※この作品はR-18です。

先生がメスガキにロリコンにされる話   作:汎用うさぎ

6 / 9
日間一位に一瞬だけ輝いてしまったようで嬉しい…嬉しい…
本番のほの字も出てないのにR-18でいいのか…(いいやよくない)という展開の遅さ。逆にそれで良いのでは感も否めない。そんな感じ。
作者の感想はさておき、本編ドウゾ--


5.絶体絶命

喉が渇いたような、声の出し辛さに襲われて声が発せない。たかだか『こんにちわ』と挨拶されただけでだ。

 

「どうしたの〜センセ?」

 

甘えるような声で『センセ♡』と呼ぶ水瀬沙耶香は、ラジオ体操の時と変わらぬ格好でプールへとやってきた。

それが朝の出来事を想起させ、俺は再びピンク色を思い出してしまい、心臓がドクンと大きく脈を打つ。

 

心が忙しなく、落ち着かない。ただの挨拶に一体何を恐れているんだ俺は。大人らしく挨拶を返すんだ…。

 

「あっ、あぁ…こんにちわだな。」

 

何故、沙耶香と話すとこんなにも動揺してしまうのか。

 

昨日の放課後までは普通の生徒と教え子の関係だった。仲が良く愛着のある生徒であるのは間違いない。だが、生徒は皆んな正しく平等に見れていたはずだった。

 

今、水瀬沙耶香という存在が自分の中で他の生徒とは違う“特別”になり始めているのは、最早否定できないほどに俺は意識してしまっている。

 

俺はそれがダメだと分かっているのに、水瀬沙耶香を、意識している。いや、意識させられているのか…?

 

「ふふふ…それじゃあ着替えてくるね〜」

 

そう言って沙耶香は女子更衣室の中へと消えていった。

 

沙耶香の水着姿は去年一昨年と毎年見ている。だが、これまでと同じような目で見ることが出来るのだろうか。

子供らしくはしゃぐ姿を元気だなぁと笑って見守る事が出来るのか…

 

心臓は未だ高鳴っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着替え終わった生徒が続々と更衣室から飛び出してシャワーを浴びてプールへと飛び込んでいく最中、女子更衣室の扉がキィ…と音を立てる。

 

「じゃーん!どぉ?可愛いでしょ!」

 

更衣室から出てきた沙耶香はトテトテと一直線に俺の側に駆け寄るとクルリと回って水着姿をお披露目する。

 

「あ、あぁ…似合ってるぞ」

 

去年と変わらぬスクール水着だ。

毎年見ているから今更感は拭えないが、スイムキャップを被って準備万端ですと言わんばかりの水着姿は去年と変わらず可愛らしい。

 

そして、去年より少し成長した沙耶香の水着はサイズが少し小さくなったのか、凹凸の少ない身体にピチッとピチッと張り付き、身体のラインが強調されている。

健常者なら魅力を感じないであろう貧しい身体のラインに、俺は心のどこかで魅力を感じてしまっていた。

 

その事を胸の中に押し隠し、可愛いという感想だけを述べた。

 

しかし、沙耶香は俺のコメントに対して思うところがあったのか顔を顰めた。

 

「スク水が似合うはなんか複雑なんだけど…先生が好きならそれでいいや」

 

「…は?えっいやーー」

 

「スク水、好きなんだねセンセ♡」

 

その言い方だと俺がスク水好き(フェチ)の変態みたいじゃないかと、言い返す暇もなく沙耶香はクスリと笑ってシャワーを浴びに行った

 

幸い、沙耶香との会話を聞いている生徒はおらず、スク水フェチの疑惑を向けられる事はなかった。

 

(誰にも聞かれてない…か。)

 

シャワーで“冷たっ!”と悲鳴をあげる沙耶香を尻目に周囲をキョロキョロと見渡す。特に俺と沙耶香のやり取りを聞いていた生徒はいないようだ。

 

ホッと胸を撫で下ろすのも束の間、流れるようにシャワーを浴び終わって水で濡れた沙耶香が再び俺の前にやって来る。

 

「うー冷た…涼しい通り越して寒いよ…。」

 

身体をぶるぶると震わせながらシャワーの文句を言っている。まぁ、分からんでもないが…早すぎるだろ…

 

「ちゃんと浴びて来たのか?随分と早かったが…」

 

「ちゃんと浴びたよ!ところで先生はプール入らないの?」

 

沙耶香は誤魔化すように捲し立て、急に話題を変えてきた。

 

「一応水着着てるけど、俺は監視員だからな。緊急時にしかプールには入らないぞ。ほら、準備体操始まるから並んでおけ」

 

俺はサーフパンツの水着にパーカーを羽織っている。そしてパーカーを脱ぐつもりは緊急時以外ない。監視員の仕事をしっかりと熟すつもりでいる。

 

そして視界の隅ではシャワーを浴び終わった生徒達が集まって準備体操の輪を作り始めていたので、俺は沙耶香にそれに混ざるように指示を出す。

 

「ふーん、つまんないの〜」

 

頰を膨らませて不満気な沙耶香だが、それ以上駄々をこねることも無く準備体操の集団に混ざり、人が揃うと一斉に準備運動を始める。

 

「いっち、にぃ〜、さん、しっ〜」

 

屈伸、伸脚、深く伸脚…肩のストレッチと順番に準備体操を進める沙耶香。

 

屈伸の時には突き出されたぷりっとしたお尻に、伸脚の時にはクロッチ部に、肩のストレッチや白い腕が振り上げられる度にその脇に視線が奪われる。

 

勿論、見ては駄目だという葛藤もあるし、監視員として役割をこなしつつチラリと見る程度………

そのチラ見の回数が異常に多い事は自覚せざるを得なかったが、沙耶香は俺の視線に気付いた様子もなく体操を終わらせて、同級生と共にプールへ“ちゃぽん”と音を立てて入水した。

 

俺は生徒全員が体操を終えてプールに入ったことを確認するとプールの監視台に座ってプール全体を俯瞰する。

 

プールに入って間も無く、生徒が“わーきゃー”とプールで遊んで騒ぎ始める。午前中と変わらず、男子は悪ふざけを始め、それを見て女子が“やだー”と笑っている。

 

沙耶香も友達と共にプールを満喫しているようで此方には偶に視線を送る程度で話しかけたりしてくる事はなく時間が過ぎていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁に立て掛けられた時計の針が午後の3時を指し示す頃、俺は監視用の高椅子から降り、無造作に収納されたビート板をキチンと整理整頓したり、プールの水面のゴミを網で掬ったりと、締めの作業に入っていた。

 

「さて、そろそろ閉めるか…」

 

時間はまちまちだが、時間が経つにつれ生徒は続々とプール上がっていく。プール解放の終わる15:00の30分前には生徒は全員プールから上がってシャワーを浴びて更衣室で着替え、遊びに行ったもしくは帰宅していた。

 

沙耶香1人を除いて。

 

“この後の課外講習まで時間あるしもう少し入ってたい”と帰っていく友達にそう言って沙耶香は広いプールを泳いでいた。

水泳部ではない沙耶香だが泳ぎはかなり得意だ。人がいる状態だと思い切り泳げない、そのジレンマから解放された沙耶香は綺麗なフォームのクロールでスイスイと泳いでいる。

 

「おーい、そろそろ上がってこーい!」

 

時計を見て、そろそろ切り上げるべきと判断して口に手を添え、大きな声で沙耶香を呼ぶ。

 

「ーーぷはっ!あー泳いだ泳いだ!ってあれ?もう先生だけ?」

 

夏の空を映し出す水面から顔を出した沙耶香はキョロキョロと周りを見渡し、俺しかいない事に今気がついた様子だった。

 

「とっくの昔にな。皆んな着替えて出て行ったよ」

 

「ふーん、そうなんだ」

 

ぱしゃぱしゃと顔を出して器用に泳ぎながらプールの手摺に掴まり、プールから出てきた沙耶香は少し呼吸が荒く、水の抵抗が少なそうな薄い胸を上下させていた。

 

「もうプール閉める予定の15時だからな」

 

「課外講習まであと1時間かぁ〜」

 

沙耶香はスイムキャップを外し、シャワー場に行き、濡鴉の短い髪をシャワーで洗い流しながら呟いた。

 

「あぁ。まぁ、沙耶香は家近いし良いじゃないか。帰ってゆっくりしてくればいい」

 

一応狭いローカルな上に保護者面談等で生徒の家の場所は大体把握している。沙耶香の家は学校から5分もしないうちに着く程度の近さだ。一度帰ってから課外に来ても余裕が有り余るくらいだろう。

 

「いや、私そのまま課外に出る予定だよ?」

 

シャワーを浴び終わり、フェンスに立て掛けてあったラップタオルで髪を優しく拭き上げながらあっけらかんとした様子で言う。

 

「それまでどうするつもりだ?」

 

「んー、先生とお話し?でもして…かな?私ちょっと先生に聞きたいことがあったし」

 

ーー聞きたいこと。

 

そう言われて、背中に冷たい何かが走る。嫌な予感、虫の知らせ、予兆、それらが俺の不安を掻き立てる。

 

もしかして、という言葉が全身を巡り抜ける。急に代謝が良くなったように汗が噴き出始める。

 

「な、なんだ…聞きたい、事って?」

 

出来れば聞きたくない、逃げたいという気持ちに駆られるも、ここでそれ以外の選択肢を取るのは異常に映る。

沙耶香の質問を聞く以外に道はないと覚悟を決めーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先生ってさぁ、玲子先生のこと好き?」

 

…………ん?レイコセンセイ?え?玲子先生?あの玲子先生の事が好きかどうか?それが聞きたい事…?

 

(……っはぁぁぁぁぁぁぁぁ…何だそんな事か…)

 

これまでの混乱が嘘のように消え去り、思考がクリアになる。心臓の動悸は未だに健在だが、最悪の事態を逃れた俺はホッと一息吐いた。

 

「えー、あぁ〜そうだな。好ましいのは確かだし憧れではあるけど…」

 

学校一の美人教師で、俺の二つ上の先輩で仕事について優しく指導してくれたり、悩み事の相談も親身に聞いてくれる。あと胸が大きい。

そんな人がお嫁さんになってくれれば、と考えたことがないと言えば嘘になる。だが本当に好きかどうかと言われると、と言った感じだ。

 

「そうなんだ。…それじゃあーー

 

 

 

 

ーー沙耶香のこと、好き?」

 

(………!?!?)

 

この一言で落ち着きかけていた俺の思考は再びカオスに落とされる。

 

どう答えるか…どう答えるのが正解なのか、俺は乱れた思考で脳をフル回転させる。

 

勿論、沙耶香の事は好ましく思っている、だがそれは生徒としてだ。異性としては………今日の朝の事があるが、あれは気の迷いだ。そもそも教師という立場上見てはいけないのだ。

 

この質問に対しては、まず嫌いなどとは絶対に言えない。それは沙耶香を傷つける回答だ。

そして反対に安直に好きだとも言えない。変な期待を抱かせてしまうかもしれない。

この時期は男女共に思春期に入り始める頃、それが心を浮足立たせるもの。故に俺が言うべき解答はーー

 

「あー、えーと…沙耶香の事は生徒としては大好きだぞ?だけど、異性としては見れない。俺は大人で、沙耶香はまだ子供だからーー」

 

生徒と教師の正しい関係を説こうするが、俺が全て言い切る前から沙耶香は口元を押さえて俯いた。

 

「ーーひっ…くっ…」

 

沙耶香は必死に嗚咽を抑え込み震えている。沙耶香の俺に対する好意は知っていた。だが俺はそれに応える事は出来ない。説得の言葉を止める事はできない。

痛々しく可哀想な姿だが、沙耶香のためを思ってここははっきりと言うしかない。

 

「悪いがそういう目ではーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーぷっ」

 

“見れない”と口に出そうとした瞬間、沙耶香が唐突に顔をあげ、覆う手のひらをお腹に当てる。

その顔に浮かぶのは涙などではなく、笑いを必死に抑え込もうとする歪んだ顔ーー

 

「……あはっ♡あはははははははははははっ!」

 

大量の水を押し留めていた堰きが崩壊するように、腹に溜め込んでいた笑いが激流となって口から溢れ出る。そんな激しい笑いだった。

 

突然のことに俺は理解が及ばない。何故泣いていない?何故笑う?

 

「さ、沙耶香…?」

 

俺が困惑した様子の声で名前を呼べば、沙耶香は笑いすぎて溢れでた涙を指で掬って俺のことを真っ直ぐ見つめた。

その顔は愉悦に歪んだ、ひどく恐ろしく艶やか表情だった。

 

「先生は大人で沙耶香は子供?そういう目で見れない?…ぷっ、ふふふ面白すぎてお腹痛い…」

 

お腹を抱えてひーひーと笑う姿はまさに抱腹絶倒。沙耶香がここまで声を上げて笑う姿を見たことがないほどにだ。

 

「一体何を…」

 

「先生さぁ…口では良い子ぶってるけどさーー

 

 

 

 

 

ーー沙耶香の事えっちな目で見てたでしょ?」

 

心臓を文字通り鷲掴みにされたような衝撃が走り抜ける。

身体の全身から嫌な汗が噴出し、心臓は激しく脈動し、呼吸は浅く早くなって呼吸が苦しくなっていく。

 

(…っ!?!?ーーマズイーーバレたーーいつからーーマズイーーマズイマズイマズイマズイマズイーー)

 

壊れたラジオのように後悔を繰り返す。バレなければ大丈夫は、バレたら大問題。今更後悔したところで、もはやどうしようもない。

 

これまで自分が積み上げて来た物が風が吹けば一瞬で散ってしまうような塵になった、あるいは、これまで自分がしっかりと踏みしめていた大地が、ひび割れた薄氷にすり替わった気分だった。

 

「朝の体操の時から、今の今までずっと。沙耶香の事えっちな目で見てたの、全部知ってるから。」

 

沙耶香は初めから気付いていて俺を泳がせていたのだ。より確実な証拠を得るために泳がせて、自分に視線が送られているのか、気付かないフリをして確認していたのだ。

 

「ぁ、いや…そんな事は」

 

もはや言い逃れが出来ないと分かっていながらも、俺は弁明しようとする。震える口からは自分でも情けない程に弱々しい声が出る。

 

「大人の人が小学生によくじょーしちゃって恥ずかしくないの?沙耶香知ってるよ、そういう人のことロリコンって言うんでしょ?」

 

沙耶香はクスクスと嘲るような笑みを浮かべている。

 

「ロリコンなんかじゃ…!!」

 

「ふーん、ここまで来てしらを切るつもりなんだ。」

 

『呆れた』と失望した様子で沙耶香は吐き捨てる。

 

長年見てきた教え子に失望されている、見下されている、その事実が俺の心をへし折りにきている。

いや、もはや完全に折れているに等しい状態だが、それでも何とかして弁明しようと足掻く。

 

「お、俺はっ…沙耶香の事を大事な生徒だと思っている…から、そんな目で、見たりは…」

 

「そーゆーのもういいから。先生がロリコンなのは沙耶香はちゃんと分かってるからそんな必至に誤魔化さなくてもいいんだよ?」

 

「誤魔化してなんかいない!!俺は正常だ…!!」

 

諦めの悪い大人()に沙耶香は軽蔑した表情から一転、挑発的な笑みを浮かべて俺の側に躙り寄る。

沙耶香の吐息や息遣いが感じられるほどに近い距離で、沙耶香は瑞々しい脣を震わせる。

 

「ーーじゃあさ、証明して見せてよ。先生がロリコンじゃないって事を♡」

 

そう囁く沙耶香の姿は、男を色香で惑わし、その精を搾取する悪魔(サキュバス)のようだった。




メスガキ「ざぁこ♡」

ロリコン「悔しいッ!でも興奮しちゃう!!」ビクンビクン

非ロリコン「メスガキに欲情なんてしないので、はい勝ち〜」

次回から本格的R-18の予定…(本番はまだない)

前回水際の攻防とか言ってたけど、他の生徒がいる事を考えたら難しくなったので描写省かざるを得なくなる(しょうがないネ!)
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