※この作品はR-18です。

ToLOVEるの世界に降り立った狼   作:シャチ猫

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以前、投稿した十二話です。

それでは、どうぞ!


第十二話

臨海学校に向かって行くバスの中。

俺は猿山の隣に座っている。

 

「海翔、菓子食うか?」

 

「お、サンキュー」

 

猿山から菓子をもらう。

 

他の連中も菓子を交換し合ったり、楽しく雑談している。

ララは春菜の隣に座って楽しく会話していて、唯も友達と楽しく雑談している。

 

やっぱ楽しいな、こういうの。

 

それから時間が過ぎバスが旅館に到着し、バズから降りた俺らは校長を先頭に旅館に入っていった。

入ってきた旅館のエントランスに女将さんと中居さんが出迎えてくれた。

猿山などが美人女将だっ!!と騒いでいた。

 

「高美ちゃーーーん♡会いたかったよーーー♡」

 

校長が高美という女将さんに抱き着こうと走ったら、女将さんは右手で正拳突きの如くパンチし、校長の顔面に突き刺した。

 

「相変わらずつれないなぁ高美ちゃん」

 

「こちらが大広間でーす」

 

鼻血を出している校長を無視し、女将さんは俺たちを≪福寿の間≫と言う大広間に案内した。

大広間で俺たちは座っていて、1番前には先ほど鼻血を出していた校長が何事もなかったかのようにマイクを握ってしゃべっていた。

 

「えーーーー今日から三日間の臨海学校!!みんな自然と大いに触れ合って楽しい思い出を作ってください!!というわけで、今夜さっそく恒例の肝試し大会があります!!お楽しみに~~~~~!!」

 

校長がそう言うと、また女将さんに抱き着こうと飛びついた。

 

「ねぇーーーー高美ちゃん♡」

 

女将さんは今度は左手のアッパーカットを校長にお見舞いし、校長は上に跳ね上がった。

 

「この臨海学校・・・校長があの女将に会いたいための企画なんじゃ・・・?」

 

「ありえるな」

 

俺の言葉にさすがの猿山も頬に汗ながして同調した。

校長のあいさつが物理的に終わり、俺らはそれぞれの部屋に移動した。

部屋には俺、猿山、男2人の4人部屋だった。

 

「んじゃ、さっそく風呂に行くか」

 

「そーだな」

 

猿山の言葉に男の1人が頷いた。俺もそろそろ入りたかったので一緒に入った。

そして、≪男≫と書かれた暖簾をくぐり、浴衣を脱ごうしたら、猿山とクラスの男子が何やら笑っていた。

 

「女子も今頃入ってんだろうな~~~~~」

 

「とすれば、ここは男としてやっておくべきかね?」

 

「おう、もちろんだ!」

 

猿山たちがどこかに行こうとしていた。

 

「おい、お前らどこに行く気だ?」

 

俺は猿山たちを引き留めた。

いや、何となく想像はつくがな。

 

「い、いやートイレに行くんだよ」

 

「お、俺も」

 

「そうか」

 

そう言って脱衣所から出ようとしていた。

 

「ああ、そうだ。お前ら」

 

俺は2人を呼び止めた。

2人はビクッと肩を揺らせ、止まった。

 

「ないとは思うが、トイレに行かずに女湯に覗きに行こうなんて思っているなら・・・・」

 

俺は右手の骨をゴギゴギッと鳴らした。

 

 

 

 

 

「どうなるか分かってんだろうな・・・?」

 

 

 

 

睨みをきかせ、怒気を込めた言った。

 

「・・・あ、あー。今トイレは近くないな。よし、風呂に入ろう。な?」

 

「そ、そうだな。やっぱり旅館と言ったら風呂だもんな」

 

2人はUターンし、着替えて風呂に行った。

全く・・・。

俺も男だから気持ちは分かるが、今は多分リコと唯、ララが入っているはずだ。

俺の恋人の裸は、俺以外に誰にも見させるつもりはない・・・!!

 

俺も着替えて、大浴場に入った。

体を洗い、温泉に浸かった。

 

「ふぅーーー・・・・」

 

俺は久しぶりの温泉に足を伸ばしていた。

本当にいい湯だな。日頃の疲れが流れていく感じだ。

そんなことを思いながら、俺は温泉を堪能した。

 

そんな時。

 

「キャーーーーーのぞきよォーー!!!」

 

隣の女湯から叫び声が聞こえてきた。

まさか・・・・。

 

俺は辺りを見ると猿山たちはちゃんといた。

じゃあ、他の奴らか?

 

「こんな所に校長がいるーーーーー!!!」

 

・・・なんだと?

 

その後、殴るような音が響いた。

恐らく校長が女子たちに袋叩きにあっているのだろう。

 

あの校長・・・!

覗きに行ったこともそうだが、恋人の裸を見たなら、必ず沈めてやる・・・・ッ!

 

 

 

 

 

 

 

リコside

私たちは露天風呂で温泉を堪能していた。

久しぶりの温泉・・・・やっぱり温泉っていいなぁ・・・・。

 

「気持ちいぃぃ・・・・」

 

「そうね。確かに気持ちいいわね」

 

隣に座っている唯も私の言葉に同調した。

すぐそばには、ララと未央もいた。

 

「えーーララちぃ肝試し知らないの!?」

 

未央の声に私と唯は反応して、ララと未央の会話に参加した。その声につられて、春菜と里紗も私たちの所にきた。

 

「どうしたの?」

 

「ララちぃが肝だし知らないって言ってさ。でも海外生まれだからしょうがないか」

 

唯が未央に聞くと、ララは肝試しを知らないと言った。

まあ宇宙人だからね、ララは知らなくて当然か。

 

「うん!キモダメシってなんなの?」

 

「まあ分かりやすく言うと、男女ペアで暗い夜道を歩いて目的地を目指すゲームみたいなものだよ」

 

「え?夜道を歩くだけなんて簡単でしょ?」

 

未央の説明にララが疑問の声を出した。確かに歩くだけなら簡単だけど、肝試しはそうはいかないんだよね。

 

「歩くだけじゃなくて、夜道の行く手を阻むオバケたちが_____」

 

「うらめしや~~~ってね・・・・」

 

未央の説明を繋げるかのように、里紗が声を低くして言った。

里紗の言葉に春菜はビクッと体が震えた。そういえば春菜って・・・・。

 

「やめなさいよ。脅かすのは」

 

「あははーごめんごめん。ま、オバケ役はもちろん人だけどね」

 

里紗の言葉に唯が注意した。里紗は笑顔で軽く受け流したけど。

 

「じゃさ、ここの肝試しのジンクス知ってる?」

 

「ジンクス?」

 

未央の言葉を里紗が繰り返した。この旅館にジンクス何てあったんだ。

私も興味がわいた。春菜も唯も同じだったらしく、未央の話を聞いた。

ララは全く聞いていないけど。

 

「なんでもこの臨海学校の肝試しで最後までたどり着けたペアは必ずその後結ばれてカップルになっちゃうんだって!!」

 

「え~~~ウソ~~~!?」

 

「マジだって!!去年も一昨年もこれでカップルが成立したらしいよ!」

 

里紗のマジィ~~~!?ていう言葉に未央は説明した。

ジンクスの話を聞いて、私と唯は目を合わせて苦笑いをした。

私と唯、もう恋人がいるんだよねぇ・・・・。しかも同じ人。

もしペアになったとしても、意味がなくなっちゃう。

それはララにも言えることで、ララも海翔の恋人であるからだ。

最もそれを公にするつもりはなく、ララにも一応釘はさしてある。

 

まあそれ抜きにしても海翔と一緒にいたいというのはあるけどね。

 

一方先ほどから鹿威しを興味深そうに見ていたララが、顔だけこちらのほうを向いた

 

「キモダメシっておもしろそーだね、楽しみー」

 

そう言いながら、尻尾をフリフリと揺らしていた。

それを凝視する里紗、未央、唯。

すると、里紗が尻尾のことで未央に話しかけた。

 

「ねぇララちぃの尻尾・・・直に生えてるっポクない?」

 

「まさかァ・・・・きっと海外の巧妙なアクセサリーよ」

 

唯も疑問に思ったのか、私に話しかけたきた。

 

「リコさん・・・・あれ本当にアクセサリー?海翔君もそう言ってたけど、私はそうは思えないわ」

 

「う、うん、あれはアクセサリーだよ。海翔も普段からつけてるって言ってたし」

 

唯の言葉に私はごまかした。宇宙人ってばれちゃまずいからね・・・・。

 

「春菜もそう思うよね?・・・春菜?」

 

未央が同調を求めようと春菜に声をかけたが、春菜はなにやら深刻そうな顔をしてうつむいていた。

すると、里紗が

 

「もーーー何ボーーーーーっとしてんの春菜~~~~~」

 

春菜の後ろに近づき、手を下腹部に当てた。

 

「キャーーーーー!!」

 

春菜は突然のことで叫び声をあげた。

 

「キャハハ春菜びっくりしすぎー」

 

里紗は春菜の反応みてケタケタ笑っていた。

何してる全く・・・・。唯もあきれた様子だった。

 

すると1人の女子が叫び声をあげた。

 

「キャーーーーーのぞきよォーー!!!」

 

叫び声に反応して見ると、桶が積まれているすぐ後ろに水中メガネとシュノーケルとつけた校長がいた。

 

「いや~~私はただ見張りを・・・」

 

何か言ってる校長を無視して、女子は校長をボコボコにした。

 

全く何やってるのあの校長は!?

私の裸を見ていい男は世界中・・・いや宇宙中で海翔だけなんだから!!

リコside end

 

 

 

 

風呂に入り終わり、俺たちは外に集まっていた。

 

「さて!!では今から肝試しペアをくじ引きで決めまーす!!」

 

相変わらずのハイテンションで言う校長。ただ顔がパンパンに腫れていた。

どうやら女子の制裁によるダメージが残っているらしい。

 

・・・だが、俺は許したつもりはなく、別で制裁する気だ。

 

それにしても肝試しか・・・・。正直俺はさっと寝たいんだが、全員参加らしいのでとりあえず参加している。

 

「各クラス男女それぞれでクジを引き、同じ番号同士がペアでーす!!」

 

校長の話を聞き、俺たちはそれぞれのクラスの所行き、箱の前に1列に並んだ。

周りは次々と決まっていた。

 

「よっしゃ!!結城よろしくな!!」

 

「う、うんよろしくね(本当は海翔と一緒がよかったな)」

 

「古手川よろしく!!」

 

「え、ええよろしく(海翔君とがよかった・・・・)」

 

見ると、リコと唯もペアが決まっていた。そうこうしているうちに、俺の番になった。

引いてみると、13番だった。

 

「あっ、海翔13番なの!?やった私とおんなじぃー♡」

 

声をかけてきたのは、胸元にペケがいたララだった。ララの手には13と書かれた紙が握られていた。

 

「ララも同じ13か?」

 

「うん!!」

 

そうして待ってると、俺たちの番になった。

 

「やっと私たちの番だね!」

 

「ああ」

 

俺が提灯を持ってララと並んで歩いていた。

 

「うわ~真っ暗だー」

 

「この道を500m進んだ先にある神社の境内がゴールだとよ」

 

しばらくララと歩いていると、前から何やら騒ぎ声が聞こえた。

 

「わーーーー!!!」

 

「キャーーーー!!」

 

何だ?俺が不思議がっていると、前から先に行ったヤツらが走ってきた。

 

「おいおい・・・・何がどうなってるんだ」

 

そんなに怖-のか、この先?猿山も必死の形相で走ってきた。

不思議に思っていると、いつの間にかララもいなくなっていた。

 

「全く・・・・ラルヴァ、ララはこの先か?」

 

俺はララの行動に呆れ、ネックレスになっているラルヴァにララの気配を追えるか尋ねた。

 

『ちょっと待って・・・ええ、そうよ』

 

ラルヴァが言うと、俺は道に進んだ。

また、しばらく歩いていると、茂みがガサッと揺れた。

脅し役か?それともララか?と思ってみたら、春菜が座り込んでいた。

 

「春菜?どうした?大・・」

 

大丈夫か?と聞こうとしたら、春菜が抱き着いてきた。

 

「怖い・・・怖いよぉ・・・」

 

そういえば、春菜ってオバケとかそういう類苦手だっけ?

俺は安心させるように頭を撫でた。

 

「もう大丈夫だ。俺がゴールまでついて行くから」

 

「うん・・・」

 

俺は春菜と一緒にゴールに向かった。

 

「猿山と一緒だったのか?」

 

「う、うん。でも、オバケに驚いて私も猿山君も離れ離れになっちゃって」

 

「なるほどな」

 

猿山のやつ・・・・。女の子1人取り残すか?普通。

 

「海翔君はどうして1人なの?」

 

「ララのやつがどこかに行ってな」

 

「そうなんだ・・・・」

 

春菜とそんな会話をしている最中も、春菜は怯えていた。

春菜は早くにもこんな道出たいと思っているはずだ。

 

「春菜目をつむってろ」

 

「えっ?」

 

「怖いんだろ?俺がゴールまで連れて行くから」

 

「あ、ありがとう・・・・」

 

春菜は目をつむって俺の腕をつかんだ。

俺は春菜の歩くペースに合わせて、ゆっくり歩いた。

そうして、歩いているとゴールが見えてきた。

 

「春菜もうすぐゴールだ」

 

「ほ、本当?」

 

「ああ」

 

俺はそのまま歩いて行くと、ララがどこからかひょっこり現れた。

 

「あっ、海翔!春菜も!」

 

「ラ、ララさん?」

 

「お前どこに行ってたんだよ」

 

「オバケ役やってた!なんか楽しそうだったから♪」

 

ララが笑顔で言った。

全くこいつは・・・・。まあこいつが楽しそうしてるからいいか。

 

「ララも一緒に行くぞ」

 

「うん!」

 

ララも途中で加わり、俺たち3人でゴールした。

ゴールには校長と旅館の人がいた。

 

「ゴールおめでとーー!!今年の肝試し大会達成者はキミたちだけだ!!!」

 

「春菜ゴールしたぞ」

 

「ほ、本当?よかったぁ・・・・」

 

春菜にゴールしたと言うと、春菜はおそるおそる目を開けてゴール地点だと分かったとほっと胸を撫で下ろした。

 

「それで俺たちはどうすれば?」

 

「友達を待ってるなり、先に部屋に戻ったりして構わないよ」

 

校長がそう言った。

 

「こう言ってるけど、2人はどうする?」

 

「わ、私は里紗と未央を待とうと思うけど」

 

「私もリコと唯を待つよ」

 

2人はそれぞれ待つために、ここに残るらしい。

 

「じゃあ俺は戻るな。じゃあな、おやすみ」

 

「う、うん。じゃあね」

 

「おやすみー」

 

ララと春菜にあいさつをして俺はその場を後にした。

・・・だが、その前に。

 

「校長・・・いつか沈めますね」

 

「なんだい突然!?」

 

校長を通り過ぎる前に耳元でそう言った。

そして、俺は部屋に戻って行った。

 

 

 

 

春菜side

途中で猿山君と離れ離れになって森の茂みに座り込んで怖がっていたら、海翔君が現れた。

私は思わず海翔君に抱き着いてしまった。

海翔君は大丈夫って言いながら私の頭を撫でてくれた。

 

そのまま海翔君と一緒にゴールまで歩いたら、海翔君が怖いならゴールまで目をつむれって言ってくれた。私は海翔君の言う通りに目をつむった。

しばらく歩いていたら、ララさんの声がした。海翔君の声を聞くかぎり、ララさんも一緒に行くみたい。

そのまま歩いて行くと、ゴールについた。

ゴールに着いた途端、安心で体の力が一気に抜けたような感じがした。

 

私が里紗と未央を待つと言うと、海翔君が部屋に戻ると言って、旅館の方に行った。

その背中を見ながら、さっきのことを思い出していた。

頭を撫でてくれたり、腕にしがみついても嫌な顔をせずにそのまま連れて行ってくれた。

 

そのことで私は頬が赤くなる。

私怖かったからってあんな恥ずかしいこと・・・・。

でも・・・・すごくうれしかったな・・・・。

 

「春菜顔赤いよ?どうしたの?」

 

「え!?う、ううん何でもないよ!?」

 

ララさんの言葉に私は慌ててごまかした。

 

そのままララさんと一緒にみんなの到着を待った。

春菜side end

 




いかがでしょうか。

これで、修正したいところは完了しました。

それでは、次回!
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