「ここが雄英高校……」
雄二は受験生の流れに従いながら、ふと立ち止まって校舎を見つめた。
大きく「H」の形をしたガラス張りの巨大建造物。もちろんヒーローの頭文字である事は考えなくてもわかるが、そんなふざけた校舎が許されるのもこの学校がヒーロー育成の象徴たる所以だろう。
「よし……」
ぱんぱんと両頬を叩くと、覚悟を決めて試験会場に向かう。
せっかくプロヒーローであるミッドナイトに鍛えてもらった三年間である。その期待に応えるべく、雄二はここまで頑張ってきた。
合格してみせる、絶対に。
ーーーーーーー
別にヒーロー志望だった訳ではない。
そもそも雄二は、無個性であることに不満はなかったのだ。
だから、個性を得ても何も変わらないと思っていた。
けれど、勝己の言葉を受けて、なんとなくだが、自分にも夢があることに気がついた。
彼に守られたように、自分もまた彼を守りたい。
そして願わくば、彼のサイドキックに──は他に適任者がいるかもしれない。無個性でもヒーローを目指す彼とか。
だから雄二は、彼の隣ではなく、彼女の隣を目指すことにした。
大好きな人を守るために。ミッドナイトをすぐ隣で守るために。
彼女の相棒に。ヒーローになる。
それが雄二がこの学校に行こうとした理由だった。
「すごいな……これ……」
「流石雄英高校だな……」
「でも広すぎるわよ……」
雄英高校が用意したらしい仮想市街に、雄二を含めた100人以上の受験生たちが立っていた。実はこの少し前に更に多くの学生たちが集められていた訳だが、グループ分けされた今はこの人数である。
本物の街さながらに作られた風景にそれぞれがキョロキョロと辺りを見回し、或いは自身の獲物は何処だと目を光らせていた。
学力試験の方は言うまでもないが、この実技試験に至っても構造自体は実にシンプルだった。
この仮想市街に放たれた学校が用意した敵──エネミーをより多く倒し、より多くのポイントを得る。それが試験の内容だ。
そしてもちろん個性ありの試験だ。
「……」
開始の合図まで各々が精神統一を図る中、雄二もまた自身の個性にとって必要な情報を集めていた。
「女の子の数は二十人近く……もっとか……でも臭いの届く距離はせいぜい二、三人だ……」
当たり前だが、全国から入試志願者が集まっているため、その総数は何千といるだろう。その中には当然女性もいるはずだが、何せ数が数だ。雄二が予想していたよりも、ずっと個性を活かしにくい状態だった。
「仕方ない、数より質か……」
雄二はその小さな身体を活かして受験生の群に潜り込むと、とりあえず一番発育の良さそうな女の子に目をつけて真後ろに陣取った。
赤みがかった茶髪に、長いサイドテール。挑戦的な笑みを浮かべて前を見据えているが、その身体つきもなんとも中学生とは思えないほど挑戦的というか、豊満だった。
運動着に着替えているので、よく鍛えられた美脚や、腰つき、上半身の筋肉などよく観察出来るが、素晴らしい。
雄二はむくりと体操服の股間を膨らませていた。
『ハイ、スタート』
しばらくすると、気の抜けた声と共に試験開始が知らされた。
戸惑い、疑問符を頭に浮かべるのも一瞬。全国から集まった精鋭たちは、勢いよく走り出す。
目の前の彼女も、そんな一群に紛れて駆け出そうとしていた。
「ごめん、すぐ気持ちよくなるから……!」
そのタイミングで、雄二はタンと音を立てて跳躍すると、軽い身のこなしで彼女の両肩に手を置いた。
「えっ……!?」
事前に受験者同士の妨害は禁止と告げられていたため、相当焦った声で悲鳴をあげそうになる彼女。雄二は心の中でもう一度謝りつつ、跳び箱の要領で頭上を飛び越え。
そして、くるりと振り向き、股間を押し付けた。
「むぐぅ……!?」
ズボン越しに臭いを嗅がせるようにして、グイグイと金玉を押し付ける。端正な顔立ちの鼻頭に、凄まじいちんぽ臭が捻じ込まれ、尻餅をつくようにして後ろに倒れた。
雄二は彼女が頭をぶつけないように気をつけながら、尚も股間を押し付けていた。それこそ床オナニーでもするように、腰を動かして股間を押し付ける。
「ん、ふぅ……っ……♡♡」
抵抗しようともがいていた彼女の手が、力をなくしていく。
それどころか何故か雄二のお尻を撫で始め、ぺろりと陰嚢の部分をズボンの上から舐め始めた。
トドメを刺すように、ぐりぐりと玉袋を美貌の凹凸に押し付ける。彼女はビクビクっ、と腰の辺りを大きく震わせ、ぐったりしてしまった。
「これくらいかな……」
雄二は立ち上がり、股間を膨らませたまま彼女を助け起こした。
彼女はとろんとした目つきで雄二の股間を見つめながら、素直に立ち上がる。
「僕は飛野雄二。君は?」
「──拳藤一佳。よろしく♡♡」
雄二は頷くと、彼女を屈ませて顔面をペロペロ舐め始めた。
雄のフェロモンを染み込ませるように、じっくりと舐め回す。
「ほんとは僕の女にしちゃうのが一番早いんだけど、流石にそこまでは許されなそうだしとりあえず一時的に僕に惚れてもらうね」
「うん。よくわかんないけど、私頑張るから……♡♡」
顔中を唾液まみれにして一佳は鼻息を荒くすると、恋する乙女のように頬を染めて頷いた。
個性のフェロモンをたっぷり乗せた唾液に、一佳は完全に雌になっていた。
雄二は能力が機能していることを確認すると、ひとまず正面から抱き付いて、勃起した股間をピッチリしたスパッツの股に押し付けた。
土手肉が浮き上がってひどくいやらしいおまんこに腰をへこへこさせながら、下乳を揉み上げる。
「んっ……♡♡」
「ごめん、ちょっとだけ。一佳さん凄いエッチな身体してるから……」
もはや個性の調整など関係なく、性的興奮のために雄二はおっぱいの谷間に顔を突っ込んでいた。
「え、あ……な、なに、してるの……?」
「あれ、見られてた?」
声のする方向を見ると、へたりとその場に座り込んだ女の子が一人。
辺りを見回しても、みんな自分のポイントを稼ぐ事に躍起になっていて、他人を気にしている様子などない。
雄二は「ちょっと、失敗したな」と額をぽりぽり掻きながら、一佳から離れて、その女の子を指差した。
「一佳さん、捕まえて」
「うん──!」
一佳は素早く距離を詰めると、グンと巨大化させた掌で少女の身体を地面に抑えつけた。
意味がわからないともがく彼女に、雄二は時間を惜しむように小走りで近づいた。
「すぐ気持ちよくなるから、そんな変態みたいな目で見ないでよ」
雄二は再び股間を押し付けた。
野糞でもするように腰を下ろして、玉袋のふにふにと押し付ける。その様子を一佳は羨ましそうに見つめている。
「後のことはやっておくから、とりあえずポイント稼いできていいよ」
「飛野は?」
「この子とお話してから。三人で協力して合格しよう」
「りょーかい、早く追いついてね!」
一佳は巨大な掌を小さく縮小させて、駆け出していった。
その後ろ姿を眺めながら、よいしょと腰を持ち上げる。
「う……あっ……♡♡」
もわっとした臭気から解放され、ピクピクと死んだ昆虫のように仰向けので手足を広げる少女。
黒髪のボブカットに、ヘッドホン。耳元から伸びているのは、イヤホンジャックだろうか。
可愛らしい少女だ。
「立てる?」
「た、立てる……大丈夫……」
手を伸ばすと、おっかなびっくり彼女はその手を掴んできた。
彼女もまた整った顔立ちをした、将来有望な美少女であった。雄二は股間をビンビンに膨らませながら、自己紹介をする。
「飛野雄二です、協力しよう」
股間の膨らみを初対面で押し付けてきた少年は、さも何もなかったかのように微笑んだ。
そんな彼を見て、少女はポッと頬を赤らめながら頷いた。
「ウチは……耳郎響香……♡♡♡」
雄二は頷くと、彼女のお尻を触りながら、一佳を探して周りを見まわした。
「一佳さんの個性はわかりやすかったんだけど、響香さんは?」
「えと……コレ、かな……♡」
耳から伸びたイヤホンジャックが、意思を持つように動き出した。
雄二は頷くと、お尻にあった手を膝裏に移動させ、軽々と響香をお姫様抱っこした。
小柄な彼とは思えない腕力に、響香は乙女の喘ぎ声を上げながら、背中に当たる硬い何かに身を硬直させていた。
「僕は性的興奮すればある程度力が出るパワー系ね。そんなわけでおっぱい舐めさせて」
「いや意味わからん……って、あっ♡♡ だ、だめっ……♡♡」
運動着に顔を埋めると、フローラルな女子の香りを堪能しながら雄二は軽々と十メートル近く跳躍した。
「う、ウチのおっぱいっ♡♡ あぅっ、服の上からコリコリすんなっ……♡♡♡」
「まずは一佳さんを探そう。おっぱい吸ってないと力出ないから、しばらくこのままね。いい匂いだよ、響香さん……くんかくんか……」
「い、いや、マジで、意味わかんないぃっ♡♡ 一佳って誰だよぉっ……♡♡」