【BL】魔王と大災厄の魔 作:腐エロのひと。
本番はコメディなのに、産卵シーンのせいでR指定が……。
描写足りなくてアレなんですが、産卵時ペロさんには意識がありません。
※卵なので、Eatを思わせる描写があります……。苦手な方は避けて下さい!!
……実は、仕事忙しすぎて入院寸前まで行ったので、ストレス解消に書き上げました。来年度までは本とか書いてる余裕が無いのですが、来年度もオバロ萌えてるよ!って方はその頃またよろしくお願いいたします(*´∀`)ノシ
朝起きたら、腹の辺りに固い感触があった。不思議に思ってケットを捲ってみる。
「……卵?何で??」
既に表面は乾いているが、何らかの粘液で濡れたいたっぽい乾燥痕のある、白い卵。大きさは鶏の卵の二倍くらいで、結構大きい。
「……。そう言えば、鶏って無精卵産むよなぁ。でも、何で卵が……」
チラリ、と浮かんでしまった考えは、ちょっと信じたくない感じの物だったので、深くは考えないようにする。でも、何となく不安で。指先を下腹部にそっと伸ばしてみる。
(……羽根、ゴワついてるな……。え?マジで??)
産まれてからずっと、性別的には男だ。現在の種族もバードマンで、雄で設定してある。雌なら無精卵を産む、と言うのも理解出来る。……でも、俺は男な訳で。混乱しまくったが、とりあえず心当たりの所に行こうと思った。
「ウルベルトさんっ!!責任取って下さいっ!!」
柔らかな布で卵を包みつつ、ウルベルトさんの部屋に乱入してそう言えば、優雅にティータイムをしていた彼は不思議そうに俺を見ていた。
「……えーと?すみません、ペロロンチーノさん。説明して貰っても?」
「ウルベルトさんの子です!!」
ズイッと卵を差し出すと、ウルベルトさんはティーカップを取り落とした。すかさず、デミウルゴスがキャッチしてソーサーに戻す。……デミウルゴスって、執事じゃなかったよな?とか思いつつウルベルトさんを睨み付けると、何か可哀想な子を見るような目で見られて、しかも大きな溜息を吐かれてしまった。え、酷くない!?
「……ペロロンチーノさん。雄は産卵しませんよ?それともペロロンさん、雌でしたっけ?鳥類って穴一緒だから突っ込んだだけじゃ解らないんですよね」
さらりとそんな事を言いつつ、ウルベルトさんは余裕の笑みを見せる。って、何でそんな冷静なんだよ!!
「雄、ってか男ですよ!!でも、ベッドに卵が!俺、心当たりウルベルトさんしかいませんし!!」
そう叫びつつウルベルトさんとの距離を詰めると、デミウルゴスが俺を止めるべきか悩んでいるのが見えたけど、俺は気にせずウルベルトさんの鼻先に更に卵を近付ける。
「あの日、ウルベルトさんが中出しなんかしなけりゃ、俺だってこんな事言いませんよ!!ちゃんと責任取って下さい!!」
「……。<鑑定>。……うん、確かにバードマンの卵って出ますね。今こっちに転移して来てるの、俺たち4人だけですし……消去法でやっぱり産んだのペロロンチーノさん、って事になりますね」
冷静にそう言うと、ウルベルトさんはティーカップをまた持ち上げて優雅に口に運ぶ。
「ちょっと!?!?何でそんなに落ち着いてるんです!?ウルベルトさん、父親の自覚は無いんですか!?」
あんまりにも他人事なウルベルトさんにイラッとしてそう怒鳴ると、ウルベルトさんは笑顔で俺を見つめる。
「ある訳ないでしょう?……だってそれ、無精卵ですし。俺は無実です。俺がこっちで嘘が吐けないの、ペロロンさんだって知ってるでしょう?まぁ、それでも信じられない、って言うのなら他の人に<鑑定>掛けて貰って下さいよ。……知られるの、恥ずかしくないのなら」
「……!!」
ウルベルトさんのその言葉に、一気に体温が下がった。
「……さすがに……それは、嫌ですかね……。あー……でも、何で卵が産まれたのかは知りたいですし……!」
「ヘロヘロさんになら、まぁ良いんじゃないですかね?モモンガさんにだと……多分、ペロロンさんの身が危険だと思うので、お薦めはしませんが。一応、許可は得てるからセーフだと思うんですけどね、モモンガさん、無意識のうちに絶望のオーラレベルⅤを発しちゃうヒトなので……。もしモモンガさんに<鑑定>して貰うんなら、即死防止アイテム装備した方が良いですよ」
ウルベルトさんは愉しげに微笑みながらそうアドバイスをしてくれた。……何か、めちゃくちゃ納得いかない!!!!!だって、普通恋人であるウルベルトさんの方がヤバイ訳でしょ!?
「……アレ、浮気に入らないんですか?」
「入りませんよ。モモンガさん、俺が抱く方なのは許可してくれましたし。なので、嫉妬の向かう先は抱かれた相手、ですかね。だから俺、誰を抱いてもバレないように配慮してるんですけど。幾ら失言王のペロロンチーノさんだって、自分の身の安全のためなら口を滑らせたりしないでしょう……?」
優雅な笑みのままそう言われて。どうしようもない苛立ちを感じる。だけど、マジギレしたモモンガさんの怖さは、ギルメンの全員が知っている訳で……。自然と、体が震えた。
「……古代図書館で調べてきますよ。お邪魔しました」
そう声を掛けて部屋を出ようとすると。
「証拠隠滅に、ソレ食べちゃいます?無精卵ですし、問題無いでしょう?」
と、とんでもない事を言われて。俺はダッシュでウルベルトさんの部屋から逃げ出したのだった……。
結局。その後の調べでマジで無精卵だと判明したものの、さすがに自分で食べたり捨てたりは出来なかったので俺の初めての卵はウルベルトさんの手に渡ることになった。
(無駄になるよりはいいけど、何か納得いかないッ……!!)
そう思いつつ、俺は自室のベッドでゴロゴロ悶えまくった。……まさか、この後も何度か卵を産むことになるとは思いもせずに。
END
おまけ。産卵シーン
「……ん……」
やたらと広いベッドの上で寝返りを打つバードマンは、その度に自分の羽根を踏みつけつつも器用に体重を移動させていた。バードマンだが、ペロロンチーノは別に止まり木で寝る訳ではない。人間だった頃の癖のようなものだが、元々ユグドラシル時代に設定した私室にベッドがあったからそのまま使用していたのだ。本人的には、止まり木で眠るなんてそもそも思いつきもしていないのだけれど。
「……何か、痛い……?」
そう呟くと、むくり、と起き上がる。……が。ペロロンチーノは目を覚ましてはいない。夢遊病患者のようにふらりと身を揺らした彼は、ベッドの上で上半身を起こし、自分の下腹部を撫でていたかと思うと、柔らかなケットを片手でかき集めて丸く纏める。中央部分だけ凹ませたそれは、まるで巣のようだった。
「……んー……。あれ……?」
小首を傾げつつ、ペロロンチーノはそれが当然であるかのようにケットに跨がる。
「……ぁ、あ……!」
急に下半身に感じた甘い痺れに戸惑うような声を上げつつも、ペロロンチーノは本能に従って腰を僅かに落とすと下半身に力を入れた。所謂騎乗位のような体勢で腰をくねらせるペロロンチーノは、普段のお調子者の彼と同一人物とは思えない程に艶めかしかった。
ポタリ、とケットの上に透明な雫が落ちた。柔らかく糸を引くそれは、見ただけで滑りを帯びていると察することが出来る。尾羽の下から垂れるそれは、ほんの少しだけ開いた総排泄孔から出ていた。
「んッ、ぁ、ぁ……!」
小さく尾羽を震わせ、背中の複数ある羽根を微かに羽ばたかせながら更に下肢に力を入れると、ズルリ、と真白で滑らかな先端が孔から顔を出した。
「ん!あ、ぁ……は、ぁ……」
嘴を半開きにして、快楽に潤んだ瞳を天井に向けたペロロンチーノはまだ半ばまでしか産まれていない白いそれが自身に与える快楽に酔い痴れているように見える。透明の粘液で濡れ光る総排泄孔は健康的な桜桃色で。最初は小さかったそれが、徐々に大きく開いてゆき異物を産み出す様は、妙に淫靡な光景だった。
「……ふ、ァ!!」
ビクン!と一瞬大きく体を震わせたかと思うと、ペロロンチーノはケットの上に大ぶりな卵を産み落とした。その刹那、スリットが僅かに開いて白濁とした体液を溢れさせた。
「……は、ン……」
恍惚とした表情で大きく溜息を吐き、小刻みに腰を揺らしながらもペロロンチーノは産み落とした卵をケットごとそっと横にずらし、そのままベッドに倒れ込む。その視点は、ずっと合わないままで。本能のまま、無意識の産卵を終えたペロロンチーノは愛しげに卵を抱き寄せた。
……翌朝、目が覚めて意識が戻ったペロロンチーノがパニックに陥るまで、あと数時間。
END