【BL】カプごちゃ混ぜのBL短編集 作:腐エロのひと。
モモンガさん視点が最中なので、一応R-18にしておきます。
side モモンガ
「モモンガさん。式典の時は何着ても構いませんけど……普段は必ず俺の色を纏ってくれなきゃ嫌ですよ?」
と、可愛らしく小首を傾げて上目遣いでそんな事を言っているのは、俺の最愛の恋人、ウルベルト・アレイン・オードルそのヒトである。
「どうしたんですか?ウルベルトさん。急にそんな事言うなんて」
立派な角を撫でながらそう訊けば、ウルベルトさんは俺に抱きついて来る。
「……だって。モモンガさんは俺だけの物なんでしょう?だったら、世界中の奴等にそれを示さないと」
そう甘く囁かれて、ドキドキする。
「けど、だったらむしろ式典の時こそウルベルトさんの色を纏わないとアピール出来ないんじゃないですか?」
細い身体を抱き締めながら訊いてみると、ウルベルトさんは俺をジッと見つめながら答えてくれる。
「俺だって、公私は弁えてますから。それに、モモンガさんの衣装は格好いいのばっかりですし、折角のバリエーション豊かな衣装なんですから、他の奴等にも見せてやらないと、って思ってますからね。俺のモモンガさんは世界一格好いいんですから」
頬に、柔らかな唇が触れる。キスされたんだ、って思ったら一気に愛しさが込み上げてきて。ウルベルトさんをその場で抱き上げる。
「ウルベルトさんっ……!」
「ずっと、俺だけを見てくれないと駄目ですよ?ねぇ、モモンガさん……」
首の裏に腕を回されて、密着されて。理性が、飛んだ。
side ウルベルト
モモンガさんは、どうやら束縛されるのが好きらしい、と気付いたのは付き合ってすぐの頃だった。俺への発言が結構過激だな、って思ってたけど、まさかモモンガさん自身もそうされるのが好きだったとは思わなかった。
……ので、俺の常識からしたら一寸アレだよなぁ……って思うような事でも、口にするようにした。そうしたら、モモンガさんはもの凄く喜んでくれて。最愛のヒトが嬉しそうにしているのを見れば、俺だって幸せな気持ちになる。……要するに、WIN WINって訳で。俺の本質は寧ろ束縛とは真逆に近いけれど、モモンガさんを離したくない、って思っているのは本当なので、束縛するような言葉を頻繁に口にするようにした。嘘では無いので普通に口に出来るのが、一寸怖いが。
(俺、マジで心の何処かでこんな事考えてんのか?信じ難いが言えちまう以上本心なんだろうなぁ……)
と、そんな事を考えつつも、俺は積極的にモモンガさんを束縛するような言葉を口にし続けた。
……そうしたら、溺愛が増した。ヤバイくらいに。
(他のギルメンにはバカップルって揶揄われるけど、まぁ実際そうなんだし仕方ねぇよな……)
人目を憚らずにイチャイチャする俺たちを、既にギルメンは生温かく見守るようになっているから、まぁ、ある意味末期ではあるんだろう。
「……皆さん、言いたいことがあるのなら言ったらどうです?視線が鬱陶しいんですけど?」
モモンガさんの膝の上に座りながらそう言えば、殆どのギルメンは俺達から目を逸らした。……そりゃそうだろな、誰だってバカップルに関わって馬に蹴られたくはねぇもんな。
「はーい。何でウルベルトさん、モモンガさんの膝の上に乗ってるのー?」
お。来たか、怖いもの知らずな女性陣その一。茶釜さんだ。
「そりゃあ、モモンガさんは俺のだってアピールですよ。此所迄密着してたら、俺からモモンガさんを盗ろうなんて思う奴は出ないでしょう?」
満面の笑みを浮かべてそう答えれば、茶釜さんはニヤニヤと笑いながらこっちを見ている。
「へーぇ?もうギルド内でそんな気起こすバカはいないと思うんだけどねぇ?」
「解らないですよ?モモンガさんは可愛いし、とっても魅力的なヒトですから」
笑顔でそう答えれば、茶釜さんは笑顔を消さないまま俺を見ている。
「……モモンガさんは、嫌ですか?俺がこうして膝に乗ってるの?モモンガさんが嫌なら止めますけど……」
言いながら滑らかな頬を撫でると、モモンガさんは眼窩の炎を大きく揺らめかしながら、上機嫌で答える。
「嫌な訳ないじゃないですか!俺、本当は対外的な式の時だってウルベルトさんを傍に置きたいんですよ?皆が止めるから止めてますけど……」
モモンガさんはそう言いながら、ギュッと俺を抱き締める。
「俺だって、そうしたいですよ。でも、アインズ・ウール・ゴウンが侮られるのは嫌ですし……」
首をやや傾げてそう言えば、モモンガさんが俺を抱き締める腕の力が強くなった。……本当に、溺愛が過ぎる。まぁ、この素直な愛情表現は心地良くて好きなんだけど。俺も大概だな、とは思う。
「はいはい、ご馳走様。マジで外ではソレやらないでよねー!侮られるっていうか、ドン引きされるから」
「其れ位、俺だって理解してますよ。公私は分ける方なんですから。ね?モモンガさん」
モモンガさんにそう訊くと、モモンガさんも大きく頷いてくれる。
「そうですよっ!ウルベルトさん、外だと今みたいに甘えてくれなくって淋しいんですから」
「……そっか……。まぁいいや。胸焼けしてきたし」
茶釜さんがそう言うと、他のギルメンも同様の反応を見せて俺達から視線を逸らす。失礼な。
「……まぁ、いいですけどね。モモンガさん、早く部屋に戻りましょう?もう話すことはありませんよね?」
そう言って頬にキスすれば、途端にモモンガさんは俺を抱きかかえて転移した。
side モモンガ
あぁ、本当に俺のウルベルトさんは可愛い。このまま閉じ込めて、誰にも会わせないでいられたらいいのに。心底そう思うくらい、俺の恋人は可愛かった。さっきだって、ウルベルトさんの可愛らしさに何人か見蕩れてたし。ウルベルトさんは俺のだって言うのに。
「……どうしたんですか?モモンガさん」
「ウルベルトさんは世界一可愛いな、って思ってただけですよ。それに、すっごくえっちで……また我慢出来なくなっちゃいます」
「……ぁっ……」
まだ俺のモノを咥え込んだままのウルベルトさんは、ほんの少し腰を揺らしただけで甘い声で鳴く。
「ほら。すごく、えっちです」
ナカの締め付けに逆らうように動けば、ぐちゅり、と濡れた音が大きく響く。ウルベルトさんのナカに、俺のモノが満たされていると思うと、それだけで胸が高鳴る。ウルベルトさんを俺だけのモノに出来たような気がして。
(ナカまで全部……俺のモノだ……)
全部全部、俺の魔力で染めて。俺の色に染めて。それだけじゃ、全然足りない。もっともっともっと。俺だけのモノにしたい。そのためには、どうしたらいいんだろう……?
「ぁ!激しっ……!モモンガさ……っ……!」
腰を抱え込まれて、より深く求められる。その求めに応えるように腰を密着させて、更に深くを抉ると、ウルベルトさんの締め付けが強くなる。まるで離さないと言われているみたいで、そんな動きすら胸が熱くなる。ウルベルトさんに求められているって、一層強く感じられるから。
「……愛してます。ウルベルトさん。俺だけのモノです。永遠に、俺だけの……」
耳元にそう囁いて最奥に精を注ぎ込めば、ウルベルトさんが薄らと笑ったような気がした。
END