【BL】魔王と大災厄の魔 作:腐エロのひと。
面倒くさいのでルビ振って無いので、各自脳内で振っておいて下さい。
季節ネタなので先に投稿してますが、後で間の話投稿して順番入れ替えます。
2/15日本語がおかしかった数カ所修正しました!校正甘くてすみませんでしたorz
「ウルベルトさんっ!俺、ウルベルトさんとチョコレートプレイがしたいですっ!!」
眼窩の炎を激しく揺らめかせながらモモンガさんがそう言ったのは、寒さも厳しくなって来た二月初旬の事だった。
「えっと……モモンガさん?唐突に何を……」
多分、馬鹿鳥の影響だろうな、とか思いつつそう訊いてみる。すると、モモンガさんは相変わらず可愛らしい仕草で俺を見つめながら一生懸命説明してくれた。
「もうすぐ、バレンタインじゃないですか!バレンタインですよ、バレンタイン!!所謂リア充のお祭りじゃないですか!その、俺もせっかくリア充になった訳ですし、ウルベルトさんといつも以上にイチャイチャしたいなーって」
恥じらうような仕草でそう言われて。俺の中のモモンガさん萌えメーターがあっさりと振り切れる。
(……可愛いっ……!モモンガさん、相変わらず骸骨の癖に最強に可愛いっ……!!アインズ・ウール・ゴウンの萌え骸骨はマジ伊達じゃねーな……!)
と、内心そう思いつつも、表面上は優雅に取り繕って俺は熱々のココアを冷ましながら口にする。冬はココア、というのは一世紀以上昔からの伝統のようで、古代図書館の資料にもそう記載があった。だからまぁ、今の気分で今日は紅茶じゃなくココアなんだが。
(ココアパウダーの粒子の大きさの関係か?確かに紅茶より冷めにくい気がするな、ココアは)
デミウルゴスが作ってくれたココアは、ミルクと砂糖がタップリで俺には少し甘過ぎるが……今日はケーキなどの菓子と一緒に飲む訳では無いから、まぁ良いだろう。
「その……。ウルベルトさん、ダメ、ですか……?」
眼窩の炎を大きくして激しく瞬かせながら、モモンガさんが小首を傾げてそう俺に訊いてくる。その手は、胸元で組まれていて。何でこんなにナチュラルに可愛い動きをするんだ、モモンガさん。中の人は三十路近いおっさんの筈なのに。
「……いえ、構いませんよ。じゃあ、俺が全部準備してあげますから、モモンガさんはバレンタイン当日手ぶらでいらしてくださいね。そうですね……チョコレートを味わうならやっぱりおやつの時間だと思いますから……三時くらいでいかがです?」
「!はいっ!!楽しみにしてますね、ウルベルトさん!」
ニッコリ、と笑いながらそう言えば、モモンガさんは満面の笑顔で頷いてくれた。
「……デミウルゴス」
「はい、ウルベルト様」
モモンガさんが帰った後。俺はデミウルゴスに準備全部丸投げする事に決めた。
「バレンタインに間に合うよう、私の口に合うような上質なチョコレートを用意しろ。……バスタブ一杯になるように。あと、普通のチョコレートだけだと飽きるからな、別のフレーバーのものも数種類、其れ其れ水差し一杯分ずつ用意しろ」
「畏まりました。直ぐに手配致します」
俺の命令に従い、即座に活動を開始するデミウルゴスを見ながら、俺は自然と笑顔になっていた。
「……あぁ、本当にバレンタインが愉しみだ。モモンガさんの驚く顔が目に浮かぶ」
モモンガさんが想像しているプレイとは違うけれど、まぁ仕方ない。だって、モモンガさんは俺の言葉に異を唱えなかったのだから。
俺はウキウキしながら、バレンタイン当日になるのを指折り数えて待つ事にした。
「ウルベルトさんっ!来ましたっ!!」
浮かれきった声が聞こえたと思ったら、派手に扉が開けられた。
約束の時間丁度に、モモンガさんがやって来た。……うん、確かにこの時間モモンガさんと約束してるけどさ、ノックくらいはしような?親しき仲にも礼儀あり、って言うぞ?
「……モモンガさん、ノック、忘れてますよ?」
笑顔でそう言えば、モモンガさんはハッとしたように慌ててそっと扉を閉めた。……うん、閉める時も静かにするのは良い事なんだが、出来れば開ける時にもノックをして返事を待ってから静かに開けて欲しかったな……。
「す、すみません!その、ウルベルトさんが俺にチョコをくれる、って思ったら嬉しすぎて……」
「……。また、沈静化振り切っちゃってます?」
「えーと。一応、ちゃんと沈静化もされてるんですよ?されてもされてもテンションが上がっちゃうだけで」
ほわほわと後ろに花でも散らしてそうな柔らかな雰囲気で萌え骸骨がそう言うが、そういうのって、一般的に効いてないって言うんじゃ無いだろうか……?
「……まぁ、良いですけど。モモンガさん、装備全部外してこっちに来て下さい。準備、出来てますから」
そう言って意味深に笑えば、チョロいモモンガさんは即座に全裸になる。……一応、デミウルゴスも控えてるんだけどな。今のモモンガさんには多分俺以外見えてないんだろう。デミウルゴスも色々理解しているから、上手に気配を消して背景に馴染んでる。
「は、はい。……その、何か、照れますね」
「そうですか?モモンガさんが俺にリクエストしたんでしょう?チョコプレイがしたいって。だから、俺、ちゃあんと美味しいチョコ用意したんですよ。楽しみにしてて下さいね、モモンガさん」
そう言いながら、さりげなくバスルームへモモンガさんを誘導し……扉を開けた瞬間。俺はモモンガさんを思いっきりチョコ風呂に突き落とした。
どぷん!と大きな音がして、モモンガさんは頭からチョコ風呂に落っこちる。真っ白な躯が、あっという間に全身チョコまみれだ。ポッ●ーってこうやって作るんだっけか、とか思いつつ、チョコの溶液の中でわたわたとしている可愛いモモンガさんを思いっきり堪能する。はー……やっぱり、モモンガさんは可愛らしい。いつまでもこの溺れるモモンガさんを見守っていたくなる。
「!?!?ッ、ちょ、ウルベルトさんっ!?いきなり、何するんですかっ!!」
ようやくバスタブに手を掛けて起き上がったモモンガさんは俺を振り返ってそう叫ぶ。世界級アイテムまでチョココーティングされたモモンガさんは、まるで最初からチョコレートで出来た骸骨だったかのような見事な仕上がりになっていた。
「え?だから、モモンガさんがシたいって言ってたチョコプレイの下準備ですよ。上質なミルクチョコレートだから、すごく滑らかでしょう?……<飛行>」
「えっ!?下準備、って……」
混乱しているモモンガさんを<飛行>で持ち上げて、そのままベッドルームまで運ぶと、そっと横たわらせる。すると、モモンガさんは漸く我に返ったのかベッドから起き上がろうとする。
「駄目ですよ、モモンガさん。男なら一度口にした事はちゃんと守らないと。……シたいんでしょ?俺と、チョコプレイ……。大人しくマグロのように横になっててくれたら、俺が全部シてあげますから……動かないで下さいね」
そう言って、指を鳴らして俺も装備を一部脱ぐと、そのままモモンガさんにのし掛かってその額の部分に舌を伸ばす。
ぺろり。
軽く舐めるだけで、質の良いチョコレートは簡単に溶けて。舌の上で柔らかく蕩ける。カカオもミルクも上質な物を使っているせいか、口当たりも滑らかですごく美味しい。
「ウ、ウルベルト、さん……?」
「しましょうよ、俺とチョコプレイ。俺がモモンガさんの全身を丁寧に舐めて綺麗にシてあげますから、終わるまでモモンガさんは俺に触っちゃ駄目です。ほら、俺の毛にチョコレートが付いちゃいますし」
「ちょっ、そんな酷いですよウルベルトさんっ!!そんなの、生殺しじゃないですかー!!それに、俺がウルベルトさんに舐められたいんじゃなくて……俺がウルベルトさんを舐めたいんですってば!!」
「……」
……モモンガさん、真顔で何言ってんだろうな……。コレがアインズ・ウール・ゴウンの魔王様かと思うと、何とも微妙な気持ちになる。ロール回してる時は滅茶苦茶格好いいんだけどなぁ、モモンガさん。普段が萌え骸骨で色々残念なヒトってのは知ってるけども、こう、改めて目の当たりにすると……。
「……モモンガさん、本当にアンデッドなんです?全然性欲衰えてませんよね?前も言ったかと思いますけど……沈静化されててコレって相当俺からしたら怖いんですけど?」
今だってこんなに俺とヤりたがってるモモンガさん。これが、沈静化無しとかだったら、俺間違いなくヤり殺されるっ……!!そう思いながら大きく溜息を吐きつつそう言うと、モモンガさんは俺を真っ直ぐ見ながら口を開く。
「だって俺、ウルベルトさんの事ものすごく愛しちゃってますから。仕方ないじゃないですか?ウルベルトさん以外、見えないんですもん」
無邪気に笑いながらそう言われて。一気に脱力した。
「……食べ物を無駄にするのは良くないですから。俺がモモンガさんのチョコレートを全部舐め終わるまで我慢出来たら、モモンガさんも俺の事舐めて良いですよ」
あぁ……何だかんだ言って、俺は如何にもモモンガさんに甘過ぎる……。結局は、モモンガさんのお強請りには敵わないというか。そう妥協案を出すと、モモンガさんの眼窩の炎が目に見えてキラキラとし出した。……マジ、解り易いなモモンガさん。
「はいっ!!俺、頑張りますので……その、お手柔らかにお願いしますね」
モモンガさんはそう言うと、大人しくベッドに横になる。その瞳は、期待に煌めいている。……鼻先に人参をぶら下げられた馬、ってこんな顔をしてるんじゃないだろうか、とかふと思う。いや、大好物なおやつを目の前にして待て、をさせられている大型犬……?
(……どっちにしろ、魔王様がする顔じゃねーよなァ……)
そう思いつつ小さく笑いながら俺は再びモモンガさんの額に口付けた。
「あっ……ウルベルト、さん……」
頭蓋骨を全部舐め終わって。そのまま首の骨をゆっくりとしゃぶってゆく。小さく震える体が、愛しいと思った。
(……あー……。でも、流石に口の中が甘くて馬鹿になりそうだな、コレ)
モモンガさんが好きだったエロゲとかでよくあるチョコレートを使ったプレイ。それを実戦するとこんなに大変だとは……。モモンガさん、よく自分で好き好んでやろうと思ったなぁ。そんな事を考えつつ、モモンガさんとキスをしてチョコの甘さをモモンガさんにお裾分けすると、ほんの少し甘さが薄まった。
「んっ……甘い、です……」
「そりゃ、ミルクチョコレートですし。モモンガさんは俺の事舐めたいんでしょ?俺とキスしてる時より、直接舐めるともっと甘いんですよ?それでも俺の事舐めたいんです?」
「はい!勿論です!!」
キスの後モモンガさんを見つめながらそう訊けば、満面の笑顔で答える。
「……モモンガさん、そんなに甘い物好きでしたっけ?」
「人並みには。でも、俺ウルベルトさんみたいにアフタヌーンティー毎日やるくらい甘い物好きじゃ無いですよ?」
可愛らしく小首を傾げながらそう言われたが、俺はモモンガさんが勘違いしているような甘党じゃないんだが……。そりゃ、紅茶は好きだがそれだけ、ってのも味気ないので軽く摘まむ物を、とデミウルゴスに言うと何故か甘い物が用意されるからそのまま喰ってただけで。
(……って、俺、ひょっとしてデミウルゴスにも甘党だって勘違いされてんのか?あ、だからココアも甘く作られて……)
後でその辺しっかり話して誤解を解こうと決める。
「モモンガさん。俺だって、甘党って訳じゃ無いですよ?ナザリックの食べ物が美味しいから、甘かろうが塩っぱかろうが美味しく食べてるってだけですし。……だからまぁ、躯の大きなモモンガさんの全身を舐めるのは中々にアレなんですけど。こんな馬鹿な事、最初で最後だと思いますので」
今の俺の舌は人間だった頃よりは大きくなっていて、大体六倍程度の長さがあるから、一気にチョコを舐め取れる。それもあって思ったよりは早めにモモンガさんの上半身を舐め終わる。長い腕も、ゆっくりと往復するように舌を這わせて丹念に嘗め取って。指の先も余さずしゃぶって、モモンガさんの反応を見る。
「気持ちいい、ですか……?」
「は、い……。その、もう、俺……生えちゃいそうなんですけど……」
恥ずかしそうにそう言うモモンガさんの股間に視線を向けると、確かに魔力の揺らぎが見えた。……まぁ、モモンガさんにしては我慢した方じゃないかと思う。
「良いですよ、生やしちゃっても。……でも、俺が良いって言うまで出しちゃ駄目です」
そう言って、モモンガさんの股間で徐々に実体を持ち始めたソレを軽く指先で突くと、一気に実体化する。……見慣れた、立派な逸物だ、うん。
チョコ風呂に入った後に生えたモノだから、そこだけ真っ白で何か変な感じがした。
「あっ、ちょ、そんな、触ったら……!」
ビクン、と大きく震えるソレに、自然口元が緩む。
「駄目。お預けですよ、モモンガさん。まだ上半身しか舐めてないんですから……もっと、我慢して下さい。その方が、きっと俺のチョコも美味しく食べられると思いませんか……?」
可愛らしいモモンガさんをジッと見つめながらそう言えば、何故か急にブンブンと大きく頭を上下に振って頷いていた。
「その、頑張りますっ!」
「うん、良い返事です。じゃあ、頑張りましょうね」
そう言って、俺は再びモモンガさんの躯に唇を付ける。肋骨に舌を絡めて、内も外も一気に舐めて。一本一本丁寧に味わってゆく。表が終わったら、モモンガさんをひっくり返して今度は背中側をじっくりと。すると、モモンガさんの腰がもどかしげに揺らされる。
「んっ、その……ウルベルトさん……」
「何ですか、モモンガさん」
前が突っ張って苦しいんだろうな、と思ったけれど、そういえばモモンガさんには皮膚が無い訳で。大きくなっても突っ張る、って感じは無いのか?でもまぁ、生殺しは苦しい、くらいは俺にだって理解出来る。だけど、ここで甘やかしても癖になるだけだから敢えて知らんぷりだ。
「えっと……」
言い淀んでいるモモンガさんに、笑顔で一言。
「モモンガさんの躯って、骨じゃないですか?意外と凹凸があって色々な所にチョコが絡んでて……思ったより舐めるのに時間が掛かりますね」
「……!そんなっ……!」
「……ぷっ!」
その正直な反応に、思わず噴き出していた。
「ちょ、酷!ウルベルトさん、何で笑うんですっ!?」
「いや、だってモモンガさん動揺し過ぎでしょう!……そんなに、早く俺が舐めたいんですか?イくだけなら俺がクチでシてあげるのに……」
そう言って笑えば、モモンガさんは唇を尖らせたような感じで俺に告げてくる。
「そりゃ……ウルベルトさんがえっちな顔して俺の咥えてくれてるの見るのも好きですけど。俺はそれより、俺に舐められて可愛い声を出してくれてるウルベルトさんを見たいですし」
「……。ソウデスカ……。でも、約束ですし。ちゃあんと我慢して下さいね?モモンガさん」
俺に触りたそうにウズウズしているモモンガさんを軽く流してそう言えば、モモンガさんはあからさまに落ち込んだような感じになった。……本当にモモンガさんは解り易いヒトだよなぁ。魔王ロールの時は全然読めないけど。プライベートだと本当に素直というか。……まぁ、そんな所も可愛らしくって好きなんだから、俺も大概どうにかしちゃってるんだろう。
柔らかな丸い色合いのミルクチョコレートで綺麗にコーティングされているモモンガさんの背骨をじっくりと舐めて。腰骨を綺麗にしたらまたひっくり返す。すると、チョコレートでコーティングされて大きなチョコボール状態になった世界級アイテムが目に入る。流石にちょっと味に飽きたので、アイテムボックスからピンク色のイチゴチョコレートを取り出して更にコーティングしてみる。元々の世界級アイテムの色が赤だったから、まぁそのイメージだ。
「え?ちょ、ウルベルトさん!?」
「あぁ。この状態でも掛けられたら解るんですか?モモンガさんの世界級アイテムってどうなってるんでしょうね。感覚あるとか……まるっきり、モモンガさんの躯の一部じゃないですか。いえ、ちょっと味を変えたかっただけなので。イチゴ味にしてみました」
モモンガさんの世界級アイテムに舌を伸ばしてチロチロと舌先で味わいながらそう言えば、モモンガさんは擽ったそうに小さく笑う。
「世界級アイテムが、イチゴ味ですか。何か可愛いですね」
「んっ……。土台になってる世界級アイテムは、流石に味付きじゃないですね。まぁ、味付きだったら舐めてるうちに溶けて無くなっちゃいそうですけど」
結構大きな目な世界級アイテムのチョコレートを全部嘗め取ると、喉の辺りに当たるモノに気付く。……すっかりと大きくなったモモンガさんのモノだ。こうして見ると、マジで馬鹿デカイサイズだな、コレ。こんなのが入るようになってしまった自分が一寸怖い。
「ウルベルトさん……」
「駄目ですよ。まだです、ってば」
俺の顎髭の間で激しく自己主張をしているソレを無視して、表側の骨盤と大腿骨をゆっくりと舐めてゆく。チラリ、と視線を上に向ければ、大きなモノがビクビクと揺れているのが見えた。
(……モモンガさん、萌え骸骨なのに何でこんな馬鹿みたいなサイズなんだろうな……。確かに骨格太いし身長二メートルだからまぁ、理解出来なくは無いけれど……)
見上げるとより大きく見えて、少しビビる。悪魔だったらここは寧ろ悦ばなきゃ駄目なんだろうが……そんなのまだ無理に決まってる。だって、今の俺はまだ悪魔として生きるのもまだ数ヶ月だ。人間として生きてきた年月には遠く及ばない。
(入りゃあ気持ちいい、って知っててもなぁ……。人間だった時の常識は、早々簡単に消え去ったりはしない訳で。発情期の時みたいに色々飛んでりゃあまた違うんだろうが……)
そんな事を考えつつ、モモンガさんの左大腿骨から爪先までを綺麗に舐めて。今度は右脚の爪先から大腿骨に舌を這わせる。両脚を舐め終わった頃には、モモンガさんのモノは先端からとろとろと滑りのある体液を派手に垂れ流していた。……どう見ても先走りに見えるが、コレも魔力なんだよなぁ……。とろみのある魔力の塊とか、何だか不思議な気持ちがした。
「ウルベルトさん、も、終わりました、よね……?」
ハァハァと荒い息を吐いて(マジでモモンガさんの呼吸ってどうなってんだ)モモンガさんが眼窩の炎を揺らめかせながら俺にそう訊いてくる。その様子が本当に可愛らしくて……もっともっと、虐めたくなってしまう。まぁ、あんまりやり過ぎると俺自身が危険なので適度な所でセーブしないといけないが。
「あと一箇所で終わりですよ、モモンガさん。だから、もうちょっとだけ……我慢、してくださいね?」
笑顔でそう答えると、俺はアイテムボックスから今度は別の味のチョコレートを取り出してモモンガさんのソレにぶっかけた。今度の味は、バナナ味。色はアイボリーで、ホワイトチョコよりは温かみのある色だ。……デミウルゴス、フルーツシリーズで揃えたのか?チョコ。あぁ、でもコーヒー味とか紅茶味、抹茶味もあるな。何を考えて用意したんだ、このフレーバーチョコ。
「……っ……!ちょ、掛けるなら掛けるって言って下さいよ!!危うく出ちゃうとこだったじゃないですかっ!!」
「すみません。そうやって我慢してるモモンガさんが可愛らしいから、つい。……ココのチョコを舐め終わったら、モモンガさんにも舐めさせてあげますから……もうちょっとだけ、我慢して下さいね?」
ニッコリ、と笑顔でそう言えば。モモンガさんは期待に満ちた瞳で俺を見つめながらそれはもう良い笑顔で頷いたのだった。
「んっ……ウルベルト、さん……っ……!」
ギュッとシーツを握り締めて快楽に耐えるモモンガさんは、やっぱり凄くそそる。普段は俺の頭や肩を掴むんだけど、今日は触っちゃ駄目って言ったからか、律儀にそれを守っているのも可愛らしい。
「……先っぽ、そんなに気持ちいいですか?チョコが溶けちゃいそうなくらい一杯熱いのが溢れてきてますけど」
チロチロと鈴口だけを刺激するようにして舐めてあげると、後から後から透明の魔力が溢れ出てくる。……マジ、モモンガさんの躯ってどんな仕組みになってるんだ?玉とか無かったのに、この魔力(先走り擬きのコレとか)は何処から来てるんだろうか。
「はい……。その、すごく、気持ちいい、ですっ……だから、その……」
「駄目です、ってば。まだ根元の方とか一杯チョコ残ってますし。全部舐め終わったら出して良いですから、もうちょっとだけ我慢して下さい」
そう言って鈴口周りだけでなく先ずは亀頭部分全部のチョコレートを舐め取って。それから、舌を根元の方へと下ろしてゆく。俺の舌が触れる度、モモンガさんのモノはビクビクと大きく反応を見せる。きっと、また先っぽから魔力を溢れさせているに違いない。
モモンガさんの魔力は、変わった味だった。男の精液なんざ一度も舐めた事が無いから、モモンガさんの魔力が本物の精液と同じ様な味なのかどうかは判別がつかなかったが……純粋な魔力の塊だからか、俺の躯に染みてくる度に触れている所が気持ち良くなってくるのが解った。俺の躯まで、熱くなってくるような気がした。
「……ぁ、っ……。モモンガさん……」
俺の舌に反応を見せるモモンガさんのモノのチョコを根元まで綺麗に舐め取って、また舌を上に向かって這わせる。先っぽから垂れ落ちる魔力も嘗め取りながら。舌から躯に染み渡る、モモンガさんの魔力。ソレが、酷く美味しく感じる。オーバーゲージした魔力は、そのまま俺の指輪に吸い込まれて保存されているが……そうやって、モモンガさんの魔力が俺の躯を通って移動するのも気持ちがいい。思わず、熱い吐息が漏れる。そんな俺を見て、モモンガさんが喉を鳴らすのが聞こえた。
「ウル、ベルト、さん……。俺、もうッ……!」
「いい、ですよ……。モモンガさん、いっぱい、出して下さい……。全部、俺が舐めてあげますから……」
チュ、と鈴口を吸い上げてそう言えば、途端に大きく震えて。慌ててモモンガさんのモノを口に含むと、直ぐに熱い魔力の奔流を口内に感じた。
「……ふ……っ、んッ……」
凝縮された濃い魔力を一滴も残さないように、と、モモンガさんの鈴口を吸い上げながら根元の方から強く扱く。すると、結構な量の魔力が俺の躯に入ってきた。躯が、熱い。モモンガさんは俺を見つめながら荒い息を吐いている。
「モモンガさん……。ご馳走様です。モモンガさんの魔力、相変わらず濃厚なので凄く気持ちいいですよ」
唇に付いていた魔力を舐め取りながらそう言うと、あっという間にモモンガさんに組み敷かれた。
「……ウルベルトさん」
「は、はい?」
「俺にもチョコ下さい。今度は俺がウルベルトさんを舐める番ですから」
据わった目(って言うか眼窩の炎だけど)でそう言われて。俺は大人しくアイテムボックスからチョコを出してモモンガさんに全部渡す。すると、モモンガさんは一度全部アイテムボックスに収納する。まぁ、出しっぱなしだと冷めちゃうしコーティングは出来なくなるからな。時間が停止しているアイテムボックスに取り敢えず収納しておく、ってのがベストだろう。
「俺、ものすごく我慢しましたから……ちゃんとご褒美下さいね」
「ええ、勿論。優しく食べて下さいね、モモンガさん」
モモンガさんの首に手を回して抱き寄せ、滑らかな頬骨に触れるだけのキスをしてそう言えば、モモンガさんは興奮したように眼窩の炎を激しく瞬かせていた。
「あ。そうだ。俺、<施錠>と<静寂>掛け忘れたので、出来ればモモンガさん掛けてくれますか?うちのデミウルゴスは空気が読める子なので声が聞こえようが気にしないとは思いますし、来客があっても追い返してくれるとは思いますけど……まぁ、念の為」
と、思い出した事をサラッと言えば。モモンガさんはその場で固まった。
「……ウルベルトさん」
「はい?」
「デミウルゴス、居たんですか……?」
恐る恐るそう訊いてくるモモンガさん。……あぁ、やっぱり見えてなかったのか……。基本的にデミウルゴスは常に俺の部屋に居るんだが。どんだけ興奮してたんだ、来室時のモモンガさん……。
「えぇ、いつも通り控えてましたよ?モモンガさんが全裸になったあの時もひっそりと」
「……そうですか。じゃあ一応掛けますね。俺、ウルベルトさんの可愛い声は誰にも聞かせたくないですから」
何だか少し落ち着いた?ようなモモンガさんは手早く<施錠>と<静寂>を掛けると、気を取り直したように俺をジッと見つめる。
「モモンガさん……?」
「せっかくのバレンタインなんですから、もうちょっとウルベルトさんの言葉が聞きたいです。その……言って、くれませんか?」
ほんの少しだけ不安げにそう言われて。俺はモモンガさんを見つめ返すと口を開く。
「モモンガさん、大好きですよ。俺にこんな事を出来るのはモモンガさんだけですし……他のヤツになんか、こんなの許しませんから。モモンガさんは、俺の特別なんです」
そう言って、抱き締めて。その耳元で、更に囁く。
「……大好き……モモンガさん」
嘘が吐けない今の俺の、精一杯の言葉。モモンガさんには、どう聞こえるんだろうか……?そう思っていたら、途端に強く抱き返されて。一瞬、息が止まった。
「んっ……。モモンガ、さん……ちょっと、力が強いです……。もっと、優しくして下さい」
背中を叩きながらそう言えば、直ぐに解放された。
「すみません、ウルベルトさん。その……嬉しすぎて、咄嗟に力をセーブ出来なくて。俺も、ウルベルトさんの事大好きですっ!誰よりも愛していますよ、ウルベルトさん」
優しくそう囁かれて、唇を奪われた。ただ触れるだけのそれでも、モモンガさんの想いが強く伝わってくるような気がして……心が、ふわりと温かくなる。
「ええ、知ってますよ。モモンガさんが凄く愛情深いヒトだっていうのは。俺はモモンガさん程ストレートに愛情を伝える事は出来ませんけど……ちゃんと、モモンガさんの事大切に想ってますよ」
その言葉が終わった途端に、また唇を奪われた。今度は、全てを奪うかのような激しいキスだ。……甘い、チョコレート味のキスなんて、この時期ならではだと思う。モモンガさんの舌の柔らかさと、緩く伝わってくる魔力が気持ちいい。
「ウルベルトさん。今度は俺にウルベルトさんをいっぱい舐めさせて下さいね。ウルベルトさんがしたみたいに、俺もウルベルトさんの全部を舐めますから……覚悟して下さい」
真剣な顔でそう言われて、俺は苦笑してしまう。台詞だけ聞くと普通にド変態みたいじゃないか、モモンガさん。何でそんなに舐めたがるんだ。別に俺、山羊肉味とかしない筈なんだが……。
「解りました。……でも、その。優しくシて下さいね?」
モモンガさんを見上げてそう言えば、鼻息も荒く頷かれた。……マジ、どうやってこんな音出してるんだモモンガさん。そんな事を思っているうちに、装備を眼帯も含め綺麗に剥かれて。俺は想像以上の長丁場、モモンガさんに喰われる事になったのだった……。
ちなみに。モモンガさんが浸かったチョコ風呂の残りチョコはトリュフに加工されナザリックの配下たちに配られる事になった。食べ物を無駄にするのは良くないが、俺一人だとどう考えても処理しきれなかったからだ。元々モモンガさんは<清潔>でも掛けてきてたのか本体も綺麗だったし衛生的には全然問題は無いんだが……流石にギルメンに配るのは気が引けたので、配下のみ、となったのだ。アルベドやシャルティアは大喜びしていたとかで、ペロロンさんに恨みがましい目で見られもしたが、自分の嫁をネクロフィリアなんて設定にしたヤツの自業自得なのでスルーしておいた。
(モモンガさんが入ったチョコ風呂の残りチョコが原料とか一言も言ってないのに……何で察したんだろうな、あの二人)
恐るべし、女性守護者の勘。
まぁ、何だかんだでこっちに転移して来て初めてのバレンタインデーは特に大きなトラブルも無く平穏に過ぎていったのだった。
END
改ページ無いのでちょっと見辛いかもしれません。