「ふぅ...」
湯船に身体を沈ませながらため息を着く。
この一時が格別だ、と最近思う。きっと精神的に疲れているのだろう。暖かいお湯に体がほどけていくようだ。いつもより少しぬるいのが物足りなかったが、リサのためだ、気にしないことにする。
リサ。 そう口にしてみると料理中のリサの後ろ姿を思い出す。まだ生足位しか生で見ていない。
エプロンの上からだとスタイルはともかく胸の具合はあまり分からなかったな...。あぁ、リサが泊まっていくのなら服を貸してやらないとな。パジャマは問題ないが、下着はどうしようか。まぁ流石に用意してあるだろう。そこでガチャリ...と扉の音がする。普段独り暮らしなので心臓が跳ねるようだが、リサがいることをすぐに思い出した。
「ちょっと歯、磨くから洗面器借りるね。」
「あぁ。それと、着替えはタンスの中のやつを適当に着てくれ。
...流石に下着は持ってきてるよな?」
一応確認しておく
「あぁ、うん、そりゃ持ってきてる。」
磨りガラスの扉にリサが透けて写る。ポニーテールをほどいて髪を下ろす。服を脱いでいるように見える。
「なぁリサ、歯を磨くのに服を脱ぐ必要はあるのか?」
「そりゃ、今から風呂に入るんだから、当たり前じゃん♪」
あぁ...。何となく予想していた答えが返ってきた。これならいっそ、リサが全裸で歯を磨く、露出狂であってくれた方がましだ。ガチャリと今度は浴室のドアの音がした。リサがついに浴室に入ってきた。流石に気まずいので目逸らす。リサは僕と向かい合わせになって湯船に浸かる。幸い湯船は広いのでそんなに窮屈にはならないが、それでも不可抗力でお互いのからだに触れてしまう。
「...っ...。」
何で自分から入ってきたリサが赤面しているんだ、赤面したいのはこちらの方だ。
「...○○、全然赤面しないね...慣れてるの?」
「あぁ、慣れてるさ。日菜とあれだけ乱交したんだ、裸位見慣れるよ。」
あえて正直に言葉を濁さずに言った。どんどん赤面していくリサが何だかおもしろく思えてきたからだ。
「ふ~ん、つまんないの。...ところでどう、アタシのカラダ。特にこことか。」
リサは自分の胸を寄せあげて言う。
「まぁ、紗夜や日菜よりは大きいって所じゃないの。」
「素直に褒めなよ、そこは..w」
胸にやった手を下ろし、それでも多少機嫌が良くなったみたいだ。
「所でさ、いつになったら歯、磨くんだ?」
歯みがき粉のついた歯ブラシは置かれたままだ。
「あ、イイコト思い付いちゃった...♪」
なぜかイタズラを思い付いたような顔をしたリサを見て、それが日菜と被って見えてしまったのだった。
リサは主人公にとっての何なんだ、と聞かれると当惑する。僕の脳内のリサがそう振る舞っているだけで、役を持たせてそれらしい行動、思考をしてもらっている訳ではないからです。