「んぶ、ぶぅ…」
今現在、セシリアは人から見つかりづらい場所で輪姦されていた。女尊男卑になっているこの世界において、男達の鬱憤は相当に溜まっていた。
『男である』と言うだけで蔑まれ、『女である』と言うだけで許される。しかし、この世界に反旗を翻す力は彼らには存在していない。何故ならば、女性にはISが存在している。世の中に存在している1割以下の女性にしか与えられないものであり、しかも一般生活においては使用することすら制限がかかっているものであるが、それでも男達は逆らえない。
虎の威を借る狐とはよく言ったもので、ISを使えない女性はISを使える女性の立場を借りて調子に乗っているだけなのだ。
よって、彼らの目の前に『餌として認識しても良い』といった女性がいた場合……勿論、それに食らいつくだろう。これに食らいつかないのは、余程いい性格をした男か、恐ろしく用心深い男だけだろう。
「はぁ、はぁ……これで全員一周したかぁ?」
「とっくの昔に2週くらいいってるって……記憶力大丈夫ですかい」
「あぁそうか……あんまりにも早いもんで、ついつい数え間違えていたよ」
「━━━も、う……」
「ん?」
一旦休憩するために、セシリアから抜く男達。無理やり口から喉に出された精液は飲み込んでいたが、口に少しだけ残っていたのが垂れていた。そして同じように、膣とアナルからは精液が垂れていた。
そんな状態で、セシリアはなんとか言葉を発しようとしていた。
「も、う……止めて……くだ、さい……」
「何だ?今更懇願か?」
「……なら、この場は辞めてやろうか?」
「は!?」
男の一人が何かを思いついたのか、今起こっていることを辞めてほしいと言っているセシリアに対して、その案を飲もうとしていた。当然、他の男達は反発しようとする。だが、耳打ちで伝えられた言葉に納得したのかそれ以降何も文句を言うことは無かった。
「辞めて、くれるって……」
「当然、今ここで解放するって話さ」
「……いいん、ですの…?」
「いいも何も、お前が望んだことだろう?」
セシリアは顔を上げる。その目には散々陵辱された後に微かに宿る希望が確かにあった。
「た、だ、し……お前には俺らの条件を飲んでもらうぜ?」
「…条件、ですの?」
「これから俺たちの呼び出しに応じること、それと…五十冬ちゃんには何も言わないってことだよ」
「っ……彼女を、巻き込む気ですの…!?保護者の、癖に……」
「保護者である以前に男と女だしなぁ?」
ニヤニヤと笑う男達。それが何を意味しているかは、セシリアは直ぐに理解できた。もし学校や実家、もしくは五十冬に……つまり、誰かに伝えた場合…五十冬が巻き込まれる可能性が高いのだ。
「……分かり、ました」
「へ……交渉成立だな、知らない電話番号からかかってきたら直ぐに出るんだぞ?」
「……はい」
セシリアは悪魔の契約をここで果たしてしまう。しかし、その契約は契約と呼べない一方的なものであるのは目に見えて明らかであり、いつその約束が破られるか……セシリアはその不安だけを抱えていた。
五十冬を守れるのは自分しかいない……そう思いながら、五十冬だけを守れるという希望だけを抱いて、彼女は毅然としていようと覚悟したのであった。
side五十冬
「もうちょい、もうちょい……」
今現在、私はとても間抜けな格好をしていた。大きなビルなどに偶にある自動販売機、その下に財布を落としてしまっていたのだ。いつ落としたのか全くわからなかったが、しかし落ちてしまっている以上拾わなければならない。
一応、学生証が入っているのだ。あとお金と。
「……ふぅ、届いた…って携帯になんかメールが…」
そして私は財布をちゃんと回収し終わった後に、ふと気が付いた。持っていた携帯に連絡が入っていたのだ。
この携帯は、いわゆる私のコネに繋がっている携帯なのだが、基本的に私の方から連絡をするので、こうやって連絡が入る……その上メールが入ってくるというのはなかなか無い。
「えーっと何々……」
ポチポチと弄って、私はメールの中を確認する。そこには、見事な蕩け顔と共にダブルピースを決めながら犯される、セシリアの画像が入っていた。
「うわっ、こんなに精液かけて……匂いが落ちなかったどうすんの…さっさと戻ろ……」
こういうのは、彼女のことが好きだった男性もしくは彼女と付き合っている人に送ることでダメージが期待できる代物だろう。しかし、何故私に送ってきたのだろうか?まさかもう陥落している…なんてことは無いはずだが……
「……というか、財布探すだけで時間かかりすぎだろ私」
気づけば1時間以上経過してしまっていた。通りでセシリアが犯されているわけだ……しかし、このメールを見られる訳にはいかない。私の携帯に送るのはなるべく辞めて欲しいのだが……
私はそう思いながら、ひとまず写真をメールごと消去する。偶然誰かにでも見られたりしたら、私がこの写真を持っていることを追求されてしまう。
何はともあれ……戻らねばならない。知らない振りしておこう、恐らく本当にただ伝えたいがためのメールだったのだろう。何も知らないと、匂いで私が気づく可能性だってあるのだから。
「ごめんセシリアー…財布拾いづらい所にあってさ〜
人も中々来ないから取るのに手間取っちゃって」
「そ、そうでしたの?災難でしたわね……」
まぁセシリアの方が、ある意味酷い目にはあっているのだろうが。ここで私がセシリアが犯されたことを知らなかったら、下手をしたら精液の匂いに気づいて追求しかねなかった。危ない危ない。
「…あれ?もしかしてご飯まだ来てない?」
「え、えぇ……五十冬さんが戻ってくるまで……その、注文は後回しでいいと伝えましたの」
「あ、そうだったんだ……ごめんね?余計な気を使わせて」
「い、いえ……私は気にしていませんわ」
何処かよそよそしいセシリア。いつ私が気づくかを気にしているのだろう。しかし、セシリアの体からはそこまで強い精液の匂いはしてこなかった。ファブリー〇の匂いは軽くするが。
「じゃあ今日はご飯食べたらもう学校戻ろうか」
「そ、そうですわね……ふぅ…」
どうやらバレていないと思ってホットしているようだ。残念、既に全部知っています。
にしても、セシリアにどんな脅迫をしたのだろうか?この反応から察するに、犯されたことは覚えているのだろうが……家の権力がかなり強いセシリアを黙らせる……まぁ、おそらく私を巻き込むぞ、とか脅したのだろう。セシリアは友達思いになってくれて私は嬉しいよ、うん。
「そ、その……五十冬さん……」
「ん?どしたの?」
「えっと……い、いえ…なんでもありませんわ」
言おうとしたのか?いや、恐らく不安すぎるのだろう。まぁ表情だけでもある程度誤魔化そうとしているし、パッと見ただけでは気づかないくらいの誤魔化しはできているので、完全に心の内に留めていると言ったところか。
「そ、その……この後香水を買ってもよろしいでしょうか?」
「別にいいけど…学校そのまま帰るにしても、どっちにしろ時間は余るしね。門限までに帰れれば問題ないだろうし」
「あ、ありがとうございます」
私の鼻は誤魔化せても、他の人物はわからない。故に強い匂いの香水を買うことで、誤魔化す作戦に出ると言ったところか。
まぁ仮にばれたとしても、私は今回誘っているだけなので余程のことが無い限り大丈夫……だろう。
織斑千冬に会わなければ……多分、大丈夫。
「さて、じゃあご飯さっさと食べて香水買いに行こっか」
「そう、ですわね……」
「……今度からこういうのやめてよ?一番危ないの貴方達なんだし」
私は、今回手伝ってもらう予定だった男達に注意をしていた。セシリアをアイツらに渡すと決めたのは私であり、今もその意見は変わっていない。しかし、勝手に薬を服用させて男の上で腰を降らせるというのは…あまり宜しくない。
ちゃんと避妊薬は飲ませたとの事だが、計画が前倒しすぎるとバレてしまうリスクも高くなる。
ちゃんとセシリア以外の女も明け渡すと言っているのに、勝手なことをされると私も彼らも危ないのだ。犯す男がいなければ、駄目ではないか。一々コネを用意するのも面倒なのだが。
「……うん、うん…それじゃあね」
因みに、今はセシリアの香水選びを待っている最中である。私は別に香水に興味はないので、セシリアが待っているのを暇そうに眺めるか、外で待つしかないのだ。
「……ま、今回は上手くいったからよかったか。後はセシリアの独自判断に任せるしかない……」
既に不本意な形でとはいえ、セシリアを貶める作戦は始まっている。
私も、それに便乗していかなければならない。そもそも私が作戦の発端なので当たり前といえば当たり前の話なのだが。
「申し訳ございません、待たせてしまって……」
「いいのいいの、ほら早く帰ろうよ」
「は、はい」
セシリアは私に手を引かれて、そのまま進んでいく。少し戸惑っていたが、私が引っ張っていくと段々と安心してきたのかその表情に笑みが零れ始めていた。
先程まで犯されていて、蕩けていたとは思えない顔である。
「あ、あの……五十冬さん……」
「ん?何?」
「私が…もし……」
「もし?」
「……その、学校からいなくなったら…どう思いますか?」
「……うーん、寂しいかなぁ。実際にそれが起こったわけじゃないから、実際どう思うかはわかんないかも」
急に質問をするセシリア。私にはその質問がどういう意図でされたのか、一切理解することができなかった。何故今、自分がいなくなったことを言うのかが私には分からない。日本から脱出して、イギリスの実家に帰るつもりなのだろうか?
いや、もしくは転校やそれ以外の理由が上げられるだろう。実際のところ、駒が少なくなるのと今までの手間が無駄になるということから考えて、私は止めて欲しいと思ってはいるが。
「そ、そうですわよね……申し訳ございません、変なことを聞いて…」
「ううん、別に気にしてないよ〜」
私はセシリアがこれ以上無駄に気にしないように、フォローを入れる。そのあと幾分かの元気を取り戻したセシリアは、私と一緒にIS学園の寮に戻るのであった。
「はい?部屋交代?」
「あぁいえ、2人の部屋が変わるという訳では無いんですよ」
「えっと、どういうことですの?」
寮に帰ってからの話。
突然山田先生が部屋に来たのだが、要約するとどうにも織斑一夏と同室だった篠ノ之箒が移動することになったという。というか、今までそれで何ともなかったのかあの二人。織斑一夏は無駄に理性があるようだ、あの男達にも多少の我慢を覚えて欲しいものである。
「という訳で、多少の部屋変更によって変わることもあるかもしれないので、1組の人達に伝達して言ってるんです」
「なるほど、ありがとうございます山田先生」
「いえいえ、それよりも今日はお出かけしていたんですか?」
「はい、ちょっと行ったレストランまで」
「へぇ、今度教えてくださいね?」
「まぁ機会があれば教えますよ、口頭だけじゃ分かりづらい場所ですし」
軽く話し合いをしてから、山田先生は部屋を出る。別段そこまで気にする必要もないが、まぁ何かが変わるというのも理解出来る。
「……よく今まで二人一緒で行けたよね」
「ですわね」
軽くお互い苦笑しながら、そのまま眠りにつく私達。翌日、何かめっちゃ面倒くさいことが起きるのだが……それはまた次の話で。
五十冬の見た目
-
黒髪ロング、胸はない
-
黒髪で肩までの長さ、胸はない
-
茶髪ロング、胸はない
-
茶髪で肩までの長さ、胸はない
-
なんでもいいけど眼鏡が欲しい