約2年が経過した。
正確には未満だが、この方がわかりやすいだろう。では、何から2年が経過したのか?最終決戦?1人の男の覚悟?裏舞台に逃げた者の末路?いずれも否、である。
全ての始まり……織斑一夏という世界の中心点が、IS学園に入学してから2年である。つまり、最終決戦から約1年が経過しているのだ。年齢から考えれば、高校三年生になっている頃であり…まだ見ぬ未来への道を突き進んで酸いも甘いも経験している最中である。
しかし現実は、彼をそうはさせなかった。入学してから1年で、出会った者は全て失われた。再会は果たせたが、もはや理性のない変わり果てた姿である。そしてそこから更に1年……様変わりした世界は、さらに様変わりしていた。その中で一番の様変わりを果たしたのが……IS学園。そして今、その『元』となった場所にはある1人の少女が車椅子に座っていた。
「━━━私の名前は、高村文音。鬼村五十冬って言ったら、伝わる?」
「ッ……!」
彼女の前には、2人の女性。アリーシャ・ヨゼフターフと、オータムである。気が付けば行方不明となっていた彼女達は、同じく行方不明となっていた彼女の目の前に連れてこられていた。
そして文音の後ろにはもう1人……水色の髪の少女がいた。簪である。
「貴方達も見つかってよかった……これで、多分全員…かな?」
この2人には、スコールの末路は伝わっていた。故にオータムは整備もままならないISを使いながら、ここへと攻め込んできていた。そしてその作戦に…驚く事にアリーシャも着いてきたのだ。理由はただ1つ、この学園の設備さえあれば自らが安泰の地を手に入れられるからだ。この学園に来るルートは、基本的に空路か水路である。だがその侵入は基本的に対処されるので、唯一陸地と繋がっている道路だけがまともな進入路なのだ。
そこさえ潰せば、IS学園は文字通りの孤島となる。そうなれば攻め入る者達は誰もいないのだ。
「よかった…ってどういう事だろォネ?」
「知るか…!!」
「……あんた達は、テロリストと…有名どころのいい女の2人じゃん?だから…えっと…………
━━━五十冬は、文音は……発見されるまでの間…最終決戦から約半年間という月日の中で、脳に障害を負っていた。脳そのものの動きに、なんら問題はない。投与された薬品が強すぎたのと長く投与され続けた為に、その薬品の影響下にある感度を通常のものとして認識していたのだ。
そして、滑稽なことにまともな対処をしていないと常にその感度によって絶頂し続けるみっともない体になってしまったのだ。故に、それを抑えられるだけの麻酔を全身に投与することで日常生活を送っている。だがその麻酔のせいで、肉体は動かず無理やり口を動かして喋るだけが精一杯なのだ。
そして今の彼女は、麻酔のせいで常に意識は酩酊しており…意識は辛うじて働いているが、自分が何を言っているのかは分からない所まで来ていた。故に、自らの2つある名前をきちんと言えないのだ。
「まさか……」
「男達に、売ろうって言うのかネェ…」
「うん…」
「ケ、ド……こんな体、貰ってくれる男なんてそうそう居ないと思うネェ?」
アリーシャは頭を回転させてこの場から逃げる手段を考える。しかし彼女も…そしてオータムも何故自分が捕まったのかをきちんと理解していない。この場にいる時点で、既に逃げることはできないのだから。
「……スコールがどうなったか、見たでしょ?」
「ッ…!それがなんの関係があるって━━━!!」
恋人であったオータムが吠える。しかし直ぐにその言葉の続きが出てこない。文音の酩酊しているはずの目が、まるでとんでもない圧を掛けているように感じたからだ。
「
「………あ…?」
「凄いんだァ……カリオストロ、ってねぇ……もう…私、の制御なくて、いいんだよぉ……そこら辺の、死体…とか…なんでもいいんだけど…それ、変換して…
「…ッ!!」
言わんとすることが伝わったのか、アリーシャに冷や汗が流れる。当たり前だ。自分の体の受け入れづらさを使って逃げようとしたのに、それが今直されると言われたのだから。
「…文音がこんなんだから私が変わりに言うけど……貴方達のISは既にカリオストロが食べたよ。だから来た時に使えなかったでしょ?IS」
「それハ…」
「…ここに来た時点で、終わりだったってのか……」
「……ま、大丈夫…アリーシャもオータムも…ここが気持ちいい場所だって思えるようにしてあげるから…
2人のISが起動する……否、それは待機状態から2人の元を離れて1つへと固まる。一体いくつのコアを食らったのか。量産品となった発明者の『
「ッ…!く、来んじゃねぇ!!」
「ここまで、カ……」
今ここに……2人のメスが、投入される運びとなるのであった。
,
「くそっ、何で…こんな…!!」
アリーシャの体は治され、そして同時に二人の脳には別々の呪いとも言うべき反射が刷り込まれていた。そう、何処かで肉穴となっているスコールと一緒のものを。そして他にも幾つかつけられているのだが……
「……諦めなヨ、もう終わりサ」
「んな事で諦め切れるかってんだ!!!」
「無駄サ、相手は人智を超えた怪物…対するこっちは顔とスタイルだけを残された哀れな肉穴…諦めて、迎合するのが吉ってわけだヨ」
「ぐっ……」
スコールとは別の物。それは『精液に対する体の反射』である。飲む度に感度が上がる、というものでは無いが…性的興奮が上がるように脳をいじられたのだ。そして精液をどこかしらに出されればそれは判定され、そして膣奥…子宮の中へと出されない限りその疼きは止まることはない。無論、出されたらまた興奮してしまうのだが。
そしてもうひとつ……思考回路の状態維持もある。わかりやすく言ってしまえば…
そして最後に……1度覚えた絶頂は、次には簡単に行えるようになった。どれだけ本来精器とは違う場所でも、性器を弄られながら達した場合…次にはそれ単体での絶頂が可能になった。無論、さすがに神経が通っているところに限るが…神経が通っていれば、どこでも達するようになってしまったと同義なのである。
「…諦めたのかよ、仮にも織斑千冬に勝った女だろ」
「不戦勝…だからネェ……」
こうなるよりも前に既にアリーシャは諦めてしまったが故に、折れているように思える。だが以降の生活にて彼女が慣れることは金輪際無い以上、諦めていたところでそれさえも無駄なのだが。
「はーい、お待たせぇ」
「かたやテロリスト、もう片方もテロリストだけど…モングロ優勝だった女…まぁ織斑千冬が実質優勝みたいなもんだったけど」
「まぁその織斑千冬も可愛がられてるみたいだし、俺らでも可愛がってやろうや」
そして、彼女たちがいる部屋に男たちが入ってくる。その目は最早見るだけでもわかる下品さであり、これから行われる陵辱に2人は心が締め付けられるような苦しさを味わっていた。どちらにも悔しさはあるが、逆らえずとも屈するつもりはないオータムに…逆らえないことがわかっている以上惨めな思いだけで済むように諦めるアリーシャ。どちらにせよ、直ぐに自分の心身の異変に気づくことになるのでこの心構えは全て無駄なのだが…この2人は気づくことはない。
「やめっ…!触んな!!!」
「どうせ体は俺達の指示通りに動くんだろ?」だったら惨めなポーズさせてやろうじゃん」
「いいねぇ…おら!お前らちんちんしろ!」
「ぐっ…!?」
「体が…!?」
男が面白半分で2人に指示を飛ばす。その瞬間、一切二人は抵抗できないまま…犬の芸で言う『ちんちん』をしていた。屈辱と怒りで頬が赤くなるオータムだったが、男達は意に介さずその姿に笑いを上げていた。最早からかわれている動物を見ているような気分なのだろう。
「はっはっはっ!!!随分といい格好じゃねぇか!!んじゃ……ま、遊ぶのもいいが…別にそれするために来たんじゃねぇしな。手出してやるとするか」
「おら、四つん這いでこい…丹念に舐めろよ?俺らの後にもまだまだ何人も来るからよ」
「う、ぐ……んぶ、んむ…!」
「んぐおぇ…んぶぉ、おふ……!」
男達はファスナーから自らの肉棒を取り出す。四つん這いで男達の元まで来た2人は、その肉棒を舐めさせられていく。丹念に、丁寧に。スコールと付き合っていたオータムは男のその汚らわしさに吐き気を催しているが、しかし舐めようと体は勝手に動く。気持ちとは裏腹に、その体は自らを汚そうと動き始めていく。
対するアリーシャは体が勝手に動くと認識していながらも、そうしなければ自分は生きていけない、という状態に気づいていた。吐き気を催してしまっているが、その気づきは自分にとって我慢しなければならないものだと認識していた…オータムは諦めない精神性にされてしまったが、その精神性は口が開けば『見習いたい』などと皮肉を言ったことだろう。『自らを貫き通して死ぬ』ということさえもできない以上、2人は体が動くままに男たちに奉仕しなければならないのである。
「んぶ、じゅる…れろじゅる…」
「ふー…ふー…!!」
口から鼻にかけて、男臭さが彼女達の頭を痺れさせる。しかし堕ちる事は許されない。どれだけ快楽に体が屈する事になったとしても、どれだけ惨めな絶頂を覚えたからだになったとしても、彼女達は今の精神性から1度たりとも堕ちることも慣れることもないのである。
「かったるいなぁ……もうさっさと入れちまおうぜ?こっちは準備万端みたいだし、よ!!」
「んぐぶうう!?」
「んぐぼっ!!」
男の1人が、2人の臀部を叩く。高い音がその場に鳴り響き、2人はくぐもった悲鳴を出してしまう…が、痛みと共にあったのは快楽であった。
「マジ?んなら口と一緒にしてやろう、ぜ…!」
「よっ、と…!」
「んんんんん!!」
「んぶおおお!!」
そして口に異物を入れたまま、彼女達は未だ男を許したことがなかった場所への侵入を許してしまう。痛みはある、屈辱でもある。しかし同時にそれらと同じくらいに感じるほどの快楽も存在していた。
「お、流石に具合いいな」
「へへっ…どっちもいい女だから滾んねぇ…!」
口と穴、2つの雌としてしか使用を許されなくなった器官…それを男達は蹂躙していく。心は全く受け付けないが、体はそれを拒まず受け入れる。男たちに媚びるように締め付け、舐めあげ、液を絡ませる。肉の打ち付け合う音と、淫靡な水音が二人の耳に嫌でも届く。許していない快楽が、その身を焦がし頭を痺れさせ溺れさせていく。
「んぐっ!ぶっ!うううう!」
「んぐうう!んぶっ!うぅ!!」
したくもない快楽の募りが、覚えたくない絶頂を感じさせる。2人は心の向きの差異こそあるものの、同じように感じていた。『絶頂してはいけない』と。しかしそれは不可能なのだ。体の反射や反応は、意思一つで簡単にどうにかなるほど…甘くは無い。
「お、締め付け強くなってきたぞ?イキそうなんだな?」
「へへっ、ならさっさとイカせてやるから覚悟しとけ…!」
男たちも限界が近いのか、その動きは段々と早まっていく。更に強くなった快楽と、この先の展開が読めてしまった事による嫌悪感。その嫌悪感を抱えたままの絶頂は、二人を更に終わり足らしめる。
「ほーら、受け取れ…っと…!」
「んぶおおおおお!!」
「んぶっ…!」
2人の口に、腟に…欲望が吐かれる。同時に二人は達し、そして余韻に浸らされる。苦々しい味と嫌悪感、それをひっくるめるかのような快楽は2人の思考を毒のように犯していく。
しかしその毒は直ぐに無くなる。何故なら『そうなるよう』にされてしまったからだ。慣れることはなく、彼女達2人はありとあらゆることに快楽を得るように…絶頂するようにされながらも、その嫌悪感は一生残り続けるのである。
「へへ…お?」
「おーっす」
「やってるかー?」
そして、次々と新たに男たちが入ってくる。その様子に、2人は顔を青ざめさせる。その男たちが、軒並み股下のモノを勃起させていたからだ。それは言葉にしなくてもわかる。男達は、自分達を使いに来たのだ…と。しかしもはや彼女らには体で抵抗することはできない。言葉の抵抗も、男達の性欲を煽る調味料になるしかない。つまるところ彼女達は、力を持っていたにも関わらず…なすがままにされるしかない、という事なのであった。
,
「くそっ!やめ、やめろぉ!!」
「ッ…ぐぅ…!」
そしてそんな2人を画面越しに眺めている人物達がいた。その内の1人は…更識簪。そして残る数人は全て男…今IS学園に集っている、科学者達である。
「━━━また二人増えたんですね」
「…えぇ、まぁ……」
「いやはや、こうやって女達が増えることは喜ばしいことですな」
男達は簪を囲うように立っていた。嫌な予感はしていたのだ、2人を観察しようとこの部屋に入って少しすると男達が入ってきたのだから。しかし出口は封じられ、囲まれてしまった以上…逃げ場はない。
「……さっきから、なんですか?」
「いやね…カリオストロ…あれは凄まじい存在だ。『ああ』なる前の高村文音が愛用していたISなのだろう?」
ISという単語には、3種類ある。1つは織斑一夏が持つ真のIS。2つ目は今まで女性達が使っていたIS…今はインフィニットの名は捨てられ、イミテーションと呼称されている。そして3つ目は…『そうなる』前の意味。つまり真も偽もないインフィニットのISである。
そして今男達が言ったのは…3つ目の意味だ。
「…それが?」
「聞いたところによると、今までの彼女の行動を学習している為に…カリオストロ自身もそうなるように自立思考し動くらしいじゃないか」
「……それで?」
「ふと思ったんだよ…
「…私は、五十冬の…文音の友達。カリオストロが彼女を学習しているというのなら、私は彼女の…カリオストロの対象じゃない」
「彼女自身が、守られなかったのに?」
「ッ…」
簪は閉口した。カリオストロの主たる彼女自身が護られなかった時点で、カリオストロはある意味で彼女の行動をちゃんと汲み取っていたのだと。そして…男達の手が、簪の胸を触る。その時━━━
「━━━━カリオストロ、ご飯だよ」
第三者の声が、響く。その瞬間に男達は悲鳴をあげることも許されずに消え去る。文字通り…ご飯になったのだ。今話をしていたカリオストロ本人の、である。
「文音…?!な、なんで…」
「私が見てないところでなら兎も角……見てる所でされるのは、気が散るなぁ……」
車椅子を自らで動かし…そして、簪を押し倒す。簪が座っていた長椅子に女子が2人、上下に並ぶ。
「…男、いたのに…そっち使った方がいいんじゃないの?」
「いや、知らん人はもう勘弁…というか…そろそろ我慢が効かなくなる…」
押さえつけてた薬の効果が切れる…それは即ち、高村文音が再び絶頂の渦に飲み込まれる時。せめてものと、相手が欲しいと思ってしまったのだ。捕まえた2人を肴に、自分たちも高揚させる。
「ちょっと…飽きる、まで…お願い…!」
「………いいよ、文音なら」
「んじゃ……」
そうして二人は…血すらも残らなかった惨劇の部屋で2人のメスは絡み始めるのであった。
次回
最終回のつもりです。
因みにラストでなんか普通になってたのは薬切れる→絶頂し続けるようになるの『→』の間くらいの良いとこ取りしてたからです。
後男達が簪に言ってたことですが、その通りという設定です。つまりあそこでカリオストロに指示が飛んでいなければ、簪がそのまま犯されてますしそのままいけば五十冬もヤラれます。単に指示飛ばしできるのが簪と五十冬なだけで、絶対に守ってくれる立場ではないです。むしろカリオストロ的には女は守ってくれませんので犯されても別に反応しません。元々使用者のこと考えず化け物にする奴なのでそんなもんです。
五十冬の見た目
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黒髪ロング、胸はない
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黒髪で肩までの長さ、胸はない
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茶髪ロング、胸はない
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茶髪で肩までの長さ、胸はない
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なんでもいいけど眼鏡が欲しい