※この作品はR-18です。

【BL】カプごちゃ混ぜのBL短編集   作:腐エロのひと。

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他ジャンルで見掛けたので、やってみました。(オチは全然違います、部屋の名前だけ一緒)私の中ではペロさんはドジっ子です(笑)


●●しないと出られない部屋【ウルベルト&ペロロンチーノ】

 転移後。二人の目の前に現れたのは、『フェラをしないと出られない部屋』と書いてある看板だった。

「……テメェ。よりにもよって、新年早々何てトラップに引っかかってやがる」

 黒山羊頭の悪魔、ウルベルト・アレイン・オードルは、目の前のバードマンにそう悪態を吐く。地を這うよな低い声で。

「しょっ、しょうがないじゃないですかー!!俺だって、野郎となんかこんな罠に掛かりたくなかったですよっ……!!」

 地べたに突っ伏しかねないような低い態勢で、ペロロンチーノもそう答える。だが、ウルベルトは冷ややかな視線をペロロンチーノに向けたままだ。

「い……いいじゃないですかっ……!!俺とたっちさんだったら、絶対俺の方がマシでしょ!?」

 尚もそう言い募るペロロンチーノに、腕組みしながらウルベルトは小さく頷く。

「……まぁ、確かにそう言えばそうですけど……。比較対象、低すぎません?大嫌いなヒトと友人なら、そりゃ友人の方がマシってなりますよ」

 言いながら、ウルベルトは辺りを見回す。エロトラップの代名詞とも言うべき、セックスをしないと出られない部屋同様、大きなベッドにサイドテーブル。そして、サイドテーブルの上にはお約束のように部屋の説明と……ローションが置いてあった。

「……とりあえずこれ、不要ですから燃やしますかね」

 低い声のまま、ウルベルトはそう言うと手にした説明とローションを黒炎で燃やし尽くした。

「ローションは俺使いたかったのに……」

「馬鹿じゃねぇの?こんな得体の知れねぇローションを使いたいとか……。そんなに欲しけりゃナザリックに戻ったらくれてやりますよ」

 吐き捨てるようにそう言うウルベルトは、苛立ったような様子で室内を歩き回る。

「……えーと。ウルベルトさん?」

 そんなウルベルトに、ペロロンチーノは怖ず怖ずと声を掛けた。微かに震えながらも、勇気を振り絞って。

「何ですか。厄介ごとばっかり引き寄せる疫病神のペロロンチーノさん?」

 と、間髪入れずにそう答えられて、ペロロンチーノは恐怖を忘れて素で叫んでいた。

「えっ、酷!!」

「酷くねぇよ、馬鹿鳥が。……こういう部屋だと、力ずくじゃ出られないってのが決まってるので。条件をクリアするしか出る方法が無いんですよね……。あぁ、マジ面倒くせぇ」

 大きく溜息を吐きながらそう言うと、ウルベルトはきつくペロロンチーノを睨み付ける。

「ペロロンチーノさん。とりあえず、手を出して下さい」

「え?ウルベルトさんがしてくれるの?俺、脱いだ方がいい?」

 ウルベルトのその言葉に、ペロロンチーノは自分の腰の装備品に手を掛ける。

「脱ぐな。もし脱いだら、テメェの薄汚ぇソレ、根元からねじ切るからな?」

「……!ぬ、脱がないっ……!!て、手でいいんですねっ!?」

「最初からそう言ってんだろ。……気は進まねぇけどな。<清潔>っと。これで消毒は済んだな」

 ウルベルトはそう言うと、ペロロンチーノの手を取る。

「動くなよ。とっとと終わらせたいんだからな」

「は、はいっ!!」

 ウルベルトの言葉に、硬直したように立ち尽くしているペロロンチーノを尻目に、ウルベルトはペロロンチーノの手を捧げ持つ。そして、おもむろにその指先に唇を這わせた。

「……っ……!」

 思わず、息を飲む。相手は、黒山羊頭の悪魔だというのに、視線が逸らせない。ペロロンチーノは、食い入るようにウルベルトの口元を凝視している。そんなペロロンチーノを無視して、ウルベルトは指先から指の付け根までゆっくりと舌を這わせては、いやらしく舐める。わざとなのか、ぴちゃぴちゃを音を立てながら。

「うっわ……これ、音だけだとまるっきりエロ音声じゃん……!」

「……うるせぇよ。余計な事言うんじゃねぇ。集中させろ」

 ペロロンチーノの戯言にそう返すと、ウルベルトはペロロンチーノの指を舐め続ける。

「……んっ……そろそろ……」

 やたらと艶っぽい声でそう言われて。指を舐められているだけなのに、ペロロンチーノは自然と前屈みになっていた。

「ウルベルトさんっ……もういいですかっ!?俺っ、そろそろヤバイんですけどっ……!!」

 切羽詰まったようにペロロンチーノがそう言った瞬間。カチリ……と、鍵の開く音がした。と、ウルベルトはすぐにペロロンチーノの指から口を離す。

「……あぁ、やっぱり。部位の指定は無かったから、これでも行けると思ったんですけど。正解だったようで良かったです」

「……へ?え?ええ??」

 ウルベルトの言葉の意味が理解出来ないのか?ペロロンチーノは呆然とその場に立ち尽くしている。

「指フェラって、聞いた事ありません?エロゲとかでもよくあると思いましたが……」

 ハンカチで口元を拭いながらそう言えば、ペロロンチーノもハッとしている。

「なるほど……!!これがあのっ……!」

「……。今回はこれで済んだからいいですけど。もっとヤバイトラップだったら洒落にならないんですから。次からは気をつけて下さいよ?」

 ウルベルトの言葉に、ペロロンチーノは素直に頷いたが。

「ウルベルトさん。……コレ、どうしたらいい?」

 と、盛り上がった下半身を指さした。

「知るかよ。テメェで何とかしろよ、馬鹿鳥。ほら、モモンガさんの所に戻るぞ」

 ウルベルトはそう言って鍵の開いた扉からサッサと外に出た。

「ちょ、待って下さいよー!!マジで俺このまま行くの!?羞恥プレイ過ぎない!?」

 そう喚いているペロロンチーノをチラリと横目で見つつ、ウルベルトは足を止めない。ペロロンチーノも小走りで後を追った。

 

 

 

 ちなみに。ウルベルトがペロロンチーノに口止めをしておかなかったせいで、色々面倒くさいことになるのだが……それはまた別の話だ。

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