※この作品はR-18です。

復讐の機装少女   作:長之助

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お久しぶりです。だいぶ拙い文章へと退化してますが、読んでくださるとありがたいです


少数戦争

「……さって、めんどくさいなあこれ」

 

遥か向こうから飛んでくるレーザーは、まず防ぐことは出来るが射撃を阻止することは不可能。それ以前に予備機が大量に存在しているのか、潰しても潰してもすぐにレーザーが届いてくる。

今のところ、この体の全能力を駆使して防いではいるけれど……さすがに防戦一方なのはめんどくさい。

 

「ただなぁ、こういう時少数なのが面倒だよねぇ」

 

捕虜を使うにしても、敵は全世界……しかもちゃんとこちらの指示に従うか不明だし投降する可能性もある。

自分たちから兵を減らすような真似はしたくないし、減らすために余分なエネルギーを食うのも割に合わない。

しかし、かと言ってこのままでは私たち3人は物の見事に遠くから狙撃されて終わりだろう。

 

「迎撃できるのは私…簪ちゃんが出れるか、って話をし始めたら微妙な話だし……任せるしかないか」

 

出撃するにしても、たった独りだ。いくらISがとんでもない兵器だからと言っても、現実に存在している以上稼働するためにはエネルギーが存在していなければならない。

つまり、できる限り温存していかなければならないことを考えなければならない。いざ戦闘を始めた瞬間に『ガス欠になりました!』は話にならない。

 

「……よし、じゃあ早速━━━」

 

マライアに連絡して、行ってもらうことにしよう。なぁに、あの子は強いさ……とりあえず、セシリアに落とされないようにだけ祈っておこう。

そうだねぇ……やるとすれば、『どこぞの一般市民が船を使って国外逃亡』の最中に紛れ込むとか良さそうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideマライア

 

「……死ぬかなぁ」

 

予測、予想、妄想、予知……まぁなんだって捉えることが出来るかもしれないけれど。恐らくは私は死ぬ。当たり前だ、敵は大量にいて兵器ももりもり盛り合わせと言わんばかりの数。ISVSその他諸々の兵器だけならば問題なく勝てるかもしれないが、相手にはそれに加えてISも普通にある。

しかも、向こうは殺す気でくると考えると通常兵器ですらその数を全部捌くのは難しいかもしれない。

 

「まぁでも、お姉様のためだから…頑張らないと…!」

 

火の中水の中…って、前に見せてもらったアニメで何かあったような…?帰ったら、また見せてもらおうかな…ってこれ死亡フラグって奴なのかな。だとしたら本当に私死ぬじゃん…

 

「……ま、簡単に死ぬつもりもないけれど━━━」

 

さて、適当なやつ1人使って船動かしてもらってるけど……そろそろかな。流石に一般人が運転している船に、無警告でぶっぱなすとは思えないし…それをしたら、今度は別の問題が発生しかねないし……

 

『そこの船!止まれ!』

 

「ひぃ!!」

 

……さて、お姉様から言われていたように作戦をこなしていこっと。やっと声をかけられたわけだし…このままできる限り近づけさせてから、不意打ちで持って行けるだけ…殺す。

 

「…どうやって脱出した? 」

 

「む、無心で逃げてきたんです!!本当です!だから、出から俺を逃がして━━━」

 

消音器も付けた……狙ってる時間はない…出た瞬間を狙って一撃…!

そう考えながら、私は引き金を引く直前…ほんとに直前に体を出して、引き金を引いた。

 

「ガッ…!?」

 

一発目、私を運んでくれていた男にあたる。問題ない、急所は外した。というか壁にする。私は、男の体で自分を隠しながらそのまま更に不意を突くように、ナイフを目の前の奴に突き出す。相手はISを纏っていないみたいだが、女性。多分ISはつけてるはず。

 

「っ!はっ!」

 

私の腕を掴み、そのまま鳩尾へと膝を入れるつもりみたいだけど…それを手で受け止めて、威力を軽減する。けど、腕は掴まれたままなので…切り札を、一気に切る。

 

「四象!!」

 

ISを起動、この時のために…私はパックを変えてきたんだ。鳳凰…対IS用の殲滅パック。エネルギーが馬鹿みたいな量減ってしまうけど…その分、とても強力。私がここで暴れているなら、兵器はどんどん来るだろう。だから…私が出来ることは、来たやつをここで殲滅していき、注意をただただ引き付けていくだけ。

 

「━━━燃やせ!鳳凰!!!」

 

深紅の翼が光り輝く。まるで炎のように燃え上がり、四象の速度を上げていく。熱を帯びさせ、全てを焦がしていく。最早リミットなんていらない…必要な物は……過程を無視しきった、結果だけである。

 

「くっ…!?私も━━━」

 

「遅い!」

 

「がっ…」

 

即座に私の腕を掴んでいる女を焼く。日に焼ける、とかそんな生易しいものじゃない。一瞬とはいえ高温の炎が体を覆ったのだ。最早その皮膚は焦げているか溶けているかしていることだろう。

 

「次だ!!」

 

「各自!ISを展開!ほかの兵器達も総動員し…生死は問わず、無力化せよ!!」

 

「やれるものなら!!」

 

さらに大きく炎の翼をはためかせて、私は一瞬で飛び上がる。それと同時に、乗っていた船は炎に焼かれ爆発。爆煙が一瞬の目くらましになって何人かに隙が出来たことだろう。

 

「焼け、落ちろおおお!」

 

「撃てぇぇぇぇぇぇ!!」

 

銃弾の雨と、炎の翼。火器と純粋な炎。2つの力が今、ぶつかり合いを始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side:簪

 

「始まった…」

 

戦闘が始まったことを確認しながら、私はカーソルのコンソールをひたすらに叩き続ける。やることはただ1つ。向こうが長距離での反射を用いた射撃を行うのであれば、その機械をハッキングして使わせてもらうに限る。

 

「ISそのものに使うことは出来なくても…」

 

外部ツール、しかもおそらく急ごしらえであろう代物が相応のハッキング対策を行っているとは到底考えられない。ならば、ハッキングも簡単とは言わないまでも通じるかもしれない。

 

「……難しい…」

 

ただでさえ、一つ一つの距離がとんでもなく離れている代物。直接仮に乗っ取れたとしても予備を持ち出されてしまえば、何ら意味はない。

……ここまで来たら、あとはもう台本無しの完全アドリブ。綿密な計画じゃなくて、起こった場合の対策だけを考えておこう。その思考の傍らで、ひたすらにハッキングを行っていこう。

 

「っ…やっぱ来るか…!」

 

ハッキングし始めたら…速攻で感知プログラムに引っかかった。こっちの方も織り込み済み、か…けど一つや二つでも味方に付けられれば…後は正直、どうにでもできる…!

 

「それが出来たら勝機は…大きくなる…!」

 

勝ち目が無い、と言うのを少しでも勝ち目ができるようにしむけて…その上で、勝ち目がさらに大きくなるようにしていく…それが、せめてもの…私が彼女達にできる精一杯の協力なのだから。

だからせめて……ここが落とされないように、迎撃を彼女に……五十冬に、任せるしかない…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideマライア

 

「━━━はぁ、はぁ…!」

 

何機墜としたかは、数えてない。数えたら必然的に残りの数が分かってしまうし、援軍が来たら余計にやる気をなくしちゃう。

ISは、史上最強の兵器。けれどこの世に存在している以上、少なくともこの地球に存在している以上、物理法則や質量保存の法則とか諸々のことからは逃れられない。

つまり簡単に言えば……

 

「エネルギー…どこまで持つ…!?」

 

わたしのISがどこまで通用するか、いつまで通用するか。エネルギー効率の計算だけしておきながら、常にザックリと計算をたたき出していく。

 

「……ま、計算はあくまで予想で理想…生身の人間が関わってくる戦闘である以上、効率化は相手の動きに変わってきてしまうから不可能…やれることは、『どうやって』『確実に』『殺るか』の三項目で考えるしかない」

 

人そのものを殺すことに躊躇いはない。人が入っている船なんか、もはや殺している感覚にもなりゃしない。殺るのは一切問題がない。だから…殺られる前にどれだけ持っていけるか…それだけが…!

 

「……まー、何回も言ったような気がするけど…世界を相手にしている訳だから…死ぬかな、これ」

 

殺されればまだいい方だけどね…あぁでも、生き長らえるなら奴隷でも……いや待て、それだとお姉様と一緒じゃないといけないし…お姉様がそういう風に身を堕とすのは私が耐えられない!!

 

「なら!勝つしか、ない!!」

 

負ければ死!私が死ぬだけならともかく、お姉様がそんな目に会うことだけは許されない!!お姉様自身がなんと思うかは分からないけど、絶対に許されない!!

 

「なら世界に勝って!目的を達成する!!」

 

お姉様が…満足できる世界に……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side■■■■

 

「━━━」

 

マライア、死ぬだろうなぁ…けど…暴れれば暴れてくれるほどに『奴ら』が出てくる可能性が高くなる。鬼村五十冬が出てくる可能性は、分からないけれど織斑一夏なら出てくる可能性がある。1度は負けた、その時に死んだと思ってたけど…私は生きてた。

 

「……出来れば生きてて欲しいけど」

 

相手がIS学園にいる学生…専用機持ち組なら兎も角、『兵士』であるならまず間違いなく殺される。IS乗りならよほど狂ってない限り、生かして捕まえようとはしないだろう。

情報を吐かせるにしても、肉体的欲求を晴らすための存在にするにしても…殺して無力化する以上のメリットがあるわけじゃない。

それに、コアさえ無事ならISなんていくらでも作り直せる。それを奪えば、向こうが強化され私達は弱体化する。

 

「……あれ、じゃあ行かせたの不味かったかな?」

 

まぁ、既にしてしまったこと…やってしまったことだし仕方ない。ただまぁ…私個人、そしてとっても私情が絡んでいることを言うんだとしたら……

 

「来ないかなぁ…アイツ……鬼村五十冬……」

 

あの体は元々私のものだ。奪い返せれば、私の勝ちだ。カリオストロは、今や私そのもの。体を入れ替えて、使ってたISを逆に使われて負けるなんて言う無様は犯されない。

 

「それに、サクリファイスも…『食べたい』しね……」

 

ふふ、あれもまたちゃあんと食べておかないといけないねぇ……『美味しそう』だしね……あれ、今私ISに対して食欲働かせた?そんな悪食にいつの間になってたんだっけ…?

 

「……ま、いっか」

 

ひとまず……私と簪ちゃんで…セシリアの攻撃を届かせるためのサブウェポンをどんどん潰していくとしますかね…ふふ、届かなくなってきたら…直接、出てくるだろうしね…楽しみだよ…!

五十冬の見た目

  • 黒髪ロング、胸はない
  • 黒髪で肩までの長さ、胸はない
  • 茶髪ロング、胸はない
  • 茶髪で肩までの長さ、胸はない
  • なんでもいいけど眼鏡が欲しい
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