【BL】魔王と大災厄の魔 作:腐エロのひと。
sideウルベルト
『ウルベルトさんっ!!今日は絶対帰りますからナザリックで待ってて下さいねっ!!』
我らが魔導王陛下が鼻息も荒く(って、どういう仕組みでこんな音出るんだ?)そう俺に<伝言>を飛ばしてきたのは、とある秋の日の早朝の事だった。魔導国が建国して既に半年。まだまだ色々と不安定ではあったけれど、外交担当の俺やデミウルゴスも頑張ったし、そこそこ時間も作れていた筈だったんだが……。実は、俺とモモンガさんは笑ってしまうくらいにスケジュールが合わず。ここ二ヶ月くらいは一度も会えていなかったのだ。
(……まぁ、発情期も終わってるし、別に俺は困らないんだが……。問題はモモンガさんの方、か)
モモンガさんは元人間で、今の骨格も恐らくは人間種な訳で。つまりは、年中発情期って事だ。俺は、といえば。見ての通り黒山羊頭の悪魔で、この間発情期も終わっているから自分からエロい事をしよう、とかは正直思わない。やろうと思えば出来るが、進んでしようとは思わない、と言うべきか。
(人間だったらこんなに長期間禁欲生活とか、確かに辛いだろうしなー……。もっとモモンガさんの事を考えてやるべきだったか。まぁ、今はアンデッドだけどな、モモンガさん)
モモンガさんのモノは、所謂疑似器官だ。つまり、実際の肉体では無く、普段は何も存在しない。必要に応じて魔力を編んで作成しているらしい。(本人も良く解らない、とか言っていたから、きっと無意識のうちに魔力操作をしているんだろう)そんな状態だから、自分で抜け、とか言っても意味が無さそうだ。
(……あー……。でも、一時期は毎日だった事を考えたら少しはモモンガさんも我慢出来るようになった、のか……?)
と、一瞬のうちに俺の脳裏にそんな事が過ったが。俺はそれをモモンガさんに気取らせないように笑顔で答える。
「解りました。俺も、明日は休みですから……モモンガさんの帰りをナザリックで大人しく待ってますね」
『……!!お昼までには絶対!!帰りますからっ!!』
「は、はい。えっと……無理だけは、しないでくださいね?行ってらっしゃい、モモンガさん」
久々のモモンガさんの勢いに軽く引きつつもそう答えると、モモンガさんは上機嫌で<伝言>を切った。
「……デミウルゴス。そういう訳だからな、今日と明日はモモンガさんと過ごす事にする。昼までには書類も片付けたいが……そんなに無かったよな?」
「はい、ウルベルト様は連日きちんとデータを纏めておいででしたし……あまりやる事は無かったかと」
傍らで跪くデミウルゴスは、何だか嬉しげだ。
「デミウルゴス。お前、私とモモンガさんが会うのがそんなに嬉しいのか?」
不思議に思ってそう訊けば、デミウルゴスは俺を見上げて満面の笑みで答える。
「勿論でございます。敬愛するお二方の仲が良いのは、僕である私にとってもとても喜ばしい事ですので」
「……そうか。なら、早めに書類を片付けてモモンガさんを迎えるとするか」
そう言うと、デミウルゴスは静かに頭を下げた。
昼少し前に作業は終わったので、早めではあったけれど昼食を済ませて。食後の紅茶を優雅に飲んでいると、扉の外に懐かしい気配を感じた。
(あ、来たか。本当に早かったな、モモンガさん)
「デミウルゴス。モモンガさんをお迎えしろ」
その言葉より先に扉の前に移動したデミウルゴスは、静かに扉を開ける。
「ウルベルトさんっ!!会いたかったですっ……!!」
と、途端に室内に転がり込んでくる
「おかえりなさい、モモンガさん。随分と久しぶりですね」
ティーカップをさりげなくテーブルに置いてそう言えば、モモンガさんは椅子に座りもせずに真っ直ぐに俺の方に向かってくる。……あれ?デジャヴ……?
「……会いたかったですっ……!!もう俺、ウルベルトさんから離れたくないですっ……!!」
そう言って、モモンガさんは椅子に座ったままの俺をギュッと抱き締めた。
(……あ。コレ、モモンガさんが俺にガチ告白する前の……)
そういえば、あの後理性が飛んだモモンガさんは俺に
「……モモンガさん。それは、俺もですけど……。負の接触とか、使わないで下さいね?あれ、もの凄く俺の躯に負担が掛かるので」
そう釘を刺すと、モモンガさんが一瞬強張ったのが解る。……成長しないな、このヒトも。
「も、勿論ですよ?俺、ウルベルトさんとの約束は破りませんし!」
……何か、凄く動揺してるっぽいんだけど。まぁ、大丈夫、か?
「えっと、その……。とりあえず、落ち着きません?椅子、ありますし……」
ポンポン、と背中を軽く叩くが、モモンガさんはそのまま俺をお姫様抱っこしやがった。
(あー……。コレ、間違いなく再現だわ、あの時の……)
「すみません、ウルベルトさん。俺、今すぐウルベルトさんと二人っきりになりたいんです。……その、ダメ、ですか……?」
しょんぼり、としたような顔で見つめられて。死ぬ程モモンガさんに甘いこの俺が、嫌だなんて言える訳が無い。
「駄目じゃ、無いですよ。解りました。二人っきりになりましょうか、モモンガさん。……デミウルゴス、そういう訳だ、後は頼んだ」
そう言うと、デミウルゴスは無言で一礼する。
「ウルベルトさんっ……!俺、嬉しいです!!じゃあ、俺の部屋行きましょう!!」
モモンガさんは眼窩の炎を派手に揺らめかせると、即座に転移した。前は不可だったけど、俺とモモンガさんが付き合うようになってからお互いの部屋だけは室内まで転移で行き来が出来るようになっている。一応、俺の部屋にはダイレクトな転移は禁止としてあるけれど。(そうじゃなきゃ、モモンガさんは間違い無く突入してくるから)
「モモンガさん……。俺、別に逃げませんから、その、ちゃんと<
ベッドにそっと横たえられて、モモンガさんを見上げる。……
「大丈夫です。転移と同時に掛けてます。二人っきりですよ、ウルベルトさん……」
「そ、そうですね。……その、俺も、淋しかったです。モモンガさんとこんなに離れていたのは初めてですし」
「っ……!ウルベルトさんっ……!何でそう可愛いんですか!?俺、今日は優しくしようと思ってたのにっ……!!」
俺の言葉に、一気に興奮したモモンガさんは、そう言うともの凄い勢いで俺の唇を奪う。……コレ、俺がレベルカンストしてなかったら歯とか折れてたんじゃないか?ってくらいの勢いだ。
「んっ……!」
全然余裕なんか無いモモンガさんは、テクニックとはほど遠い情熱的なキスを俺にシてくれる。久々にダイレクトに感じるモモンガさんの魔力は、酷く甘く美味しく感じる。仄かな温かさが、気持ちいい。
「ぁ、んっ……ふ、ぁ……」
絡んでくる舌が、俺の全てを奪おうとしているかのように激しく動いて。いつものテンションが高いだけの穏やかなモモンガさんとは、何処か違っているような気がした。
(……でも、こんなモモンガさんも新鮮で一寸可愛いかも……)
自然と、口元が緩んでしまう。一生懸命で俺に夢中なモモンガさんは、本当に可愛いから見ていて全然飽きない。口内から伝わってくる快楽を味わいつつも、モモンガさんを眺める。
ヌルリとした疑似器官が、俺の喉奥までを深く犯してゆく。異形種同士だからこそ出来る行為に、素直に溺れる。疑似器官を通じて伝わってくる魔力が、ジンワリと俺に染み込んで凄く気持ちいい。
「モモンガさん……気持ちいい、です……」
うっとりとしたままそう言えば、モモンガさんは唇を離してすぐに俺の項に噛み付いた。
「ウルベルトさん、何でそう俺を煽るんですか?ずっと、ウルベルトさんが欲しくてたまらなかったのに……俺、我慢してたんですよ?」
「だって、ぁっ……気持ちいい、から、ぁ……」
シャツ越しに、胸元に手が伸ばされて。思わず、声が出た。今日はモモンガさんが帰って来るって言ってたから、装備はかなり軽装だ。前は意地悪でわざと脱がしにくい装備ばかり着ていたけど、今日は比較的マシな装備をしている。マントにシャツにズボンだけという、俺には珍しい格好だ。ハーフマスクも前に禁止令が出ているからちゃんと眼帯だし。
「ウルベルトさん、本当にえっち過ぎますってば!キスだけでこんなに反応してるじゃないですか?」
そう言いながら、モモンガさんは俺の胸元をまさぐる。尖った指先が、引っ掻くように触れてくる。
「あッ!」
(……えっ?ちょ、待て!?何だ、コレ……!)
まるで、負の接触を使われた時のような感じ方だった。触れられた瞬間、背筋を電流が走ったような強い快楽が俺の躯を通り抜けた。腰の奥に響くような、甘い快楽。
「ウルベルトさん?どうしたんですか?」
「えっと、その……。何か、俺ちょっと変みたいです……」
流石に一寸恥ずかしくて。モモンガさんから目を逸らしてそう言えば、モモンガさんは俺の目を覗き込むようにして訊いてくる。
「え?ウルベルトさん具合悪いんですか?だったら、俺今からペストーニャを呼んできますよ?」
「ち、違いますからっ!!呼ばなくて良いですっ!!そ、その……えっと、ですね……」
ベッドから立ち上がりそうになっていたモモンガさんを、慌てて引き留める。……が。なんと説明したら良いのか解らない。モモンガさんに今、ローブ越しとは言えちゃんと触っているが、前の時のように負の接触を使われていない事は明らかだ。……なのに、さっきのアレは……。
「俺の躯……ちょっと、変みたいで。何か……妙に、敏感になってるというか……」
サッパリ原因は解らないが、そうとしか思えない。首を傾げながらそう言えば、モモンガさんは今まで以上にキラキラと輝いている眼窩の炎で俺を見つめていた。
「ウルベルトさんっ!」
「は、はいっ!?」
いきなり、もの凄い勢いで両肩を掴まれた。え!?モモンガさん、一体どうしたんだ!?
「いつも以上に可愛いウルベルトさんが見られるよう、俺、頑張りますからっ!!」
「へ?あ、はい?」
何だかやたらと気合いが入りまくっているモモンガさんに、俺は訳も解らないままとりあえず頷いてしまっていた。
sideモモンガ
「あン、ゃ、ぁっ……!」
服越しにウルベルトさんの胸の突起を摘まんであげると、途端に可愛らしい声が上がった。小さな突起から指が外れないように、親指と中指でしっかりと掴んでから人差し指でその先端を何度も擦り上げると、ウルベルトさんの腰が大きく跳ねる。
「ウルベルトさん……。今日は、本当に胸が敏感になってますね。すごく、えっちで可愛らしいです」
「だ、めぇ……俺、胸で、イっちゃ……、ぁッ!」
綺麗な瞳を涙で潤ませながらそう言うウルベルトさんは、すごくすごく可愛くて。負の接触を使った時みたいな乱れようだ。これだけ乱れるウルベルトさんは、本当に久しぶりに見る。俺の手が小さくて可愛い乳首を弄る度に、ウルベルトさんはぴくぴくと体を震わせながら甘い声で鳴く。
「何でダメなんですか?イっちゃって、良いですよ?俺、えっちで可愛いウルベルトさんをもっと見たいです」
「やぁ……!それ、だめぇ……!俺、変、ぁっ、あ……ッ!」
両方の乳首をちょっと強めに摘まんで、敏感な先っぽを何度も撫でてあげると、ウルベルトさんは大きく腰を揺らしてイってしまったようだった。……でも、ウルベルトさん勃って無いみたいなんだけど。
(……あ。でも、何か濡れてる……。先っぽ、ヌルヌル……)
「……可愛い、ウルベルトさん。そんなに、胸弄られるの好きなんですか?」
シャツを脱がせながらそう言うと、ウルベルトさんは瞳を潤ませたまま俺の事を見つめて小さく頷いた。
「好き……。気持ち、いいから……」
(ッ……!だから、ウルベルトさんエロすぎだってばっ……!!)
ウルベルトさんは悪魔で嘘が吐けないから、正直に俺の質問に答えているだけなんだろうけど……大好きな相手にこんな事言われたら、我慢なんか出来ないって、絶対!!
露わになったウルベルトさんの滑らかな肌。俺以外の誰も触れた事が無いであろう綺麗な肌にそっと触れると、ウルベルトさんはその細い体を震わせる。
「ぁ……っ……」
「ウルベルトさん、また胸、触らせて下さいね?こんなに赤くなって……もっと、俺に触って欲しいんですよね?」
さっきまで、服越しとはいえ俺に触られていたからか、ウルベルトさんの小ぶりで可愛らしい乳首はいつもよりも赤く色付いていてすごくえっちに見える。触る前は綺麗なピンク色なんだけど、触られると充血してより敏感になるのは前と同じみたいだ。
(……に、しても今日は本当に敏感だよなウルベルトさん……。やっぱり、ずっと出来なかったからかなぁ……)
「ゃ……!また、イっちゃ……ぁ、あッ……!」
今度は指の腹で優しく直接触れると、ウルベルトさんは可愛らしい声を上げながらまたイっちゃったみたいだ。大きく揺れる体に、俺の肩を掴む手の力が強くなった事からそう判断したんだけど……まだ足りないように見えて。俺はそのまま固く張り詰めたままのウルベルトさんの小さな乳首を摘まみ上げた。
「やだぁ……!駄目ぇ、ももんが、さ……!」
「ウ、ウルベルト、さん!?」
突然のその声にビックリして、思わず顔を覗き込んでしまう。ウルベルトさんは涙をボロボロ零しながら、その華奢な体を小さく震わせていた。大きな口は開いたままで、荒い息を吐いている。余裕の無いその姿は、発情期のウルベルトさんを思い出させて。ズキン、と下半身に痛みを感じるくらい興奮してしまう。……意識しないで、モノが生えてしまうくらいには、強く。
「胸、おかし……やだぁっ……!」
ウルベルトさんはそう可愛らしい声を上げながら、再び大きく体を震わせた。また、胸でイっちゃったらしい。
「良かった……痛いのかと思ってビックリしちゃいましたよ。でも、気持ちいいみたいですし……もうちょっと、触らせて下さいね」
「ひッ!?駄目ぇっ……!やだぁ、モモンガさんっ……!俺、またぁっ……!」
ウルベルトさんの可愛らしい乳首を口に含んで、いつものように舌で可愛がってあげると、ウルベルトさんは大きく背中を反らせる。下腹部の艶々した黒い毛皮は、半透明の粘液でしっとりと濡れている。……ウルベルトさん、勃ってないように見えるんだけど。勃たないままでもこんなに濡れたりするんだろうか?
「良いじゃないですか?何度でもイっちゃって下さい。こんなにえっちで可愛いウルベルトさんが見られるなんて……帰宅早々ラッキーだな、って思っちゃいますし」
まだ固く尖ったままのそこを舌先で突くように刺激すると、ウルベルトさんは俺の肩をギュッと掴む。
(可愛い……!最中に余裕が無いウルベルトさんとか、何ヶ月ぶりだろ?もっと見ていたいな……)
指で摘まんだり、舌で舐めたりするだけで簡単にイっちゃうウルベルトさんとか、レア中のレアだ。この機会にしっかりと堪能しないと勿体なさ過ぎる。そう思い、俺はいつも以上にゆっくりとウルベルトさんの可愛らしい乳首に触れてゆく。疑似器官だから、舐めながら吸ったりも出来るし。
「も、駄目……駄目、だか、らぁ……」
根元から先端までの短い距離を小刻みに甘噛みすると、すっかりと力の抜けきったウルベルトさんの手が俺の後頭部を引っ掻く。
「何がダメなんですか?ウルベルトさん、今日はダメばっかりじゃないですか?気持ちいいんですよね?」
快楽に蕩けきった顔は、涙でぐしゃぐしゃになっている。既に閉じられないのか、半開きになっている口元からは透明の雫がひっきりなしに零れて立派な顎髭を濡らしている。
「だか、らぁ……気持ち良すぎて、無理……!やァん!も、触ら……」
より敏感な左胸を甘噛みしてその先端を押し潰すように舐めてあげると、ウルベルトさんはまたイっちゃったみたいだ。……今ので、何回目だろう?
「モモンガ、さん……も、焦らさないで、下さ……。モモンガさんの、おっきぃの、俺に入れて……」
ウルベルトさんはそんな可愛い事を言いながら、既に限界に近いくらいに成長しきった俺のモノを掴む。
「……ッ……!」
その、可愛い言葉に。一気に理性が飛んだ。
sideウルベルト
(何だ……コレ、マジおかしいだろっ……!?)
発情期なんかとっくに終わってるし、こんな風に躯が過敏に反応する原因が解らない。でも、そんな事を考える余裕なんてありはしない。……何故なら、モモンガさんが俺の乳首に執着し始めたからだ。
(いや、確かに俺うっかりと胸触られるの好きだとか答えちまったけど……!)
いつもならこんなにしつこく胸だけを弄ったりはしないのに、今日は呆れる程胸だけを狙い撃ちしてる感じだ。ちょっと触られただけで簡単にイっちまうとか……あり得ねぇだろ、マジで。
胸だけで感じてるんじゃなくて、脳味噌で感じているような強い快楽が何度も何度も俺の理性を浸食して。腰の感覚が、狂う。胸を触られて何度イっても、全然足りない。イけばイく程飢えが強くなって。気持ちいいのに足りなくて。気が狂いそうだ。……まぁ、実際問題
(糞ッ!狂え無い方がよっぽどキツイじゃねーかっ!!焦れったくて、どうにかなりそうだっての……!!)
こういう方面の機微には疎いモモンガさんだから、ナチュラルに焦らしプレイ状態になっていて、本気で限界だった。イく度に下肢が甘く疼いて、勝手にヒクついて……ココに、モモンガさんが欲しくて堪らない。どうやら、一度でもナカでの快楽を知ってしまったら、こっちで満たされないと満足出来ないようだ。ナカが疼いておかしくなりそうだった。俺の意識とは無関係に勝手にそこがキュウッと締まって、今はそこに無い何かを強く求めているかのようだった。
(あぁ……モモンガさんので、奥までシて欲しい……!何度も奥を突いて、ナカでイかせて欲しい。こんな、中途半端じゃなくて……ちゃんと……!)
その想いのまま、俺はモモンガさんのモノに手を伸ばすと素直にお強請りした。
sideモモンガ
「あァっ……!」
ベッドが汚れるのも気にせず、ローションを自分の下肢にぶっかけると、そのままウルベルトさんを抱きかかえて一気に貫いた。いつもならこんな事はしないし、ウルベルトさんが傷付かないようにしっかりとナカを慣らしてから繋がっていたけど……今の俺に、そんな余裕なんか無かった。一度もナカには触っていないのに、今日のウルベルトさんは既にトロトロに蕩けきっていて。熱く柔らかいウルベルトさんのナカが、嬉しそうに俺を咥え込んだ。奥まで埋め込むと、ウルベルトさんは呆気なくイってしまう。
「……可愛い、ウルベルトさん。そんなに、俺が居なくて淋しかったんですか?」
さっきも訊いたけど、もう一度訊いてみる。今ならもっと素直な答えが聞けそうな気がして。ぴるぴると可愛らしく震える大きな耳をかぷかぷと甘噛みしながらその答えを待つ。
「ぁ……淋し……?欲し、モモンガさんが……。ナカ、いっぱい、シて……」
毒よりも強く俺を侵してゆくウルベルトさんの甘い声。俺に必死にしがみついて、腰を揺らして誘ってくるその姿は、色気が溢れていて。アンデッドで沈静化が働いていても、その効果を感じられないくらい強く興奮してしまっていた。体の動きを制御出来なくて、ウルベルトさんの細い腰を掴んで何度も突き上げる。その度に、さっき掛けていたローションが大きく濡れた音を立てた。
「あ、ぁっ……深、ァん!もっと、もっとシて、ももんがさ、ぁ……!」
「ええ……。もっと、しますよ。ウルベルトさんが、満足してくれるまで、ねっ!」
俺の答えに嬉しそうな顔で微笑むウルベルトさんの唇を奪い、俺はもっとウルベルトさんに悦んで貰えるよう、一生懸命動き始めた。
sideウルベルト
「……モモンガさん」
目が覚めてすぐに、低い声でそう言えば。モモンガさんはビクッと大きく躯を震わせた。そして、俺が何も言っていないのに、即座にベッドから飛び降りて床の上で正座をする。……あぁ、モモンガさんも何となく自分が悪い事をした、って理解はしてる訳だ。
「はっ、はい!何ですか、ウルベルトさん!」
「一ヶ月、セックス禁止です。ハグとかキスも、一週間禁止。解りました?」
ギロリ、と全裸で正座している骸骨を睨み付けてそう言えば、途端に泣きそうな顔になった。
「えっ!?な、何でそうなるんです、ウルベルトさんっ!!」
正座を解いて今にも俺に飛び付きそうなモモンガさんを更に睨み付け、俺はブランケットを捲ると自分の胸元を見せ付けた。
「……見て、解りません?モモンガさんが俺の乳首弄りすぎたせいで、滅茶苦茶痛いんですよ!!ちゃんと見て下さいよ、皮だって剥けちゃってるし、もの凄くヒリヒリするんですよ?こんな状態でヤりたくなんかなりませんっ!!」
俺がそう言うと、モモンガさんはしゅんとしてしまうが……次の瞬間、ぱあっと表情を明るくして口を開く。
「そうだ!ポーション……」
「巫山戯んな。皮を治せば良い、ってモンじゃないですからね?そもそも、モモンガさんはアンデッドだし性欲ほぼ無い筈なんですから……別に、一ヶ月くらいヤんなくても平気でしょう?俺だって発情期じゃないですし、それくらいシなくても平気ですから」
ニッコリ、と笑顔でそう言えば、モモンガさんはこの世の終わりのように絶望した顔で俺を見上げていた。その様子を尻目に、サッと装備を身に着けると俺はベッドから降りてスルリ、とモモンガさんの横をすり抜け扉へ向かう。
「……モモンガさんは凄くえっちなヒトですけど。セックスをシないと俺への想いが薄れちゃうような薄情なヒトじゃないって、俺は知っていますから。だから、ちゃんと禁止令は守って下さいね?」
叱られて悲しそうな大型犬のようなモモンガさんを見つめて笑顔でそう言えば。途端にモモンガさんは笑顔になった。……マジでチョロすぎだろ、モモンガさん。いや、可愛いけど!
「勿論ですっ!!……一週間、ハグもダメとかすごく悲しいですけど……ちゃんと、我慢しますから。だから、一週間経ったらいっぱいギューッてさせて下さいね?」
可愛らしくそう言ってくるモモンガさんに、俺は小さく頷くと部屋から出た。……ほんの少しだけスキップしそうになってしまったので、慌てて自制しながら。ちょっと気を抜くと際限なくモモンガさんを甘やかしてしまいそうだな、とチラリと思ったけれど、まぁ、仕方ない。だって、モモンガさんは世界一可愛い萌え骸骨なんだから。
(俺だけじゃ無くて他の面子も大概モモンガさんには甘いけど……俺はちゃんとお仕置きだってしてるし)
言い訳のようにそう内心で思いつつ。俺は自室に戻ったのだった。
END
これでPixivに追い付きました。
マイナーなカプではありますが、いつか同士の作品が読めたら良いなぁ、と切に願いつつ日々萌えを書き散らしております……。モモウル下さい……_○□=~3