「でさ~、○○はおねーちゃんとどんなコトしたの~?」
日菜はそう訊いてくる。コト、とはもちろん紗夜との情事のことだろう。
「そう言われてもな、日菜とするのと大差ないと思うけどな」
昼間から女子高生と際どい話をするのは流石にまずいので、うまくかわそうとする。
「え~、じゃあおねーちゃんに聞いちゃおっかな~♪」
日菜は小悪魔のような視線をこちらに向けてくる。
紗夜にバレるのは絶対にダメだ。日菜とまとめて地獄に送られる。もっとも女子高生に手を出している時点で僕の地獄行きは確定しているのだが。
「分かった分かった、話すから、紗夜に言うのは勘弁してくれ」
いい歳して、女子高生のいいなりになるのは屈辱的だが、命には代えられない。
「じゃあ教えてよ~、おねーちゃんとどんなエッチしたの?」
こうして、日菜に紗夜との情事を根掘り葉掘り聞かれたのだった。
「へぇ~、じゃあさ、あたしとおねーちゃん、どっちのおまんこが気持ちよかったの?」
話を聞き終わった日菜はそう言った。
おまんことか、もうちょっと控え目な表現があるだろうに。と言っても双子なんだし、似たような感じだった気がする。膣内の具合なんてそんなに覚えていない。
強いていうなら、紗夜の方は経験がなかったからか、締め付けが強かったってことくらいだ。
それも今朝シた時にはもう僕の肉棒に慣れていたが。そうして答えに困っていると、
「なんなら、あたしのおまんこ、今使ってもいいんだよ?」
公衆トイレの方を指しながら日菜は言う。
というか自分でおまんこ使うとか言うな。幸いな事に、今朝も紗夜の膣内に全て吐き出して来たので日菜の誘惑に耐えられない、ということはなかった。
「これからバイトなんだぞ、冗談はよしてくれ」
そう言う。すると日菜はすこしムスっとしな顔になる。
「えぇ~、いいじゃん~、最近シてなくて溜まってるのに~」
だからアイドルがそういうこと言うな。日菜はそれでも引き下がらず、腕をぐいぐいひっぱってくるが、お構いなしに日菜を引きずっていく。
それはまるでお菓子売り場で駄々をこねる子供を引っ張っていく親のようだった。
ねだるものがセックスじゃなかっから可愛いんだけどな。するにしても紗夜みたいにゆっくり時間をかけてやりたい。
「そろそろcircle着くから、この話は止めな、まりなさんに聞かれたら即クビになってしまう」
日菜は多少の聞き分けはあるようで、不機嫌そうながらも話を止める。時計で時刻を確認すると、バイト開始の10分前で、大体予定通りだ。今日はパスパレの練習があるのでここで日菜とはお別れだ。
「日菜、バンド練がんばれよ」
日菜に軽くそう言う。
「またね~、○○、またセックスしようね~♪」
日菜は特大の爆弾を置いていった。circleに入り、まりなさんに挨拶する。
「おはようございます、まりなさん」
「おはよー!、日菜ちゃん、いかがわしいこと言ってなかった?」
安定のまりなさんの地獄耳だ。早く難聴になってしまえばよいのに、と思う。
「い、言ってませんよ、日菜は。そろそろ啓蟄ですし、節句とでも言ったんじゃないですか?」
適当に誤魔化すが、それでもまりなさんは聴かなかったことにしてくれたようだ。
いつも通り大過なく午前の仕事は終わる。だんだん身体が社畜と化しているのは大過だが。するとちょうどスタジオから出てきた女の子がこちらにやってくる。
「あの、○○、ちょっといい?」
その白髪の美少女は、この間公園で会った友希那だった。