【BL】カプごちゃ混ぜのBL短編集 作:腐エロのひと。
※うちのウルベルトさんの逸物は収納式で普段は隠れてます。スリットの中に入っていて、大きくなると出て来ます。
お休みの日にやりまくってるウルデミは皆様の脳内に……!
「なぁ、デミウルゴス。お前は今日が何の日か、解っているんだろう?」
そう、ウルベルトが口にしたのは、夕方になった頃だった。問われたデミウルゴスは、一瞬全身を硬直させた。
「ぞ、存じておりますが……」
口籠もるデミウルゴスを愉しげに見つめながら、ウルベルトは笑みを深くする。
「なら、私を焦らしてでもいるのか?もう数刻もしたら、日付が変わってしまうというのにな?」
全てを理解していてのその言葉に、デミウルゴスはその頬を朱に染める。
「その様なつもりは……!申し訳ありません、ウルベルト様。ですが、至高の御方で在らせられるウルベルト様には相応しく無いかと……」
まだそう言ってウルベルトからそれを隠そうとするデミウルゴスに、ウルベルトは笑んだままゆっくりと言葉を口にする。
「デミウルゴス。私は、私に相応しいモノかどうかは自分の目で見て決める。……だから、私に見せもせずに相応しくない等と言うな」
「ウルベルト様……」
ウルベルトの言葉に、デミウルゴスは瞳を潤ませる。そして、覚悟を決めたように自身のインベントリからラッピング済みの小箱を取り出すと、ウルベルトの前に跪きその小箱を恭しく捧げた。
「ウルベルト様。よろしければ此方をお受け取り下さい。……試行錯誤を繰り返し作成した中で、質の良い物を厳選致しました」
「最初からそう言って差し出せば良かったのに。半日以上も無駄にして如何する?まったく、お前はそういう所が愚かで可愛らしいな」
デミウルゴスから捧げられたその小箱を受け取ると、ウルベルトは満足げに頷く。
「……チョコレートだろう?今日という日に相応しく。何時お前から貰えるのかと朝からずっと待っていたのに……」
小箱にそっと唇を落とすと、デミウルゴスの頬がより赤くなった。
「……ッ!そ、それは……!気付かずに大変申し訳ありませんでした。」
「謝るな。私に此れを渡そうかどうしようか、と葛藤していたお前も可愛らしかったからな。そんなお前を愛でられて、中々愉しかったぞ?さぁ、立て。此れを私に食べさせてくれないのか?」
そう言うウルベルトが小箱のリボンを解き、包装を開けると、中にはココアパウダーに塗された丸いチョコレートが何粒も入っていた。
「トリュフか?」
「はい。初心者でも作成しやすい、とありましたので。基礎をマスターしてから、ウルベルト様がご愛飲なさっているぷにっと萌え様のお酒を各種使用させて頂き、軽度ではありますがアルコールの含まれるトリュフを作成致しました。ですが……スキルの無い私ではバフ付きの物は作れませんので、此れを差し上げても良いものかとずっと思い悩んでおりました」
ウルベルトの問いに、デミウルゴスは恥ずかしそうにそう答える。すると、ウルベルトは悪魔の支配者らしい蠱惑的な笑みを浮かべる。
「この私が、お前からの贈り物を喜ばない筈がないと……そうは思わないのか?私の想いを知っている癖に?それとも……お前は私の想いを信じられないのか?」
魔法詠唱者らしく細く繊細な指先が、デミウルゴスの頬にそっと触れる。ほんの僅か、いつもよりも紅潮している頬に。
「まさか!ウルベルト様のお心を疑った事など、一度たりもございません……!ですが……私の拙い技量で作成した物などを差し上げてもよろしいのかと……」
頬に触れた手を、愛おしそうに両の掌で包み込み、そう主に訴える彼は、残虐な最上位悪魔には全く見えなかった。
「良いに決まっているだろう?他の誰でもない、お前だから私は許しているというのに。もう少し自信を持てばいいのにな。お前は最上位悪魔なのだから、傲慢なくらいが丁度良い」
デミウルゴスの両手に包まれた手に目を遣って、自身の手を包んでいるデミウルゴスの手に触れるだけのキスをすると、途端にウルベルトの手を包んでいる手の力が強くなった。
「う、うるべると、さまっ……!?」
「此れ、食べさせてくれないのか?お前が厳選した素材で作ってくれたんだろう……?」
暖かな室内で、しかも元々の体温が高めの悪魔が持っていることで蕩け始めたそれをデミウルゴスに見せ付けるようにすると、名残惜しそうにウルベルトの手を離す。
「は、はい。では、失礼致します」
そう言って、デミウルゴスは手袋を外すとウルベルトの口元にチョコレートを運ぶ。すると、ウルベルトは大きく口を開けてそのチョコレートを一口で食べてしまう。ゆっくりと口の中でチョコレートを溶かし、じっくりと味わっているのか、目を閉じているウルベルトを、デミウルゴスは不安げに見つめている。、
「滑らかで、味も良いな。此れは、赤ワインか?適度にアルコールの風味も残っていて、美味い」
ウルベルトのその言葉に安堵したのか、デミウルゴスは小さく頷きながら口を開く。
「その通りでございます。他にもぷにっと萌え様から頂いた白とロゼも使用しております」
「なるほど、それぞれ味が違うという訳か。ならば、他の味も食べさせて貰おうか。さぁ、デミウルゴス?」
そう言って悪戯っぽく笑うウルベルトの口元に、デミウルゴスは次のチョコレートを運ぶ。ウルベルトは先程と同様にチョコレートを口に含み……ココアパウダーで汚れてしまっていたデミウルゴスの指先に舌を伸ばす。
「ウルベルト様っ……!?」
「動くなよ?ちゃんと綺麗にしないとな」
突然のウルベルトの行為に、デミウルゴスは戸惑いつつも成されるがままになっていた。羞恥と歓喜とが入り交じった複雑な思いで主の行動を見守りつつ。その尻尾は、動揺の為か微かに左右に揺れている。
「……っ、ぁ……!」
指先を舌で嬲られて、声が漏れた。その声が自分の耳に届いた瞬間、デミウルゴスは羞恥に頬を染める。そして、慌てて唇を噛む。これ以上声が漏れないように、と。だが。
「唇を噛むなど……無粋な事はするな、デミウルゴス。傷でも付いたらどうする?」
指先を甘噛みしてそう言えば、デミウルゴスの耳が僅かに動く。
「で、ですがっ……。ぁ、お戯れを……!」
爪の先から指の腹までを丹念に舐められて、小さく躯が揺れた。そんなデミウルゴスの様子を、ウルベルトは黄金の瞳を細めて愉しげに見つめている。
「チョコだけじゃ足りないな。そんなに可愛らしい姿を見せられたら……お前を愛でたくなってしまうだろう?なぁ、デミウルゴス?」
チュ、と音を立てて指先にキスを落とすと、ウルベルトはジッとデミウルゴスを見る。
「でしたら……残りのチョコレートは後程。ウルベルト様……足りない分は、私で補っていただければ、と……」
耳の先まで赤く染めながらそう言うデミウルゴスは、徐々に小声になっていて。そんな初心な様が、よりウルベルトを愉しませると言うのに。
「では、そうするとするか。折角のお前からの可愛らしいお誘いだ、乗らない訳にはいかないだろう?」
笑みを浮かべたままそう言うウルベルトを、デミウルゴスは熱の篭もった瞳で見つめていた。
軽々とデミウルゴスを抱き上げると、ウルベルトは躊躇いもせずに寝室にデミウルゴスを連れ込む。
「ウルベルト様……」
既に甘く蕩けた声が、そう名前を呼ぶ。ウルベルトは相変わらず笑んだまま、デミウルゴスを見ている。
「本当にお前は可愛いな、デミウルゴス」
そっと自身の寝台にデミウルゴスを横たわらせると、ウルベルトは柔らかな眼差しで最愛の最上位悪魔を見つめる。
「普段はどちらかと言うと凜とした風情なのに……私の前ではこんなにも愛らしくなる」
掠るように触れる手は、遊ぶようにデミウルゴスの衣類に触れては乱してゆく。そんな微かな動きですら、刺激に感じるのか……デミウルゴスは甘い溜息を漏らす。
「ぁ、ふ、ぁ……」
そのしなやかな肢体を微かにくねらせながら甘く鳴く最上位悪魔を目にして、悪魔の支配者は慈悲深い笑みを浮かべる。彼の苛烈さを知っている者が見たのなら、口々に信じられないと言いそうな程、穏やかな笑みを。正に彼は己の被創造物を"愛でて"いるのだと、その表情からも察せられる。
「私の愛しい最上位悪魔……今夜も私を愉しませてくれるんだろう?」
聞く者全てを惑わしそうな甘い声でそう悪魔の支配者が囁けば、息を乱した最上位悪魔は小さく頷いた。
「はい……ウルベルト様の、お望みのままに……」
「あぁ……本当にお前は可愛らしい事を言う。私の望むままに、か」
その言葉を聞いて、満足げに微笑んだウルベルトは、既に暴いたデミウルゴスの素肌に軽く爪を立てる。
「こうして傷を付けても……」
その言葉と同時に、皮膚に食い込んだ漆黒の爪。
「あッ!」
「皮膚を裂いても……」
食い込ませた爪を軽く右に振ると、途端に表皮が避け、薄く血が滲む。
「あ、ぁ……」
痛みを感じている筈なのに、恍惚とした表情で甘い吐息を漏らし続ける最上位悪魔を、愉悦の滲んだ瞳で見つめる。
「お前は私に望まれるのが嬉しいと言う。まるで、私に抱かれている時のような貌と声で。……そんなお前を、誰よりも愛しいと思っているよ、デミウルゴス……」
滲んだ血を長い舌で舐め取り、薄く笑む。そんな創造主を、被創造物はうっとりと見つめていた。
「うるべると、さま……。わたしの、すべては……あなたさまだけの、もの、です……」
「そうだな。お前の全ては、この私の物だ。どんな極上のワインよりも甘いこの血も……煌めく宝石の瞳も……髪の一本、いや細胞の一欠片ですら、私だけの物だ」
血を舐め取り、そのまま眼鏡を外すと瞳に舌を這わせて。甘く重くそう囁くと、最上位悪魔は薄らとその瞳に涙を浮かべた。歓喜のあまりに。
「ウルベルト、様……!勿論です。私の全て……肉体だけでなく、魂ですらその全てが、貴方様だけの物です……!」
感極まったようにそう言うデミウルゴスに、ウルベルトはそっと口付ける。口に含んだポーションを飲み込ませると、鎖骨付近に付けられていた傷跡はあっという間に綺麗に治る。
口内に残るチョコレートと血とポーションの入り交じった奇妙な味ですら、その時の二人にとっては何にも優る美味だった。貪るように口付けを交わし、より深くを求め合う。異形であるが故に人間よりも長い舌は、デミウルゴスの喉付近までをじっくりと味わいながらじわりじわりとその躯を侵してゆく。まるで植物が建物の亀裂を侵食していくかのように、ゆっくりと……けれど確実に。
「……ぅ、ぁ……ん……!」
息苦しさに藻掻きつつも、それでもデミウルゴスは創造主の愛を拒まない。その背にきつく手を回し、躯が離れることを嫌がるような素振りを見せる最上位悪魔に、悪魔の支配者は口元を小さく歪めると唇を離す。
「窒息しそうになっている癖に……それでも私から離れるのは嫌なのか?本当にお前は可愛らしいな、デミウルゴス」
今度は触れるだけのキスを唇に落としてやると、デミウルゴスは甘く蕩けたままの瞳をウルベルトへ向ける。
「はい……。ウルベルト様と、もっと深く繋がりたいのです。私のこの身では、難しいことも重々承知しておりますが、それでも……そう望まずには居られないのです。……愚かだと、お笑いになるでしょうか?」
「まさか。ナザリック随一の智者であるお前を、誰が愚かだなどと評する?……それにな、デミウルゴス。私は嬉しいのだ。お前がそこまで私の寵愛を望んでいると知って。中々に心地いい物だな、愛しい相手の独占欲をこの身で感じるというのは」
濡れた唇を指先でなぞりながらそう甘く囁けば、デミウルゴスの尻尾が嬉しげにシーツの上で跳ねた。
「……不快には、お思いにならないのですか?」
不安げにそう訊くデミウルゴスを見て、ウルベルトは笑う。実に愉しげに。
「不快どころか……最高の気分だ。もっと私を求めて……私無しでは生きられなくなってしまえばいい。他の誰でも無い、私の前でだけはそういうお前であることを許してやろう。だから、デミウルゴス……」
そう言葉を切って、視線を合わせると、ウルベルトは獰猛な笑みを浮かべた。
「私の為の、贄となれ。その全てを私に捧げて……溺れてしまえ。今だけは、何もかも忘れて……」
デミウルゴスの答えを待たずに、再び重ねられた唇。薄く開いていた口内に再度舌を忍び込ませて、その中で期待に打ち震えるデミウルゴスのそれを絡み取る。只ひたすらに優しく。最上位悪魔がその優しい刺激に物足りなさを感じるよう、流れるような呆気なさで。
「う、るべると、さ、ま……っ……!」
息継ぎの合間に、そう強請られて。ウルベルトはその瞳で弧を描く。
「欲しいなら、そう言え。悪魔らしく、貪欲に私を求めろ。なぁ、デミウルゴス。お前なら出来るだろう?」
そう言うと唇を舐めて。ウルベルトはデミウルゴスの肌を優しく撫でる。煽るように、けれど、過度に快楽を与えないように、本当に微かしか触れずに。
「……ぁ、あ……。ウルベルト、様……!どう、か……私の全てを、お受け取り下さい……。私が、ウルベルト様の事しか考えられないよう……溺れることを、お許し下さい。ですから、もっと私を……!」
欲の滲んだ声でそう叫ぶと、デミウルゴスはウルベルトの唇に自発的に口付ける。そして、慣れない様子で怖ず怖ずと舌を割り込ませ……ぎこちなく動かし始める。逃げるように動くウルベルトの舌を追うように動かされるその動きに、ウルベルトは快楽というよりは擽ったさを感じていた。
途中からリードを奪い、滑らかな舌をザラつく異形のそれで擦りあげるようにして刺激を与えれば、デミウルゴスの腰が自然とウルベルトにすり寄せられた。
「……ん、ふ、ぅ……」
甘い吐息が漏れるのを聞きながら、ウルベルトはそっと手をデミウルゴスの下肢に伸ばす。まだ着衣を乱されていなかった下半身は、いつものスーツ姿のままで。一見ストイックな様子なのに、既に微かに反応を見せ始めているのが妙にアンバランスだった。
口付けながらそっと下肢の着衣も乱すと、下着越しにも反応が大きくなったのが解る。柔々とそこを刺激すると、口内の舌を甘噛みされて。ウルベルトは小さく笑う。
「本当に敏感だな、お前は。まだキスしかしていないのにな?」
唇を離して、耳朶を甘噛みしつつそう囁く。イヤーカフの付近に舌先を這わせると、より反応が大きくなる。自身の掌の中で熱を増すそれに、ウルベルトは目を細める。
「あぁ……ウルベルト様に、求めて頂けると思ったら……我慢など、出来よう筈もございません……!」
頬を赤らめながらそう応えるデミウルゴスは、欲を孕んだ瞳でウルベルトを見つめていた。
「そうだな、我慢などする必要は無い。思うままに求め、貪り……私が与える快楽を享受し、溺れていればいい」
耳元から首筋へと唇を移動させ、甘噛みをしながら時折強く吸い上げて。まるで彼が自身の物であると他者に知らしめようとするかのように、数多くの痕を残してゆく。
「ウルベルト、さま……!」
痕がつく度に、デミウルゴスは歓喜の声を上げる。ただそれだけでも快楽を感じているのか、ウルベルトが触れている下肢の反応はより大きくなっていた。手の下で硬さを増すそれに、ウルベルトは満足げな笑みを浮かべている。
「もう苦しそうになっているな?そろそろ脱がせようか?」
「は、ぃ……」
ウルベルトの言葉に反応して、デミウルゴスは震えながらも何とか自力で腰を持ち上げる。その間に、ウルベルトは手早くデミウルゴスの下肢に残されていた衣類を取り去る。
「もう濡らしているのか。そんなに私を待ち侘びていたのか?可愛らしい私のデミウルゴス」
頬に唇を落とし、直接反応を見せている箇所に触れると、その先端から粘液が漏れていることに気付く。よくよく見れば、下着にも僅かに染みが残っていた。
「待ち侘びて、おります……。ウルベルト様に貫かれ……全てを暴かれるその時を。ですから、どうかお慈悲を……!」
悲鳴のような声でそう懇願するデミウルゴスを、ウルベルトは笑顔のまま見つめている。
「駄目だ。まだ、時では無い。私は先程、何と言ったのか覚えているか?デミウルゴス」
そっと下肢から手を離しそう問えば、デミウルゴスは小さく口を開く。
「ウルベルト様に、溺れるように、とお命じになりました」
「あぁ、ちゃんと覚えているな。なら、こんなにすぐに終わってしまったら溺れられないと解るだろう?」
そう言いながらデミウルゴスと視線を合わせると、最上位悪魔は頬を染めたままこくり、と頷いた。
「はい、ウルベルト様……どうか、私を嬲って下さい。貴方様に存分に溺れられるように……」
愛おしげにその頬に触れながら、デミウルゴスが甘くそう囁くと、ウルベルトは満足げに微笑んだ。
「そうだな。思う存分愛でてやろう。私の最愛の最上位悪魔……」
頬に触れたデミウルゴスの手を取って、その爪先に唇を落とすと、黒い爪と指の境目に舌を這わせる。指の腹を舐め上げられ、そのまま指の付け根を優しく擽るようにされて。デミウルゴスは小刻みに躯を震わせている。
「……ふ、ぁ!ウルベルト、様ぁ……」
甘えるようなその声は、普段の彼からはからは考えられない程の糖度を含んでいて、残虐な最上位悪魔とは思えない程だった。
「そうだ、もっと啼くがいい。お前の美声をもっと私に聞かせるんだ、デミウルゴス……」
全ての指を唇で愛しながら、手首から腕に掛けてまた強く吸い上げて。幾つもの痕を付けてゆく。
「ぁ!ん、ぁ、あ!」
ただそれだけの刺激でも、焦らされ続けていたデミウルゴスには強く感じられるようで、ウルベルトの唇が肌に触れる度に声を上げ続けている。刺激に反応して自然と揺らされる腰と尻尾を見て、ウルベルトは笑う。
「そんなに私に痕を付けられることが嬉しいのか?本当に可愛らしいな、デミウルゴス」
右の手を愛で終わった後は、左手を。そして、次はまた唇を愛でて。快楽に蕩けきったデミウルゴスの上半身に滑らせるように手を触れさせる。デミウルゴスの脈動を感じ、ウルベルトは愉しそうに笑う。
「愛しいデミウルゴス。お前が愛おしすぎて、手に力が入ってしまいそうだ」
そう言いながら心臓の真上に置いた掌にほんの僅か魔力を込めると、その掌を両手で包み込まれる。
「構いません……。私の全ては、ウルベルト様の物ですから」
微笑みながらそう言われて、ウルベルトも笑う。悪魔としての獰猛な笑みではなく、穏やかな笑みを。
「そんなお前だから、愛おしくて……壊さずに愛でたいと思ってしまうのだろうな」
そう口にしながら、指先を滑らせる。筋肉のついた胸板の上を。
「ウルベルト様……」
敏感な部分は避けるようにして触れられて。物足りないのか、シーツの上をパタパタと尻尾が跳ねた。その様子に、ウルベルトは笑みを浮かべながら、跳ねている尻尾に触れる。
「そういえば、此方は脱がしていなかったな。脱がせてやろう」
「……ぁ、ありがとう、ございます……」
魔法詠唱者らしく、細くしなやかで美しい指が、デミウルゴスの尻尾の付け根に触れたかと思うと、内側にあったホックをいとも容易く外してゆく。その度に、ジャラジャラと音を立ててプレート・メイルが外れ、デミウルゴスの本来の尻尾が姿を現した。その先端を持ち上げ、チュッと音がするような可愛らしいキスを落とすと、それだけでデミウルゴスの尻尾は大きく波打った。
「ふふ……随分と活きが良いな?お前の尻尾は。敏感だからこそ常にプレート・メイルで覆っている訳だが……正解だったようだな」
そう言いながら、深く尻尾の先を咥え込んで嬲るように舌先で弄び甘噛みしてやると、デミウルゴスの腰が大きく揺らされた。既に完全に成長しきった屹立は、その動きに反応して左右に揺れ……その先端から透明の体液を溢れさせていた。
「あッ!ウルベルト様、その様な、ぁ……!」
自然と跳ねる腰を押さえられないのか、甘い声で啼きながら物欲しげにウルベルトを見るデミウルゴスだったが、それを知っていてあえて無視をする。
「心地よさを感じているんだろう?本当に敏感な尻尾をしているな、デミウルゴス。絶対に私以外の前でプレート・メイルを外すなよ?悪い虫が付かないかと心配になる」
「はい、ウルベルト様……」
手首に絡まってくる尻尾を優しく撫で、そっと手首から外すと、ウルベルトはデミウルゴスに覆い被さった。
「ウルベルト様……!」
歓喜に満ちた瞳で自身を見るデミウルゴスを、ウルベルトは満足げに見返すと、先程まで触れていた心臓の真上に唇を寄せた。きつく吸い上げて痕を残すと、デミウルゴスは幸せそうに笑う。胸元にあるウルベルトの頭を抱え込むようにして迎え入れるデミウルゴスは、欲に濡れた瞳のまま主を見つめていた。
「こうして此所に触れて欲しかったんだろう?此所、いつもよりも赤くなっているものな?」
笑いながら固く尖った乳首には触れないように、その周りの乳輪だけををなぞるようにして触れると、上がる声がより甘くなった。
「うる、べると、さまぁ……!」
「どうした?きちんと触っているだろう?」
クク……と喉奥で笑いながらそう言うウルベルトは、今デミウルゴスが何を望んでいるのかを理解していながら、焦らすように僅かに膨らんだ乳輪を爪の先で擦るように刺激する。
「違……!もっ、と……!」
「もっと、何だ?……あぁ、此方か?お前が欲しいと思っているのは」
ニヤニヤと笑いながら、既に固く尖った乳首を両手で同時に摘まみ上げる。
「……ッ……!?ぁ……!!」
途端。大きく、背中が反らされた。何度も何度も焦らされていた躯には過ぎた刺激が急に与えられ……限界を超えてしまったのか、デミウルゴスは大きく腰を突き上げて達してしまっていた。空中に、多量の精液を吐き出しながら。
「ハハッ、触れられずに達したか!まだ、胸を可愛がってやっただけだぞ?それでは先が思いやられるな」
そう言いながらも、ウルベルトはデミウルゴスの乳首に触れる手を離さない。引っ張ったり捏ね回すように嬲ったり、爪を立てたり……と様々な刺激を与え続けて、その反応を眺めている。
「は、ぁ……んんっ……うるべると、さまぁ……!このままでは、また……!」
胸元を嬲る度、デミウルゴスの下肢の物は硬度を増して。ムクムクと大きくなってゆく。
「……今度は、我慢しろよ?敏感なお前も可愛らしいが……胸だけで何度も達するのは勿体ないからな」
ウルベルトはそう言うと、アイテムボックスから先ほどデミウルゴスから受け取ったチョコレートの箱を取り出す。そして、箱に掛けられていたリボンを抜き取ると、デミウルゴスの熱の根元に結びつける。解きやすい様に、蝶結びで。濃い紫色のリボンは、ややキツ目に結ばれていて……そのままであったなら、胸への刺激だけで達することは難しそうに思えた。
「うるべると、さま……」
熱を孕んだ瞳は、ウルベルトを見上げている。もっと、と強請るように。
「これなら、敏感なお前でも勝手に出したりは出来ないだろう?……ほら、な?」
さっきデミウルゴスが達したときと同じくらいの刺激を両胸に与えると、デミウルゴスの屹立は大きく震えたが……その先端からは微かに白濁とした体液が漏れるだけで。達することは出来ていないように見えた。
「あぁっ……!ウルベルト様ッ!!どうか、どうかお許しを……!!」
放出出来ない熱が躯中を駆け巡っているのか、デミウルゴスは苦しげにそう叫ぶ。だが、その声とは裏腹に、その表情は恍惚としていて。明らかに快楽を感じているのだと、端から見ても解るほどだった。
「許すも何も……。お前が此所ではなくて、ナカだけでイけるようになっていれば問題無かったろうに」
そう言いながら、濡れた屹立の先端をピンと指先で弾くと、デミウルゴスは甘く啼く。
「自分でするときは、此方しか弄っていなかったのか?だとしたら、今日はナカでだけ達することが出来るようにしてやらないとならないな?」
胸から離した指先を腹に滑らせ、臍を擽ったかと思ったら、思わせぶりに下肢に彷徨わせ……だが、決して屹立には触れない。しとどに濡れたデミウルゴスの下肢は、躯を伝ってより奥の方までをも濡らしていた。
大きく脚を開かせながら、腹筋にも唇を落とし、ウルベルトは無数の痕を刻み込む。その度にデミウルゴスは反応を返す。リボンを結ばれた屹立の先端からは、痕を付けられる度に白濁とした粘液が溢れ出す。
「ぁっ、あぁっ……」
吐息のような甘い声が、ひっきりなしに溢れ出していた。腹部に痕を付け終わったウルベルトは、今度はデミウルゴスの脚の付け根の際どい部分に指先を触れさせた。
「……こんなところまで濡れているな。そんなに気持ちいいのか?ただ触れているだけなのに」
内股を引っ掻くように爪先で触れて。その更に奥へと指先を滑らせると、屹立から伝い漏れた白濁とした粘液がシーツにまで流れてきていた。
「……ほら。イってはいないんだろうが……かなりの量が出ているぞ?」
指先に付いた粘液を見せ付けるようにデミウルゴスの目元に持って行くと、より頬の赤みが増した。
「申し訳、ございません……」
「謝る必要などないだろう?だが……そうだな。勃たせなくともイけるようにはなって欲しいんだが」
内股を撫でながら、もう片方の手では再び胸元を摘まむと、溢れる体液の量が増える。
「もしくは……勃ててようが、射精せずにイけるか、か」
一度達したからか、触れられていなかったからか……硬さがなくなった胸の突起をぐねぐねと弄ると、再び硬さが戻って来る。
「ふ、ぁ……あ!」
緩く感じていた快楽が、急に強くなって。デミウルゴスの声が大きくなる。
指で弄って硬くした乳首を引っ張りながら、ウルベルトは甘く囁く。
「此所にピアスでもしたら、胸だけでイけるようになるかもしれないな。こうして引っ張られても感じている淫らなお前ならば」
「あぁ……ウルベルト様が、お望みであるのなら、私は……」
ウルベルトに乳首を引かれる度に、腰をくねらせながら甘い声でそう応えると、急に胸に噛み付かれた。
「あっ!」
「お前が単なる愛玩用ならそうして飼い殺しにでもしたんだろうが……そうするにはお前は優秀すぎるからな、残念なことに」
「あ、んっ……そんな、こと、は、ぁ……!」
山羊頭の悪魔であるウルベルトの舌は、力を入れるとザラザラとしたヤスリのようにもなる。軽く噛み付いた乳首を、やや力を込めて舐め上げると、ほんの僅かにザラついた感触がデミウルゴスを襲う。その独特の感覚に、デミウルゴスは声を上げずにはいられない。痛みと快楽の狭間に追いやられ、本人でもどうしたらいいかが解らないかのようだった。
「私に、飼われたいのか?なぁ、デミウルゴス」
チュっと、音がする程に強く吸い上げると、デミウルゴスの尻尾が大きくうねる。
「ヒんっ!」
「軽くイったか?あぁ、でもまだ足りないんだろう?」
愉しげに笑いながら、ウルベルトはもう片方の乳首に唇を寄せる。
「やはり、同時じゃないと厳しいか?」
「あっ、駄目、ですっ……!そんな、私は……」
先程まで吸われていた乳首を今度は指先で嬲られて。もう片方も先程と同様に舌で弄ばれて……限界が近いのか、デミウルゴスは甘い悲鳴を上げる。
「足りていないから、駄目、等と誤魔化すのだろう?なぁ、デミウルゴス?もうイきそうなのは見ていて解るが」
「そ、それ、は……。ァ!」
乱暴に、けれど優しく嬲られて、デミウルゴスの腰が浮き上がる。触れられてもいないのにその屹立は、更に硬度を増しているかのように見えた。
「こっちでだけイけと言ったよな?なぁ、デミウルゴス」
根元をきつく抑えていたリボンは、屹立から溢れた体液でびしょびしょになっていたが……解ける気配はない。苦しげに揺れる屹立を、ウルベルトは興味深そうに見ている。
「ぁあッ!!もう、もぅ……!!」
両胸を嬲られて、限界に近いのか……許しを請うようにそう叫ぶ。だが、ウルベルトはリボンを解く様子がない。気を紛らわせようと必死にシーツを握り締める手は、小刻みに震えている。
「ほら、イってしまえ」
甘やかな声でそう言われて、強く胸を吸い上げられて……デミウルゴスは声にならない悲鳴を上げた。そして、大きく逸らされた背。シーツを乱すように突っ張られた脚。全身を痙攣させるように震わせて、そのまま脱力する。その表情は、まるで夢でも見ているかのように恍惚としたもので。ウルベルトが下肢に目を遣ると、いつの間にか屹立は萎えていた。……射精した形跡は無かったというのに。
解けたリボンが絡んだままのそれに手を伸ばし、ウルベルトはリボンを結び直す。萎えた状態のままのそれに。
「良く出来たな、デミウルゴス。上手にイけたじゃないか」
そっと頭を撫でそう褒めれば、デミウルゴスは嬉しそうに目を細める。
「うるべると、さま……」
満ち足りたようなその表情に、ウルベルトは満足げに微笑む。
「次はこんな小細工無しでもイけるようになれよ?今後も私に抱かれたいのなら」
笑いながらそう言うと、デミウルゴスはウルベルトにしがみ付く。
「?デミウルゴス……?」
「今宵は……もう、これで終わりなのですか……?」
その言葉に、ウルベルトは破顔する。
「ふっ……!本当にお前は可愛らしいな、デミウルゴス。先程ので、満足したのでは無かったのか?」
主のその問いに、デミウルゴスは恥ずかしげに答える。
「確かに、満たされました。ですが……私は欲深いので、もっとウルベルト様に愛でて頂けないと、満足は出来ないのです」
「ならば、続きをしようか?」
そう言うと、ウルベルトは漸く装備品のマントを脱ぐ。そして、続けてジャケットを。薄いシルクのシャツを無造作に脱ぎ捨てると、薄闇にも眩い上半身が現れる。露わになった、魔法詠唱者らしい細身の躯に、デミウルゴスは目を離せない。自身よりも筋肉が付いていない、細身の……けれど、理想的な肉体を目の前にして、自然と喉が鳴った。
「此方も、脱ごうか?それとも、脱がせたいか?その様な物欲しげな貌で私を見て……」
誘うようにそう言うウルベルトに、引き寄せられる。
「触れても、よろしいでしょうか……?」
欲の滲んだ瞳でそう言えば、主は冷静な瞳で見返して小さく頷く。
「あぁ、構わない。シたいんだろう?デミウルゴス」
意味深にそう言って微笑めば、デミウルゴスは快楽の余韻にまだ震える手でそっとウルベルトの装備に手を掛ける。細いウェストを包むベルトを緩め、ボタンを外しファスナーを下ろすと、そっと指先を差し入れる。指先に感じる、滑らかな毛の感触。その奥深くに自身が望む物があると知っているから、デミウルゴスは再び瞳を潤ませる。
「ウルベルト様……どうぞ、此方に……」
そう主を導いて、ベッドに腰掛けさせる。そして、下肢の装備品全てを取り去ると床に跪き、その中心に躊躇わずに貌を埋める。
「……あぁ……。ウルベルト様……!こうして触れさせて頂いているだけで、私は……!」
感嘆の声を漏らしながら、その細い腰に縋り付く。すると、頭上に柔らかな感触があった。撫でられたのだ、と気付き、デミウルゴスは多幸感に酔いそうになる。
「まだ夜は長いと言うのに……これだけで満足するのか?違うだろう。なぁ、デミウルゴス?」
見上げた主の貌は、常にも増して活き活きとして美しく見えた。その美貌に、デミウルゴスは見蕩れる。
「ほら、手が止まっているぞ?それとも、これで終わりにするか?」
そんなデミウルゴスを、ウルベルトは愉しげに見つめている。
「い、いえ!すみません、ウルベルト様……!」
ウルベルトの言葉に我に返ったデミウルゴスは、慌てて下肢に触れていた手を動かす。下腹部の更に下に指先を滑らせると、僅かに窪みを感じる。まだ閉じたままのそこに舌を這わせて湿らせると、ほんの僅かに緩んだように見える。そのまま舌先をそこに潜り込ませると、華のように馨しい……けれど、強く欲を刺激する香りが漂ってくる。
「ウルベルト、様……」
胸一杯にその香りを吸い込んで、自身の欲を煽って。デミウルゴスはウルベルトのスリットに舌を這わせる。肉の抵抗を感じつつ、入口から更にその奥へと舌を這わせて。奥まった場所でまだ反応を見せていない熱の根源を探り出す。舌だけでは引きずり出すのは難しい質量のそれを、今度は両の手を使って恭しく引き出す。
「……ッ……。ウルベルト様……」
生唾を飲み込みながら、引き出された逸物を眺める。まだ柔らかなままのそれは、それでもかなりの大きさで。デミウルゴスの劣情を煽って止まない。頬を染めたまま、そっと貌を近付けて。怖ず怖ずと舌を伸ばす。もう何度も奉仕したことがあるというのに。
「お前の欲に塗れた瞳は、心地良いな。他の奴の視線は煩わしいが」
下肢から立ち上る柔らかな快楽に身を委ね、ウルベルトは笑う。男淫魔ではなく、性的な事には長けてない最上位悪魔が自主的にこうして奉仕している姿に喜悦を感じつつ。
「……ふ、んっ……」
鼻で息をしながら、一心不乱に主に奉仕して。小さく尻尾を左右に揺らして、自身の舌で感じる快楽を散らしてでもいるのか、デミウルゴスは嬉々としてウルベルトの逸物を舐めしゃぶる。音が立つのを気にもせずに。淫らな水音が、寝室に響く。性の香りが充満している寝室に。逸物が成長するにつれて、口に収まりきれなくなってくるそれを、喉の奥まで咥え込んで。唇を窄めて、強弱を付けて刺激を与えると、口内の熱がより大きく育ったような気がした。
「……無理はしないでいい。苦しいだろう?口で咥えるのは」
気遣うようにそう言って頭を撫でると、デミウルゴスは小さく頭を左右に振った。そして、頭を激しく前後させると、口内へ精の放出を促す。
「飲ませて、欲しいのか?なら、口に出してやろう」
傲慢とも思える物言いだったが、デミウルゴスはその言葉に喜びを感じていた。その言葉と同時に、頭を掴まれて。強引に動かされる。
「歯を立てないように出来るな?デミウルゴス」
「ぅ……っ……!」
口を塞がれたままそう訊かれて、デミウルゴスは必死にウルベルトを見返す。その視線だけで答えを察したのか、ウルベルトはニヤリと笑う。強引に頭を動かされているのに、健気にも口の力を調節して主がが達しやすいように努めている姿を、ウルベルトは熱の篭もった瞳で見つめている。
「デミウルゴス。ちゃんと、味わえ」
そう言うと、ウルベルトはデミウルゴスの頭を強く引き寄せて。その喉の奥に、人間のそれよりも熱い精を放った。全てを放ち終わる前に、舌の上に精が残るようにゆっくりと引き抜くと、全てを抜く前にデミウルゴスの舌がその先端に触れる。まだ先端に残っている主の精を、一滴残さず舐め取るように。
「ウルベルト様……お情けを頂き、ありがとうございます……」
口の中から引き抜かれた逸物に唇を寄せて、その内にまだ残っている精を吸い上げて舐め取ると、デミウルゴスは恍惚とした表情でそう礼を口にする。
魔力の多いウルベルトの精は、最上位悪魔のデミウルゴスの躯を火照らせて止まない。欲情しきった貌で主を見上げれば、途端に強引にベッドに引き上げられる。そのまま押し倒されて、デミウルゴスは恍惚とした表情のままウルベルトを見つめている。
「随分と淫乱な最上位悪魔もいたものだな?そんなに私の精は美味かったのか?淫魔でもないお前にとっては、美味い物だとは思えないが」
愉しげな表情でそう訊かれて、デミウルゴスは自身の唇に指を這わせながら答える。
「どんな天上の美味さえ霞むような、極上の甘露でございました……。濃厚なウルベルト様の魔力が舌に絡んで、目眩のするような悦楽を感じました」
デミウルゴスのその言葉を裏付けるかのように、リボンで結ばれたそれは、萎えたままなのにその先端を新しく溢れさせた白濁とした体液で濡らしていた。
「そうか。では、続きをしようか?今度はその体内で私を受け止めてくれるだろう?なぁ、デミウルゴス?」
未だ萎えていない逸物を引き締まった腹に押し付けるようにしてそう訊けば、デミウルゴスは艶の滲んだ笑みで答える。
「はい、ウルベルト様……。存分に、お使い下さい」
そう言って、デミウルゴスは自ら主を誘うように大きく脚を開く。奥まった場所はまだ濡れていたが……ウルベルトは笑顔のまま優美に口を開く。
「そうだな。そうするとしよう。きちんと、準備をしてからな」
何度か関係を持ってはいたが、デミウルゴスはナザリックの頭脳として産み出されたNPCで。ウルベルトがこの様な用途に使う頻度は低かった。また、デミウルゴスは最上位悪魔で淫魔ではない。機能として可能であったとしても、そもそもが受け入れることに慣れる程の経験は積んでいないのだ。そのため、準備もせずに行為に至る事は肉体的に愉しみたいのであれば、すべきでは無いとウルベルトは思っていた。それも、デミウルゴスが望むのであれば簡単に覆る程度の思いであったのだが。
「準備しないまま交わって、苦痛に喘ぐお前を見るのも愉しそうだが……今日は褒美だしな。お前なら苦痛ですら快楽に変えてしまいかねないが」
笑いながらそう言うと、ウルベルトは軽々とデミウルゴスの腰を抱え上げる。
「はい……ウルベルト様が私に与えてくださるのであれば、どんな苦痛であろうと心地良く感じる事でしょう」
期待に満ちた瞳が、ウルベルトを捉える。そんな最上位悪魔を、悪魔の支配者は欲を滲ませた瞳で見つめていた。
「少し乾き始めているが……まだ十分潤っているな」
普段デミウルゴスに手入れをさせている、整えられて美しい指先。その指先が、小さく戦慄く奥に触れた。爪の先だけは容易く沈んだが、不慣れな躯は欲に溺れつつもまだ蕩けきってはおらず。深くは入れる事は難しかった。それを理解しているウルベルトは、浅い部分だけを刺激するようにゆっくりと指先を動かす。
「うるべると、さま……!もっと、お慈悲を……」
甘く強請りながら腰を揺らす最愛を、悪魔の支配者は熱の篭もった瞳で見つめる。
「そうしてやりたいのは山々だがな。指程度の太さでこれなら、私の物など受け入れられないだろうに」
そう言いながら、アイテムボックスからローションを取り出すと、繊細な指先に纏わせて、その滑りを借りながら指を一本だけ奥深くに沈ませる。
「!ぁッ!!」
ずっと求めていた刺激を奥に与えられ、デミウルゴスは歓喜の声を上げる。もっと、と求めるかのように蠢く肉壁の動きに満足げな貌をすると、ウルベルトは再び指を動かす。滑らかな肉壁の圧力を愉しむかのように、ゆっくりと。
「これでは物足りないんだろう?正直な躯をしているからな、お前は」
シーツの上で跳ねる尻尾に揺れる腰。ウルベルトを離すまいと小刻みに締め付けるナカは、更なる刺激を追い求めているかのようだった。
「ぁあ……!どうか、もっと……!」
もどかしげに腰を揺らしながら、そう許しを請うように強請るデミウルゴスは、必死にシーツを掴んで何かに耐えているかのようにも見えた。
「もっと?何だ?」
そう訊くと、涙で潤んだ宝石の瞳を輝かせて濡れた唇を開く。
「どうか、もっと奥まで……!」
デミウルゴスのその言葉に、薄く笑みを浮かべながら指を増やす。
「そうか。だが……手前でも気持ちいいんだろう?この辺りだったか?お前が好きな場所は」
二本に増やした指で、ナカの腹側を意識して擦り上げるように刺激すると、締め付ける力が強くなる。
「あァっ……!!」
強い刺激に、嬌声が迸る。嬉しげな、けれど満たされてはいない、物欲しげなその声に、ウルベルトは愛しげにデミウルゴスを見つめている。整えられた指先は、ナカを傷付けることなど無く滑らかに動いて。何度もデミウルゴスが望んでいる場所を刺激し続けている。
「ウルベルト、さまぁ……!!」
強請る言葉ももう出せないのか、ただ名前を呼んで。デミウルゴスは射精すること無く達してしまっていた。自身が望んでいた奥への刺激ではなく……手前での刺激だけで。、
「……ぁ……、あ、ぁ……」
恐らくは、もう焦点が合っていないであろう、濡れた宝石の瞳を虚空に向けながら、何度も深呼吸して。まだナカに埋められたままのウルベルトの指を堪能するかのように何度も締め付ける。
「イったのが丸分かりだな、ナカを触っていると」
口元に笑みを湛えながらそう言うウルベルトは、ほんの僅かだけ指を入口側に引き戻す。
「あっ、ゃ……!」
と、途端に先程よりも強くなるナカの圧力。指を引き抜かせまいとするかのようなそれに、ウルベルトの笑みは深くなる。
「抜かないと、入れられないだろう?それとも、指で遊ばれるだけで満足か……?」
ウルベルトのその言葉に、一瞬デミウルゴスのナカの力が抜ける。と、その隙を見逃さず、ウルベルトは半ば強引に指を引き抜いた。
「……ッ!?」
その強い刺激に、デミウルゴスは大きく躯を仰け反らせる。
「まだ狭いが……お前ももう我慢出来ないんだろう?」
そう言って、既に熱を持っている自身を柔らかく蕩けた入口に押し当てると、デミウルゴスの両脚がその先を強請るかのように腰に回された。
「は、ぃ……。どうか、ウルベルト様のお慈悲を……!」
情欲に濡れた宝石の瞳は淫らに輝き。じっと主を見つめている。そんなデミウルゴスを、ウルベルトは愛おしげに見つめ返すと、戦慄く入口に剛直を押し当てる。
「きちんとその身で全てを受け止めろよ?……お前が欲しがったものを、今からくれてやるのだから」
薄く笑みながらそう言うと、ウルベルトはデミウルゴスの引き締まった腰を抱え上げる。そして、柔らかく蕩けたそこに、ゆっくりと侵入を開始した。
「……!ぁ、あ、ッ、あぁ……っ……!」
じわじわと押し広げられる体内の違和感と快楽に、デミウルゴスは声を上げずにはいられない。そうして、もっと、とでも言うかのようにウルベルトの細い腰に回していた脚で更なる挿入を促すかのように主の腰を強く引き寄せる。
「そんなに早く欲しいのか?この速度では足りない、と?」
喉奥で笑いながらウルベルトがそう言えば、デミウルゴスは何度も強く頷く。
「お願、ぃ、しま、すっ……!どうか、早く、奥にィっ……!!」
甘く切実な叫びに、ウルベルトは笑う。
「そうか。この締め付けも中々心地良くて愉しかったが……お前がそう望むのであれば……」
そう言葉を切って。ウルベルトはデミウルゴスの腰をより深く抱え込むと、一息に剛直をデミウルゴスの奥まで突き入れた。……悪魔のものに相応しい、長大なそれを。
「ひッ……!?ぁ」
まだ根元までは入りきらないそれに、それでもデミウルゴスは恍惚とした表情を浮かべている。歓喜のあまりか、緩んだ口元からは飲みきれなかった体液が溢れている。身を屈め、それを長い舌でそっと舐め取ると、ウルベルトは軽く腰を揺らす。
「まだ根元までは入っていないが……奥までは届いているだろう?なぁ、デミウルゴス?」
剛直に吸い付くように絡みついて来る肉壁の感触を愉しみながらそう言うと、デミウルゴスの腰と尻尾が大きく揺らされる。
「ひ、ぅっ……!は、ぃ……!おく、あたって、ぇ……!」
萎えたままの逸物の先端からは、止め処なく白濁とした体液が漏れ続けていて。デミウルゴスの感じている快楽の強さを、ウルベルトに如実に伝えていた。
「こんな、生温い動きで満足か?」
緩く円を描くように腰を動かしながらそう訊くと、腰に回されていた脚の力が強くなる。
「いぃ、ぇ……。もっと、激しく……!」
そう、更なる刺激を求める発言を自らする最上位悪魔に、悪魔の支配者は艶めかしい笑みを浮かべた。
「そうか、お前は激しいのが好みか。……本当に、お前は私を愉しませてくれるな?デミウルゴス」
優しいその言葉とは裏腹に。途端に激しくなった腰の動きに、デミウルゴスは大きく背を反らす。その事によってウルベルトの目の前に充血した突起が晒される。それが、ウルベルトの悪戯心を刺激して。一度腰の動きを止めて、緩く胸を嬲れば、デミウルゴスは切なげな声で啼く。
「あッ!ち、が……ぁ、んぅっ……!!」
「何が、違うんだ?これでもお前の躯は悦んでいるだろう……?」
自身を挿入したままで胸元を玩び続けると、その動きに連動するかのようにナカが淫らに収縮し、絡みついて来るのが解る。その動きで、デミウルゴスの肉体がしっかりと快楽を感じているのだと、ウルベルトには伝わる。
「こ、この、ままではっ……ナカで、イけなッ!ぁうッ……!!」
言葉の途中でキツく胸を摘ままれて。甘い叫びが迸る。
「あぁ、そうだったな。今度は胸ではなく……此方で、イくんだったか?」
胸から手を離し、突き上げる速度を上げると、言葉にならない甘い嬌声が迸った。その声をうっとりと聴きながら、ウルベルトは容赦なく奥を突き上げる。デミウルゴスの腰が、逃げるかのように引かれれば、それを強引に引き戻して。
「……ーーーーーー!!!!!!!!ぁ、は、ぁ……ーーーー!!!!」
獣の咆哮のような、言葉に出来ない音が、淫らな甘さを持った嬌声として寝室に響き渡る。時折混じる吐息は荒く、この空間の空気をより淫靡な物に変えていた。波打つ尻尾は、シーツの上で派手に暴れていたが、デミウルゴスの脚はウルベルトの腰を引き寄せるように回されたままで。ウルベルトに躯の奥深くまでを犯されることを悦んでいる事が明らかだった。
「とりあえず、一度出すとするか。お前の好きな奥に、な」
優美な笑みを崩さぬまま、ウルベルトはそう言うと、デミウルゴスの奥を激しく抉るような動きを繰り返し……その剛直の先端を強く押し当て、魔力の満ち満ちた精を大量に放っていた。
「ーーーー!!!!!」
と、その魔力に当てられたのか……つられるように、デミウルゴスのナカが小刻みに収縮した。……ナカでイったのだと、その動きとリボンで縛られたままの萎えた逸物から溢れる体液の量でウルベルトは察する。
「……漸く、奥も蕩けたな。これなら根元まで入りそうだ」
快楽の余韻に、激しく胸を上下させているデミウルゴスを見遣りながら、ウルベルトはまだ勢いを失っていない剛直を更に奥へと強引に進めた。僅かに開き始めた奥の、更に深い場所を犯す為に。
「……ぁ、あ゛ァ……!?」
狭い場所を強引にこじ開けられて。本来なら苦しさを感じるような行為だというのに、以前にも味わったことのある快楽への期待に、デミウルゴスの肉体は本人の意志とは裏腹に悦びの声を上げていた。のたうつ尻尾はウルベルトの剛直が奥へと挿入される度に小さく跳ねて。その快楽の強さをウルベルトに伝えていた。
「……ほら。これで全部入ったぞ?嬉しいか?デミウルゴス」
通常ならば入り得ない場所に、創造主の剛直の全てを咥え込んで。その強い圧迫感と快楽に、デミウルゴスは涙で視界が滲むのを感じていた。
「……あ、ぁ……!」
敏感な奥の入口を緩く擦られて、喋ることなど出来ない。ただ、その強過ぎる快楽を享受するだけで、デミウルゴスは言い知れぬ多幸感に胸を焦がしていた。
「お前のナカは熱いな、デミウルゴス。まぁ、悪魔の私にとっては、この位の体温の方が心地良いが」
幸福そうな、満ち足りた貌で自身を受け入れているデミウルゴスの頬を撫で、ウルベルトがそう告げると、デミウルゴスはふんわりと笑う。
「どうか……此方にも、お慈悲を……」
頬に添えられた手に触れながらそう強請れば、ウルベルトはデミウルゴスの手を取って指先に口付ける。
「お前の望むままに。……愛しい私の最上位悪魔」
この上なく優しい言葉。その言葉が終わると同時に、速度を増した腰の動き。先程までの直線的な動きとは違ったそれに、デミウルゴスはナカへ与えられる予想外の動きに翻弄される。
「う、る、べると、さま、ぁ……!!」
その声に応えるかのように、腰を高く抱え上げられて。真上から突き刺すような動きで深く抉られて……デミウルゴスの意識は、朧になる。強過ぎる快楽に、生理的な涙が止まらない。その涙が、瞳に当たる光を乱反射させていて……より、その美しさを際立てていた。
「奥深くに、注いでやる。私の熱を感じてイくがいい、デミウルゴス」
その言葉と同時に、剛直がデミウルゴスを貫いた。と、途端に感じるウルベルトの魔力の奔流。熱く濃厚な魔力の塊が、デミウルゴスの腹の奥に大量に注がれた。
「ーーーーー!!ァ、あ、ァあッ!!!」
その刹那。今まで感じた事の無いような強い快楽を躯の中から感じて……デミウルゴスは達していた。小刻みに震える躯を抱き締めるようにウルベルトが包み込むと、デミウルゴスは安堵したような表情でその手をウルベルトの背中に回した。
「……可愛い私の最上位悪魔。いつかはこれにも慣れてくれよ?私はまだまだ物足りないのだから」
甘いその言葉を耳にしながら、デミウルゴスの意識は途切れていた。
「ウルベルト様っ、申し訳ありませんでした……!!」
デミウルゴスの目が覚めてからの第一声がそれだった。躯はまだ動かないのか、貌だけを此方に向けている。
「何故謝る?あぁ、無理して動かなくても良いぞ。お前は男淫魔じゃないんだから、そもそもがああいった行為には不向きだと理解しているからな」
バスローブだけを羽織った姿のウルベルトは、既に風呂を済ませているのか、仄かに薔薇の香りがした。デミウルゴスにも<清潔>が掛けられているのか、既に室内に性の名残は全くと言って良い程残っていなかった。
「ですがっ……ウルベルト様にご満足頂けないなどとあってはならない事です……!折角お慈悲を賜ったと言うのに……!!」
漸く躯が動くようになったのか、デミウルゴスはベッドの上で土下座でもしそうな勢いだ。そんな様子のデミウルゴスを見て、ウルベルトは微かに笑う。
「物足りないとは言ったが、満足していない等と口にした覚えは無いぞ?」
「え?ですが……」
ウルベルトのその言葉に、デミウルゴスは首を傾げている。そんな愛らしい様子に、ウルベルトはそっとその額に唇を落とす。
「お前があまりにも可愛らしいからな、その姿が見られただけでも満足だ。……まぁ、追々慣らして最初から根元まで咥え込めるようにはなってもらいたいとは思っているがな」
と、明け透けな本音を聞かされて、デミウルゴスの頬はあっという間に赤く染まった。
「そういう初心な所も可愛らしいな、お前は」
「ウルベルト様……!も、もう、それ以上は……!!」
羞恥に耳の先まで赤くしてそう言うデミウルゴスを、ウルベルトは愉しげに見つめている。
「なァ、デミウルゴス。私の明日の予定はどうなっている?」
「えっ?は、はい。明日はナザリック内で決裁の予定で……他には特に急ぎの用は無かったかと」
突然のウルベルトの言葉に困惑しつつ、それでも予定を教えてくれるデミウルゴスの頭を撫でながら、ウルベルトは小さく笑う。
「なら、問題無いな。<伝言>……あ、モモンガさんですか?すみません、一寸明日用事が出来たので、一日休みます。デミウルゴスも一緒に。決裁は明後日やりますので。では。」
そう、目の前で死の支配者に<伝言>で伝える創造主を、デミウルゴスは呆然と見ていた。
「……ってな訳で、だ。急遽明日は休みになった訳だが。お前はまだ私を愉しませたいと思っているか……?」
溢れる色気を抑えもせずにそう言われて、デミウルゴスが断る筈もなく。
「はい。今度こそ、存分にお楽しみ頂けるよう、努めさせて頂きます……!」
そう言うと、デミウルゴスはウルベルトの手を取って、その甲に口付けたのだった。
END