※この作品はR-18です。

ToLOVEるの世界に降り立った狼   作:シャチ猫

16 / 24
お待たせしました。
第十五話です。

今回は、エロ要素なしの戦闘回です。
エロもそうですけど、牙狼要素も出さないと詐欺と思われてしまいます・・・・。

それでは、どうぞ!


第十五話

俺たちは今遊園地に来ている。

“たち”というのは、俺の他にララ、リコ、美柑、唯、春菜がいるからだ。

 

「今日は思いっきり遊ぼ―ねー!!」

 

ララがいつも以上に楽しそうな声をあげる。

 

「そうだね」

 

「うん、久しぶりの遊園地だからね!」

 

リコと美柑も楽しそうに言う。

 

「遊園地なんて何年ぶりかしら」

 

「私も小学校時以来かも」

 

唯と春菜は懐かしそうに言った。

 

俺はそんな5人の様子を後ろから見ている。

みんな楽しそうだな。かく言う俺も密かに楽しみにしている。

この世界に転生して遊園地なんて初めてだからな。

 

『(海翔って意外と子供っぽいのね)』

 

「(否定はできないな)」

 

ラルヴァとそんな会話をしていたら、ララが俺を呼んだ。

 

「海翔ーー何してるの?はやく行こうよーーー!!」

 

「ああ。分かってるよ」

 

俺はララに言われて55人のもとに行った。

 

「海翔今日はたくさん遊ぼ―ねー!!」

 

「臨海学校みたにはしゃぐな、どうしたんだ?」

 

今日のララは臨海学校に行ったときみたいにテンションが上がっていた。

俺は不思議に思ってララに聞いた。

 

「だって私ユウエンチって初めて行くだから楽しみなんだもん!それに・・・・」

 

「それに?」

 

 

 

 

「今日は海翔の誕生日だからね!いっぱい遊ぼ!!」

 

 

 

 

ララが満面の笑みで言った。

 

そう、今日8月3日は俺の誕生日である。

 

 

それで、なぜ遊園地に来ているかというと、遡ること3日前。

俺のケータイにリコから電話がきた。内容は遊園地に行こうという電話だった。

なぜ遊園地だと聞くと、この間リコと美柑とララがスーパーに買い物をしていたとき、3枚福引券をもらってやったら、当たったそうだ。

当たった景品は、彩南町からちょっと離れた町にある遊園地ペアチケットだった。

当たりを引いたこと自体奇跡だが、それを3人とも引くとはもはや奇跡を通り越してしまっていた。

すると、美柑が俺の誕生日も兼ねて行こうよと言ったそうだ。

リコに言われて、俺の誕生日が近くにあったなと思い出した。

その時リコに若干呆れられたが・・・・。

それは置いといて、行く日が俺の誕生日つまり8月3日、メンバーはいつものメンバーと聞いた。

そして3日後の今日、全員遊園地に来ている次第だ。

全員風邪とか引かなくてよかった。

 

俺たちは入場受付でスタッフにチケットを渡して、園内に入った。

 

「わぁーーーここがユウエンチかーーー♪あっ、あれ何―――?」

 

「ちょ、ちょっとララ、1人で行かないで!」

 

ララが好奇心の赴くまま先に走っていき、その後をリコが追いかけた。

 

「全くララさんは・・・・」

 

「あははは・・・・何だかララさんが1番はしゃいでますね?」

 

唯がララの行動に呆れていて、美柑は苦笑いをしていた。

 

「でも、ララさん、すごく楽しそうだね」

 

「まあ、ララは初めて遊園地に来たからな、はしゃぐのも無理ないか」

 

ララはこうゆう遊べる場所は行ったことないしな。

 

「海翔ー!みんなー!早く行こうよー!」

 

ララが向こうで俺達を呼んでいた。

 

「じゃあ、俺達も行くか」

 

俺の言葉に3人頷いて、ララとリコの所に行った。

 

それから俺達は色々なアトラクションに乗った。

 

 

久しぶりの遊園地は楽しかった。ジェットコースターなんて何年ぶりに乗ったことか。

俺たちは一休みするために、フードコートにいた。

 

「おもしろかったねー!」

 

「そうだな」

 

キッチンカーで売られていたポテトを食べながら、ララに言った。

 

「こんなに遊んだの、結構久しぶりかも」

 

「私もよ」

 

リコも唯も楽しそうにしていた。

 

「でも、ちょっと疲れちゃったかな」

 

「ですね。色々アトラクション乗りましたからね」

 

春菜と美柑は少し疲労したような顔をしていた。

確かに結構なアトラクションに乗ったからな。

疲れもするか。

 

「みんな、今日はありがとうな。すごく楽しかった」

 

「海翔が喜んでくれたなら、私もうれしいよ」

 

「私もうれしいよ、海翔兄ぃ!」

 

リコと美柑がうれしそうに言った。

 

「海翔、改めて誕生日おめでとう!」

 

「おめでとう、海翔君」

 

「海翔君、おめでとう」

 

ララ、唯、春菜からも祝福の声をもらった。

 

「ありがとう」

 

こんな楽しい誕生日は久しぶりだ。

 

『(誕生日おめでとう、海翔)』

 

「(ありがとう、ラルヴァ)」

 

ラルヴァからも祝福の声をもらった。

時刻を見ると、15時をまわっていた。

 

「さて、そろそろ帰るか」

 

「そうだね、もうすぐ夕方だし」

 

俺の言葉にリコが賛成した。

 

「む〜、もうちょっと遊びたかったな〜」

 

「あはは、また今度来ましょうよ」

 

少し不満気味なララを美柑がたしなめていた。

 

「あっとう間だったね」

 

「そうね。もう15時になっちゃうなんてね」

 

春菜と唯も帰る準備をしていた。

 

 

 

その時。

突如雲が何かに覆われて、夕焼けのオレンジから気味が悪い紫色に変わった。

 

 

 

「な、何!?何が起きてるの!?」

 

「ど、どうなってるんの!?」

 

突然のことで唯と美柑は混乱している。

 

「な、何?なんなの・・・!?」

 

春菜ともとても怯えている。

 

「これってまさか!?」

 

リコは混乱しているが見当がついている様子だ。

 

『ララ様ここら全体にバリアーが貼られているようです!!』

 

「バリアー!?」

 

ペケがララに言った。

 

「ラルヴァこれってまさか」

 

『ええ。宇宙人の仕業みたいね』

 

やはりな。こんな芸当できるのはこの世界だと宇宙人くらいしかないよな。

すると、辺りに男の声が聞こえた。

 

 

 

「フッフッフッフッ」

 

 

 

 

そこに現れたのは、乗り物に乗った角の生えた男がいた。

 

「やあ、ララよ」

 

「あなたは・・・ヘビン!!」

 

ララがその宇宙人に声をかけた。どうやらあの宇宙人はヘビンというらしい。

 

「何のつもりなの!?」

 

「何の?決まってる。お前を俺様のモノにするためだ」

 

やっぱりこいつもララの候補者だったのか。

こんな所にも現れやがって、ふざけたやつだ。

 

「べーーだっ!誰があなたの婚約者になるもんか!」

 

ララがあっかんべーとしながら、ヘビンの申し出を断った。

 

「ほー。俺様にそんな態度を取るか。ならば・・・」

 

すると、ヘビンが何かしぐさをしたら、頭部が黒い布に覆われた人が5人現れた。

まるで、≪牙狼≫に出てくる使人みたいだ。

 

「鈴村海翔!痛い目に遭いたくなければララから手を引け!」

 

黒布たちが俺を囲むように立ち、構えた。

 

「「「海翔君(兄ぃ)!!」」」

 

唯、春菜、美柑が声を上げた。

俺は周りにいる黒布を見た。

 

「囲まれたか」

 

『ピンチかしら?』

 

「そう見えるか?」

 

ラルヴァと軽口を叩いた。

 

「ララ、みんなを頼む」

 

「うん!任せて!」

 

「ちょ、ちょっとララさん!?海翔君が危ないわよ!!」

 

唯が声を上げた。

 

「大丈夫だよ!海翔はすごく強い騎士だから!ね、リコ!」

 

「そ、そうだね」

 

「き、騎士?」

 

「ど、どういうこと、リコ?」

 

春菜と美柑はララの言葉の意味が分からなかった。

 

「とにかく大丈夫だよ!海翔、こっちはバリアを張っておくから!」

 

「ああ、分かった」

 

これで気兼ねなく戦えるな。

 

「ふん!たかがひ弱な人間に何ができるってんだ!!行け!!」

 

ヘビンが黒布に指示を出し、俺に向かってきた。

黒布の1人が、パンチをしてきた。

それを顔を横に倒して躱し、左手で掴んだ。

右肘を黒布の顔面にエルボーをした。

すると、黒布の頭部が取れ、地面に転がった。

 

「ロボットか」

 

『どうりで生きている気配が無いわけね』

 

だったら、思い切りやれるな。

 

背後の黒布が襲ってくるのを、蹴りで返した。

残りの3人が向かってきて、パンチや蹴りで攻撃をしてきた。

3人の攻撃を躱しながら、同時に頭部や胴体に掌底や蹴りをした。

 

ロボットたちはすぐに動けなくなり、止まった。

 

『とんだ雑魚ね』

 

見た目以上に脆いな。

 

「もう終わりか?」

 

俺は笑いながら、ヘビンに言った。

 

「まだだ!」

 

ヘビンは3mくらいある大きさの黒布ロボットを出現させた。

その手には大剣が握られていた。

 

「丸腰なら勝てるまい!行けぇ!」

 

大型黒布ロボットが俺に向かってきた。

 

「ラルヴァ」

 

『ええ』

 

ラルヴァに声を掛け、魔戒剣を出した。

鞘から剣を抜き、右手で逆手持ちにしていつもの構えをした。

 

大型黒布ロボットが大剣を振るってきた。

それを魔戒剣で受け止めた。

確かに見た目と同じくらいの剣の重さだな。

だが。

 

「さっきのやつと同じくらいの強さだな」

 

大剣を弾き、がら空きになった胴体に横一線に斬り込んだ。

大型黒布ロボットの胴体に一文字の傷ができた。

 

ロボットが大きく振りかぶって大剣を振り下ろしてきた。

俺はバク宙で躱し、大剣が地面に叩きつけられた。

大剣の上に乗り、ジャンプして、黒布の顔面に蹴りを入れた。

またバク宙して、地面に降りた。

 

よろけている大型黒布ロボットの関節部分に飛燕を投げつけた。

大型黒布ロボットは動けなくなり、俺はジャンプして、大型黒布ロボットの首にめがけて、横一線に剣を振るい、大型黒布ロボットの背後に着地した。

大型黒布ロボットの首が取れ、前のめりに倒れた。

 

「な、何だと!?」

 

ヘビンは手下がいなくなって焦っている様子だった。

 

「逃げるなら今のうちだぞ?」

 

俺は剣先をヘビンに向けて言った。

 

「誰が逃げるか!!」

 

ヘビンが乗り物から降りてきた。

 

「こうなったら俺様自ら貴様を叩き潰してやる!!うおぉおぉ!!」

 

すると、ヘビンの体が大きくなり、筋肉質になった。

 

「くらいやがれ!!」

 

ヘビンが右腕を振り下ろしてきたのをバク宙で後ろに避けた。

 

ヘビンの右腕は地面に下ろされ、地面は陥没していた。

 

「なるほど、それなりに力はあるわけだな」

 

ただ手下のロボットを操るだけのやつではないみたいだ。

 

「おらっ!」

 

ヘビンははえている尻尾で攻撃をしてきた。

剣で受け止めると、尻尾の先には鋭利な刃物みたいなものがついていた。

 

ヘビンは拳と尻尾の攻撃を連続で仕掛けてきた。

尻尾を剣で防ぎつつ、パンチを避け続けた。

 

「どうした!!逃げているだけか!?」

 

ヘビンは両手を合わせて、思い切り振り下ろした。

それを後ろに飛び、空中でバク宙しながら距離を取った。

 

「ふん!俺様の敵ではないようだな!これでおしまいだ!!」

 

そう言ってヘビンは俺に突撃してきた。

 

「そうだな。そろそろ終わらせるか」

 

俺は右側に剣で円を描き、九字護身法の印を結んだ。

 

 

 

 

 

唯side

今、目の前にある光景が信じられなかった。

 

今日は海翔君の誕生日ということで、みんなで遊園地に遊びに来ていた。

久しぶりの遊園地は楽しかった。

夕方になって帰ろうとした時に、突然空の色が変わった。

何が起きたのか困惑している時に、明らかに人間じゃない見た目の男の人が現れた。

男の人はララさんを知ってるみたいで、ララさんも男の人のことを知っているようだけど、男の人が自分のモノになれとか、ララさんは婚約者にならないとか会話の内容が分からなかった。

 

すると、頭部が黒い布で覆われた人が数人現れ、海翔君を囲んだ。

 

「「「海翔君(兄ぃ)!!」」」

 

このままじゃ、海翔君が危ない!!

 

「ララ、みんなを頼む」

 

「うん!任せて!」

 

「ちょ、ちょっとララさん!?海翔君が危ないわよ!!」

 

見るからに危なそうな人たちなのに、何で!?

 

「大丈夫だよ!海翔はすごく強い騎士だから!ね、リコ!」

 

「そ、そうだね」

 

騎士?何を言ってるの?

西連寺さんも美柑ちゃんもどういうことか分からない様子だった。

 

黒い布の人たちが一斉に海翔君に向かって行った。

海翔君は慌てる様子はなく、黒い布の人たちを蹴散らせていった。

海翔君が格闘技を習ってるのは知ってたけど、こんなに強かったなんて思いもしなかった。

 

黒い布の人たちが全員倒れると、今度は3mくらいはある黒い布の人が現れた。

その手には大きな剣が握られていた。

あんな物騒なもの本当に危ないわ!!

海翔君に逃げるよう叫ぼうとしたら、海翔君の手にも剣が握られていた。

一体どこから?

黒い布の人が大剣を海翔君に振り下ろそうとしたのを海翔君が持っている剣で受け止めた。

 

そこから海翔君の剣での戦いが始まった。

まるで、ドラマや時代劇みたいな戦いだった。

 

「海翔兄ぃ・・・すごい・・・」

 

美柑ちゃんが言ったけど、私も同じだった。

 

「ね、海翔は強いでしょ?」

 

「う、うん・・・・」

 

ララさんの言葉に西連寺さんは戸惑いながら頷いた。

 

「で、でも騎士ってどういうこと?」

ララさんがさっき言ってた騎士っていうのが分からなかった。

リコさんは知ってるみたいだけど、どういうことかしら?

 

「それはね___」

 

ララさんが言おうとした時。

 

「うおぉおぉ!!」

 

男の人の体が大きくなり、鬼のような姿をした。

大きな爪を立てて、海翔君に突撃していった。

 

それに対し、海翔君は体の右に剣で円を描いて、忍者のような構えをした。

すると、円の中心が割れて海翔君が光に包まれた。

直後、カチャカチャと金属音が響き、海翔君の体が青い鎧のような物を纏った。

そして、顔が狼のようだった。

 

唯sidend

 

 

 

 

 

鎧を召喚し、ヘビンの拳を受け止めた。

 

「な、何だと!?」

 

ヘビンは俺の姿を見て驚いていた。

 

「呆けている場合か?」

 

俺は空いている胴体に瞬迅剣を握ったままパンチをした。

 

「ぐふっ!!?」

 

ヘビンは大きく後ろに飛んだ。

 

「か、海翔君・・・?」

 

「海翔兄ぃ・・・それって・・・」

 

「お、狼・・・?」

 

唯、美柑、春菜は俺の姿に困惑している様子だった。

 

「き、貴様、一体何者だ!?」

 

ヘビンも腹を抑えながら困惑していた。

 

「本来なら貴様は知るに値しない奴だが、特別に教えてやる」

 

 

 

 

「俺は旋狼!!瞬迅騎士だ!!」

 

 

 

 

「セロ?」

 

「しゅんじんきし・・・?」

 

「狼の騎士・・・?」

 

唯、美柑、春菜がリコ、ララと同じような反応した。

 

「セロだが何だか知らないが・・・俺様の拳を受け止めたぐらいでいい気になってんじゃねーぞ!!」

 

ヘビンが尻尾を振るってきた。

尻尾の刃は鎧に直撃したが、傷つけることができず弾いた。

俺はヘビンの方に歩いて行った。

 

「この!この!この!」

 

ヘビンは尻尾の攻撃を続けてきたが、鎧にはノーダメージで俺はそのまま歩き続けた。

 

「この野郎!!」

 

ヘビンとの距離が近くなった時、ヘビンは尻尾の攻撃をやめて爪を突き立ててきた。

 

 

 

 

 

 

バキッ!!

 

 

 

 

 

爪が鎧に直撃した瞬間、ヘビンの爪が砕け散った。

 

「ぎゃあぁぁぁ!お、俺様の爪がー!!」

 

爪が砕け散り、ヘビンが悶絶した。

 

「その程度の攻撃で旋狼の鎧が傷つけられるか!!」

 

俺は瞬迅剣を構え、逆袈裟斬りをして飛ばした。

 

「グァァァッ!!」

 

ヘビンは血を流しながら反対側に飛んで行った。

 

俺は瞬神剣を構えた。

 

「ま、待ってくれ!も、もうしねぇから。ララのことは諦めるから!!ゆ、許してくれ!!」

 

ヘビンは泣きながら俺に許しを乞うていた。

 

「貴様は俺の大切な人を手を出そうとした。その報いを受けろ!!」

 

俺は瞬迅剣に力をこめると、刀身を魔導火に纏わせた。

そして、瞬迅剣を構えたままヘビンに向かって走り出した。

 

「ハァァァァァァァ、ハァッ!!」

 

「ギャアァァァァァッ!!」

 

ヘビンのすれ違いざまに、魔導火を宿した瞬迅剣で斬った*1。

ヘビンは魔導火に焼かれ、黒焦げになって倒れた。

ヘビンが倒れたことによって、空が元のオレンジ色に戻った。

俺は振り向きながら、振り払うように瞬迅剣を振り下ろした。

 

ヘビンが倒れたのを確認すると、鎧を返還した。

 

『旋狼の力の前では、しょせん敵ではなかったわね』

 

ラルヴァがそう言った。

俺は慢心しているわけではないが、確かに旋狼にはかなわなかったな、こいつ。

 

俺は思いながら、リコたちの元に行った。

 

「勝ったよ」

 

「やっぱり海翔は強くてカッコイイね!」

 

「た、確かに圧倒的だったね」

 

「ありがとう、ララ、リコ」

 

ララとリトから賞賛の声をもらった。

 

「ねぇ・・・一体どういうことなの?」

 

唯、美柑、春菜が近づき事情を知りたがっていた。

ここまできたらもう隠せないな。

 

「3人にはここで言うよ、俺の力のこと」

 

「私も言うね」

 

俺は旋狼とラルヴァのことを、ララは自分が宇宙人であることを言った。

話を終え3人は呆然としていた。

 

「みんな、ごめんね。巻き込んじゃって」

 

ララが3人に謝罪した。

 

「別にララさんのせいじゃないよ。それにララさんが宇宙人だからって私は気にしないよ」

 

「そうね。確かに驚いたけど、私もこれからララさんと関係を変えるつもりはないわ」

 

「うん。それに宇宙人と友達なんて素敵だし」

 

3人はララのことを何とも思っていなかった。

特に春菜は宇宙人と友達ということに目を輝かせていた。

 

「ありがとう、みんな!」

 

「うん!これからもよろしくねララさん!」

 

ララの言葉に美柑が笑顔で答えた。

 

「良かったね、ララ」

 

「ああ」

 

ララのことを受け入れてもらえてリコもうれしそうだった。

 

『あなたもうれしそうな顔をしてるわ、海翔』

 

「そうだな」

 

ラルヴァの言葉に同意した。

 

「そうだ。あなたもよろしくね。えっと・・・ラルヴァさん?」

 

『ええ、よろしくね、お嬢ちゃんたち♪』

 

ラルヴァのことも受け入れてもらって良かった。

 

そして、ララがザスティンを呼び出してヘビンを地球外まで連れて行った。

 

 

 

 

春菜side

海翔君の誕生日も兼ねての遊園地で遊んでいた時、突然男の人に襲われた。

それを海翔君が狼みたいな鎧で倒した。

話を聞くと、ララさんは宇宙のお姫様でさっきの男の人はララさんを狙うたくさんの人の婚約者の1人。

それで海翔君の鎧は異世界の力でいつも身につけているラルヴァっていうストラップと一緒に小さい頃からあったらしい。

色々聞いて頭が混乱しそうだったけど、ララさんが宇宙人だったとしてもララさんが友達であることには変わりないし、それに宇宙人と友達って何か素敵・・・♪

それに海翔君も最初はすごく驚いたけど、戦ってるところや鎧を身に着けている姿は、すごく格好良かった・・・///

 

騒動が収まって帰る時に、リコさんが話しかけてきた。。

 

「ねぇ春菜」

 

「何?」

 

「率直に聞くけど・・・春菜って海翔のこと好き?」

 

「えっ・・・!?」

 

リコさんの突然の言葉に顔が赤くなってしまった。

 

「ね、どうなの?」

 

「・・・・・うん、好きだよ」

 

多分誤魔化してもバレると思うから、素直に答えた。

 

「やっぱりね」

 

「うぅ・・・でも、どうして急にそんなこと聞いたの?」

 

私はリコさんに聞いた。

 

「実はさ・・・私と唯とララ、海翔の恋人なんだよね」

 

「・・・・・え?」

 

思考が止まってしまった。

 

「みんな海翔のことが大好きでさ。それで海翔と付き合ってるんだ」

 

「そ、そう・・・」

 

海翔君、3人と・・・。

 

「だから、春菜も海翔の恋人にならない?」

 

「へ?」

 

ど、どういうこと?

 

「もちろん、海翔のこと好きになった人、全員に恋人になれって言ってはいないよ。だた春菜は信頼できる友達だし、唯やララはもちろん海翔も春菜のこと信頼してると思うからさ」

 

「リコさん・・・」

 

私のことそんな風に思ってたんだ・・・・。

 

「どうかな、春菜?」

 

「わ、私は・・・」

 

リコさん、唯さん、ララさんは海翔君の恋人・・・・。

でも、私も海翔君のことが好き。

正直、諦めたくない・・・。

 

「う、うん・・・!私も海翔君の恋人になる・・・!」

 

私はそう決めた。

 

「うん。よろしくね春菜」

 

リコさんが笑顔でそう言った。

 

「それと私と唯とララは海翔にもう初めてをあげたんだ」

 

「は、初めて・・・・?」

 

も、もしかして・・・・。

 

「うん。えっちしたってこと」

 

「!!!」

 

私はさっき以上に顔を真っ赤にした。も、もうそこまで進んでたなんて・・・・。

 

「もしかしたら、海翔とできるかもよ?」

 

「!!!!」

 

私は耳まで真っ赤になった。な、何を言ってるのリコさん!!?

わ、私だって海翔君のこと思いながら1人でしたことはあるけど・・・・って私何思い出してるの!!?

 

「まあそれはともかく、海翔に告白しなきゃね」

 

「そ、そうだね」

 

まだ顔が熱いけど、リコさんの言葉に頷いた。

春菜side end

 

 

 

 

*1:
モチーフ:雲流 火炎斬り




いかがだったでしょうか。

相変わらず戦闘描写が難しくて大変です。
本当に他の方はすごいです。

今回、初めてアンケートを実施しました。
ご協力お願いします。

それでは、次回!


今回使用した技のモチーフ
雲流・火炎斬り
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。