男「『このノートに名前を書かれた女性はイク』……は?」 作:黒糖バス
男「『このノートに名前を書かれた女性はイク』……は?」
男「なんだこれ。童貞の悪戯か?」
男「こんなもの誰かに見つかったら可哀相な目で見られてしまう…」
男「……えーっと、なになに?『名前の後に絶頂するタイミングを書くとその通りになる』……ふむ」
男「『何も書かなければ40秒後にイク』」
男「『タイミングを書くと更に6分40秒、詳しい絶頂の状況を記載する時間が与えられる』よくできているな」
妹「兄さん」
男「うおっ!?」
男「なんだ、妹か。どうした?」
妹「ご飯です」
男「そ、そうか、すぐ行くよ」
妹「………」じー
男「どうかした?」
妹「……何をしていたんですか?」
男「……宿題」
妹「………」
男「まだ何か…?」
妹「……いえ。冷めるので早く来てください」
バタンッ
―――スタスタスタ
男「…焦った。全く、妹め」
男「無表情で何考えてるかわからないんだよっ。ばーか」
男「………。あんな妹でもイク時は表情を変えるのだろうか」
男「……………」チラッ
男「まあ、書くのはタダだしな」
男「『〇〇〇〇(妹の名前)』っと」
男「……。見に行くか」
―――スタスタスタ
妹「やっと来ましたか」
男「母さんは?」
妹「今日は帰ってこないそうです」
10……11……12……
男「いい匂いだな」
妹「兄さんの好きなカレーです」
男「楽しみだ」
20……21……22……
男「………」ゴクリ
妹「難しそうな顔してどうしたんですか?」
男「あ、いや、顔に何かついているぞ」
男(もし本当にイクなら、イキ顔を近くで見てみたいな)
31……32……33……
妹「(ゴシゴシ)……取れましたか?」
男「いや、まだだ。僕がとってやる」
妹「……お願いします」
男(相変わらず美人なのに無表情だな、コイツ)
36……37……38
男「よし、取れたぞ(さあ、どうなる?)」
妹「ん……。ありがとうござ―――ッッ?!!」
男(ま、まさか…)
妹「あぁっ……んはぁぁ……っ!」
男「妹?!どうしたんだ…?」
男(あの、妹の顔が蕩けてる……)
妹「あぁぁ……に、兄さんッ、いやだぁ……み、見ないでっ…!!」
男(すげえ……AV女優よりエロいぞ、これ)
妹「あぁ、あああ、イクっ…!イックゥウううう!!!!」
男「………」
男(これが妹のイキ顔……)
妹「……はぁ……はぁ……はぁ…」
男「………大丈夫か?妹」
妹「………ぅっ……ぐすっ……に、兄さん」
男「な、なんだ?」
妹「……お風呂に入って来るので……先に食べててください……」
男「わかった」
―――スタスタスタ
男「妹のイキ顔と泣き顔を見てしまった……」
【3時間後】
―――自室―――
男「このノートは本物だ…!」
男「これで、委員長やあの元気っ子のイキ顔も見放題……」
男「いや、それだけじゃない。アイドルや女優でさえ僕の思い通りにできる…!」
男「ふはははは。僕は女性に対して絶対の力を手に入れた…!」
妹「兄さん」
男「うひゃぁっ!?」
男「ノックくらいしろ、妹!」
妹「しましたが返事がありませんでしたので」
男「……それはすまん」
男「それで、なにか用か?」
妹「………さっきのことですけど」
男「……」
妹「……その、できれば忘れてください」
男「あ、ああ。わかった」
男(絶対忘れないがな)
妹「……私自身なんでああなったのかわからないんです」
男「欲求不満とか」
妹「ち、違いますっ!」
男「適度に発散させた方がいいぞ」
妹「セクハラですっ、兄さん」
男(おお。無表情だけど顔真っ赤だ)
男「これでも心配しているんだぞ?」
妹「………」
男「何か病気なら病院に行く必要があるしな」
妹「……それは、絶対嫌です」
男「まあ、『急にイってしまうんです』なんて恥ずかしくて言えんわな」
妹「………」
妹「病気なんでしょうか……」ショボン
男「本当に欲求不満じゃないのか?」
妹「………たぶん」
男「最近自慰したのいつ?」
妹「兄さん……」ジトー
男「ばっか!本気で心配しているんだよ!」
妹「………」
妹「…………昨日です」ボソッ
男 こいつでもオナニーするんだな
妹「………なにか言ってください」プイッ
男「気持ち良かったか?」
妹「ふんッ!」
男「ぐふっっ!!」
妹「もう兄さんには相談しませんっ」
男「じょ、冗談だ、ちょっと待て」
妹「まだ何か?」
男「昨日自慰したのにあんなことになるなんてやっぱりおかしい」
妹「…………」
男「そこでな、もしかしたら自慰のやり方が間違っているなんてことは無いか?」
妹「やり方、ですか?」
男「ああ。妹はどこで自慰を知ったんだ?」
妹「………その、偶然自分で」
男「ふむふむ。知らずに自分のアソコを触ってみたら気持ち良くなったってことか」
妹「………は、はい」
男「ならやっぱりやり方を間違えて覚えてしまった可能性があるな」
妹「……でも、これまではなんともありませんでした」
男「だからもうないと言うのか?」
妹「はい」
男「はぁ……」
男「甘いぞ妹。もしかしたら、さっきのが始まりで、明日から毎日同じことが起きるかもしれないんだぞ」
妹「それは……」
男「家ならまだいいな。だが学校でなったら?」
男「授業中に『イックゥウううう!!』って叫ぶのなんて俺なら死んでも嫌だ」
妹「なら、どうすればいいんですか?」
男「恥ずかしいかもしれないが友達に教えて貰え」
妹「……私にそんな友人いません」
男(勿論知ってるさ)
男「そうか……」
妹「………」
男「なら、僕に見せてくれないか?」
妹「? なにをですか」
男「妹の自慰だよ」
妹「兄さん…っ!」
男「待て待て。別に下心はないさ」
妹「信じられません」
男「信用ないな…」
男「僕は性描写のある漫画や小説を読むことがあるんだ。だから妹に正しい自慰を教えることもできる」
妹「………それでも嫌です」
男「そうか。まあ、今後起きないかもしれないしな」
妹「はい」
男「わかったよ。でも教えてほしくなったらいつでも言ってくれ」
妹「わかりました」
妹「では、もう帰ります」
男「ああ。さっき見たことも出来るだけ忘れるようにするよ」
妹「はい。ではおやすみなさい」
男「おやすみ」
バタンッ
―――スタスタスタ
男「行ったか」
男「成り行きとは言え面白いことになったな」
男「じゃあ書くか。―――『〇〇〇〇(妹の名前)。明日の午前最後の授業中。突然マンコに快感を覚える。その10分後に誰にも気づかれることなく静かに絶頂』―――こんなもんか」
男「ふふふ。明日が楽しみだよ」ニヤァ