オリジナルクラスメイトは少なくしたい。
朝7時……。
スマホの目覚ましの音が響いた……登校中に。
いつも起きる時間より1時間も早く起きたからな。
寝たかどうかも不明だけど、昨日の眠気と疲れはない。
シャワーは一応浴びた。
6時から起きてたからお母さんがすごくびっくりしてた。
熱でもあるの?。と心配されたり。
「涼しい……。」
当たり前だが全然生徒の姿が見えない。
早めの登校も悪くないわね。
静かな通学路で静かに外気に触れられる。
-彩菜。試練はもう始っている。気を緩めるな。
unknownが私に話してきた。
「分かってる。第一のターゲットは薄々決めてある。助けると見せかけ裏切り私を犯したあのクズから狩る。」
ただ狩るんじゃなく。身も心も完全に叩き潰してね。
-なら、いいのだが。
「ねぇ、unknown。名前がunknownじゃいちいち長いから好きな名前つけていい?。」
許してくれるかしら?。このモンスターは。
-例えば……。
凄く嫌々そうね。
可愛い名前でも付けてあげたいな。
「そうねぇ。アンとか、アンちゃんとか。」
おい、やめろ。と即答された。
じゃあ……。
「クロちゃんはどうかしら?。」
-口元が上がってるぞお前、ふざけてるな。
ちょっと。悪乗りしすぎた。
こんなに楽しく誰かと喋るの久しぶりだからな。
「ごめん、悪乗りしちゃった。」
-そこまで気にしてない。ただネーミングセンスの無さに絶望しただけだ。
気を病むなとunknownは私に言う。
-ラ・ロ……。ラ・ロとよべ。私自身分からないがこの名が限りなく私自身を表したものだ。
「……ラ・ロか。うん。いいかも。」
特におかしくもなく、短くもない。
っていうか、本名みたいな名前持ってたのね。
これからこの名で呼ぼう。
「じゃあ、改めて、宜しく!ラ・ロ。」
-こちらこそ。試練を頑張ってくれ。
人が増えたので私達は会話を辞めた。
この後私は、ラ・ロの試練にあわせた改変の実態を味わうこととなる。
私は横断歩道で周囲数人しかいないなか一人で信号待ちしていた。
突如背中に炎を打ち付けられた感覚が走る。
「熱ッ!。」
驚き、歩行者信号が赤の横断歩道に出てしまう。
パァァァァァン!。と車がクラクションを響かせながら私に迫る。
「はぁ、本当生き心地がしない……。」
纏身し、一気に跳躍し事なきを得た。
ぶつかってても私が勝ったろうけど、運転手さんがどうなるか分からないからね。
避けるのが一番よね。
私のまわりは常に危険が付きまとうようになったんだ。
「あの女……容易にかわすなんて……。やっぱり私の手で仕留めるべきね……。」
彩菜に火を放った同じ制服を着た生徒は忌ま忌ましい顔つきで、違う道をたどり高校を目指した。
「どうせアイツの勾玉なんて弱っちぃに決まってるのよ。絶対殺す。」
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-危なかったなさっきは。
「本当にね。でも驚いたわ。どの技を出していいか脳に浮かんだだもの。これも適合の結果?。」
-まあな。私には7つの形態がある。しかし私と適合し日が浅いお前ではまだ精々第3形態までしか使えない。
この世界の勾玉使いは人と戦うことにより強くなっていくんだ。
クラスメイト以外の勾玉使いと戦い技を身につけていけ。
「戦えば戦うだけ強くなる。燃えるわね。」
あぁ、こんなに好奇心に突き動かされるのは、本当に小学校以来だわ。
中学ぐらいから急に生き方がつまらなくなったけどまた私の生に熱が舞い戻った。
この熱さを私は新たな道を切り開く指針にして奴等に復讐を遂げてきたい。
「よぉ、彩菜。」
「見ろよ一真君。クラスの除け者が馬鹿に張り切った顔してやがらぁ。」
校門近くで私を罵倒する二人の男子生徒はいじめを受けたころ私をはじめて犯した不良生徒の越智一真と川本大輔だ。
しかし彼らが率先して行為にいたったのではない。
彼ら不良グループのリーダー常盤蓮がスマホ片手に私を犯せと命令し襲わせた。
いや、私が犯されることになった元凶となる生徒は他にもいるな。
だけど一番の試練の相手はこいつらじゃない。
無視して行くと大輔が私の肩を掴んだ。
「テメェ!。なに無視してやがる!。俺のアビオルグが本気だしゃあてめぇなんて真っ二つに叩き割れんだよ!。」
「だからなに。どきなさい。」
「ひっ……!。」
私はただ睨んだだけだ。
どんな風に大輔に写ったかしるよしないけど、失禁するほど怖かったみたいね。
一真も少し驚いた様子だ。
ヘナヘナと大輔は地べたに膝からついた。
「彩菜さん!。おはようございます!。」
「瑠奈ちゃん、おはよう。昨日は電話途中で切れてごめんね。……あと、空想だって馬鹿にしてごめん……。」
「ふふ、もう気にしてませんわ。それで……unknownの試練の内容は?。」
「条件つきの奴等への復讐よ。普段私はクラスメイトに全力で力を行使できない。復讐時は別だけど。」
「unknownほどの強さを持つモンスターならダメージを与えるのは至難の技でしょう。甲殻の固さから接近なら尚更ですね。」
うわ、絶対敵にしたくないモンスターだね。ラ・ロって。
それ以外にもオーラを纏って弱い攻撃なら跳ね返す技もあるし。
防御力を下げるガスも放てるし、爪に触れると傷を負うだけじゃなく防御が下がるし。
悠久の地球の生命エネルギーがこんな存在自体が生物兵器をよく生んだな。
「あと、気づいたんだけど。私達勾玉使いが技を放っても一般人には見えないんでしょう?。」
「えぇ、具現化させたモンスターの姿も同じ勾玉使いじゃなくては確認不可です。」
やっぱり。
さっきの交差点で攻撃が見えてたら火が空をとんだと大騒ぎになるもの。
昇降口についた私達はすかざす上履きへと変えた。
「はぁ、はぁ、着いたー!。姉貴早すぎだよ!。」
「桜花お姉ちゃんが遅刻するからでしょ……。」
私の前に瑠奈ちゃんに酷似した2人の女子生徒が現れた。
片方は薄く化粧をしたギャル風の格好。
片方は綺麗なショートヘアーで真面目な格好。
姉貴とか、お姉ちゃんって読んでたけどまさか……。
「やっと来ましたわね。桜花。本当に貴女はいい加減なのですから。玲里もこんな馬鹿放っておけば良いのです。」
「桜花お姉ちゃん一人じゃ心配だったから。あと瑠奈お姉ちゃん流石に馬鹿は言い過ぎだよ。そういう人なんだからしょうがないよ。」
「うぅ……。姉貴と妹に挟撃されてる。」
やっぱり……。
気になり私は聞いてみた。
「貴女達は3つ子なの?。」
「ええ」「うん」「はい」と各々が返事した。
3つ子でも性格って似ないのね。