※この作品はR-18です。

日菜との不貞   作:ランダウ

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母親

あの後、結局circleが閉店する時刻まで働いていた。

時刻は5時前。普段使わない筋肉を使ったので余計に疲れを感じる。休憩時間を除くと5、6時間は働いたのだろうか。

「それじゃああとはやっとくから、○○君は帰ってもいいよ~」

「わかりました。お言葉に甘えて失礼します。」

まりなさんにそう言われたので荷物をまとめて帰ろうとした。すると

「○○、お疲れ様~♪」

リサがスタジオから出てきた。

「あれ、Roseliaってさっき上がってなかった?」

と僕はリサに訊いた。

友希那たちは2時間前くらいにスタジオから出てきていたはずだ。

「アタシRoseliaの中じゃ下手だからさ、自主練してるんだ。」

下手、か。自分でもそういうんだからRoseliaの演奏レベルは相当高いんだろうな。

「リサ、頑張ってるんだな。」

気の利いた言葉が思い付かない。

「うんっ!だから頭撫でてよっ!」

他人に見られると怪しまれるので回りに人が居ないのを確認する。まりなさんは残りの作業で裏に行ったようだ。

「そんなに回りに確認してると何だか、イケナイ事してるみたいだね。」

「実際、年齢的にアウトだけどな。」

そう言って、リサの頭を髪型が崩れないように軽く撫でた。

「えへへ~、ありがとっ!」

リサは嬉しそうだ。そこで猫とたわむれた日のことを思い出した。頭を撫でられて喜ぶ様子など、やはりリサは猫ににているな、と思った。

「○○君~、リサちゃんにまで手出すんだね~。」

げ、まりなさん。いつの間に居たんだ、さっきまで居なかったのに。目が全然笑ってなくて怖い。

「い、いや、これはリサが...」

「言い訳しなくてもいいよ?紗夜ちゃんだけじゃ満足できないんだよね?」

そう言い残してまたまりなさんは作業をしにいった。

はあ。何だか今のやり取りだけで精神的に疲弊してしまった。

 

その後、いつものようにリサを家の前まで送り、リサと別れて家に帰ろうとした。するとリサの母親らしき人が玄関から出てきた。

「リサ、お帰りなさい。その人は?」

やはりリサの母親のようだ。

「ううん、友達だよ。名前は○○。」

するとリサの母親は驚いたようで、

「あら、てっきりリサの彼氏かと思ったわ!」

一応紗夜の彼氏なのだが、リサはそこまで言う気はないようだ。にしてもリサに似て美人な人だなあと思った。おまけに話し方も似ている。

「○○くん、リサを送ってくれてありがとう!お礼と言っては何だけど、ご飯食べていって!」

こうしてリサの家でご飯をご馳走される事になった。

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