※この作品はR-18です。

ToLOVEるの世界に降り立った狼   作:シャチ猫

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第五話です。

今回は戦闘描写があります。




第五話

彩南高校に入学して1週間が経った。この間の俺の生活は、中学と何も変わらない生活を送っている。

授業も前世の高校と変わらない、まさにありふれた日常である。

余談だが俺と唯は部活に入っていないが、リコと春菜は部活に入っている。リコがサッカー部、春菜がテニス部に所属している。

リコは、元々サッカーが好きで中学校もサッカー部に所属していた。リコ本人も高校で女子でもサッカーができるならやりたいと言っていた。

そして、幸運にも彩南高校には女子サッカー部があったので、リコは迷わず入部届をだしたらしい。

春菜は、運動が苦手らしく中学のときも文化系の料理部に所属していた。彩南高校にも料理部があったので、てっきり料理部に入部するかと思ったら、運動系のテニス部に入部した時は驚いた。後から、訳を聞くも内緒とはぐらかされた。

なぜなんだ?俺は疑問に思ったが、どの部活に入るかは本人の自由なので追求はしなかった。

一方の俺と唯は、どの部活がいいかまだ悩んでいる。ただ、この高校は部活に入るかは個人の自由なので、唯は分からないが俺は入るつもりはない。修行もあるしね。

 

 

 

 

 

まあ、そんな生活をしている俺だが今日は何だか変な感じがした。何かは分からないが何かが起こるような、そんな感じがした。

 

「なんだろうな。この感じは」

 

『魔戒騎士の勘かもしれないわね。用心しておきなさい』

 

「ああ、分かっている。」

 

俺は表面上はいつもと変わらない顔をしたが、内心では周囲に警戒をしていた。

だが、特に何も起こらずに放課後になった。俺の気のせいだったか?

 

「海翔、どうしたの?」

 

俺はしばらく考え込んでいると、リコが話しかけてきた。

 

「いや、何でもない。それより、どうした?」

 

「私、今日部活ないから帰り一緒にどうかなって」

 

「唯と春菜は?」

 

「唯は用事があるみたいで、春菜は部活があるって先に出てったよ」

 

「そうか、じゃあ帰るか」

 

俺はリコと一緒に帰ることにした。ただ、警戒はまだしていが。

その道中で、リコが家に寄っていかないか聞いてきた。

久しぶりに美柑ちゃんの料理が食べたいと思っていたので、俺は寄っていくと答えた。

そうして、結城邸に着いた。

 

「ただいま、美柑」

 

「お帰りーリコ。あっ、海翔兄ぃいらっしゃい」

 

「おう、お邪魔するな美柑ちゃん」

 

リコに連れられリビングに行くと、美柑ちゃんが雑誌を読みながらポテチを食べていた。

 

「あっ、リコ、今日もお父さん帰り遅くなるってさ」

 

「そうなんだ」

 

才培さん、相変わらず忙しいんだな。

結城姉妹の父、結城才培さんは人気の漫画家で複数の漫画を同時に連載している。そのため、いつも自分のスタジオで缶詰状態で、家に帰らないことが圧倒的に多い。

それは、母親も言えることである。

結城姉妹の母、結城林檎さんはファッションデザイナー兼モデルのプロデューサーで普段は海外で生活をしているため、才培さん以上に家に帰ることがない。と言うより、日本に帰ってくること自体が少ない。

だから、この結城邸には基本リコと美柑の姉妹しかいない。

まあたまに俺が泊まりに行くがあるが。

 

 

そんなこんなで、俺は美柑ちゃんとリコの料理をごちそうしてもらった。

頻度は少ないがリコも料理を作ることがある。リコの料理は美柑ちゃんの料理と甲乙つけがたい。それくらい、おいしい料理である。

3人で晩飯を食べた後、食休みとしてリコと美柑ちゃんと会話を楽しんだ。

小1時間くらいしたときに、そろそろ帰ろうと結城姉妹にあいさつをして結城邸を後にした。家に帰ろうとしたが、シャー芯がないことを思い出し、コンビニに立ち寄った。

 

 

 

 

リコside

今日の晩御飯は、海翔を誘って3人で食べた。今日は私も料理を作り、海翔に振舞った。

普段あまり料理は作らないが、海翔を喜ばすためにたまに作ってる。

海翔は私の料理を、とてもおいしいって言ってくれる。うれしいなぁ・・・。

でも、やっぱり美柑の料理には敵わないなぁ。

晩御飯を食べ終わり、3人でまどろんでいた。1時間くらい経ったときに、海翔がそろそろ帰ると言った。明日も学校があるからね。私は無理に引き留めることしなかった。

 

海翔が帰ったあと、私はお風呂に入った。

 

「ふぅ~・・・いいお湯だなぁ~」

 

やっぱりお風呂はいいな。今日の疲れが抜けていく。

私は足を伸ばしてリラックスをしていると、突然浴槽から―――――――――

 

 

_______ボコボコッ

_______バチバチッ!!

 

 

「ん?」

 

空気の泡みたのが現れ、それと同時に電気がはしるような音もした。

 

「な、何?まさかお風呂壊れた?」

 

私は不気味がっていると―――――――――

 

 

 

ボッ!!!!!

 

 

 

 

「キャッ!!!?」

 

浴槽が突然爆発した!!?突然のことで、私が混乱していると

 

 

 

「んーっ、脱出成功!」

 

 

 

女の子の声が聞こえた。よく見ると、私と同い年くらいのピンクのロングヘアーでスタイルがいい全裸の女の子がいた。

どうやって現れたの?何で浴槽から現れた?て言うか何で全裸?

色々な疑問が頭にめぐった。

 

「ん?」

 

女の子が私に気付いたのか、首を傾げ私を見る。

 

「リコッ、スゴい音したけどどうしたの!?」

 

リビングまで爆発音が響いたらしく美柑がお風呂場にやってきた。

私は、はっと目覚めた。何がどうなってるのか分からないけど、とりあえず女の子に事情を聴くためにバスタオルを貸すことにした。

私は浴槽から出てドアを開けた。そこには美柑がいた。

 

「リコッ、どうしたの!?」

 

「美柑、バスタオル取って!お風呂に裸の女の子が急に現れたの」

 

「・・・は?」

 

美柑は何言ってんだコイツ?と言いたげな顔をした。

私だって自分がおかしなこと言ってることくらい分かっているけど、事実なんだからしょうがないじゃん!!

 

「だから浴槽に女の子がいるんだって!」

 

「・・・誰もいないけど」

 

「えっ?」

 

私は美柑に言われて浴槽を見ると、さっきの女の子がいなくなっていた。

あ、あれ!?確かにいたはずだけど・・・

 

「リコ・・・そろそろ妄想と現実を区別つけようね。妹として恥ずかしいから」

 

美柑が小悪魔的な笑みで私に言って、お風呂場から出て行った。

 

その後、体をふき、髪を乾かし、寝間着に着替えて2階の自分の部屋に向かった。

 

「おかしいな、確かに見たんだけどなぁ・・・」

 

さっきの出来事に不思議に思っていながら、自分の部屋に入ったら―――――――――

 

 

 

 

「あっ、タオル借りてるよ」

 

 

 

さっきの女の子がバスタオルを体に巻いてベッドに座っていた。

私は驚きで、ドアまで後ずさった。

 

「あ、あなた誰!?」

 

「私?私ララ」

 

「ラ、ララ?ていうことは、外国人?」

 

「ううん、デビルーク星から来たの」

 

「ていうことは・・・宇宙人!?」

 

「まあそーゆーことになるね――地球から見たら」

 

宇宙人・・・・にわかに信じがたいが、お風呂からいきなり現れるなんて人間ができることじゃないし・・・・

 

「あれ?もしかして信じていない?じゃあホラ、これ見てよ!」

 

私の顔を察したのか、ララと名乗った女の子はこちらにお尻を向けてきた。そこには、尾てい骨あたりから悪魔をほうふつさせる尻尾が生えていた。

 

「ね?地球人にはないでしょ?尻尾♡」

 

「た、確かにないけど・・・・」

 

やっぱり宇宙人なんだ・・・・うん、そういうことで理解しよう。

 

「そ、それで何でお風呂場に現れたの?そもそも何で地球に来たの?」

 

私が聞くとララは笑顔で答えてくれた。

お風呂場に現れたのは、ララの左手首にウサギのような生き物のブレストレットで名前は≪ぴょんぴょんワープくん≫というララの発明品らしい。行き先は指定できないが短距離でワープができるらしい。それを使って宇宙船から逃げたところ、たまたまうちのお風呂にワープしたらしい。

そして逃げた理由は、追手から逃げるためらしく、地球までくれば安全だと思ったが追手の船がもう少しで連れ去られる寸前でブレスレットを使って、今に至る・・・・ということらしい。

それにしても、何で追手から追われてるんだろう。

私が追われる理由を聞こうとしたら、窓から何かがやってきた。

 

『ご無事でしたかララ様―――っ!!』

 

「ペケ!」

 

ペケと呼ばれた人形みたいなものはララのもとへ飛び込んでいき、ララも気づいたのか笑顔で抱き留めた。

 

「よかったーー!!ペケも無事に脱出できたのね!」

 

『ハイ!船がまだ地球の大気圏を出てなくて幸いでした!』

 

ララとペケはお互い無事だったことが嬉しかったのか、抱き合いながら喜び合っていた。

すると、ペケは私に気付いたのか、ララに私のことを聞いていた。

 

『ララ様、あちらの女性の地球人は?』

 

「この家の住人だよ。そー言えばまだ名前聞いてなかったね」

 

そ、そう言えば、まだ私の名前言ってなかったね。

 

「私は、リコ。結城リコだよ」

 

「ふーーん、このコはペケ。私が作った“万能コスチュームロボット”なの」

 

『ハジメマシテ』

 

あの人形みたいなものロボットだったの・・・・それにコスチュームってことは・・・・

そう思っていると、ララがバスタオルを脱いでペケによろしくーと言ったら、ペケが光り始めた。私はまぶしくて目をつぶってしまった。光りが止んで目を開けたら、裸だったララが体のラインがハッキリわかる服を着ていた。

 

「じゃーん!!どう?ステキでしょリコ?」

 

「ど、どうと言われても・・・・」

 

あんな恥ずかしい服よく惜しげもなく見せれるなんて・・・・

わ、私だったら海翔の前でしか見せれない。と言うより、海翔にしか見せない。

何てことを思っていると、ペケがララに尋ねていた。

 

『時にララ様これからどうなさるおつもりで?』

 

「それなんだけどぉ私ちょっと考えがあるんだ♡―――」

 

ララがペケに答えようとした時_____

 

 

 

 

ザッ!!!

 

 

 

「!!!」

 

「な、何!!?」

 

 

突然サングラスに黒服のスーツ姿の男2人組が窓から入ってきた。

 

「全く困ったお方だ。地球を出るまであなた様の手足をしばって自由を封じておくべきだった・・・・」

 

「・・・・ペケ」

 

『はっ、ハイ!』

 

「私言ったよね?くれぐれも尾行には気をつけてって」

 

『・・・・ハイ』

 

「も―――!!このマヌケロボ!!」

 

『ゴメンナサイ・・・・』

 

何やらララが騒いでいるなか、私は男2人組を見ていた。

もしかして、この2人がララが言っていた、追手・・・・す、すごく強そう・・・・

すると、1人の男がララの腕をつかんだ。

 

「さあ行きましょう!!」

 

「いやっ!!はなして!!」

 

男がララを無理矢理連れて行こうとしている。

・・・・なんで私の部屋でこんなシリアスな展開しているの?しかも土足だし・・・・

正直関わりたくない・・・・でも・・・・

 

「いや!!もうはなしてよ!!」

 

「我儘いわずに、さあ早くっ!?」

 

私はララを掴んでいる腕にサッカーボールを当て窓からララを連れて逃げた。

 

「こっち!!」

 

「リコ!?」

 

そのまま走り続けた。

 

「リコ、どうして?」

 

「わかんないよ!!でも女の子が目の前でさらわれる状況になったら、黙って見過ごすなんてできないよ!!」

 

走り続けたいたら、目の前にトラックが落ちてきた。

後ろを見てみると、さっきの男2人がいた。な、何て怪力・・・・!!

どうしよう!?逃げ道がふさがれちゃった!!

 

「ララ様・・・・いい加減おやめください・・・・」

 

 

 

 

 

 

「家出など!!」

 

 

 

 

・・・・・家出?

 

 

 

 

「やーよ!!私もうコリゴリなの!!毎日毎日お見合いばっかり!!」

 

 

 

・・・・・・・・えぇ~~~~~!!?い、家出!!?

 

私は予想のはるか斜め上のいく理由に驚いた。

ていうことは・・・・私は家出の助けをしちゃった?

 

「しかし、ララ様これはお父上の意思なのです」

 

「それがいやだって言ってるのよ!!」

 

私が驚き中に、黒服とララが言い争っていた。

 

「そこの地球人、お前も我々のジャマをするのか?」

 

「えっ、い、いや・・・その・・・」

 

「女性に手を上げるのは不本意だが・・・すこし眠ってもらおう」

 

黒服の1人が私の前まで一気に走ってきた。

 

「リコ!!!」

 

「え―――」

 

男の拳が迫ってきたが、突然のことで私は動けなかった。

 

 

ああ・・・私・・・もうダメだ・・・・

思わず目をつむった。

 

 

 

その時_______

 

 

 

「ハアッ!!」

 

 

「グオッ!?」

 

 

 

「・・・・え?」

 

来るであろう衝撃が来ないから、おそるおそる見てみたら_____

 

 

 

 

 

「大丈夫か?リコ」

 

 

 

 

 

「海翔・・・・?」

 

 

 

私の恋人、海翔が立っていた。

リコside out

 

 

 

シャー芯をコンビニで買ってその帰り道、ラルヴァが突然言ってきた。

 

『海翔、すごいスピードで何かが来るわ!!』

 

「ッ!!」

 

俺はすぐに身構えた。すると、目の前をリコと誰かが横切った。

 

「リコ?こんな時間に何を」

 

そのすぐ後に黒服を着た男2人がリコが行った方向に走り去った。

俺はすぐにいやな予感がしたので、全速力で後を追った。

追い付いたら、黒服の男がリコに拳を振り上げて攻撃するところだった。

俺はすぐさまジャンプして黒服の男を蹴り飛ばした。

 

「ハアッ!!」

 

 

「グオッ!?」

 

 

男はもう1人の男の方まで飛んだ。

 

「大丈夫か?リコ」

 

「海翔・・・・?」

 

俺がリコに安否を確認すると、リコが俺に抱き着いてきた。

 

「怖かった・・・・もうダメかと思った・・・・」

 

リコは震えて泣いていた。

 

「もう大丈夫だ」

 

俺は安心させるように頭を撫でた。そうしていると、男が起き上がってきた。

 

「き、貴様何者だ!?」

 

結構強く蹴ったつもりだか・・・・起き上がるのが早いな。どうやら普通の人間ではないな。

 

「リコ下がってろ」

 

「で、でも海翔危ないよ!?」

 

俺はまた安心させるようにリコの頭を撫でた。

 

「俺は大丈夫だ。安心しろ」

 

そう言って俺はリコの頭から手を離し、男2人組と対人した。

 

「俺の大切な人を傷つけようとしたんだ。覚悟しろ」

 

「ふん、お前も邪魔するなら容赦はしない!!」

 

さっき蹴り飛ばした男が俺に向かって右パンチをしてきた。

俺はそのパンチを躱しがら空きになったボディに左パンチ、左わき腹に右パンチを食らわせた。男はひるんだが、その後もパンチをしてきて今度は左右からのラッシュがきた。

そのパンチを左右の腕でガードし続け、何発目かの右ストレートのパンチをしてきた時に、ガードをせずに躱して右手首を掴んでそのまま引いた。男が体制が崩れたところに、鳩尾あたりに肘鉄を食らわせた。

 

「ハアッ!!」

 

「グッ!!」

 

男はのけぞったが、俺はまだ右手首を離してない、もう一度こちら側に引いて離した。

とどめとして、相手の顔面の横に右回し蹴りした。

 

「ハアッ!!」

 

「グアッ!!」

 

男はそのまま横に飛んで行った。その直後、もう1人の男がかかと落としをしてきたが、俺は大きくバク宙をして空中で3回転しながら直地して構えた。

 

 

 

リコside

「すごい・・・・」

 

海翔があの2人組に挑むなんて無茶だと思ってた。でも、実際は互角に戦っている。ううん、圧倒している。現に今1人倒したところだった。

海翔ってあんなに強かったんだ。

 

「ねえ、リコ。あの人ってすごく強いね!」

 

「うん・・・私も今初めて知ったけど・・・・」

 

海翔・・・・どうか無事でいて・・・・

リコside end

 

 

 

もう1人の男が近づいてきて、俺に蹴りを仕掛けてきた。俺も蹴りで対抗した。男は今度は顔面に蹴りを入れてきたが、俺はそれを腕で防ぎ、男のボディに右ストレートを食らわせたが逆に捕まえられてしまい、男が空いている左手でパンチをしてきたが、俺も左手でパンチを防いでいた。そして、俺は相手のパンチを左手で受け止めて右足を相手の鳩尾に蹴りを入れて、左足を相手の顎にめがけて蹴り上げた。ゲフッと男がのけぞりその衝撃で右手が解放されてそのままバク宙で着地した。男は顎を押さえてひるんでいた。

俺は男の方に走っていき、男も俺に気付いたのか痛みを抑えた様子でこちらに走ってきた。

男が右ストレートをしてきたので、それを躱し男の懐までいきこちらも右ストレートを打った。

 

「ハァッ!!」

 

「グフッ!!」

 

男はそのままさっき倒した男の所まで吹っ飛んだ。

2人はもはや満身創痍でハァハァと肩で大きく息を吐いていた。対して俺は、さしてダメージを受けていない。

 

「まだやるか?」

 

俺は殺気を込めながら構えた。

 

「クッ・・・・!今日の所は退いてやる。だが!次は王室親衛隊隊長のザスティン様が来られる!それまでに命乞いの練習でもするんだな!!」

 

そう言って男たちは去っていた。

俺は構えを解いた。初めての実践だったがまあまあ強かったな。

 

『(と言っても、魔戒剣を使うまでもない相手だったわね)』

 

「(まあそうだな)」

 

だが、あいつらザスティンとかいうやつが来るって言ってたな。言った内容から察するにあいつらの上司が来るのか。まあどんな奴だろうが、相手してやるがな。

 

「海翔ー!!」

 

呼ばれて後ろに向くと、リコとピンクのロングヘアーで変な服を着た美少女がやって来た。

 

「海翔、ケガはない!?」

 

「大丈夫だよ。ほら、この通り」

 

「良かったぁ・・・・」

 

俺にケガがないことに安心したのかホッとした表情をした。

すると、ピンクの女の子が俺に詰め寄ってきた。

 

「あなたってすごく強いんだね!地球人ってあんなに強いの?」

 

「そういうわけじゃないよ。それより、君は何者なんだい?」

 

「私はララ!デビルーク星から来たの!」

 

「デビルーク星?君は宇宙人ってこと?」

 

「うん!」

 

宇宙人とは驚いた。見た目は人間の美少女なのに。

・・・・そうだ。アレを試そう。

そう思って俺は、魔導ライターを出した。

 

「ララ、今からこのライターに火をつけるからじーっと見てくれ」

 

「?わかった」

 

俺はララの目の前でライターと着火させる。紫の炎が揺らいでいる。

すると、ララの瞳に変化が現れた。きれいな緑の瞳から炎の色と同じような紫の色に変わり魔導の文字が浮かび上がった。だが、ホラーの刻印とは違った魔導の文字だった。

 

「ひ、瞳に変な文字が・・・」

 

それを見てリコが驚いていた。

瞳に変化があった。つまり、この子は地球人ひいては人間ではない、という証拠だ。

 

「確かに君は宇宙人のようだね」

 

確認し終えたので、魔導火を消してライターをしまった。

 

「ねえねえ、それ何!?あなたの発明品!?」

 

ララが興味津々に俺に詰め寄った。

 

「これについてはまた今度話すよ。それより、リコはそろそろ帰った方がいい。明日も学校があるからな」

 

「えっ、じゃあララはどうするの?」

 

「今日は一旦俺の家に泊まらせる。ララ、事情は俺の家に着いてから聞かせてもらうぞ」

 

「OK!」

 

ララは笑顔で俺の提案を了承した。

そうして俺はリコを結城邸に送って、ララを連れて俺の家に帰った。

そして、現在俺の部屋。ベッドの縁にララが座って、その正面に椅子に座っている俺。

 

「そう言えば名乗ってなかったな。俺は鈴村海翔。よろしくな」

 

「じゃあ私も!私はララ・サタリン・デビルーク!この子はペケ!」

 

『ハジメマシテ』

 

ララが改めて自己紹介し頭の上にいる帽子も紹介してくれた。

ていうか、あの帽子生きてたんだな。

 

「じゃあ、改めて聞くな。何でリコと一緒にいたんだ?」

 

「えーっと、それはね・・・・」

 

ララから事の顛末を聴いた。

・・・・家出・・・・ねぇ・・・・。思いっきり家庭の事情じゃないか。

それにしても見合い話ってことはかなり身分が上ってことか?

 

「なあ見合いってことは、ララは貴族か何かか?」

 

「うん。私デビルーク星の第一王女なんだ」

 

『デビルーク星というのは銀河を束ねる宇宙一の王族のことです』

 

なるほどね。王族となると見合い話がたくさんあるのは宇宙人でも同じなのか。

俺がそんなことを思っていると、ふと時計を見たら、11時を指そうとした。

 

「今日はもう遅い。部屋を用意するからそこで寝てくれ」

 

「うん。分かった」

 

俺はララに来客用の部屋に案内して、眠りについた。

 




いかがだったでしょうか。

戦闘描写かなり難しくて分かりにくい描写だったら申し訳ございません。

あと今回魔導火を使いました。
ホラーを探知できるなら宇宙人も探知できるはずと勝手に解釈しました(笑)

それでは、次回お楽しみに。
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