※この作品はR-18です。

【BL】蟲と蔦   作:腐エロのひと。

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たちぷに、続き。描写は軽いけど捕食シーンがあるので、一応注意して下さい。
ぷにっと萌えさんは、軍師です。(重要)

ギルメン身長勝手に捏造。モモンガさん2メートルはアニメ公式なので、ソコからの妄想です。ウルベルトさん177センチ(角入れて187センチ、アニメのたっちさんとのやり取りから推測)、たっちさん185センチ、ペロロンチーノさん185センチ、ぷにっと萌えさん165センチ。多分ヘロヘロさんもぷにっと萌えさんと同じくらい。(原作prologueのイラストから、アニメだともっと低そうだけど)
茶釜さんは145センチくらいかな。アウラとマーレに近い身長っぽいし。
ぷにっとさんは二強雄蕊です(笑)←雄蕊四本で、うち二本が短いタイプ。


味見と捕食

「ぷにっと萌えさん。一口で良いので、食べさせて下さい」

「……えっ?たっちさん、いきなり何を……?」

 第六階層でのどかな陽射しにうとうととしていたぷにっと萌えの目の前には、白銀の聖騎士(パラディン)。蟲系異形種のたっち・みーが立っていた。

「その、ぷにっとさんが良い匂いで……私、もう我慢が出来なくなってしまいまして……」

 そう言いながらも、たっち・みーはジワジワとぷにっと萌えににじり寄り……ガッチリとぷにっと萌えの体を押さえ込んだ。元警官として培った技術の全てを駆使して。

「えっ!?えっ!?ちょ、本当、何なんですか!?え、我慢って一体!?」

 半ば寝ぼけていたぷにっと萌えも、流石にそこまでされては目も覚める。慌てて蔦を動かして藻掻くが……プロの拘束技術から抜け出すなど不可能で。たっちの腕からは逃れることが出来なかった。

「一口で良いんです、一口。ぷにっとさんの蔦……私に、食べさせてくれませんか……?」

 ハァハァと息を荒げながらそう言われて。ぷにっと萌えは本格的に身の危険を感じ始める。

「い、嫌ですよっ!そんな痛そうなの!!それに俺、そろそろ力を溜めなきゃいけないので、蔦一本ですら無駄になんか出来ないんですってば!!」

 全身の蔦を激しく揺らめかせながらそう叫ぶぷにっと萌えに、たっちもほんの少し冷静になる。

「力を溜める、って何でですか?」

 腕の力は緩めずそう問うと、ぷにっと萌えは蔦を小さく揺らしてたっちに答える。

「そりゃあ……本格的に冬になる前に、種を蒔かないといけませんから。植物らしく。繁殖するというか、シモベを創造する、というか……まぁ、そんな感じですね」

「種、ですか……」

「はい、種です。だから、全身に魔力を行き渡らせないといけないんで、蔦一本たりとも無駄には出来ないんです。……わかって貰えましたか?」

 自分を拘束している、高身長のたっちを見上げながらぷにっと萌えがそう言えば。

「ぷにっと萌えさん。じゃあ、私が協力しますので、そうしたらあなたを食べさせて貰えませんか?」

 と、たっちは怖いくらいに良い笑顔で訊いてきた。

「……は?え?ちょ、協力って、何を……んっ!?」

 体幹部分の蔦を掻き分けるようにして侵入してきたたっちの指先に、ぷにっと萌えが小さく体を震わせる。

「魔力が足りないのなら、私がぷにっとさんに直接供給しますので……種が出来たらあなたを食べさせて下さいね?それまでは、舐めるだけで我慢しますから」

「ちょ、舐めるだけって!じゃあ何でたっちさん俺の体に触ってるんです!?や、駄目ですってば……!そんな所触らないで下さいっ!!」

 服を捲り上げ、その下の体の部分を直接撫で回されて、ぷにっと萌えは悲鳴のような声を上げる。だが、たっちはその手を止めたりはしない。

「……こうして、あなたを拘束していると……すぐ近くで美味しそうな良い匂いがして堪らないんです。本当は、今すぐ囓り取ってしまいたいんですよ?でも、無理矢理そんな事するのはいけませんし、モモンガさんにもギルド内捕食は禁止って言われてますから……」

「あっ、ちょっ、じゃあ何するつもりです!?魔力の供給って、まさかっ……!」

 体の上を這い回る、小手に包まれた掌。その固く冷たい感触にぷにっと萌えはぶるり、と体を震わせると必死に身を捩る。たっちの拘束から逃げ出そうと。

「はい。私の魔力を直接あなたに注ぎ込もうかと。そうすれば、早く種が出来るでしょう……?」

 愉しげにそう言われて。ぷにっと萌えは今まで以上に激しく暴れ始める。だが、ガチビルドかつワールドチャンピオンのたっちに腕力で叶うはずもなく。背後から羽交い締めをされたまま、体をまさぐられてしまう。

「それは、確かにそうかもしれませんけどっ!!俺男ですしっ、たっちさんも雄ですよね!?その鎧ずっと脱いでませんけど……まさか、雌に変わったとか?」

「……変わってませんよ。ちゃんと男……雄の蟲ですね。だから、ちゃんと魔力も注げますよ?ぷにっとさんもヴァイン・デスで植物系ですけど……人型ですし、生殖器ありますよね?」

「……ありますけど……使いませんよ?俺、栄養さえあれば自力で種作れますし……女性の好みは人間の時と変わってないので、もしこっちに同種の雌が居ても突っ込みたくはないですねぇ……。って、触らないで下さいよたっちさん!!ちゃんとヒトの話聞いて下さいっ!!」

「聞いてますよ、ちゃんと。生殖器があるって事は、魔力の供給も出来るって事ですから。安心しました」

 恐らくは兜の下は満面の笑みなのだろう、と思わせる声でそう言われて。ぷにっと萌えは硬直した。

「何でソコで安心なんです!?おかしいでしょう、どう考えてもっ!!たっちさん奥さんいるでしょうにっ!!」

 ぷにっと萌えがそう叫ぶとたっちは一瞬動きを止めたが……とんでもないことを言い出した。

「妻がいるのと、魔力供給は同時に存在しうる事象ですから。問題ありません。ほら、そんな事より早く私の魔力を受け入れてちゃんと種を作って下さい。そして私に食べられて下さい」

「嫌に決まってるじゃないですかー!!って、舐めないで下さいよっ!!たっちさんの舌、滅茶苦茶捕食モードじゃないですか!?チロチロしないで下さいよー!!わー!!助けてモモンガさーんっ!!」

 ギルマスの名前を呼びつつ、ジタバタと暴れるぷにっと萌えを押さえ込んだまま、たっちは異形と化した舌でぷにっと萌えの頭部から体に掛けてをじっくりと味わうように舐める。その舌は、細長くまるで触手を思わせる長さで……その先端は、三つに割れていた。そして、その先端の全てがぷにっと萌えを味わうようにゆっくりとその体表を這い回っていた。

「あぁ……ぷにっとさん、体の表面からすごく美味しそうな匂いがします……。舐めてるだけでも理性が飛びそうになりますよ」

「嫌だーーーーっ!!!たっちさん俺の話聞いてーーーー!!ヒッ!?囓らないで下さいよ!?舐めるだけって言ったのにーーー!!」

 大顎をカパッと開くと、内側に収納されている歯でガジガジと甘噛みされて。ぷにっと萌えは恐怖のあまり錯乱状態になってしまう。ペチペチと蔦でたっちを攻撃するが、その蔦を掴まれてその先端を舐められると、全身を大きく震わせた。

「ぷにっとさんは、やっぱり甘くて美味しいですね。ぷにっとさん、普段何を食べてるんですか?」

「普通にナザリックの食事を……って!違ーーーう!!!魔力とか要らないから離してええええーーーーー!!!!!」

 うっとりとしながらそう言ってくるたっちに、捕食される!という恐怖でパニック状態のぷにっと萌えは、アインズ・ウール・ゴウンの軍師とは思えない慌てっぷりだ。人間(元、ではあるが)、恐怖が極まると泣き叫ぶしか出来なくなるというのはあながち間違ってはいないようだった。

「!ッ、あッ……?や、嫌だ、たっちさっ……!」

 ガブリ。と、今までより少し強く噛まれて。ぷにっと萌えが大きく反応した。その声は、今までの悲鳴とは違って妙に甘くて。たっちは、口元を緩ませる。

「ぷにっとさん、強くされるのがお好きなんですか?……あぁ、滲んで来る体液……ううん、樹液って言ったら良いんですかね?やっぱり、極上の甘露ですね」

 ジュルッと強く吸い上げて嬉々としてぷにっと萌えの体液を啜るたっちは、蟲系の異形種の本性を露わにしていて……人としての意識はほぼ消えているように見えた。

「い……嫌、だ……たっち、さ、俺、変、だか、ら……」

 自分の体液……人間で言う所の血液を吸われているのに、ぷにっと萌えの体は快楽を感じ始めているようで……その声は、どんどん甘さを増している。その事に気付いたたっちは、笑みを深めながら手を滑らせてゆく。

「私に食べられるのを待ってたみたいな体ですよね。だって、吸われてこんなに反応してますよ?ぷにっとさん」

 服の裾から手を忍ばせて人間で言うと下肢にあたる部分をそっと撫で回すと、ぷにっと萌えはビクリ、と大きく体を震わせる。触れた先には、蔦。だが、それは他の蔦とは違っていて。一番太く、長さのあるそれは、色こそは他の蔦と一緒だったが、その先端は紫を帯びた赤だった。

「ぷにっとさん、植物系だけど花粉じゃなくて精液なんですね。ふふっ、ペニス四本とか……どうやって繋がるんでしょうね?」

「……ッ、ぁ、違、コレは、雄蕊(おしべ)、だから……ぁ……」

 四本の蔦を纏めて掴み扱きあげると、ぷにっと萌えの体から力が抜ける。それを見て、たっちはそのまま草むらにぷにっと萌えを押し倒した。

「さぁ、私と繋がりましょう。そして、私の魔力をいっぱい吸収して……立派な種を作って下さいね?」

 大顎をガチガチと鳴らしながらたっちはそう言うと、ぷにっと萌えにのし掛かる。そして、その首筋に齧り付く。一度穴の空いたソコは、容易くたっちの牙を受け入れた。

「……あっ、あぁ……駄目、です……たっち、さん……吸わない、で……」

 弱々しくたっちの胸板を叩きながらそう言うぷにっと萌えの体を、たっちはまさぐり続ける。魔力の供給をする場所を探す為に。

「あぁっ!?や、駄目、触らないで……!たっちさん、駄目っ……!!」

「……あぁ、此所ですか。やっぱり、植物系は人間とは違いますね。我々異形種は排泄もしないのに……何でこんな物があるんでしょうね、ぷにっとさん?」

 四本の雄蕊の更に奥に隠されるように存在するそれを捉えたたっちは、そっと指を挿入してみる。すると、蔦に包まれた穴の内側に無数に生えた小さな触手が、たっちを誘い込むように激しくうねった。深い穴の内側に沿うように生えている触手は、イソギンチャクを思わせる形状をしていた。その内側は、半透明の粘液で濡れている。

「知らないですよっ、そんなの……!って、あぁっ……!指、入れないで下さいっ!」

「……樹液とは味が違いますね。樹液よりは甘さが控えめで……爽やかな味と言うか。スウィーティぽいですね。植物系だからでしょうか?」

 指で中を確認した後、その指を舐めてたっちは味を確認している。その様子を見て、ぷにっと萌えは激しく蔦を揺らした。

「ちょ!?何やってるんですかたっちさん!そんなの、舐めないで下さいよっ……!!」

「いや、ぷにっとさん全身美味しそうだから味見を、と……。やっぱり、人型の異形種は魔力の供給が出来るように凹凸部分が両方ある種族が多いみたいですね。粘体のヘロヘロさんとかはどうなってるのかは分かりませんけど……蔦のぷにっとさんでもこんな穴があるんですから、他の種族もちゃんあるんでしょうね」

 そう言いながら、たっちは武装を解くと素手で再びぷにっと萌えに触れてゆく。蔦と、そこから生えている葉を撫でるように触れると、ぷにっと萌えの体がぴくぴくと小刻みに震えた。その度に、ザワザワと葉が揺れる音がする。

「や、たっち、さん……」

 小さな声でそう言うと、ぷにっと萌えは左右に頭を振ってたっちを拒む。だが、下肢の魔力供給口はしとどに濡れていて。内側に生えている小さな触手は、供給元を待ち望むかのように内側へ誘い込む動きを繰り返していた。

「大丈夫ですよ。魔力の供給は気持ちいいらしいので……ぷにっとさんも、気持ち良くなれますって」

「そういう、問題じゃ……!ひッ!やぁ、指……!駄目です、入れちゃ……ぁんんっ……」

 たっちの指が、内部に挿入されて。ぷにっと萌えの触手が、それを喜ぶかのようにたっちの指を迎え入れる。

「あぁ……気持ち良いですね、ぷにっとさんの中……。触手が、私に絡みついてきて……もっと、奥に欲しそうですよ?ぷにっとさんの此所……」

 奥からどんどん透明の粘液が溢れるそこに、たっちの指が沈む度に粘着質な水音が響く。

「ぷにっとさん……甘い香りが、どんどん強くなってますね。その香りを嗅いでいると……早くあなたを食べたくて仕方がなくなってしまいます。俺の魔力、たくさん注いであげますから……早く、種を作って下さいね?ぷにっとさん」

「!あッ、駄目たっちさ、あぁっ……!!」

 小柄なぷにっと萌えの両脚を抱え込むと、その中心の供給口にいきり立った凶暴なモノを押し当て、たっちは一気に最奥までその凶器を埋め込んだ。

「……ッ……。すごく、気持ち、良いですよ……ぷにっとさんの、中……。私のに、絡みついて、吸い上げて……」

 外骨格で防御されていたそれも、挿入する際は露わになって。たっちのそれは、生々しく滑る、赤い筋繊維のような色の性器だったが……その先端は、舌と同じ様に三つに別れていた。

「ぁ……っ、ん、ぁっ……嫌、です……こんな、奥、ぁ……!」

 緩やかにたっちに突かれるだけで、ぷにっと萌えは甘い声を上げる。それは、今現在たっちが感じているぷにっと萌えの香りを想起させるような糖度で。たっちの興奮を煽るだけだ。

「んっ……奥まで、入れないと……十分に、私の魔力を注げない、でしょう……?ぷにっとさんだって、ぁっ、こんなに私を締め付けといて……嫌なんて、言わないで下さいよ?」

 自身のモノに絡みついてくる、ぷにっと萌えの下肢の触手の感覚を堪能しながら、たっちはその動きをより激しくしてゆく。そして、再び首元に噛み付きその樹液を啜る。その瞬間、ぷにっと萌えの中のたっちのモノがより大きく膨れ上がった。

「ぷにっとさん……駄目です、私、もう……我慢、出来そうに、ないです……早く、種を作って下さい……!」

「あぁっ!?や、ちょ、待って!無理!!そんな、開かなっ……あぁっ……!!」

 一番奥まで突き入れられて。何度も激しく抉られた後、一番奥のキツく締まった部分に、たっちのモノの先端にある三本の器官が当てられる。その器官は、その縁を掴むようにして、ぷにっと萌えのそこをこじ開けようとする。そうして、更に深い部分への侵入を果たそうとしていた。

「開きますよ。私のこれは、そういうものですから。より奥に魔力を注ぎ込んで……相手を自分の物だって、マーキングする為の器官ですし。まぁ、本来は種付け用なんですけどね」

 さらり、とそんな怖いことを言うたっちに、ぷにっと萌えはたっちの体に蔦を何重にも絡ませて抵抗するが、たっちはその蔦に歯を立てて何度も噛む。

「ぷにっとさん、暴れないで下さい。そんなに暴れられたら……間違って、噛みちぎってしまうかもしれませんから」

「ッ……!ひぅっ!や、嫌です……俺、変……やぁ、突かないで下さ……!んんっ……!」

 たっちにそう言われて、抵抗する為にたっちの体に絡ませた蔦も囓られて。ぷにっと萌えは、たっちの為すがままだ。最奥すらもこじ開けられて、たっちのモノの先端で何度も奥を抉られて。徐々に狂わされてゆく感覚に耐えるよう、小さく頭を左右に振るが……そんなぷにっと萌えの抵抗を嘲笑うかのように、たっちはぷにっと萌えの腰を抱え上げて固定すると、笑顔で言い放つ。

「ぷにっとさん。これが私の魔力ですよ。全部吸収して……立派な種を作って下さいね?」

「!?ゃ、あ、あ、ぁあぁっ……!!」

 その言葉と同時に、こじ開けられた最奥にたっちのモノの先端がねじ込まれ……熱い体液がもの凄い勢いで注ぎ込まれた。精液と考えるには、あまりにも多い量。それは、確かに魔力の奔流と言うに相応しい量の物だった。

 たっちに魔力を注がれた瞬間、ぷにっと萌えの頭部の花が散った。そして、その根元には小さな実が実っている。そのことに気付いたたっちは、嬉しそうに口を開く。

「良かった……ぷにっとさん、ちゃんと私の魔力を吸収出来たんですね。でも、まだ実が一つだけですから……もっと一杯種が出来るよう、頑張って魔力を注ぎますよ。ぷにっとさんも、もっと私の魔力欲しいでしょう……?」

 腰を揺らしながらそう訊けば、どこか虚ろな瞳のぷにっと萌えは小さく頷くと体内に埋められたままのたっちのモノを小刻みに締め上げた。

 

 

 

sideぷにっと萌え

 

 ヴァイン系が肉食なのは、ユグドラシルユーザーなら全員が知ってると思ってた。でも、たっちさんはどうやら知らなかったみたいで。俺を食べさせろ、と迫ってきた。……むしろ、俺がたっちさんを食べる方なんだけどね。蟲系の異形であるたっちさんがこんなに理性を失ってるなんて……やっぱり、俺はヴァイン系の中でも食虫植物の性質が強いみたいだ。

 だって、俺が種を作る時期に合わせて餌が来るなんて……どう考えても、出来すぎじゃないか?俺が食虫植物じゃなきゃ、このタイミングで餌をおびき寄せるなんて出来る訳がない。

 流石に、首筋を噛まれて体液を吸われたときは焦ったけど……先行投資だと思えば、まぁ。

(あー……でも、マジで殺されるかと思ったからなー……終わった今なら、こうして冷静に思い返せるし、色々推測も出来るけど。……たっちさん、あの時の俺忘れてくれないかなー……)

 今自分で思っても、あれだけ取り乱して泣きまくったとか……恥ずかしすぎる。しかも、たっちさんに捕食されながら犯されて感じていた、なんて。認めたくない。

「……あぁ、でもたっちさん。貴方の肉は、美味しかったので……ギブアンドテイクで良ければ、また俺も食べさせてあげますよ」

 俺の足元で、意識を失っているたっちさん。たっちさんは、俺に何度も魔力を注いで……抵抗力が落ちた所を、俺が眠らせたのだ。そして……魔力供給口に挿入されていた、たっちさんのモノを美味しくいただいた。

 俺の、魔力供給口。その形状は、食虫植物の胃の内側のような作りになっている。常に粘液で覆われていて……触れた物を奥まで誘い込む、小さな触手付きなんだから、たっちさんもちょっと植物に詳しければ気付けただろうに。消化液が愛液のような滑りを持っているのは、こうして交わった後に食らう為なんだろうか?普段は消化する酵素が混じっていないから、交わっていても相手は気付かないだろうし。

(うーん……マジでトラップ系と言うか……テクニカル系だよなぁ、ヴァイン系。アサシン系のも居るけど、俺の場合は設置型の罠、って感じかなー……)

 蟲の肉がこんなに美味な物だなんて、知らなかった。……知ることが無いように、六階層に引っ込んで光合成してたのに……たっちさんが、俺の枷を外してしまった。だから、俺はもう戻れそうにない。

「たっちさんのモノは中々ボリュームもあって美味しかったので、蔦一本くらいなら交換してあげますよ。実もたっぷり出来たし……後でウルベルトさんにお礼も兼ねてワイン用にあげようかな」

 そう言いながら、俺はたっちさんの局部にポーションを振りかける。すると、途端にたっちさんのモノは再生された。……今ならたっちさん眠ってるし、もう一本くらい食べても許されるような気がしないでもない。

「たっちさん。俺も貴方が美味しいと思ってますし……先に俺を食べたのは貴方なので、もう一本、ご馳走して下さいね?」

 俺が呼びかけても反応がない、深く眠ったままのたっちさんのモノに手を伸ばすと、俺はまた彼の逞しいモノを根元から引きちぎった。

 

 

 

sideモモンガ&ウルベルト

 

「……」

「……」

 狩りから帰って来てすぐ。影の悪魔(シャドウデーモン)から渡された映像を見て、二人は凍り付いた。……何せ、そこに収められていたのは、前半はたっちが泣いて嫌がるぷにっと萌えを犯している光景だったし、後半は後半で散々魔力を注ぎ込んで意識を失ったたっちを嬉々としてぷにっと萌えが捕食している光景だったのだから。

「……この後、どうなった?」

 ウルベルトにそう訊かれて、影の悪魔は口を開く。

「ぷにっと萌え様がたっち・みー様のお身体を堪能した後ポーションで傷を癒やされて……目が覚めたたっち・みー様に蔦を一本差し上げていました。お二人とも無事です」

 その言葉に、二人はホッと胸をなで下ろす。

「良かった……ギルド内で死亡者が出なくて……!」

「あー……ヤベェ。たっちの狂い方、甘く見てたわ。ぷにっとさんに後で謝っとこう……。結果オーライでも最初がレイプとか流石にねぇわ……聖騎士(パラディン)ってこんな非道なことしても平気なんですかね……俺(あくま)ならいざ知らず」

 二人して口々に違ったことを言っているが、お互いの顔を見て微妙な表情になった。

「……ウルベルトさん、ぷにっとさんにお礼とか言われてましたけど……何なんです?」

「えーと……種を作る為に餌が欲しいって話をされてまして。最初は俺が聖王国両脚羊(アベリオンシープ)の肉でも持って来ようか?って言ってたんですけど、たっちが蟲だし、って流れから、まぁ。何かあったら今日みたいにたっちの背中を押す約束してたんですよね。いやー、流石はアインズ・ウール・ゴウンの軍師ですよね!俺、掌でコロコロされてますわ、マジで」

 笑いながらそんな事を言われて、モモンガは頭を抱えた。

「……どうすんですか、マジで。俺、こんなドロドロした捕食関係、フォロー出来ませんよっ!?ちゃんと責任取ってウルベルトさんが収めて下さいよっ!!」

「えー?モモンガさん、ギルマスじゃないですかー。そこを何とか……ね?」

 モモンガにそう詰め寄られて、ウルベルトは笑いながら小首を傾げてそうおねだりするが、そんな事でモモンガが誤魔化される訳も無く。

「知りませんよっ!!ウルベルトさんのバカっ!!」

 そう、モモンガの声が執務室に響き渡ったのだった。

 

 

 

sideたっち・みー

 

 ぷにっとさんの中が気持ち良すぎて、我を忘れて何度も魔力を注いでいたら、ふわふわした感じがして意識が遠のいて。気付いたら、ぷにっとさんに抱き起こされていた。

「たっちさん、大丈夫ですか?魔力、急に出し過ぎたからか、気を失ってたんですよ?」

 気遣わしげにそう言う彼は、いつもの彼で。あんなに強く漂っていた甘い香りも、今はもうしない。ふと彼の頭部の花を探すが、もう花も名残の実も見当たらない。代わりに、双葉がちょこん、と揺れていた。

「ぷにっとさん……花は?」

「あぁ、もう実を付けたので、枯れたんですよ。これは二代目です。たっちさん、魔力ありがとうございました。これ、お約束の俺の蔦です。……でも、もうあんな無理矢理は止めて下さいね?魔力供給とは言っても……やってる事は普通にセックスですし、聖騎士(パラディン)がレイプとか駄目でしょう?カルマ値下がっちゃいますよ?」

 諭すように穏やかにそう言われて。私は恥ずかしさに思わず彼から目を逸らす。確かに、あの時の自分はかなり理性が飛んでいたが……それでも、確かにあれは自分がやったことで。記憶もきちんとあるし、再発させてはいけないだろう。

「……本当に、すみませんでした。どうかしてたんです、私……。ぷにっとさんにあんな酷いことを……」

「謝らなくて良いですよ。魔力をたっぷり頂いたので、無事種も出来ましたし。その、大変申し訳ないですが、蔦は流石に一本しか差し上げられませんけど……たっちさん、最中俺の体液思い切り吸ってたから大丈夫ですよね?」

 ほんの少し恥ずかしそうにそう言われて、私は思いきり頭を縦に振る。

(あああああ……!!確かに、やってた!吸血鬼みたいな事をっ……!ぷにっとさんなんて寛大なんだ……私が同じ事されてたら、こんな風に許したり出来ないっ……)

 と、内心激しく悶えながらも、ぷにっとさんの蔦を受け取る。長さ一メートル、直径六センチくらいのかなり大ぶりな蔦だ。これだけあれば、暫くは楽しめそうだ。

「ありがとう、ございます。……その、ぷにっとさん」

「はい?」

「その……大変、図々しいお願いかとは思うのですが……この蔦が無くなった頃、また伺っても良いでしょうか?」

 そう訊くと、ぷにっとさんは小さく手を揺らしながら笑ってくれる。

「ふふっ、無理矢理魔力を注ごうとしないのなら良いですよ?」

「し、しませんよっ!!ちゃんと、その、許可を取りますので。私の魔力と交換に、蔦を頂けたら、と……」

 笑顔のぷにっとさんにそう言うと、ぷにっとさんは笑顔のまま頷いてくれる。

「良いですよ。ただ、今回は十回は注いでいただいているので……同じくらいの量を頂く事になりますけど、大丈夫ですか?それくらい貰わないと、俺の再生が間に合わないんですよね。ポーションでの回復とはまたシステムが違いますので」

 ぷにっとさんは植物系の異形だから、そういう事もあるのだろう。……に、しても十回……。我ながら怖くなる。そんなに魔力を注いでいたのか、と。それでは確かに、魔力不足になって気を失うのも理解が出来る。

「わかりました。では、その条件でお願いします」

「じゃあ、契約成立ですね。ではこれからもよろしくお願いしますね、たっちさん」

 そう言って笑うぷにっとさんは、何だかすごく楽しそうで。私は一瞬感じた胸のざわめきを、そっと奥へとしまい込んだのだった。




……たっちさん、合掌。
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