「――んんっ。もう朝かあ。早く着替えて、ご主人様のところへ行かなくっちゃ」
窓から漏れる朝日を浴びて、朱里は寝台から起き出した。
てきぱきとした動作で普段着を身に纏うと、しゃきっとしてさあやるぞという気分にもなる。
「あっ、その前に。こくっ……こくっ……」
水を一杯飲んで、朱里は身体の感覚を確かめた。いつもと同じ、これならば主君である北郷一刀を喜ばせることができるだろう。
そうして少女は足早に部屋をたち、一刀のもとを目指して歩きはじめた。
最初この仕事を命じられたときにはひどく動揺もしたものだったが、何度か通っているうちに使命感のようなものが生まれてきている。
なにより、敬愛する主君が喜んでいるところを見るのは少女にとって幸せなことであった。
「ふんふふーん。ご主人様、待っていてくださいね」
鼻歌交じりに歩いていると、目標である一刀の部屋がすぐに見えてくる。
軍師である彼女の部屋はいつでも相談ができるようにとなるべく近くに用意されており、それも現在の「仕事」をする上で都合がよかった。
「失礼します、ご主人様」
「ん、おはよう。今日も早いんだね」
「おはようございます。ご主人様のためですから、こうして頑張れるんですよ」
ちょうど着替え終わったところといった一刀と挨拶を交わし、朱里はにこやかに微笑んだ。
一刀と朱里は主従の関係をこえた絆で結ばれているが、いま請け負っている「仕事」はそれにしても特殊であった。
どうしてもと懇願する一刀に折れたかたちで当初は受け入れており、それが今の今まで続いているのである。
「それではご主人様、本日もご奉仕いたします」
「ありがとう朱里。それなら早速、今日の一番搾りをいただこうかな」
するとなにげない動作で一刀は立ったままの朱里の足元に膝を付き、内股をそっと撫でた。
朱里はほんのりと頬を赤らめているものの、こうしているのが当然といったように行為を甘受している。
「しっかり貯めてきてくれたのかな?」
「もちろんです。ご主人様は朝が特にお好きなようですから、準備に抜かりはありません」
「そっか。さすがは朱里だね」
嬉しそうに口元に笑みを浮かべながら、一刀は朱里の下着をそっと脱がせていく。
そしてスカート部分をめくり上げると、主君のためにと産毛まできっちりと処理された股間が姿を現した。
「いつ見てもきれいだ。正直話すのは少し迷ったんだけど、朱里を選んで正解だったよ」
「そう言っていただけると嬉しいです。んっ……ご主人様……」
磁気のように美しい肌を撫でながら、一刀は陰部に口をつけている。
普段ならば恋人としてまぐわうためにそこから膣を愛撫するのだが、いまに限ってはそうではない。
一刀は舌先でくにくにと尿道を刺激すると、朱里に目線で合図を送った。
「ふあ……。それでは、どうぞ……」
朱里がぶるっと身体を震わせたかと思うと一晩貯蓄した黄金色の液体がほとばしる。
一刀は楽しげにそれを口で受け止めると、甘露な水を飲むかのごとく喉を鳴らすのであった。
「ゴクっ……んっ……ゴクっ……」
出始めのちょろちょろとした勢いは、やがて奔流へとうって変わる。激しい潮流は舌を打ち、弾ける飛沫が直接喉まで到達するほどであった。
なにも一直線に飛ぶばかりではなく、時折びしゃりと勢いが強くなることすらある。
その変化すら一刀は楽しんでおり、朱里の香りで口内を満たしていった。
「まだ、出ちゃいます……。んんっ……」
昨晩しっかりと水分をとったためぱんぱんになっていた少女の膀胱は、次々と一刀の所望する液体を送り出していくのである。
すでに一日はこれがなければ始まらないという程度には行為が定着してきており、これは彼にとってモーニングティーのようなものであるともいえた。
「むぐ……っ、んぐっ」
少々酸味があるが、舌を通して味わっていると甘みのようなものが顔を覗かせる時もある。
こればかりは安定させることは難しく、毎日の体調によっても変化してしまうものであった。
そんな起き掛けで少々濃い目の小水をじっくりと楽しむ一刀は、遊ぶようにして朱里の尿道口を舌でくすぐる。
少女はそうされることで感じているようであり、やや艶めかしい声が口からもれていた。
「やあ、ご主人様……、ふうっ……」
恥ずかしそうにしていた朱里が肩までぶるっと震わせると、残滓の分を残して奔流は収まっていく。
名残惜しそうに尿道付近をきれいに舐め取って、一刀はようやくそこから口を離した。
「朱里、気持ち悪いところはない?」
少女は大丈夫ですよ、と首を横に振る。事前に用意されていた布で水分を拭われたこともあり、下着を履き直しても特に違和感などはなかった。
「あっ、ご主人様。少し、失礼しますね」
一刀の顎に付着していた自らの出したものをぺろっと舐め取り、朱里はひと仕事終えた満足感に包まれている。
こうして朝のものを捧げてから共に食事にいくのが、最近ではルーティーンと化しつつあった。
「今日は午前の政務もご一緒しますから、いつでもおっしゃってくださいね」
飲み物を給仕するような感覚で話す朱里の頭を、一刀は嬉しげに撫でる。
このように献身的な行いは誰にでもできるわけではなく、少女は誇りを持って役目を遂行しているのだ。
「ああ、ありがとう。休憩のときはよろしく頼むよ」
少しばかり歪んでしまった日常ではあるが、こうして平和に過ぎ去っていくのであった。