※この作品はR-18です。

【BL】カプごちゃ混ぜのBL短編集   作:腐エロのひと。

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今年の最後にこんなアホエロネタで良いのか……とか想ったけど、友達と妄想を話してるだけだと勿体ないので、とりあえず形にしてみました。パンドラズ・アクターは創造主のモモンガさんに似てピュアではありますが、一番闇が深かったり……。個人的に厨二病的な観点からもウルベルトさんとパンドラズ・アクターは仲が良いだろうなーって思ってます。


悪魔の支配者の御乱行【パンドラズ・アクター&ウルベルト】

「デミウルゴス、戻っていたのか」

 至高の方々の私室のある第九階層のロイヤルスィート。その廊下を歩く最上位悪魔(アーチデヴィル)を認めて、ナザリックの主である死の支配者(オーバーロード)が声を掛ける。すると、即座に振り向いた最上位悪魔は優雅に一礼をして答える。

「はい、モモンガ様。仕事も完了致しましたので、ウルベルト様にご報告を、と思いまして」

「そうか。私もウルベルトさんに用事があってな。一緒に行くか」

 機嫌良くそう言う死の支配者に、最上位悪魔は更に深く頭を垂れ恭順の意を示した。そして、半歩程後ろを付き従うように歩いて行く。

「今回の仕事は、何を任されていたんだ?」

「羊皮紙に相応しい、ドラゴンハイド以上の物が無いかと探索しておりました。矢張り、現時点ではドラゴン以上の皮は見当たらず……その旨をお伝えしてドラゴンの養殖を進言するつもりでした。また、低位の巻物(スクロール)であればもっと下等な生物の皮でも問題ございませんので、その用途にはもっと繁殖力が旺盛な生物を使用するつもりでございます」

「ほう……。ナザリックの財を目減りさせるような事の無いよう、色々と考えているんだな。流石はデミウルゴスだ」

 二人してそんな話をしつつ、目的の部屋の前に着くと……。

「……、……」

 微かに、音が聞こえた。

「ん?ウルベルトさん、<静寂(サイレンス)>掛け忘れてるのか?」

「その様ですね。普段はこのような事は無いのですが……何かあったのでしょうか?」

 小首を傾げる死の支配者に、不安そうに激しく尻尾を揺らすの最上位悪魔。モモンガはデミウルゴスのその様子に、中に入ることを決意する。

「ウルベルトさん、俺です。入りますよ」

 声を掛けて扉を開くと、途端にとんでもない物が二人の視界に入ってきた。

「デミぃっ……!ぁ……っ、馬鹿、ぁ、止めんな、ぁ!ちゃんと、イかせッ……!」

「畏まりました、ウルベルト様……」

 前室のソファの上で絡み合う、二人の悪魔。悪魔の支配者(オルクス)、ウルベルト・アレイン・オードルと最上位悪魔のデミウルゴス、のように見えたが……デミウルゴスはモモンガの隣に立っている。

 デミウルゴス?は背後からウルベルトを抱きかかえ、激しく貫いている。プレート・メイルに包まれた尻尾はウルベルトの脚を大きく開かせていた。そのせいで、扉の前の二人には結合部が丸見えである。デミウルゴス?が目一杯拡げられた其処に激しく剛直を突き入れる度、白濁とした体液が泡立ち褐色の其れに絡み、流れ落ちる。

「あ、もぅ、アァ、ッ……!」

 太い逸物を奥に銜え込み、甘い声で鳴きながら達する黒山羊頭の悪魔を目にして。死の支配者と最上位悪魔は硬直したまま動けなかった。

「ウルベルト様……」

 甘くそう囁き、黒山羊頭の悪魔に唇を重ねる最上位悪魔を目の当たりにして。漸く入口の二人は再起動する。

「えっ、ちょ、ウルベルトさん!?デミウルゴスって……!」

「……ウルベルト様から早く離れて頂けませんか?パンドラズ・アクター」

 慌てたような死の支配者に、地の底まで響くような低く恐ろしい声でそう言う最上位悪魔。二人のその声に、漸く悪魔の支配者は視線をこちらに向ける。

「あぁ、お帰りデミウルゴス。モモンガさんもいらっしゃい。どうしたんですか?」

「どうって……!え、ソレ、パンドラズ・アクターなんですか!?って、何でウルベルトさんがコイツとえっちしてるんです!?」

「父上の親友であるウルベルト・アレイン・オードル様からのご依頼でしたので」

 そう言う声は、確かにパンドラズ・アクターの物ではあったが、姿はまだデミウルゴスのソレなので、違和感が酷い。しかも、まだ二人して繋がったままだったりするので、目の遣り場に困ることこの上ない。

「ウルベルト様ッ!!何故、パンドラズ・アクターをお召しなのですか!?しかも、私の姿を取らせてこのような……!お呼び下されば即座に参上致しましたものを!」

 距離を一気に詰め、ウルベルトの前で跪きそう訴えるデミウルゴスを、彼の主はほんの少しだけ首を傾げながら見つめる。

「だって、お前じゃ実験にならないだろ?」

「実験とは、一体……。……パンドラズ・アクター。いい加減元の姿に戻ってウルベルト様から離れてくれませんか?そうでないと、手が滑って君のことを焼き殺してしまいそうだからね」

 ギロリ、とウルベルトの背後にいるパンドラズ・アクターを睨み付けてデミウルゴスがそう言えば、パンドラズ・アクターはウルベルトの様子を伺う。

「まだ途中だが……仕方ないな。パンドラズ・アクター、一回抜いて元に戻ってくれ」

「畏まりました。では、失礼して……」

 既に萎えた物をゆっくりと引き抜くと、艶めいた声が微かに上がる。そんな物を間近で見せられているデミウルゴスはたまったものではないが、強い自制心で何とか自分を抑えていた。

「実験は、まぁ、モモンガさんがパンドラズ・アクターに与えた設定を実地で試したかった、ってだけなんだけどな。八割の能力が本当か、って思ってさ」

 溢れ出る精液もそのままに、そう言い放つ主に言い知れぬ想いを抱えたままデミウルゴスは口を開く。

「……左様でございますか。では、もうパンドラズ・アクターをお召しにならず、必要なときは私をお呼び下さい。何時だって、即座に参りますので」

 その言葉に強く滲み出ている嫉妬心に、ウルベルトは愉しそうに笑う。

「まぁ、まだ実験は終わって無いからな。終わって、気が向いたらお前を呼ぶことにしようか」

「ちょっと待って下さいよウルベルトさんっ!!大人しく聞いてれば話が勝手に進んでますけど!何で、パンドラズ・アクターとこんな事してるんです!?」

 デミウルゴスとの会話を聞いていたモモンガが今度はそう言えば、ウルベルトは小さく首を傾げる。

「え?だから、俺、今デミウルゴスにも言いましたよね?実験したかった、って。パンドラズ・アクターも一応成人してるんでしょう?だったら、一々モモンガさんの許可は要らないと思ったんですけど……」

「じゃなくてっ!!あー、もう!パンドラズ・アクター!お前も何故私に報告しない!?こんな大切なことを勝手に進めるとは……!」

 ウルベルトでは話にならない、と今度は矛先をパンドラズ・アクターに向けるが、パンドラズ・アクターも小首を傾げて不思議そうにモモンガを見返す。

「え?だって、ウルベルト様の実験のお手伝いですよね?私の能力チェックですし、そんなに重要な案件だとは思えませんでしたので……。それに、父上の親友のお役に立てるのであればこれくらい造作も無い事ですので」

「そういうんじゃないんだって!!なぁ、パンドラズ・アクター。お前さぁ、一応カルマ値中立だよなぁ!?確かにちょっとはマイナスだけどさ!なのにさ、何でそう性的なことに抵抗無い訳!?って、お前ついてるの!?」

 思いっきり鈴木悟の素を出しまくりで、パンドラズ・アクターの両肩を掴み激しく揺さぶる。揺さぶられているパンドラズ・アクターは、何処か嬉しげに見える。

「性的な、と言われましても……。私には生殖機能はありませんし、性欲も感じませんので、この行為も単なる実験としか思えませんからねぇ……。まぁ、快楽を感じない訳ではありませんが。ウルベルト様のナカはとても素晴らしい反応ですし」

 パンドラズ・アクターのその発言に、ギリッと大きな歯軋りの音が聞こえた。そして、一気に高くなる室内の温度。

「そんなの、俺訊いてないから!!何俺より先にウルベルトさんにそういうことしてるんだって訊いてるんだよ?なぁ!?」

 ガクガクと激しく揺さぶられ、パンドラズ・アクターの首は前後に大きく揺れる。装備の軍帽も、すっぽ抜けそうなくらいだ。

「あ、父上!そんな激しくされては……!って、父上、ウルベルト様は親友だと仰っていたではないですか?」

「あー、もう!!いいから黙れッ!!」

 と、漸く沈静化が追い付いたのか、モモンガは大きく溜息を吐くとウルベルトに向き直る。

「ウルベルトさん」

「はい?」

「もう、パンドラズ・アクターをこういう事に使わないで下さい」

 眼窩の炎を激しく揺らめかせながらそう言えば、ウルベルトは大きく瞬きをした。

「え?嫌ですよ。実験途中ですし。一週間、コイツ貸し切る約束なんですから」

「……はァ!?おい、パンドラズ・アクター。何だ、その貸し切りって言うのは」

「えー?父上、先程は黙れって言った癖に私に訊くんですか?」

「いいから!そんな約束、いつしたんだ?」

 炎の揺らめきを激しくしつつモモンガがそう問えば、パンドラズ・アクターは指先を大仰に動かしながら答える。

「えっと、今朝ですね。ウルベルト様が、レアアイテムを下さる代わりに一週間実験に付き合えと仰いまして……」

「そうそう。で、今のが最初の実験だったんですよね。コイツが化けた姿の能力八割、本当に出せるのか、って。……まぁ、コイツは賢いので実際には八割以上に感じましたけどね。滅茶苦茶上手いんですもん、コイツ」

 ウルベルトのその言葉に、跪いたままのデミウルゴスの耳が大きく反応した。その尻尾は、床を激しく叩き付けている。

「……ウルベルト様。それは……」

「コイツさ、二重の影(ドッペルゲンガー)だろ?だからか察するのが凄くて。欲しい所にガンガンくれるって言うか。言わなくても解るって、すげー楽。……お前も情熱的で可愛いが、パンドラズ・アクターは冷静な分、今はお前より上手いな。八割なのに」

 そう、耳元で囁かれて。デミウルゴスの尻尾が一瞬大きく跳ね……床に、罅が入る。主の居室に傷を付けるなど、冷静な時ならば決してやらかさないような失態だった。

「……左様でございますか。今は、なのですね」

 必死に感情を押し殺したような低い声に、ウルベルトは悪魔らしい笑みを浮かべる。

「あぁ、今は、だな。お前は私が創造した叡智の結晶。直ぐにでも追い越せると信じてるぞ?」

「勿論でございます、ウルベルト様。ウルベルト様の被創造物として恥ずかしくないよう努めようと思います」

 その会話を、無い筈の胃が痛むような思いで聞いていたのは、繊細な死の支配者だった。

「……ウルベルトさん、そんな事言って良いんですか?って、楽、って……」

「あー、楽ですよ。だってコイツ、絶対に俺に惚れないですから。もの凄く、都合が良いんですよねぇ。たかが実験で惚れられても面倒くさいので、パンドラズ・アクターが淡白な性格で本当に助かってますよ。……てな訳で、一週間コイツ借りますので」

「いや、だから!!デミウルゴスとの比較はわかりますけど!一週間も何するんです!?まだやるつもりなんですか!?」

 ウルベルトの言葉に、モモンガがすかさずそう突っ込むと、心底不思議そうな顔で見つめられた。

「え?セックスに決まってるでしょ?だって、モモンガさん殺戮を好まないって言ってたから、俺我慢してセックスで発散してるんですから……其れ位は許してくれてもいいでしょう?」

「……ッ……!確かに、そうですけどっ!」

「パンドラズ・アクターって、ギルメン全員のデータ入ってるでしょ?だから、取り敢えず一通り試したくてですね。本人とやると面倒なことになりそうですし」

 続けられたその言葉に、モモンガは頭を抱えた。

「……ソレ、誰にも言ってませんよね?特に女性陣に知られたら洒落にならないので、絶対に秘密にして欲しいんですけど」

「あぁ、それは大丈夫ですよ。まぁ、ちょっと今日はヘマしちゃいましたけど……次からは寝室でやりますし、鍵掛かって無くても入って来るのってギルメンだけでしょうけども」

「あぁ、先程のはウルベルト様のミスだったのですね。でしたらお声がけすれば良かったです。てっきりそう言うプレイをお望みなのかと……」

「だから、静かにしような?今俺はウルベルトさんと話してるんだからな?わかったか、パンドラズ・アクター?」

 さらりとごく自然に会話に入ってきたパンドラズ・アクターをそう窘め、モモンガは改めてウルベルトを見る。

「……ウルベルトさん、マジで全員のデータ試すつもりなんですか?たっちさん嫌いな癖に」

 溜息交じりにそう言うと、大きな口をニヤリと歪めて悪魔は笑う。

「えぇ、大嫌いですよ。でもね、モモンガさん。コイツの化けたたっちさんなら本人じゃ無いので問題無いですよ。同種族の別人とヤってるみたいな感じ、って言えば良いんですかね?魔力も違いますし」

「そういうモンなんですかね?俺としては見た目が一緒な時点でアウトですけど……悪魔ってその辺魔力で判断なんですか?」

 ウルベルトの発言に、モモンガは大きく肩を落とす。その姿は、何処か黄昏れているかのようで。何とも言えない悲哀が漂っていた。

「そうなんですかねぇ?俺自身も良く解って無いんですけども。悪魔の本能が見た目に惑わされないようにでもなってるんでしょうかね?」

 下半身は精液塗れなのに、モモンガを見上げる瞳は黒目がちで矢鱈と愛らしい。小さく傾げられた首も、ぴるぴると小刻みに動く大きな耳も、より彼の愛らしさを増していて。無邪気にそんな事を言い放つ黒山羊頭の悪魔にすら無い筈の心臓が早鐘のように鳴り響くような錯覚を覚えてしまい、モモンガは激しく動揺する。

「そ、そう言えば、ウルベルトさん、全員のデータを試すって言ってましたけど……オリジナルデータを知らなくて比較は出来なく無いですか?デミウルゴスのデータは比較出来たみたいですけど……。あと、その。俺のデータも……使うつもりなんですか?」

「あぁ、別に比較は良いんですよ。ギルメンの場合はオリジナルとヤると面倒ですし、あー、この人のはこうなってるのかーとか、異形化した肉体を愉しみたいと言うか?勿論、モモンガさんのも試しますけど……サイズはまぁ、コイツが適当に作るでしょうし?」

「はいっ!偉大な父上に相応しい逸物で挑ませて頂く所存ですので、ご安心下さい!」

「いや、だからお前何言ってんの!?今の会話内容の何処に安心出来る要素がある!?なぁ、パンドラズ・アクター!」

 ウルベルトの言葉にビシィッ!と敬礼を決めながらそう答えるパンドラズ・アクターは即座にモモンガに突っ込まれたが、何処が問題なのか気付いていないのか首を捻っている。

「え?安心出来ませんか?でしたら、父上のリクエストにお応えして逸物を創造致しますので、どのような形状と大きさが良いのか教えていただければ、と!」

「違う!だからそうじゃない!!そもそもお前さぁ、俺がどんな風にえっちするのかとか知ってんの!?俺、そんなのお前に見せた覚え無いんだけど!?」

 微笑ましい親子の会話に、笑いながらウルベルトも口を挟む。

「モモンガさん、俺だってデミウルゴスとヤってるトコとかコイツに見せてないですけど、中々に凄い再現率でしたよ。元々のデミウルゴスの言動とか性格のトレースが出来てる上に、俺の表層意識から何となく予測出来てるんでしょうね」

「……俺、ウルベルトさんとえっちしてませんけど?コイツの方が先に経験してて何か複雑な気持ちです……」

 思わずといった感じで零れた言葉に、ウルベルトは大きく目を見開く。

「……えっと、モモンガさん、俺をヤりたかったんですか?さっき、パンドラズ・アクターは俺の事モモンガさんの親友って言ってましたけど……」

「知りませんよっ!!とにかくっ!一週間後、ちゃんとパンドラズ・アクターを返して下さいねっ!!パンドラズ・アクター!お前も私以外の命令を受けたときはちゃんと報告をするように!!」

「畏まりました父上ッ!!」

 そう叫ぶと、モモンガは足早にウルベルトの部屋を立ち去った。その背に向かって、パンドラズ・アクターは相変わらずのオーバーリアクションで一礼するとウルベルトに向き直る。

「……で。ウルベルト様。如何致しましょう?」

「あー……そうだな。デミウルゴス、任務ご苦労だった。取り敢えず、一週間後に労を労ってやるから、暫く休め。私はこれから実験の続きをするから、結果報告はモモンガさんに頼む。……あと、一応モモンガさんに実験の後にヤるかどうか訊いといてくれ」

 そう言って、肩を蹄で軽く押すと、

「……はい。畏まりました……」

 魂の抜けたような表情でそう言って、デミウルゴスはフラフラと立ち上がり、部屋から出て行った。

「なぁ、パンドラズ・アクター」

「はい、ウルベルト様」

 手招きをしてソファに腰掛けるように促し、その真黒な瞳を見つめる。すると、パンドラズ・アクターは創造主であるモモンガと同じ様に可愛らしく膝に手を置いてちょこん、と座る。

「お前の父上さぁ、お前に私の事を親友って話してたんだろ?」

「はい!ペロロンチーノ様とウルベルト様は俺の親友なんだ、ととても嬉しそうに!ですので、私も他の至高の御方よりもお二方の意向は優先しておりますね。勿論!最優先は父上でございますが!!」

 派手に手を揺らしながらそう力説するパンドラズ・アクターの返答に、ウルベルトは小さく溜息を吐く。

「うーん……。じゃあ、モモンガさんは私とセフレにもなりたいのか?まぁ、別に私はそれでも構わないが……」

「ウルベルト様、せふれ、とは?無知を晒すようでお恥ずかしいのですが、教えていただければ幸いです」

「あー……。宝物殿にはそんな言葉相応しくねぇもんな。セックスフレンドの略で、まぁ、セックスもする友達ってトコだな。セックスしてても恋人じゃないってのがポイントな」

「なるほど!その様な言葉があるのですね!勉強になりました、ウルベルト様!では……父上はその"せふれ"とやらになりたいのかもしれませんね。ウルベルト様と、親友以上の関係になりたいと思っていらっしゃるのでしょう」

 と、かなり悪魔寄りの思考になったウルベルトと、元より色恋沙汰にはやや鈍い二重の影は、傍から見たら結構にピントがずれている会話をしている。モモンガやデミウルゴスがその会話を聞いていたのなら、全力で否定しそうな内容を。

「取り敢えず、実験の続きをするか。パンドラズ・アクター、お前、次誰になる?」

「はい、次はですね……」

「あ。寝室に先に移動するぞ。また誰かに見られたら面倒だからな。魔法も掛けておく」

 そんな事を話しながら、二人は寝室に消えたのだった。……本当に、丸一週間篭もったきりだった為、部屋から出た途端にお互い創造主と被創造物に思い切り泣きつかれる羽目になったのだが、それはまた別の話だ。

 

終

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