side?
とある場所に呼び出された織斑千冬、そしてそれに着いてきた山田真耶。2人がいるのは、とある広い部屋……そしてそこには2人以外の人物もいた。
いるのは、各国の重要人物などばかり。二人を囲うようにして円形のテーブルがあり、そこに2人を囲うようにしてその人物らが座っている。
「……それで、私たちまで呼び出された理由は?」
「身に覚えがあるだろう? つい最近起こったことで、な」
身に覚えがないと言えば、嘘になる。だが、千冬の覚えはIS学園に襲来したゴーレム達のコアを隠したことである。各国には全て破壊したと伝えたが、実際は襲来した全ての機体のコアがIS学園には存在している。
無論、隠している以上バレる情報源は絞られてくる……が、彼女以外に知っているのは、今回ついてきた山田真耶だ。彼女の性格が偽りのものでない限りは、彼女自身が嘘をつくようには千冬は思えなかった。
「……なんの事だか」
「ふ……シラを切るか。いいだろう……だったら、とある人物から送られてきたこの映像と音声で、証拠を提出するしかないようだ」
そうして、流れてくる映像。そこには確かにゴーレムのコアを隠すことにしたリアルタイムそのものの映像が流れていた。それを見て真耶が取り乱しかけたが、千冬が何とか落ち着かせる。
「っ……!?」
「山田先生、私が話します……それで、この映像は?」
「君達が裏切ったとされる証拠映像。無論、色々な国がこの映像の解析をしたが……どの国も結論は一緒、加工された映像でないことはすぐにわかった」
「……なら、隠す理由もおわかりでしょうに」
「そうだ、確かに世界に均等にISのコアを譲渡したとしても……7つでは平等に行き渡らない。君達の答えは間違ってないだろう」
「なら……!」
そこで開かれる扉。千冬と真耶はそちらについ視線を送る……するとそこには、鬼村五十冬が立っていた。千冬は表には出さなかったが、2人とも驚いてしまっていた。
「『報告しないというのは信用を失う行為』ってやつですよ、先生方」
「鬼村……全てお前の……亡国機業の差し金か」
「差し金? 何を言ってるんだか……私はただ、報告しないのはおかしいって言っただけですよ」
「どうやってこの映像を撮った」
「さぁ? 私はただ送られてきたのをいっぱい送っただけですからね」
両手の指の腹同士を合わせて、五十冬はニヤニヤと笑みを浮かべたままでいる。千冬は睨みつけるが、それを意に介す風でもなかった。
「……何が狙いだ」
「んー? 今回先生たちを呼んだのは、私じゃないよ。この人達……私はここでなにが行われるのかは分からないし、知りもしない」
明らかに嘘だと、千冬は直感で感じとっていた。だが、明確な証拠がない以上そんなことを言っても無駄だと、軽くため息だけをついていた。
「それで? 私に一体何を?」
「IS学園にコアを残すのを理由に、今の学園に在籍する『全ての人物』の『使用権』を求める」
「なっ!?」
「そんな、使用権って……!」
まず、人権を度外視した発言。こんなことを国の代表が発言すること自体が、最早ありえない話である。さすがの千冬も、この発言に驚きと怒りを覚えていた。
「……人をなんだと思っている」
「ならば、こちらは信用をなんだと思っている……と言わせてもらおうか。IS学園が設立出来ているのは、もっと言えばIS学園が未だに色々な国から干渉を受けないようになっているのは、そういった国同士でのルールが作られたからだ」
「……私達が、それを破っていると?」
「隠しただろう? どんな理由があろうとも、世界を揺るがしかねない自体を隠しておく……それは非常に、馬鹿な手段だと言わざるを得ない」
うんうんと、特に喋ってもいない五十冬が頷く。自分には特に関係がないからそう思っているのか、はたまたなにか別の考えがあるのかは、千冬にとってはどうでもよかった。
「あ、山田先生……抵抗しない方がいいですよ? 先生のフルバレルの装備の対策で、私は出した瞬間に破壊するという対策しますから」
「っ!」
山田真耶のIS、その特殊なパックの破壊力は凄まじいものである。凄まじいものであるが故に、1度出されたら終わってしまう。よってそれよりも早く終わらせられると真耶は何も出来ない。火力と引き換えに速度を失った機体なのだから。
「それでは各国の皆さん、IS……並びに他武装を持っていないか確認するために……この場で脱がしましょうか」
「貴様……調子に乗るのも……!」
「おっと……織斑先生? まさか、各国の代表を脅すんですか?」
「貴様をぶっ飛ばした後にでも━━━」
「はい証拠提供ありがとうございまぁす」
そう言いながら、五十冬は懐かしのカセットテープを取り出す。今のご時世の録音機器などよりもはるかに音質は悪いが、ノイズ等を取り除く機械なんてこのご時世いくらでも存在している。
「さて……これが何を意味するかわかりますか?」
「……今の言葉を録音したところで、どうするつもりだ?」
「またまたシラを切って……『世界各国の代表』がいる所で『ぶっ飛ばす』なんて言葉を吐くなんて随分大胆なことをするなぁって話ですよ」
「……」
「お、織斑先生……」
「……分かった、今は貴様の指示に従ってやる。だが、忘れるなよ……貴様を潰せる日が来れば……その次は……!」
「こっわ……本当に脅されてる人間の言葉かよ……」
本能的に恐怖を感じる五十冬だが、織斑千冬という存在が既に抵抗できないのは承知の上。だが、万が一という事もある。各国の代表達が近づいた瞬間に、全員一気に気絶させて私をしとめに来るなんて『都合のいい事』が起きかねない。
「織斑先生、殺しはしませんけど……抵抗できないようにはさせますね」
「ぐっ……!?」
拳銃を取りだした五十冬はそのまま千冬にその銃弾を放つ。だが、千冬には出血はない……代わりに、その体は地面へと倒れていた。真耶が近づこうとするが、五十冬は拳銃を向けて静止させる。
「お、織斑先生に何を……!」
「電撃銃、超電磁砲じゃないよ? 電気を纏わせた弾丸、言い換えればスタンガンを弾丸として放つ銃みたいなもんです。電流を流させて、今は気絶してもらってます」
「気絶……!?」
「ゾウすら感電して気絶するほどに強力な奴をぶつけさせてもらいました」
「そんな、下手したら死に至るのに……!?」
「はん……篠ノ之束と仲良く出来てる女が人間なわけないでしょ」
人間ではない、それは織斑千冬を体現している言葉と言っても過言ではない。ISの武装を使ったとはいえ、生身でISに勝つ強さ等をただの人間が持てるはずがない。
「今ので、織斑先生が死んだら……!」
「仮に死んだら、そこまでだったって話ですよ……まぁ生きてるでしょうけど……その間に準備だけさせてもらいますかね。山田先生、織斑千冬を殺されたくなかったら私たちと一緒に来てください」
五十冬と共に、何人かの代表が立ち上がって着いていく。千冬を守るために、真耶は覚悟を決めないといけない。そんな覚悟は、彼女はとっくの昔に決めていたのだが。
「あ、残された皆さんは私の脚本通りでお願いしますね 」
「……どうして、貴方達の様な人が……亡国機業に着くんですか!」
「何、世の中には女尊男卑が気に食わないものが多いという事だよ。それに、亡国機業に頭を下げている訳では無い……女尊男卑を潰すという彼女の願いに共感した国が多いということだ」
「そんな、理由で……」
「それに、君達が悪いのは事実だろう? 隠した事実は誰にも分からない、アスファルトの下がどんな土か分からないように……例え嘘で上から塗り固められたとしても、隠されている真実は誰もわかりえない」
両手を拘束されて、留置所のような場所に投げ捨てられる真耶。その目は、完全に敵を見る目になっていた。真耶にとっては自分達のために他人を売れるなどというのは、有り得ない話なのだ。
「君達は世界を揺るがす真実を隠した……それに対しての我々の答えも、また『隠す』事となった」
「隠す……?」
「君達は、表向き『処刑』または『無期懲役』という結論になった。但し安心したまえ、あくまでも表向き……実際は私達によってここで飼い慣らされるという事になる」
「飼い……!?」
真耶は悟った。この男達は、人間としてもクズに成り下がっているのだと。こうまでして、女性を我がものとしたいのかと。こんな男達に屈服する訳には行かないと……そう心に決めるほどに。
「貴方達に……国を束ねるなんて、不可能ですよ……! こんなことをしている限り!!」
「……五十冬だったね、好きにやっていいのだろう?」
「殺すのと肉体欠損させない限り大丈夫、精神はいくら壊しても問題ないよ」
「っ……!」
真耶は、生徒をしている時の五十冬を思い出していた。その全てが幻想だったかの様に、まるっきり全てが変わっている五十冬を見て唇をかみ締めていた。
「じゃあ、あとはよろしくお願いしますね。私はあっちの様子も見てこないといけないので」
「えぇ、あちらもよろしく」
五十冬は、千冬がいる場所に移動していた。そして何かの準備に取り掛かり始める。
「何をしてるんだい?」
「目覚ました時に、抵抗されたら困るし……変態チックにしておかないと」
1つの乳首にローターが2つ、それが2箇所とクリトリスにも2つでローターが計4つ。バイブを膣に入れて、アナルバイブももちろん入れている。その状態で亀甲縛りを行い、腕も縛っておく。
「さて……どうしようか?」
「これ以上まだ何かするおつもりで?」
「下手したら殺されかねないし……とりあえずインターネットに写真アップロードする準備整えておいてやろ」
その写真を取って、インターネットに上げてる準備を進めていく五十冬。あとはボタンを押せばアップロードが完了するレベルだが、自分が持ってても駄目なので適当に他の誰かに渡してから、再び織斑千冬に向き直る。
「ほーら、起きて起きて」
「っ!? う、んぅ……!」
織斑千冬に取り付けられた機械達を、一気に作動させる。それで千冬はようやく目を覚ますが、状況を上手く理解出来ていないようで辺りを見渡していた。
「何、を……」
「はいはい、ちゃんと頭冷静に働かせて聞いてくださいね? 今、さっきまでいた中の半分くらいの人間が山田先生とイチャコラしてるんですよ」
「っ!?」
「んで、山田先生をこれ以上犯されたくなかったら……私達に従ってください……って事です」
「貴様……」
千冬は、なんとなく理解していた。自分達の体が、不本意ながら男ウケする体だというのはそれとなく理解していた。だが、それでもやはり悔しさは感じるしそれ以上に怒りを覚えていた。
「あれ? 怒りました? こんな事で?」
「……はっきり言おう、貴様は……死人に執着━━━」
「黙れよ」
わざと煽ったのか、ならばその意図は何なのか。それを考える余裕もなく五十冬はISを部分展開、カリオストロの能力でゴーレムの巨腕を呼び出して、千冬の腹を殴り付けていた。
「がはっ……!」
「お、おい……死んでしまったら私達が悪になるぞ!?」
「大丈夫ですよ、こいつはそんなことでは死にませんし……でしょ?」
「がは、げほ、ごほ……はぁ、はぁ……よく理解、してるじゃないか」
「……遠慮はいりません、さっさとこの女をぶち犯してください。人手が足りないのなら、いくらでも追加してあげます……」
「あ、あぁ」
そうやって五十冬は離れる。やることがまだ存在しているからだ。その為に、この場は一旦離れて……準備に取り掛かるのであった。
『緊急ニュースをお伝えします』
『昨日、IS学園教師の織斑千冬並びに山田真耶が容疑者として確保されました』
『世界連盟は、IS学園が意図的にISのコアを取得していたのを隠していたとし、その主犯格である2人を逮捕致しました』
『世界に対しての大々的なテロを行う予定だと判断した連盟は、IS学園を一時的に休校させてその間教師達に対して事情聴取を行うとの事です』
……後日、テレビからは常にそのような放送が流れていた。瞬く間に情報は伝わっていき……世界は、混沌の1歩を進みかけているのであった。
次の話は捕まったあとの話
五十冬の見た目
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黒髪ロング、胸はない
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黒髪で肩までの長さ、胸はない
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茶髪ロング、胸はない
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茶髪で肩までの長さ、胸はない
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なんでもいいけど眼鏡が欲しい