長くダラダラとなってしまっている感じがします。
どこを省略していいか、分からない今日この頃・・・
それでは、どうぞ。
『海翔、起きて』
ラルヴァの声に、俺は目を覚ました。時計を見たら、AM4:00となっていた。
「どうした、ラルヴァ?こんな朝早くから」
『どうしたじゃないわよ、今日から修行よ。まずは、体力作りとして朝のランニングから始めるわよ。』
「なるほど・・・」
俺は寝ぼけた頭を切り替えるために、一度体を伸ばした。
「んーーーー、と。行きますか。」
ベッドから起きて、ジャージに着替え、ラルヴァを持って外に行こうとした。
「あっ、そうだ。」
『どうしたの?』
「おはよう、ラルヴァ」
やっぱり、朝のあいさつは礼儀でしょ。相棒なら、なおさらしなきゃならないしな。
『――――ふふっ、おはよう、海翔』
ラルヴァと朝のあいさつを済ませて、外に出て行った。
「それで、どれくらい走ればいい?」
ストレッチをしながら、ラルヴァに走る距離を聞いた。
『初回から長距離走ると、体に負担が大きすぎるから、私がいいというまで走ってね。』
「分かった。じゃあ、行きますか。」
ストレッチを終えた俺は、走り出した。
約30分ぐらい走っているとき、ラルヴァからストップがかかった。
『はい、ランニング終わり。歩いて。』
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
俺は息たえだえになっていた。やっぱり、小五の身体だから体力がないな。
すげぇ、疲れた・・・・。
5分くらい歩いて、ようやく息が整ってきた。
「ふぅー・・・疲れた・・・。」
『小五の体だから、体力がすぐ尽きちゃうわね。だからって、手を抜くつもりはないわよ?』
「分かってるよ。ていうか、手を抜いてもらっちゃこっちが困るから。」
ここで基礎を怠ったら、いざって時戦えないからな。
『その心意気よし。じゃあ、帰りもランニングするわよ。コースは今来た道を走ってね。』
「よし、行くか!」
俺は走ってきた道を逆走して家に向かって走った。
家に戻り、クールダウンした後、汗を流すためにシャワーを浴び、朝食を食べた。
「ごちそうさまでした。」
『それじゃあ、休んだ後、次は地下で筋トレをするわよ。』
「了解」
俺は、一旦部屋にもどりベッドに腰かけた。しばらくぼおーとしていたが、ふと壁に立てかけてある魔戒剣に目がとまった。おもむろに、それに手に取り、鞘から抜いて刃を見つめた。魔戒剣は、ずっしりと重く、持っているだけでやっとだった。
「俺はまだまだ未熟だからお前に認められていない。だから、これから修行していつかお前に認められるになるからな。」
俺は語りかけるように魔戒剣に言った。ここが、望んだ世界じゃなくてもいつか来る戦いのために俺はこの剣を使いこなすと決意した。
『海翔、そろそろ始めるわ。地下に行くわよ。』
「ああ、すぐ行く。」
俺は魔戒剣を鞘に戻し再び壁に立てかけ、ラルヴァを持って地下に行った。
『それじゃ、始めるわよ。まず、腕立て伏せ、腹筋、スクワットをやるわよ。回数はランニングと同じように私がいいよと言うまで。それから、数分休憩して次に移るわ。最初は、腕立てからやって。』
「よし、やるか!」
武道場の中央で腕立てから始まった。ラルヴァがいいと言うまで行い、3~4分休憩し、腹筋に移った。スクワットの時も同じことを行った。一連の流れを、2セットぐらい行った後、
ランニング終わりのように、息が絶え絶えになってしまった。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
『それじゃあ、休憩ね。その後、木刀を使った素振りからね。』
「あっああ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
俺は武道場の中央でそのまま大の字になって、寝転んだ。
き、きつい・・・。この体で筋トレってこんなにきつかったっけ。
しばらく、大の字のまま休んでいた。
『よし、休憩終わり。次は、木刀使って素振りをするわよ。』
「了解」
俺は立ちあがって、木刀を手にした。
『まず、剣の斬り方を教えるわ。最初は袈裟斬りと逆袈裟斬りよ。』
「名称なら聞いたとこがあるがな」
具体的にどういった斬り方なのかは知らない。なにせ、剣に関してはからっきしだからな。
『袈裟斬りは相手の肩から逆側のお腹を斬るような斬り方。逆袈裟斬りは、袈裟斬りの逆つまりお腹から逆側の方へ斬り上げるような斬り方よ。』
「肩から腹・・・腹から肩、か」
ラルヴァから剣の振り方を教えてもらって、さっそく素振りを始めた。
『もっと、重心を低く!!』
「はいっ!」
『もっと力強く!素振りだからって、手を抜かない!!』
「はいっ!」
ラルヴァからの今まで以上に厳しく指導を受けていた。もはや、スパルタのレベルを超えていたが、俺は必死になって木刀を振るった。
『よしっ、そこまで!』
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
やり終えて、また大の字になって寝転んだ。
ランニングや筋トレ以上にきつい・・・。またしばらく、そのままの態勢で休んだ。
「はぁ・・・疲れた・・・」
『お疲れ様。でも、午後もあるからもっと疲れるわよ。』
「そう・・・だな。」
午後のためにもしっかり休まないとだな。と、思っていたらグゥ~と腹が鳴った。
『そういえば、もうすぐお昼ね。』
「じゃあ、飯作って食べますか。」
お昼近くになったので、昼飯を作るために武道場を後にしようとしたが
「あっ、そういえば冷蔵庫の中あんまりなかったっけ・・・」
朝冷蔵庫の中を確認したら、食材があまりなかったことを思い出した。修行のことで、すっかり忘れていた。
「はぁ・・・マジか・・・」
『買いに行くしかないわね。』
「はぁ・・・行きますか。」
俺は、食材を買うためにスーパーに行った。野菜やお肉など、ちょっと多めに買い、スーパーの中にあるフードコートで昼食を済ませた。今から作るのはさすがに面倒だからな。
そして、昼食を食べ終え、家に帰り食材を入れた。
『さて、午後の修行に始めるわよ。また、ランニングから始めるわよ。』
「よっしゃ、行くか!」
家から出てまたランニングを始めた。今度は、朝と違ったコースを走った。
『はい、ここまで。クールダウンして。』
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
俺は息を整えるために歩いていていた。ふと、見ると昨日の神社についていた。
そういえば、昨日は猫を助けてそのまま帰ったから、お参りできなかったな。
時間もあるし、今日こそお参りするか。
「なあ、ラルヴァ、昨日できなかったお参りしてってもいいか。」
『ええ、いいわよ。』
ラルヴァからもOKともらったので、俺は中に入っていった。
鈴を鳴らし2回拍手をして、願いを込めながら深く礼をした。
この世界で平和に生きていけますように、
そしてーーーーーーーーーー
「(守りたいものを守れる男になれるように。)」
数秒礼をした後、修行に戻ろうと神社を後にしようと振り向いたら。
「あーーーー」
そこにいたのは、昨日神社にいた女の子だった。
???side
昨日、猫を助けてくれた男子。
私が今まで会った男子とは違った感じがして、気になっていた。
なぜか、分からないけどまた会いたいと思ってしまった。
だから、何となく神社に行ってみた。昨日と同じ場所にいるはずないのにね。
半分期待半分諦めの気持ちで神社に行くと
「あーーーー」
昨日の男子がいた。
???side end
まさか、2日連続で会うとはな・・・。本当に世の中って狭いんだな。
とりあえず、あいさつをしますか。
「よっ、昨日ぶりだな。」
「あっ、うん・・・」
俺が話かけると、女の子は戸惑った感じで返事を返してきた。
「この場所好きなのか?」
「い、いや、そう言うわけじゃないけど・・・」
「あっ、そうなんだ」
「あなたは何でこの場所にいるの?」
「俺は、お参りに来たんだ。」
「そっ、そうなんだ・・・」
やばい、会話が続かない・・・。俺は元々人と話すのがあまり得意じゃないしな。
『(あら、意外ね。だれとでも、仲良くなれる性格だと思ったけど)』
「(過大評価ですよ、ラルヴァさん。それで、どうすればいい?)」
『(私に聞くの?全く・・・。とりあえず、名前を聞いたら?)』
「(そっその手があった。サンキュー、ラルヴァ)なあ、君の名前は?」
「えっ?」
「2日連続で会うなんて何かの縁だと思うし、せっかくだから名前を聞こうかなって。
俺は鈴村海翔。君は?」
「こ、古手川唯・・・」
「唯ちゃんね。」
すると、唯ちゃんは恥ずかしそうな顔をした。
「あっ、いきなり名前呼びは馴れ馴れしかった?」
「ち、違うの。ちゃんなんて呼ばれたことがないから、びっくりしただけ」
「そうなんだ。」
「でも、ちゃんはこそばゆいから、普通に名前で呼んで欲しいな」
「じゃあ・・・唯でいいか?」
「う、うん・・・」
女の子――――古手川唯ちゃん改め唯とようやく自己紹介をした。
『(海翔、そろそろ行かないと。)』
「(そうだな。)」
そろそろ、行かないと修行の時間がなくなるかな。
「じゃあ、俺はそろそろ行くね。」
「あっ・・・」
俺はそう言って神社から出ようとしたら。
「す、鈴村君!!」
唯が俺を呼び止めた。
「どうした?」
「あっあの・・・その・・・」
唯がモジモジしながら、何か言いそうにしていた。
「明日も・・・この時間に・・・会えるかな・・・?」
「えっ・・・?」
「そっその・・・鈴村君ともっと話したから・・・」
・・・マジかよ!?俺と話したい!?こんなかわいい子が!?
転生前でもない経験だったので、
「(ど、どうしよ、ラルヴァ!?俺どうしたいい!?)」
『(何そんなにうろたえてるのよ、あなたは。まあこの時間なら休憩にもなるから大丈夫よ。)』
「(そ、そうか。よし。)ああ、この時間なら大丈夫だよ。」
「!!うっうん!!」
唯はうれしそうな笑顔を見せた。
「じゃあ、明日な。ばいばい」
「ば、ばいばい」
俺は唯と明日の会う約束をして、修行に戻った。
唯side
昨日会った男子―――――鈴村海翔君。まさか、会えるなんて思っていなかったから、頭が真っ白になってしまって何を話していいか、分からなくなった。
会話がないまま、鈴村君が帰ろうとした私が、思わず止めてしまった。
「す、鈴村君!!」
「どうした?」
「あっあの・・・その・・・」
どうしよ・・・何も考えずに呼び止めちゃった・・・えぇーと・・・
「明日も・・・この時間に・・・会えるかな・・・?」
そう言って私は後悔した。自分でも何言ってんだろと思う。会ってすぐの男子に明日会えるかな、なんて。絶対に変な人だって思われちゃった。
私は自分の言ったことに後悔して悲しんでいると。
「ああ、この時間なら大丈夫だよ。」
鈴村君は、あっさりと明日会うと約束してくれた。普通だったら、絶対にしないのに。
思わず、私は笑顔になった。
「!!うっうん!!」
「じゃあ、明日な。ばいばい」
「ば、ばいばい」
そう言って、鈴村君は帰っていった。
普通断わるはずなのに、そんな素振りもみせずに約束をしてくれた。
なんだろ・・・なんか分からないけど、うれしい・・・!
私は上機嫌になって帰っていった。明日、何しゃべろうかな。
そんなこと考えながら家に帰っていった。
※ちなみに、唯の家族はやけに機嫌が良く帰ってきた、唯を見て何があった!?とちょっとした騒動が起きていた。
唯side end
俺は神社から出た後、午後の修行の続きを無事に終えて、夜食を食べ、風呂に入り終わって部屋のベッドで寝転んで今日の出来事を思い出していた。
いやあー、今思い出してもうれしいな。こんな俺と話をしたいなんて・・・。
「ほんとに夢みたいだな・・・」
『あなたの人柄を感じ取ったのでしょ。』
「人柄?」
『そう。あなたは自分を省みず人を助けたでしょ。転生前の親子やリコちゃんの命を。他人をどこまでも助けようとするその優しさがあの子には、あなたの雰囲気で伝わったのよ。』
「優しさ・・・ねぇ」
なんかあまりピンとこないな。
『ピンと来てないって顔ね。まあ、いいわ。それより、早く寝なさい。明日も朝早いんだから。』
「そうだな。そうしますか。」
そう思って部屋の電気を消した。
「おやすみ、ラルヴァ」
『おやすみ、海翔』
俺は、ラルヴァにそう言って眠りについた。
いかがだったでしょうか。
ランニングや筋トレ、剣の素振りは自分の勝手な想像です。
その筋のプロの方、申し訳ございません。もし、不快と感じたのであれば、謝罪します。
それでは、次回をお楽しみに。