【BL】カプごちゃ混ぜのBL短編集 作:腐エロのひと。
side ウルベルト
モモンガさんに、生えた。何が?って言うと、ナニが。<上位道具創造>の応用で、魔力操作してたら生えちゃったらしい。……何だ、ソレ。
……てな訳で。絶賛貞操の危機だったりする。鼻もないのに鼻息も荒く俺に迫ってくる魔導王陛下。めちゃくちゃ童貞臭がヤバイ。百年の恋も何とやら、と思わなく無いが、俺はそれはもうモモンガさんにゾッコン(死語)なので、此れ位じゃ冷めたりはしない。
「ウルベルトさんっ……!その、俺っ……!」
「……」
そりゃあもう、笑っちまうくらいにギンギンになったソレ。2メートルのモモンガさんの体格に相応しい……と、言うか、過剰なデカさのそれに逃げたくなるが、古来より魔王からは逃げられないと相場が決まっている訳で。俺は、ほんの少しだけ恥じらうような表情を作って魔法の言葉を口にする。……ある意味、諸刃の剣な、その言葉を。
「……モモンガさん。俺、初めてなので……酷いこと、しないでくださいね?」
小首を傾げながら上目遣いでモモンガさんを見てそう言うと、即座に抱き上げられて。寝室へと連れ込まれた。
(……俺、明日起きられるかな……)
俺が内心そんな事を思っていたなんて、モモンガさんは知らない。
side モモンガ
魔法詠唱者のウルベルトさんの目の前で、<上位道具創造>を再現してみたら、俺の予想とは違った効果が現れた。……具体的に言うと、平常状態じゃない、臨戦態勢なソレが生えてしまったのだ。
(えっ!?ちょ、コレ、まずくない!?ウルベルトさんドン引きしてない!?)
「ウルベルトさんっ……!その、俺っ……!」
出る声も、興奮しきったソレで。どうしたらいいのか分からなくなる。
「……」
ウルベルトさんは何も言わずに、ほんの僅か伏し目がちに俺を見ている。やっぱり、こんな状態のモノ、直視し辛いんだろう。……サイズもちょっと……いや、かなり大きいし。自分の意志ではもう収められないくらいになっちゃってるソレを持て余して、チラチラとウルベルトさんを見る。すると、ウルベルトさんは真っ直ぐに俺を見て、小さく口を開いた。恥ずかしそうな表情で。
「……モモンガさん。俺、初めてなので……酷いこと、しないでくださいね?」
「!?」
その言葉に、興奮がMAXになって。気付いたら、ウルベルトさんを抱き上げて、寝室へ雪崩れ込んでいた。
ベッドにウルベルトさんを横たえると、恥ずかしげに貌を隠している。そんな所も可愛くて、より下肢の熱が増したような気がした。
「……優しく、してくれなきゃ、嫌です……」
微かな声でそんな可愛らしい事を言われて。既に消えかかっていた理性が飛び掛ける。
「だ、大丈夫ですっ!!その、俺も、初めてなので……!!」
何が大丈夫なのか自分でも分からないままそう言うと、ウルベルトさんは俺に手を伸ばしてそっと引き寄せるとチュッと音がするような可愛らしいキスをしてくれた。
「乱暴なのは、嫌ですよ?痛く、しないでくださいね?」
はにかみながらも、念を押すようにそう言われて。俺はコクコクと何度も頷いていた。
「さっ……触り、ますね……!」
ウルベルトさんには今まで何度か触れさせて貰っていたけれど、最後までした事はなかったので、緊張がすごい。きっと俺に生身の肉体があったなら、手汗がヤバイ事になってたに違いない。
「はい……」
ウルベルトさんは俺から微妙に視線を逸らしてそう答えてくれる。装飾の多いウルベルトさんの装備をゆっくりと脱がせてゆくと、露わになる白い肌。
「……綺麗ですね。ウルベルトさんの肌、滑らかで、触り心地が良くて……何度触っても、もっと欲しくなっちゃいます」
指の腹で傷一つ無い肌の感触を楽しむようにゆっくりと撫でると、ウルベルトさんの身体が小さく跳ねる。相変わらず、ウルベルトさんは敏感で……すごくえっちだ。見ているだけで、暴発しちゃいそうなくらいだ。
(せっかく生えてきたのに……さすがに暴発は情けなさ過ぎるっ……!)
そう思って必死に堪えるけど、ウルベルトさんの吐息混じりのエロい声が俺を強く刺激して。下半身の制御を奪おうとする。
「モモンガ、さ、ぁ……!」
可憐な乳首を摘まむと、途端に上がる甘い声。それと同時に、くねる身体がいやらしくて。このまま、強引に奪ってしまいたくなる。
「ウルベルトさん……俺、マジでもう限界なんですっ……!」
限界まで膨れ上がったソレをウルベルトさんの下肢に擦り付けると、ほんの少しだけ反応を見せていたソレが大きくなったのが分かる。
「もう……仕方ないヒトですね。ちゃんと、準備してくれたら……いい、ですよ」
ウルベルトさんはそう言うと、大きく脚を開くとその細い脚で俺の腰を引き寄せる。そんな扇情的な動きに、俺の理性は消滅する寸前だった。
「ウルベルトさんっ……!!」
華奢な腰を持ち上げて、ウルベルトさんの慎ましいそこを凝視する。すると、まだ触れていないのに、小さく戦慄いているのが分かる。
「……ウルベルトさんも、期待してくれてるんですか?ここ、こんなにして……」
アイテムボックスからローションを取り出して指先に纏わせてから、小さなそこにそっと触れると、思っていたよりもすんなりと先端が沈み込む。
「解んない、ですよっ……!経験、無いんですから……!ぁ、あ!」
第2関節くらいまで指を埋め込むと、上がる嬌声。敏感な場所を擦るようにして指をより奥へと沈み込ませると、締め付ける力が増した。そのキツイ締め付けに、喉が鳴った。もう俺には喉なんて無い筈なのに。
「今までは二本しか入れてなかったですけど……それじゃ、俺の入りそうにないので……」
そう言って、二本目の指が馴染んだ頃、更に追加で指を埋め込む。
「ふ、ぁッ……!」
すると、ウルベルトさんの身体が綺麗に反り返った。俺の目の前に突き出されるようになった胸元。固く尖って、濃く色付いた乳首に軽く噛み付くと、ウルベルトさんのナカがキュウッと締まる。
「ぁ、それぇ……!気持ち、ぃ……」
素直に快楽を俺に伝えてくるウルベルトさんは、あまりにも目の毒だった。
「もう!俺の事、煽ってます!?我慢出来なくなっちゃうじゃないですかっ……!!俺、今すぐウルベルトさんに入れたいんですよっ!?」
ナカの指を激しく動かしながらそう叫ぶと、ウルベルトさんの腰が自然と揺らされる。……どう見ても、俺を誘ってるとしか思えない。
「違っ……!気持ち、ぃい、からぁッ……!」
ウルベルトさんはそう否定しているけれど、さっきからずっといやらしい腰の動きを止めないままで。より俺の指を深く咥え込もうとしているかのようなその動きに、もう限界だった。
「すみませんっ……!!俺、もう無理ですっ……!!」
そう言うと、俺はウルベルトさんから指を一気に引き抜くと、先走りでヌルヌルになっている自身の先端をその小さな穴に押し当て……半ば強引に先端を咥え込ませた。
「!?ひ、ぁ、あァ……!?無理、ぃッ、それぇっ……!!」
途端に、悲鳴のような嬌声が上がって。先端が、キツく締め上げられた。
「ちょ、待っ……!俺も、マジ無理ッ……!!」
細い腰を抱え上げて、狭いそこを押し広げるように一息に奥までねじ込む。すると、全身でウルベルトさんの締め付けを感じる事になって……中途半端に咥え込ませていた時よりも強い快楽が俺を襲った。
「……ッ、ぅっ……!!」
我慢なんか、出来なくて。俺はそのままウルベルトさんのナカに全てを吐き出していた。
(……ヤバイ……。めちゃくちゃ、気持ち良かった……)
吐き出した直後、俺自身を搾り上げるような動きをしたウルベルトさんのナカ。その動きに誘われるように、最後の一滴までをナカに出してしまっていたけれど、全然萎えてくれなくて。硬いソレを保ったまま、緩く腰を動かすと、ウルベルトさんの全身が仄かにピンク色に染まっているのに気付く。
「ば、かぁ……。おれ、まだぁ……」
「……ウルベルトさん……?」
自身の先端で奥を突き上げながらそう訊けば、ウルベルトさんの上半身が大きく跳ねる。
「やらぁ……!ちゃんと、イかせてぇっ……!」
黒目がちのつぶらな瞳を涙で潤ませながらそんな事を言われて。一度イってちょっと冷静になっていた筈の俺の理性が、再び飛んだ。
side ウルベルト
モモンガさんに中出しされて、中途半端に煽られた躯は、もう限界に近かった。モモンガさんの特濃の魔力をナカに直接注ぎ込まれて、正気でなんかいられない。イかせて、なんてお強請りをしちまうくらいには、俺だって理性が飛んでいた。
指でアレコレされていた時はこんな事になるとは思っていなかったけれど、精液代わりに注ぎ込まれた魔力はまるで強烈な媚薬のような効果を俺に齎して……。
「お願ぃ……もっと、奥ぅ……!」
正気だったら絶対に言わねぇような誘い文句を口にして、モモンガさんを全力で誘惑していた。だって、仕方ねぇじゃねぇか?全ッ然。足りねぇんだもん。まだ俺はイってねぇし。
「ウルベルトさんっ……!ここ、ですか?ここが良いんですか……?」
脱童貞したばかりのモモンガさんが、慣れない動きで必死に腰を振っている。そんなぎこちない動きですら、悪魔の俺の躯は快楽を拾ってしまう。
「そこ、ぉ!ぁ、あ、ぁ……!」
愚直な突き上げも心地良くて。ナカを抉る剛直の感触に酔う。あと少しでイける。そんな時。……また、モモンガさんがイってしまった。
「ふ、ぅ……ぁ、んッ……」
ナカに出されるのも、気持ちいい。モモンガさんの魔力がナカに溢れるから。けれど、イけない。ぶっちゃけ、生殺し状態だ。あと一歩なのにッ……!!
「やぁ……!俺も、イかせ、てぇっ……!」
モモンガさんのは、まだ硬い。小刻みにナカのモノを締め付けてそう強請れば、すぐに動きが再開される。中出しされた魔力のせいか、滑りが良くなったからかモモンガさんの動きがより滑らかになって。突き上げる速度がさっきより速くなってくる。ガンガンと突き上げられて、与えられる快楽がより強くなってくるのを感じる。
「ウルベルトさんもっ……イって、下さいっ……!!」
興奮しきった声と、荒ぶる眼窩の炎に、今までにないくらいモモンガさんが発情してるのが伝わってくる。腰をガッチリと固定されて、何度も奥を貫かれて。一方的に快楽を与えられ続けて……ようやく、頂点が見え始める。
「モモンガ、さ……!出してぇ……ナカ、にぃっ……!」
そう誘うと、モモンガさんの動きがより速くなって。ストロークの間隔が短くなってくる。何度も突かれて、その度に瞼の裏に星が散るような錯覚を覚える。
「ウルベルトさんッ、ウルベルトさんっ……!!」
「ァん!ぁ、あァあッ……!!」
叫びながら俺を抑え込んで、自身の先端を俺の奥に押しつけると、モモンガさんは三度俺のナカに熱い魔力を迸らせた。その勢いと熱さが呼び水になって。俺もつられるかのように初めての絶頂を感じていた。
side モモンガ
「……ふ、ぁ……ァ、んぅ……」
全身を大きく震わせて、ウルベルトさんはイってくれた。息を整えている姿も壮絶に色っぽくって、自然と腰が動いていた。
「ァん……また、イっちゃ……ぁ!」
固く尖ったままの乳首を摘まみ上げると、イった後の収縮がその動きを変える。ウルベルトさんのその動きに、下半身が蕩けそうな快楽を感じる。
「すみません、俺、止まれそうにないですっ……!!」
「……え?ぁ!深、ぁン!」
ウルベルトさんから抜かないまま、強引に体勢を変えると、擦れる場所が変わって急激に射精感が増す。ウルベルトさんを四つん這いにさせて後ろから突き上げると、前からシてた時よりも深い場所に届きそうな気がした。俺がウルベルトさんの奥だと思っていた場所も、僅かに開き始めているような気がした。
(……もっと、入っちゃったりする……?)
そう思ったら、まだ半ばまでしか入っていない自身をそこに埋めたくなって。さっきよりも深く腰を進めてみる。
「!?やぁ、無理ぃ!今度は、マジでぇっ……!!」
と、ウルベルトさんがジタバタと暴れ始めるけれど、さっきも無理って言いながらも俺の事を受け入れてくれていたから、今度も受け入れてくれるんだろう。
「大丈夫ですよね?だって、嬉しそうに咥え込んでますよ?俺の……」
ウルベルトさんは無理と言いつつも、嬉しそうに腰を揺らしている。ピコピコと揺れる尻尾が、すごく可愛らしい。ウルベルトさんは感じている時に尻尾を揺らすから、今もきっと気持ちいいと思ってくれているんだろう。
「らめぇ……!もぉ、入らな……ぁあ……!!」
ゴリっと音がしたような気がした。ウルベルトさんの奥の奥に、先端が入って。その一番太い場所が通過した。
「……ぁ、ァ……ぁ、あ……」
細い腰が、大きく跳ねたかと思うと、次の瞬間俺を貪るような動きに変わった。じっくりと味わうかのような淫猥なその動きに、欲が強く煽られて。腰を緩く揺らして、徐々に最奥までを犯すように俺自身をゆっくりと捻じ込んでゆく。
「太、ぁ、無理ぃ……!」
ウルベルトさんの、鳴き声。無理と口にしているのに、その身体は嬉々として俺を受け入れて……。
「……大丈夫ですよ、ウルベルトさん。あとちょっとで……全部、入っちゃいますから」
宥めるように滑らかな背中を撫でてそう言うと、ウルベルトさんの腰が呼応するかのように揺らされる。ウルベルトさんの最奥はギチギチに狭くて、今までみたいに動けないけれど、激しく動かなくてもすごく気持ちいい。軽く前後に動くだけで、ウルベルトさんも嬉しそうに鳴いてくれる。
「やらぁ!怖……!!」
暴れるように跳ねる腰を押さえつけて、最奥を貫いた。刹那、歓喜の声が、上がった。
「……――――――――――――――――――――――――!!」
言葉にならない、甘い叫び。それは、全く苦痛を含まない、純粋な喜悦の声だった。
「愛しています、ウルベルトさん。全部、俺のです。全部、俺だけの……」
そう囁いて。俺はウルベルトさんの最奥により濃さを増した精を放った。
(……あぁ、まだ、足りない。もっと、もっとウルベルトさんを……)
そう思ったら、自然と笑みが漏れた。
side ウルベルト
「……」
ヤベェ。声が出ねぇ。
「う、ウルベルトさん?大丈夫ですか?」
俺の横でワタワタしてる、エロ骸骨。ギロリ、と睨み付けながら、喉を押さえる。
「……大丈夫だと、思いますか?」
辛うじて出した声は掠れきっていて。エロ骸骨は心配そうに俺を見ている。
「えっと、その……。水、飲みます?」
差し出された水を一気に呷って。据わった目でモモンガさんを見る。
「……俺、酷いことしないでくださいね、って言いましたよね?」
「えっ?だって、ウルベルトさん悦んでましたよね??」
きょとん、としたようにそう言われて。俺の堪忍袋の緒が切れた。
「初心者にするようなプレイじゃねぇって言ってんだよ!!加減しやがれ!!このエロ骸骨がっ!!」
痛む躯を必死に動かし、ベッドからエロ骸骨を蹴落として、俺はサクッとその場から転移した。……糞が。溢れる魔力が気持ち悪ぃ。全部吸収出来ちまえば良かったんだが、吸収する速度を上回る速度で中出しされてたから、追い付かなかった分が漏れて最悪だ。
(モモンガさん……童貞だからって暴走しすぎだろ……)
俺は小さく溜息を吐くと、バスルームへ直行した。多分すぐにモモンガさんが土下座しに来るだろうな、と思いつつ。
END