ベラの本音を聞き出した翌日
俺はベラの母の診察をしていた
「…はい、息を深く吸って吐いてください」
「スーッ…ハァァァ」
心肺の機能を高める秘孔を突き、気をゆっくり流す
強く流すと致命の秘孔も反応してしまう危険があるからだ
「弱った心肺を高め、自然治癒を促しました。ですが…完治は難しいかもしれません」
「えぇ…それは分かるわ。自分の体ですもの…時折、激しい痛みが来るのよ」
レントゲンなどが無い為、はっきりとは判断できないが
恐らく彼女は癌に侵されている
原因は核兵器の残留物などからくる放射能だろう
トキ兄さんと似た症状だからだ
「俺には回復に向かう秘孔を突くしかできません…後は貴女次第なんです。ベラさんの為にも、元気になりましょうよ!」
「フフッ…ありがとう。そうね、まだ死ぬわけにはいかないわね!さ、食事の支度でもするわね」
お母さんは笑って立ち上がり台所へ向かった
強い人だな、案外病に勝てるかもな
「ちょっと良いかい?」
お母さんと入れ違いに
ベラが入って来た
「うん、構わないよ。何かな?」
「あたしに稽古をつけてくれよ。約束しただろ?強くしてくれるってさ」
そうだったなぁ
こういう時はアレか
「あ~まずは手合わせするか。腕を見ないと判断出来ないし」
「よし!なら、あたしの力を見て貰う」
人もまばらな広場に二人でやって来た
ここなら多少騒いでも大丈夫だろう
「宜しく」
「蘭山紅拳、受けてみな!」
挨拶もそこそこに、軽やかに宙を舞うベラ
胸元から薔薇を取り出すと俺に向かって投擲する
先端が鋭く尖った血の様に真っ赤な薔薇が分身し
複数に別れ、俺に向かってくる
「むぅん!」
それに対し、俺は発勁で薔薇を弾き落した
口に薔薇を咥えたベラが落下しながら両腕を交差する
「喰らいな!!」
【蘭山紅拳奥義・紅薔薇飛沫(クレナイバラシブキ)】
紅薔薇飛沫
空から地へ、落下しながら交差した両腕での斬撃は、あらゆる物体をも切り裂く。これを受けた者の血飛沫が、舞い散る薔薇の花びらの様である事から、名付けられたという
【北斗神拳奥義・七星点心】
ベラの奥義をあえて正面から迎撃した
斬撃を回避しつつ、反撃出来る奥義を選んだ
秘孔は突かないが痛みを伴わない稽古はない
「くあぁぁっ!!?」
着地した瞬間に数ヶ所に痛みが走ったのだろう
手をその箇所に当てながらうずくまってしまった
「どうした、もう終わりにするか?」
「く…ま、まだだ!!」
ベラは知る限りの奥義を繰り出すが
ソウジにはまるで通じず
「痛ッ!」
「う…うぅぅぅ!」
「くあぁぁぁ!!」
「ん…んくぅぅ!?」
「ん…んふぅ…はぁ…はぁ」
顔が真っ赤だし、かなりの痛みで
体が火照っているのだろう
なにより既に一時間は経過している
「よし、次で終わりにしようか」
「あ…ハァハァ…ん…分かった」
しかし既に限界に近いのか
ふらふらと足元がおぼつかない
がくりと倒れかけた
「危ない!!」
慌ててベラへ走り寄った
抱き止めたと同時にベラが動いた
「ん…ちゅっ」
「!?」
不意打ち気味の動きで
ベラに唇を奪われてしまった
この小説を閲覧して下さっている皆様、ありがとうございます。これからの内容についてアンケートを取りたいなと。ご協力頂ければ幸いです♪
-
原作の流れを壊さないようにする
-
原作にガンガン介入していく
-
北斗らしくバトルシーンを増やしていく
-
ヒロインメインの話を増やす
-
つべこべ言わず続きを書けよ阿呆