※この作品はR-18です。

世紀末に転生したので頑張ってみる   作:北ノ覇王

25 / 27
もう一人のユリア…その3

シン様は昼間は補佐としての私を求め

夜は女としての私を求めました

しかし、最後の一線だけは越えていません

 

シン様自身もユリア様とそういう事をする

イメージが湧かないのだと思います

激しいキスと体を触るくらいで眠りに付きます

 

きっとシン様は安らぎを求めているのだろう

そう思った私はシン様の全てを受け入れ

心を閉ざし、ユリア様になりきろうと

 

それからの私はすっぱりと拳を捨てました

あれだけ執着していた技の稽古より

ユリア様の様に女性としてのたしなみを

ハープや裁縫、料理

 

これまで向き合って来なかった、女としての私

こうしてやってみるとスッと私に入ってくる

 

だが、やはりユリア様には敵わない

毎晩シン様との逢瀬でも

私は私を出してはいけない

 

あくまでも私はユリア様の代わりなのだ

ユリア様になりきらなくてはならない

ユリア様はシン様を"愛していない"のだ

 

「ユリア…ユリア…んっ…」

「…ッ!!」

 

シン様の唇を噛み切る

 

「ハハハ…相変わらずだなユリア」

「シン…私は…ハァ…ケン以外にはなびきません」

「では、いつもの様に抱き締めさせてくれ」

「……」

 

無言を肯定と取ったのかシン様が

背中腰に抱き締めてくる

何度もしているにも関わらず

ゾクゾクが止まらない

必死に火照る体を押さえる

 

━━━━━━━━━

 

「貴方に分かりますか?好いた相手の想い人を、演じなければならない苦痛を…屈辱を!絶対に届かない想いを抱えて、生きねばならない私の気持ちが!!」

 

「ファン…それほどまでシンを愛しているならば、奴に伝えてやれ。なんとも想わぬ者に、キスしたり抱き締めたりするものか!少なくとも俺はしない」

 

彼女の話を聞いていて思ったのは

互いにすれ違い続けているという事だ

確かに、ユリアによく似ている

 

だが、ユリアとは違う

シンは聡明な男

それくらいは分かっている

だが、プライド故に認められないのだ

 

それをこのファンは勘違いし

ユリアを、演じ続けてしまい

シンは引くに引けなかった

 

結果的にすれ違いが生まれた

 

「ケンシロウが近付いている。シンと話すのはこれが最後かもしれん…行ってくるよ。君も後から来なさい」

 

━━━━━━━━

 

で、なんだこの状況

 

「あ、あの…な?ゆ、ゆる…」

「黙れ…女の敵!」

「あたしも印象はよくないね」

 

シンが正座させられて

ミィカとベラに説教されていた

しかも、シンは泣きが入って

 

どうやら俺がファンと話していた事を

シンが二人に相談していたらしい

うん、年頃の学生か!?

 

これ以上はシンに甚大なダメージを

与えかねないので、二人を黙らせた

 

「久しぶりだな、ソウジ」

「シン…ケンシロウが来るぞ。強くなってな」

「ふっ、俺もただでは死なん。せいぜい踏み台になってやるさ…奴からユリアを奪った時から、覚悟はしている」

 

シンの瞳は決死の覚悟を決めた漢の瞳だ

もはや言うことはない

間もなくケンシロウが到着する

 

出来ればこの不器用な男と女の

行く末を見届けたかった

だが、運命という奴は残酷だ

 

 

俺は痛い程分かっている

 

この小説を閲覧して下さっている皆様、ありがとうございます。これからの内容についてアンケートを取りたいなと。ご協力頂ければ幸いです♪

  • 原作の流れを壊さないようにする
  • 原作にガンガン介入していく
  • 北斗らしくバトルシーンを増やしていく
  • ヒロインメインの話を増やす
  • つべこべ言わず続きを書けよ阿呆
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。