「……な、なんでこんな酷いことできるんですか……」
「お姉様にお姉様を取り戻してもらうためですよ」
「そんな……こんな、私がひどいことを……」
映像を見せられて、五十冬は涙していた。自分がこのようなことをしていたというのが、どうしても信じられないようだった。だが、そんな五十冬を見て簪はどうにも違和感を拭えなかった。
記憶を失い、今までの経験などを全て忘れてしまっているのは理解出来る。だが、ここまで違うとどうしても今の五十冬が記憶喪失になった影響ではなく、もはや別の人格として生まれているような気がしてならないのだ。
「……簪?」
「……ううん、なんでもない」
記憶がなくなったことで、彼女の内面に何かが起こったことは間違いなかった。しかし、それが一体なんなのか……簪どころか他の誰もわかる人物はいない。もちろん、五十冬も例外ではないのだ。
「……じゃあ、続きいこうか……全部映ってるわけじゃないけどね」
「次の映像は……さっきの映像から、1週間ほど経過したものでーす。お姉様、予想はどうします?」
「よ、予想ってなんの……?」
「ラウラ・ボーデヴィッヒと……シャルロット・デュノアの2人……1週間して、何が起こったのか、ということですよ」
「わ、わかんない……みんな、助かった……?」
「助かってたら、今ここにいるはずですよ。当然、助かっていません……まぁどういう目に遭わされているか、の方が予想としてわかりやすいですかね?」
五十冬は、首を横に振っていた。自分の起こしたことが、記憶を失う前の自分が行ったことに目を背けたくなってしまっていたからだ。
「まぁ……とりあえず一緒に見て見ましょうよ。これからもっともっと面白くなるんですから━━━」
捕まってから、約1週間が経過していた。既にシャルロットもラウラも疲弊していたが、そんなこと男たちには関係なかったのだ。さすがに殺せばそこで終わってしまうために、殺さないギリギリのところを責めているが……そのギリギリのラインは、人によって変わってくるというものを如実に表していた。
「あぐっ!! うぎっ!!」
「いい鳴き声出すじゃねぇか、嬢ちゃん」
ラウラの状態は酷いものであった。両腕を拘束され、拘束具に取り付けられた鎖は天井からぶらさがっている。そして、両足は開いたまま固定されて……そのまま鞭打ちを繰り返されていた。
幸いというべきなのか、使用されているムチは拷問用ではなくSM用のものなのだが。しかし、それでもアザにはなるのだ。
「へへ……一週間の調教でだいぶ心折れてきたな?」
「まだ、だ……あぎっ!!」
「よく言うぜ、鞭の痛みが忘れられなくなってきてるくせによ」
「そんな、こと……!」
人間の脳には、一定以上の痛みを味わうと放出されるものがある。ドーパミンというものなのだが、簡単に言うと痛みを麻痺してくれるものだ。
生物が殺されかける……例えば生きたまま捕食される時などに、それが放出されることがある。これは極論だが、そのドーパミンは今のラウラの脳が出しているものである。
「ほらよ……そろそろ忘れられなくなってきてんだろう……がっ!!」
「あぐううう!!」
強力な一振、もちろん痛みこそあるが……今のラウラはそれを快楽に変換してしまうのだ。
「へへ、調教で頭おかしくなってきてんなぁ?」
「はぁ、はぁ……」
「さて……今日はトドメの調教だ、別に期間とかキメてなかったが……これでお前が堕ちなかったら2人で解放してやるよ」
「ほん、とうか……?」
「あぁ、但しお前が堕ちたら……分かってんな?」
「はぁ、はぁ……」
息も絶え絶えになりながらも、ラウラは頷いた。まだ負けるとは微塵も考えていないのだ。だが、ラウラは甘えていた。自分の兵士としての体に……兵士以前に、彼女は『女』であることを忘れているのだ。
「ほうら……さっさといくぞ!!」
そう言いながら、男はラウラを引っ張っていく。何をされても、ラウラは絶対に堕ちないという事を確信していた。確信してしまっていたのだ。
「何を、するつもりだ……」
「へへ、痛みで頭がおかしくなってきたところに……もうひとつ別の感覚ぶち込んで……完全におかしくしてやんよ」
「それ、は……」
男が取り出したのはローターとバイブだった。ご丁寧に、ローターはクリトリスと乳首を挟み込むようで6つ、バイブは下の穴2つ用に2本用意されていた。
そして、男はラウラにご丁寧にそれらを取り付けていく。
「うぐっ……」
「なんとか全部入ったなぁ? へへ、じゃあこのまま調教……ラストといこうじゃねぇか!!」
「あぐううう……!?」
玩具達の電源を入れて、ラウラが反応しているのを眺めてから再び男はラウラを少し離れた場所へと運んでいく。ご丁寧に、天井にラウラの拘束具の鎖はラウラが移動しても問題ないのか、カラカラと音を立てながら動くだけだった。そして、ラウラが移動した先に置いてあるのは……三角木馬だった。
「へへ……ここに置いてやるぜ」
「━━━っ!!」
三角木馬の上に無理やり載せられるラウラ。鎖の長さを調節できるのか、少し男が調整したあとは釣らされている状態ながらも、三角木馬にきっちりと跨られていた。
「が、ああああ!!」
「くへへ、いい悲鳴だなぁ? おらっ!! 追加だ!!」
そして、ラウラに男は鞭を浴びせる。三角木馬と鞭の痛み、そしてバイブやローターから味わう快楽。ラウラの頭は当然パニックを起こしていた。
「い、ぐ、ぁ……!」
「ははっ! もうグロッキーになってんのか!? はえぇなそれでもドイツ軍だったのかよ!!」
男が煽るように笑い飛ばすが、ラウラにそれは聞こえていない。聞こえていようがいまいが男には特に問題は無いのだが、しかしそれにどうやら腹が立ったのか、男は鞭を持つ力を込めてさらに強めにラウラを叩く。
「あぐぅ!?」
「おら! 無視してんじゃねぇよ!!」
「あ、ぐ……」
ラウラは今まで溜まっていたダメージ、そして今味わっている多数の感覚によって頭がふらつき始めていた。鞭で叩かれて一時的に覚醒しても、すぐに意識が薄くなっていく。
「はぁ、はぁ……」
そんな状態で味わう快楽。生物としては、そちらの方を優先的に処理してしまうのだ。つまり、生物は本能として快楽を求めているということだ。
「ぁ……うぁ……」
「ちっ……段々とダメになる時間が早まってきてやがるな」
ラウラの体は、男が気づかない間に小さく絶頂に達していた。バイブやローターのおかげではなく、鞭や三角木馬によって痛みの感覚が麻痺しているせいである。
そして、感覚が麻痺しているところに快楽が送られてきているので、徐々にラウラの体は痛みに対して本格的に快楽を貪るようになってきているのだ。
「だが……堕ちるのもすぐそこみてぇだな」
ここまで来れば、後はもう最後の一押しだけで済むのだ。そして、その最後の一押しというのは━━━
「あぁっ! んひぃ!!」
「ははは!! 随分とケツの穴もガバガバになってきたじゃねぇな! この淫売め!!」
━━━シャルロットである。彼女はラウラのような体力的にもハードな調教は行われていなかったが、その分人間の尊厳を踏みにじるようなことは行われていた。
「毎日毎日ケツを洗浄してるかいがあるってもんだなぁ!?」
「そんな、ころぉ……!」
舌が回っておらず、ちゃんとした反応を返せていないが……シャルロットの体は完全に堕ちきっていた。やられたことと言えば、毎日飯を持ってこられて、監視カメラで毎日一人でいる『全て』を観察。
後はアナルの洗浄……つまりは浣腸である。簡単に言えば、排泄を毎日見られた挙句に映像として残されているという事だった。
「ひぁ、あぐ……なん、でぇ……」
「昨日も言っただろうがよ! お前の体は初めから調教されてたみてぇだから、体だけなら堕とすのは簡単だってよ!!」
シャルロットの快楽いっぱいの頭に、かつて男達に犯され続けた記憶が蘇る。その時の男達に犯されていたのが、こんな所で足を引っ張ってしまっているのだ。
今の男達からしてみれば、シャルロットは既に処女を好きな男以外に捧げていて、体も感度を高くなるまで調教されている『雌』でしかないのだ。
「やめ、へ……うごかない、れぇ……」
「止められないつってんだろ!! おめぇは令嬢のくせに物覚えが悪ぃなぁ!?」
言いがかりだが、シャルロットに反論する余裕はない。反論しようとしても、口から出るのは言葉にならない言葉と、喘ぎ声だけなのだから。
「あ、ん、んぁぁ!!」
「へへ、こっちはあとちょっとって所か……」
ここまで堕ちれば十分だと判断した男。シャルロットが気づかない間に、ラウラを調教している男に連絡を取る。シャルロットを犯している間に、最後にやることだけを伝えておいて……そしてそのままシャルロットとお楽しみへと移っていく。
「へへ……ところでよぉ……お前が堕ちたら……って話覚えてっかぁ?」
「あぐっ!!」
シャルロットの膣の方に、かなり大きなバイブを押し込む男。既に調教されきっている体は、簡単にそのバイブを受け入れていた。そして、入れられたので男の話は丸々聞こえていない。
「俺はもうお前が堕ちてるって判断するけど……特に否定がなかったら、何もしないぜ?」
「く、ぁ……僕、は……」
聞こえていることに男は驚いたが、特に問題ないとそのままにしておいた。聞こえていようが聞こえていまいが、男には……男達にとっては何ら関係ないのだから。
「どうした?」
「ぁ……」
男は動くのを止めた、異物感は残っているがシャルロットにはそれ以上に絶頂に達せなかったことによるモヤモヤが残ってしまっていた。
「まだ堕ちてないってんなら、俺ァそろそろ諦めるけどよ?」
「ぼ、僕は……」
「ここでお前が俺のチンポを引き抜かずに、そのまま部屋から出たら……直ぐにあの嬢ちゃんの部屋だ。お前がすぐに出ていけば……俺ァ見逃さずにいてやるぜ?」
「……僕、は……!」
シャルロットは、そのまま男の肉棒を自分のアナルから抜いていく。無論、快楽をその間も感じてはいるが……それ以上にラウラを救いたいという気持ちの方が大きかった。
だが、そのゆっくりと抜いている最中━━━
「あぁそうそう、これを忘れてたぜ」
男がプロジェクターを起動させる。壁に映し出される映像に、シャルロットは一瞬気が逸れてしまう。そして、その映像に映し出されていたのは━━━
「ぼ、僕……?」
シャルロットは自分が映し出されている映像を見ていた。だが、映像に映るシャルロットの表情は……犯されているのに、恍惚としたものだった。まるで、犯されている事が本当に嬉しいかのような……そのようにしか見えなかった。
「ぼ、僕は……こんな……」
「随分と嬉しそうな顔してんなぁ? 本当に、これで堕ちてないって言えんのか?」
男に犯されて、嫌な気持ちのはずなのに画面の中の自分はまるで喜んでいるかのような表情となっていた。そういったシャルロットの絶望を男は確信しながら……本当に最後の調教へと移っていくのであった。
五十冬の見た目
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黒髪ロング、胸はない
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黒髪で肩までの長さ、胸はない
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茶髪ロング、胸はない
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茶髪で肩までの長さ、胸はない
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なんでもいいけど眼鏡が欲しい