※この作品はR-18です。

ToLOVEるの世界に降り立った狼   作:シャチ猫

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お待たせしました。
第九話です。

第九話は、前半新しく書き加えました。
前の第九話同様、エロシーンはなく、戦闘描写も少ししかありません。

それでは、どうぞ!


第九話

ララside

「んんっ・・・」

 

何か温かいもので包み込まれているような感じがして、目が覚めた。

見ると、目の前に海翔の顔があった。

温かいのは、海翔が私を抱きしめていたからだった。

 

「ふふっ、可愛い♪」

 

いつもはかっこいい顔の海翔でも、寝ている顔は何だかあどけなくて可愛かった。

 

「んっ」

 

私は海翔の首元にうずめるように近づいた。

海翔と一緒に寝るって、すごい幸せだな・・・♡

 

すると、海翔の瞼がピクッと震えて、海翔の目が開いた。

 

「おはよう、海翔♪」

 

「ああ、おはよう、ララ」

 

海翔は私の髪を撫でながら言った。

 

「体は平気か?どこか痛いとか」

 

「大丈夫、何ともないよ」

 

昨日、初めてえっちした。

王宮でも習っていたけど、具体的にはどんな感じなのかよく分からなかった。

でも、初めてして、最初は痛かったけど、次第に頭がふわふわしていくような感じで、えっちってこんなに気持ちよかったんだって思った。

それ以上に、好きな人とするえっちって心が満たされるような、そんな気持ちだった。

 

「なら良かった」

 

海翔は抱きしめる力を強めた。

 

「暑くないか?」

 

「ううん。すごく温かいよ」

 

えへへっ、ほんとに温かい・・・♪

 

「ねぇ海翔・・・また今度しよ・・・♡」

 

自分で言うとなんか恥ずかしい・・・///

 

「ああ、しような」

 

海翔は微笑んで、私にちゅーした。

えへへ、おはようのちゅー・・・♡

ララside end

 

 

 

 

 

 

海翔side

初めてララとセックスした次の朝。

ベッドでララとまどろんで、学校に行くために起きることにした。

 

ペケは今ララの部屋にいるので、ララには俺のジャージを着てもらい、部屋に行ってもらった。

俺もベッドから降りて、着替えようとした。

 

『ララともうしたなんてね』

 

その時、ラルヴァが話しかけてきた。

 

『宇宙のお姫様と恋人になるなんて、いよいよ規模が大きくなったわよ』

 

「分かっているよ。だから、今以上に強くならなきゃな」

 

ララを狙うどんな奴でも守れるように強くなる。

俺はそうララに誓ったんだ。

 

『なら、さらに鍛えないとね』

 

「ああ」

 

誓いを新たにした。

 

着替え終えて、1階に降りて、朝食の準備をした。

作り終えると、ララが降りてきて、彩南の制服に着替えていた。

頭にペケがいるから、ペケにやってもらっているようだ。

 

「すごく、美味しそう!」

 

ララが俺の料理に目を輝かせていた。

 

「よし、食べるか」

 

「うん!」

 

俺とララは席に座って、朝食を食べた。

朝食を食べ終え、学校へ行く準備を終え、玄関を出た。

 

ララと並んで登校していると、リコが歩いていた。

 

「あっ、リコー!」

 

ララの声で、リコがこっちに振り向いた。

 

「海翔、ララ。おはよう」

 

「うん!おはよー!」

 

「おはよう、リコ」

 

リコ一人なら、丁度いい。

話さなきゃな。

 

「リコ、伝えなきゃいけないことがある」

 

「何?」

 

「ララのことだ」

 

「・・・もしかして」

 

リコは察しがついたみたいだ。

 

「ララは俺の恋人になった」

 

「やっぱり・・・ていうことは、もう・・・?」

 

「ああ、昨日の夜な」

 

リコはセックスしたことも察しがついた。

 

「ララは私と唯のことは知ってるの?」

 

「ああ、それも伝えてある」

 

「そうなんだ・・・ララ、私と唯は海翔の恋人だけど、本当にいいの?」

 

「うん!みんなが海翔のことが大好きなら私はそれで幸せだよ!」

 

ララは満面の笑みでそう言った。

 

「そっか・・・じゃあ、これからもよろしくね、ララ」

 

「よろしくね、リコ!」

 

リコにララのことを伝え、そのまま一緒に登校した。

ララは鼻歌まじりに先に歩いていた。

 

「ねぇ唯には、どう言うの?」

 

「それは俺から説明するよ」

 

「そう・・・。にしても、高校入ってもう増やすなんてね」

 

隣で歩いていたリコが少し頬を膨らませながら言った。

 

「まあ、その、なんだ・・・」

 

俺は苦笑いを浮かべ、しどろもどろになってしまった。

 

「でも、前に唯と言ったと思うけど、海翔が女の子を誰彼構わず手を出すことは絶対しないって信じてるから」

 

リコはまっすぐ俺の目を見ながら言った。

敵わないな、リコには。

 

「ありがとう、リコ」

 

「うんっ」

 

リコは微笑んだ。

 

「あ、でも・・・」

 

リコは俺に近づき、頬にキスをした。

 

「ララばかりじゃなくて、私と唯のことも忘れないでよね?」

 

頬を赤らめて上目遣いで言った。

 

「もちろん、分かってるよ」

 

俺はお返しにリコのおでこにキスをした。

リコはうれしそうにうなづいた。

 

3人で登校し、現在は体育の時間。

男子と女子で別れており、男子はサッカー、女子は短距離走を行っている。

俺はディフェンスを任されている。近くには猿山もいた。

中々こないなあと立っていたら、相手チームがやってきた。

 

「猿山―!鈴村―!絶対にそこで止めろよー!!」

 

「おう、任せとけ!!」

 

味方のチームメンバーが俺たちに指示を出し猿山が意気込む。

さて、俺もやりますか。

俺はボールをもっている相手のオフェンスまで走っていき、相手を通り過ぎた。

 

「はっ、何やってんだ鈴村!!ボールはこっちに・・・・」

 

相手は足元を見るとボールがなかった。

ボールは俺が通り過ぎ際にボールを奪ったのだ。これも魔戒騎士の身体能力でなせる業だ。

俺はそのまま相手チームのゴールに向かった。相手チームのディフェンドが立ちはだかったが、ボールを取られることなくゴールまで近づいた。

そして、渾身のシュートを放ちゴールを決めた。

 

「ふぅーこんなもんか」

 

やっぱスポーツって楽しいな。

俺は自分の陣地に帰って言った。

 

「やったな海翔!」

 

「鈴村、やっぱお前すげぇよ!」

 

猿山をはじめとした味方のチームメンバーが俺に賞賛の声を言ってくる。

その後も終了時間までサッカーを行った。

 

 

 

三人称side

一方こちらは女子の方。

ララが100m走を行おうとしていた。

スタート地点に構えていてその横にはスターターがいた。

 

「よーい、ドン」

 

「ほっ!」

 

スターターがピストルを鳴らした瞬間、ララは走り出した。

だが、普通の人とはちがいギャウッ!!と砂煙が舞うほどのダッシュをした。

ゴールをしてタイムを計っていた女子が信じられないような顔をして記録を言った。

 

「ひゃ・・・100m・・・・じゅ、10秒09」

 

「うそ?計り間違いでしょ!?」

 

「そ・・・・そうよね」

 

周りの女子は騒然とした。

100mを10秒台で走る人なんて、そうそういないからざわつくのも無理はない。

だから、計り間違いに違いないと思った。*1

 

「ララさん本当に何者よ?」

 

「アハハハ・・・・」

 

唯もララの走りを見てとても驚いた顔をした。リコはララの正体を知っているので引きつった笑いをしていた。

 

『ララ様。どーもまだ力を抑えた方が良さそうです』

 

「む~~~~」

 

騒いでる女子を尻目にペケとララはそんな会話をしていた。今の走りは抑えた方だったらしくそれでもまだ抑えた方がいいとペケがララに言った。

ララは銀河の頂点に立っている王の娘であるから、身体能力がずば抜けて高いのである。

 

「ちょっとーあの娘マジですごくない?ねえー春菜?・・・・春菜?」

 

ウェーブのかかった小麦色のショートカットの美少女【籾岡里紗】が周りの女子と同じ反応して春菜に声をかけた。

しかし、当の本人は全く違う方向を向いて聞いていなかった。

春菜は男子のサッカーの様子をじっと見ていた。正確にはサッカーをしている鈴村を見ていた。

すると、突然______

 

 

ムニュ♡

 

 

「ひゃっ!?」

 

「もーっ、どうしたの春菜?」

 

「最近ボーっとしていること多いよ春菜~~~!!」

 

籾岡が春菜の胸を後ろから鷲掴みした。

それと合わせるかのように黒のツインテールで眼鏡をかけている【沢田未央】がやじる。

 

「さては、好きな男でもできたか?」

 

「わかった佐清先生でしょ?カッコイイもんねー」

 

「そ、そんなんじゃないって~~」

 

籾岡と沢田は春菜がボーっとしていることを好きな男がいるとからかっていた。

春菜は2人のからかいを焦った様子でごまかした。

 

そして、時間が過ぎ体育の時間が終わった。

 

「今日はここまで」

 

甘いマスクと爽やかな容姿をした【佐清】が終わりのあいさつをした。

 

「西連寺、今日昼休み部室まで来てくれないか?」

 

「は、はい分かりました。」

 

佐清が西連寺に頼みごとをすると春菜は了承した。

そのまま春菜は着替えるために更衣室に行った。

春菜の後ろ姿を見て、佐清はペロリと上唇をなめ不敵な笑みを浮かべた

三人称side end

 

 

 

 

体育の時間が終わり昼休み。俺は自分が作った弁当を自分の席で食べようとした。

俺の席にはリコ、唯、ララがいた。

 

「楽しみだな~海翔のお弁当♪」

 

「確かに海翔君の料理っておいしいわね」

 

「うん。海翔って美柑と同じくらい料理うまいよね」

 

「そうか?そう言われるとうれしいよ」

 

4人で食べようとした時、ラルヴァが俺に伝えてきた。

 

『(海翔、不穏な気配を感じるわ)』

 

「(何?どこでだ?)」

 

『(外の部室の方よ)』

 

まさかララを狙う宇宙人か?学校に来てまで狙ってくるとは・・・・。

 

「すまん。俺ちょっと先生に用があったのを思い出したから先に食べててくれ」

 

俺は3人にそう言って密かにラルヴァを連れて教室を出て外の部室に急いだ。

ラルヴァの案内に従って来たのはテニスの部室にたどり着いた。

 

「ここか?」

 

『ええ、そうよ』

 

俺は警戒しながらドアを開けた。

そこにいたのは、触手で身体中を絡められて気を失った春菜がいた。

 

「春菜!?」

 

「ほうー、もう気が付いたか。鈴村海翔」

 

春菜の傍らにいた男が振り返りながら俺に言ってきた。

その顔は体育教師の佐清だった。

 

「なんであんたが・・・・まさか」

 

俺は魔導ライターを出して魔導火をつけた。

すると、佐清の瞳がララと全く同じ変化が現れた。

 

「お前宇宙人か」

 

「俺の擬態までも見破るとはな。はぁあぁあァ!」

 

佐清がそう言うと、顔が変化した。

その顔は舌の長い爬虫類みたいな顔になった。あれがあいつの素顔か。

 

『気持ち悪い顔ね』

 

ラルヴァが引いた様子でそう言った。俺もそう思うよ。

 

「そう。俺は佐清の顔を借りただけ。人型に擬態するのは神経使うぜ」

 

宇宙人はそう言ったが、俺としてはこいつの事情なんてどうでもいいし、微塵の興味もない。

 

「それで、お前は春菜をどうするつもりだ?」

 

「この女に用はねぇ。あるのはお前だ、鈴村海翔」

 

「俺?」

 

「そうだ。俺の名はギブ・リー。鈴村海翔、ララから手を引け」

 

なるほど。こいつもララの数ある婚約者候補の1人ってわけか。

 

「じゃなきゃこの女がどうなるか知らねェぞ?」

 

そう言ってギブ・リーが手に持っていたリモコンみたいなものを操作して触手で春菜の上の体操服を破いた。胸は辛うじて見えてはいなかったが、谷間があらわになった。

 

「お次はもっと大変なことになるぜ?フシュー」

 

『何の関係もない人を人質にとって、それでララが振り向くとでも思っているの?』

 

「ふん。ララが振り向く振り向かないは関係ない。俺と結婚する。これは決定事項だ」

 

こいつ・・・・。どこまでも自己中なヤツだな。

俺も人のこと言えるような人間じゃないが、こいつのやり方は反吐が出る。

俺が久しく抱いていなかった怒りに体が震えている。

 

「さぁどうする?」

 

「どうするだと?そんなもの決まってる」

 

俺はギブ・リーを睨んだ。

 

 

 

 

「貴様を倒す」

 

 

 

 

ギブ・リーがビクッと体を震わせかと思うと、リモコンを操作しようとした。

俺は瞬時にギブ・リーに詰め寄り、リモコンを持っている手首にチョップしてリモコンを手放させ、そのままみぞおちに蹴りを入れた。

 

「グェッ!!」

 

ギブ・リーは壁にぶつかりそのまま気を失った。

すると、だんだん体が小さくなっていった。何だコイツ?

 

「海翔ー♡こんな所にいたんだー♡」

 

「海翔こんなところで何してるの?」

 

そこへララとリコが部室に入ってきた。

 

「ララ、こいつギブ・リーって奴らしいけど知っているか?」

 

「えっギブ・リー?こんな体じゃなかったはずだけど」

 

どうやらララが知っているギブ・リーとは違うらしい。

 

『おや、これはパルケ星人じゃないですか』

 

「何それ?」

 

『優れた擬態能力を持ちますが肉体的には極めてひ弱な種族ですぞ』

 

だから蹴り一発で倒れたのか。どうりで弱いわけだ。

俺が納得していると。

 

「は、春菜!?」

 

リコが春菜の姿を見て驚いていた。

 

「な、何で春菜がこんな風になってるの!?」

 

「それはな__________」

 

俺が事の顛末を話した。

 

「大事なトモダチを人質に使うなんて!だからギブ・リーはキライだったんだよ!!」

 

ララがギブ・リーを見ながら怒った。

どうやらララは元々こいつのことがキライだったらしい。

 

「こんなやつ早く地球から追放しちゃおう!」

 

ララがそう言ってどこからか出した≪じゃーじゃーワープ君≫なる洋式トイレ型の発明品を出してギブ・リーを流した。

 

「それより春菜をはやく降ろそう。リコ、ララ手伝ってくれ」

 

「わ、分かった」

 

「うん」

 

俺たちは春菜を触手から解放するために、春菜の傍に行った。

 

『気持ち悪い触手ですねー』

 

『同感ね。こんなものまで使うなんて、気色悪い宇宙人だったわね』

 

ペケとラルヴァは嫌悪感を隠すことなく言った。

まあ俺も同じ気持ちだかな。

 

「俺が触手を斬るから、2人で支えてくれ」

 

リコとララが春菜を体を左右で支えて、俺が天井から伸びている触手を魔戒剣で斬った。

そして、春菜をロッカーにもたれさせた。破られた服は、ペケによって修復した。

 

「そう言えば、2人ともよく俺がここにいるって分かったな?」

 

「ララが海翔の鞄を見てラルヴァがいないことに気がついて、それで何かあったのかなって思って探したんだよ」

 

なるほど。ララって意外に観察力高いな。

 

「よし、俺は先に教室に戻るから2人で春菜を保健室に連れてってくれ」

 

「えっ?」

 

「貧血で倒れたって言うんだぞ。間違ってもギブ・リーの事は言うなよ」

 

「うん、いいけど・・・・海翔は一緒に行かないの?」

 

ララが不思議そうに俺に言った。

 

「3人で付き添いなんて変だろ?それに俺は腹が減ってるから早く食べたいんだ。じゃあな」

 

俺は2人にそう言って部室から出て教室に戻った。教室に戻って弁当を食べた。

 

 

 

 

春菜side

「う・・・んん・・・・」

 

あれ?ここは・・・・。

気がついて目に入ったのは白い天井だった。

 

「あっ春菜?」

 

「目が覚めた?春菜」

 

「リコさん・・・・?ララさん・・・・?」

 

横にはリコさんとララさんがいた。

周りを見ると、保健室にいることが分かった。

私はベッドから上半身だけ起き上がった。

確か佐清先生に呼ばれて部室に言ったら・・・・あれ?その後どうしたんだっけ?

私はそのあとの記憶がないことに疑問を抱いて、私がどうしてここにいるかリコさんとララさんに尋ねた。

 

「私どうしてここに・・・・」

 

「春菜テニス部の部室の近くで倒れていたんだよ」

 

「貧血って先生言ってたよ」

 

「貧血・・・・?」

 

私何で貧血なんて・・・。疲れてるのかな?

 

「リコさんとララさんが私を見つけてくれたの?」

 

「ううん、違うよ」

 

「えっ?じゃあ誰が」

 

「春菜を助けたのは海翔だよ!」

 

「え・・・海翔君が・・・・?」

 

「(ん?“海翔”君?)」

 

海翔君が助けてくれたって聞いて胸がトクン・・・と心臓が高鳴った。

海翔君・・・・やっぱり優しいだね。

私は自然と笑みが浮かんだ。

今度絶対にお礼を言おう。私は心に決意した。

その後ララさんが私が無事だと分かり私に抱き着いて、リコさんがララさんに注意をした。

 

 

 

 

「(まさか春菜も・・・・。もう海翔フラグ立てすぎだよ)」

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、ギブ・リーはザスティンの宇宙船に飛ばされていて風呂に入っていたザスティンの所に現れ、ザスティンが大騒ぎしたのはまた別の話である。

 

*1:
※ちなみに、高校1年生女子の100m走平均タイムは16.1~18.5秒である。




いかがでしょうか。

前の九話とそんなに変わっていないですけど、楽しんでいただけたら幸いです。

それでは、次回!
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