 

と言っても、一人だって分かったのは今さき分かったことだしな。ここは、心配かけないように言いますか。

 

「まあ寂しくないって言ったら嘘になるけど、まあ何とかなるさ。」

 

明るく言ったつもりだったが、結城親子はまだ心配そうな顔をしていた。

 

あれっ?なんかまずいこと言ったかな?

 

俺が疑問に思っていると、林檎さんが俺に尋ねてきた。

「ねえ、今から海翔君の家に行っていい?」

 

「え、ええ、いいですよ」

 

林檎さんから俺の家に行くと言い出して、俺は戸惑ったが断わる理由もないので同行を許可した。

 

そんなこんなで、俺の家に着いた。

 

「ここが、海翔君の家?」

 

「はい、そうです。」

 

「そう・・・・」

 

そう言うと、林檎さんがなんか少し驚いた顔をしていた。

 

「あの、どうしんですか?」

 

「あっ、ごめんね。実はこの近くに私たちの家があるのよ。」

 

「そうなんですか。」

 

まさか、ご近所さんだったとは・・・世の中って意外に狭いんだな。

 

「ねえ、海翔君。もし、なにか困ったことがあったらいつでも言ってきてね。

 寂しくなったら、うちに泊まってもいいし。」

 

「ありがとうございます。」

 

何て親切な人なんだ・・・。

 

「じゃあ、私たちはもう帰るね。海翔君、本当に娘を助けてくれてありがとう。」

 

「ありがとう。」

 

結城親子は、再び俺に頭を下げてお礼を言ってきた。

 

「いえ、そんな頭をあげてください。俺はリコちゃんが助かっただけでよかったですから。」

 

何か最近、感謝されてばっかだな。ほんと、照れるな・・・。

 

「それじゃあね。海翔君」

 

「ばいばい」

 

「さよなら」

 

そうして、結城親子は帰っていった。俺は、家の中に入ってリビングにあるソファーに座った。

 

「ふぅー・・・なんか色々濃い時間だったな」

 

『今日は、助けてばかりだったわね。』

 

猫を助け、リコちゃんを助け・・・。

まさか、横断歩行でまた助けるとは思わなかったな。

 

「さて、少しはやいけどご飯の支度でもするか。」

 

『その前に、少しいいかしら?』

 

「何だ、ラルヴァ?」

 

『あなたにまだ紹介していない所があるの。』

 

「紹介していないところ?」

 

『そう。私の指示する方に行って。』

 

ラルヴァを持って指示のある方に行ったら、その場所は1階の奥にある物置みたいなところだった。

「ここか?」

 

『そうよ。中に入って?』

 

ラルヴァに言われた通りに中に入って行くと、左の壁の中央に鈴みたいのがあった。

 

『鳴らしてみて』

 

俺は鈴を鳴らすと、きれいな音が鳴った。すると、奥の壁が左右に開き階段が現れた。

 

「これって、まさか・・・」

 

俺は、おそるおそる階段を下っていった。そこには、武道場のようなものがひろがっていた。

 

「まさか、この場所まであったとは・・・」

 

≪牙狼≫や≪牙狼 魔戒ノ花≫に出てくる冴島邸の地下にある武道場まで追加してくれていたとは・・・。しかも、グラウ竜の牙まである。

神様・・・・ありがとうございます!!

 

『この場所なら、思う存分剣の練習ができるわ。』

 

「確かに、外で練習をするとまずいしな。」

 

もし、警察官に見つかったら未成年だけど銃刀法違反で捕まっちゃう。さすがに、前科持ちは絶対にいやだからな。

 

「あつ、よく見たら木人形まである」

 

≪牙狼 蒼哭ノ魔竜≫にでてくる子供の魔戒騎士が訓練するための魔道具で、打ち合いができるからより実践的に練習ができる。まあ、木刀でだけど。

 

『いきなりグラウ竜の牙はできないから、まずは体力作りと剣に慣れるところからね。

 明日からビシビシ行くわよ。』

 

「そうだな。じゃあ、改めてよろしくな。ラルヴァ」

 

俺は気持ちを新たにして、明日からの修行のために早く就寝した。

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、学校っていつから?」

 

『明々後日からよ』

 

「早くね!?」

 




いかがだったでしょうか。

後半が、グダグダになってしまって申し訳ございません。

それでは、次回をお楽しみに。
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