あれから公園でリサ達と猫と戯れていた。お昼頃になったので、個人練習があるといって、友希那はスタジオに向かった。再びリサと二人っきりになる。
「よく見たらリサ、猫に似てるな、特に目付きとか口元。」
「そう?まあ、たまに言われるけどね」
「そのふわふわの髪とか、あそこの猫そっくりだ。」
他にも人懐っこい性格なんか似てるな。
そのあともリサとベンチで喋っていたが、リサもお腹がすいたのか、
「お昼、どこか食べに行かない?」
「そうだな、ちょうどお腹すいたしな。でもあんまりこの辺の店に詳しくないんだ。」
レディーをエスコートするのが紳士の務めだが、見栄を張っても仕方ない。リサならこの近所に住んでいるし、少なくとも僕よりは詳しいだろう。
「○○の良いところだよ、そういう、カッコつけないとこ。」
「まぁ、カッコっけなくてもカッコよくなるのが理想だけどな。」
そう付け加えておく。ファッションとか、流行とかを追っているようでは土台無理なのだろうけど。
流行を追うのは勝手だけども、その本質を見抜けていなければ
あっさり自分を見失いそうで危うく感じる。
しかし、型が無ければ型無しだ、という言葉どうり、行き過ぎた我流も良くないのが難しい所だ。
「カッコいいって、何なんだろうな。」
リサに聞こえないくらい小さな声で、そう呟いた。
そもそも自分にはカッコよくなろうとするのが分不相応なのかもしれない。
「○○は何が食べたいの?」
「パスタとか、かな。あんまり重いものもなんだし。」
「アタシもパスタ食べたい、って思ってた。気が合うね~」
そう言いながらスマートフォンを操作し、近くの料理店を吟味する。
一応年上何だし、今度廻らない寿司屋や個室の焼肉屋でも奢ってやろうかな、と思った。
家庭教師のバイトは実入りがよいので、大学生の身分でも、金だけは持っている。
「んじゃ、行こっか」
ベンチから立ち上がり、googleマップの指し示す座標に向かった。
目的の料理店は幸い空いていた。
お品書きを見ると、なるほどリサの選んだ店だ。特にパスタのバリエーションが豊富だった。゛鮭とホウレン草のパスタ゛が目についたので、それを注文することにした。大体パスタ系は量が少な目なので大盛にすることにした。
一方のリサは迷っているようだ。
いくつか候補は上がっているが、絞りきれない、といった所か。
「○○はどれにするの?」
と意見を仰がれた
「これの大盛。」
お品書きを指して言う。
「いいな~男子は、カロリー気にしなくてもいいから...」
お腹回りを撫でながらそう言う。僕から見ればリサは少し痩せぎみだ。世の女性はもう少し豊満な方が魅力的なのに、必死に体重計の数字を減らそうと努力する。
そうまでして減らしたいなら月に行けばいいのに、
と冗談半分に思った。
ついにリサも決断したようで、店員を呼ぶ。リサが何を注文するのか、と気になりながらも店員がやってくるのを待つ。
バレンタインの夜に妄想をしたためる大学生が、そこにはいた(二度目)。皆さんはガルパキャラの誰からチョコがもらいたいですか?是非感想にて聞かせてください。