ターゲルを倒して
外へ出るとベラが母親と抱き合っていた
近付いていくと此方に気付き
「あんた…あのターゲルを倒したのかい?」
「あぁ、黒掌十字拳を堪能したよ」
「…怪我はない?」
破れた服を渡すと針と糸で縫い始めるミィカ
「娘を助けて頂き、ありがとうございます…こほっこほっ」
ベラの母親が礼を言って来たが咳き込んでしまう
病を患っているようで老けて見える
「お気になさらず。失礼ですが病を?」
「えぇ…肺が弱いのです。そのせいで娘が危ない目に合うところでした」
「ふむ。少々失礼しますよ」
肺の辺りに手を当て、気を少しだけ流す
トキから教わった気功治療を行っている
「あんた!母さんに何を!?」
「待って…あれは治療」
俺に掴み掛かろうとしたベラを
ミィカが止めてくれた
端から見たらいきなり胸に触ったのだから
気持ちは分かるけどな
「俺の気を送り込みました。後は栄養をしっかり取れば回復に向かうでしょう」
「…あら?なんだか胸が楽になってきた様な」
血の巡りが良くなったからだろう
栄養失調気味だったので
この時代では難しいかもしれないが
「良かった。さて、ベラだったかな?君の使うのは蘭山紅拳で間違いないかな?」
「そうだ、父さんから受け継いだ拳だよ」
「見た所、君はまだ完全に自分の物に出来ていないね?蘭山紅拳は華麗な体捌きと、激しい攻撃性を併せ持つ剛拳。君は体捌きは大したものだが、技は未熟。ゆえに戦える拳ではない」
俺がアニメで見た蘭山紅拳のベラは明らかな修練不足
天賦の才で体捌きは補ってはいた様子だが
技の方は素人に毛が生えた様なものだった
俺はターゲルに切り刻まれて死んでいく
彼女を黙って見ていられなかったのだ
ミィカもベラも原作には出て来ないキャラだ
俺が救っても良い筈だし、幸せになる権利はある
「じゃあ…どうすれば良かったんだい!兄貴は行方知れずで、奥義書残して父さんは死んでさ。母さんと二人で生きていく為には…どうすれば」
「完成させるしかないだろう、蘭山紅拳をな。その為の協力は全力でしてやるよ」
彼女は俺の言葉に驚き、言葉が止まってしまう
パクパクと口を動かすも言葉が出ない
しばらくしてようやく口から出たのは
「なんでだよ!あんたとあたしらは、まったく関係のない赤の他人だろ!?」
その叫びに対して俺は余裕を持って答えよう
今の彼女に必要なのは助けを求める事
母親を守り、一緒に生きていく為に
彼女一人では不可能だが、幸いにも
この俺が居る
トキやサラのおかげで医術の心得があり
北斗神拳だけではなく、あらゆる拳法を知り
現代の記憶をもったこの俺が
「大丈夫。俺が君を強くしてみせるし、お母さんの病気だって治してみせる…だけど答えは君次第だ。俺は条件だの何だのを要求することはない。この手を取るか、否か。今この場で決めろ」
脅迫ではない、こうでもしないと
彼女は人に頼らない気がした
お膳立てが必要だと思ったからだ
彼女は涙や鼻水で化粧が流れ落ち
とても見られたものではない顔を腕で拭い
俺を睨み付ける様に震える声で
「だすけでぐださい!!私と母さんを!!」
彼女
蘭山紅拳のベラが
俺達の仲間に加わった
この小説を閲覧して下さっている皆様、ありがとうございます。これからの内容についてアンケートを取りたいなと。ご協力頂ければ幸いです♪
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原作の流れを壊さないようにする
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原作にガンガン介入していく
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北斗らしくバトルシーンを増やしていく
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ヒロインメインの話を増やす
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つべこべ言わず続きを書けよ阿呆