前回の続きの回となっております。
いい加減にエロ&牙狼要素を書かないと、マジで詐欺だと怒られてします・・・
「あれ?お父さんの靴がある」
「あの人帰ってきてたの」
どうやらリコのお父さんもいるみたいだ。
そして、リビングに案内されると、妹らしき女の子と額に≪大漁≫と書かれた赤いハチマキを巻いた男の人がソファーで話をしていた。
「ただいま。美柑、お父さん」
「おかえりっお姉ちゃん」
「おおっ、リコお帰り!!」
「うん。お父さんもお帰り。仕事はどうなったの?」
「ああ、何とか締め切りまで間に合ったからな。久しぶりに我が家へ帰ってきたのだ。」
「そうなんだ、大変だったね。」
「あなた、お疲れ様」
「おおっ、林檎!久しぶりだな!元気してたか?」
「おかげさまでね。あなたも元気そうで良かったわ」
俺は結城家の会話を聞いていた。この会話を聞いていると、とても仲が良い家族だなって思った。
「ん?そこいる坊主は誰だ?」
リコのお父さんが俺の存在に気付いたのか、俺に尋ねてきた。
「初めまして。鈴村海翔です。」
「鈴村海翔?・・・ああ!林檎とリコが話してた男か!」
リコのお父さんが俺の名前に覚えがあるのか、少し考えていたがすぐに思いだしたようだ。
やっぱり、あの時のこと話したんだ。
『(当たり前でしょ。むしろ、話さない方がおかしいでしょ。)』
「(あ、はい)」
ラルヴァに厳しいツッコミをいれられた。何か最近修行以外でも厳しくなってないか。
「君のことは林檎とリコから聞いているよ!俺は結城才培だ。よろしくな!」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
リコのお父さん―――才培さんが俺にあいさつをしたので俺も応える。
才培さんと会話をしていると才培さんの背中に隠れながらもこちらを見ている小学校1年生くらいの女の子がいた。
「ああ、この子はリコの妹の美柑だ。美柑、ほらあいさつをして」
「み、美柑・・・です」
リコの妹―――――美柑ちゃんが才培さんに言われて、俺の前に来てあいさつをした。
俺は美柑ちゃんと目線を合わせるようにしゃがんであいさつをした。
「初めまして。鈴村海翔です。よろしくね。」
俺が自己紹介をすると美柑ちゃんはこくりとうなずいたあと、才培さんの背中にまた隠れてしまった。
ありゃ、怖がられたかな?
「悪いな。美柑は恥ずかしがってるんだ。許してやってくれ」
「いえ、俺は全然気にしてませんよ」
そうしてあいさつを終えると、林檎さんが俺に助けてもらったお礼をも兼ねて晩飯をごちそうすると才培さんに言った。才培さんは、おう食ってけ食ってけとすぐ俺をもてなした。
晩飯はリコが作るらしく、俺も手伝おうとしたら、お客様なんだから待っててと止められた。
なので、リコが晩飯を作っている間ソファーで才培さんと林檎さんと話をした。
「海翔君。改めてお礼を言うよ。娘を助けてくれて、本当にありがとう。」
「私ももう一度言うわ。ありがとう。」
結城夫妻が頭を下げて、感謝の言葉を言ってきた。
「頭を上げてください。俺もリコさんが助かってよかったと思ってますし、大丈夫ですよ」
俺はそう言って二人の頭を上げさせると、美柑ちゃんが俺に寄ってきた。
「どうしたの?美柑ちゃん」
すると、美柑ちゃんは驚く行動をした。
「お姉ちゃんを助けてくれて、ありがとう」
俺にお礼を言ってきたのだ。結城夫妻も目を丸くして驚いている。
いきなり、どうしたんだ?美柑ちゃんは?
『(多分自分の親が海翔にお礼を言ってるのを見て、自分もしなきゃと思ったのだと思うわ
最も美柑ちゃんは何のお礼か分かっていないと思うけど。)』
ラルヴァはそう考察した。
美柑ちゃん・・・この年からしっかりしているんだな。
「俺は大丈夫だよ。わざわざありがとう。美柑ちゃん」
俺は美柑ちゃんの頭を撫でながらそう言った。美柑ちゃんは、気持ちよさそうに目を細めた。
そのまま美柑ちゃんは俺の横に座って、ぴったりとくっついた。
『(なつかれたみたいね)』
どうやらそうみたいだな。美柑ちゃんを横に座らせたまま、結城夫妻と色々な会話をした。
その中で、結城夫妻の仕事のことも分かった。
林檎さんは、ファッションデザイナー兼モデルのプロデューサーを行っていて、普段は海外で暮らしているらしい。今は、お休みをもらったらしく日本に帰国しているらしい。
林檎さんは仕事を優先してしまい家事をリコに任せていることに負い目を感じているそうだ。
才培さんは漫画家で、才培さんの漫画はとても人気があるそうだ。
今連載中の漫画とは別の連載が始まるそうで、とてもうれしそうな顔をしてはなした。
才培さんも仕事が忙しく、普段は自分のスタジオで寝泊まりをしているそうだ。
今日は連載中の漫画の締め切りに間に合って、久しぶりに帰ってきたが明日の朝にもすぐに戻らなければならないらしい。今度、漫画を読ませていただく約束をした。
色々な会話をしていると、リコが料理ができたと俺を呼んだ。
テーブルには、おいしそうな料理があった。
それぞれ席につき手を合わせた。
「「「「「いただきます。」」」」」
俺は目の前にある唐揚げからいただいた。
「ど、どうかな?」
リコが不安げな顔をしてこちらを見ていた。
「おいしい、すごくおいしいよ」
「ほ、本当?よかった・・・」
リコは安心したようで顔をゆるめた。
そんなリコの料理を堪能しながら、今度はリコを交えての会話を始めた。
晩飯を食べ終わり、俺は帰宅することにした。
「本日はありがとうございました。」
「いいのよ。お礼なんだから」
「そうだぞ。これぐらいお安い御用だ」
俺は結城夫妻にお礼を言うと、二人は気にしないでと言ってくれた。
「もう行っちゃうの?」
美柑ちゃんが寂しそうな顔をしてこちらを見た。
「大丈夫だよ。また会えるから。」
俺は再び目線を合わせて頭を撫でた。美柑ちゃんは、うんと笑顔を浮かべながらうなずいた。
「海翔、いつでもきていいからね」
リコがそう言ってきた。
「分かった。また今度お邪魔させていただくよ。じゃあ、リコ、また明日な。」
「うん、また明日。」
「それじゃあ、お邪魔しました」
俺は結城家に別れのあいさつをして、結城邸を出た。
その帰り道、結城家のことを思い出していた。両親が離れて暮らしているが、絆が深く繋がっていて、すこし羨ましいと思ってしまった。
『大丈夫?』
「えっ何が?」
ラルヴァがそんなことを言ってきた。
『何だか寂しそうな顔してたから』
俺そんな分かりやすい顔をしてたのか。
「ごめん、心配かけて。まあ、正直羨ましいって思っちゃったけどさ、寂しいとは思ってないよ。リコや唯のような友達や林檎さんや才培さんのような他人なのに俺を温かく向かいいれてくれる人がいるからな。それに・・・」
『それに?』
「すぐそばにはお前っていう“家族”がいるからな。全然寂しくないよ」
ラルヴァは俺をいつも助けてくるこの世界で唯一の家族だからな。
『そう。それならよかった』
ラルヴァは俺の言葉で安心したみたいだ。
「これからもよろしくな。相棒」
『ええ、よろしくね。』
ラルヴァと会話をしていると家につき、寝る準備をした。
まだまだ始まったばかりだからな。頑張らないとな。
俺は、そう思いながら目を閉じて眠りについた。
いかがだったでしょうか。
何分、ToLOVEるはにわかなので口調がおかしいと思った方、
誠に申し訳ございません。
それでは、次回お楽しみに。