※この作品はR-18です。

ToLOVEるの世界に降り立った狼   作:シャチ猫

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第六話です

今回やっと・・・・です。

それでは、どうぞ。


第六話

宇宙人の追手を倒してララをかくまった日の翌日の朝。ピピピッと目覚まし時計の音で俺は目を覚ました。いつもはその前に起きるのだが、今日は深い眠りについていたようだ。

俺は目覚ましを止めるために右腕を動かそうとしたが、重みがあって動かない。

不思議に思って右腕を見たら、ララが俺の腕をしっかりと掴んで幸せそうに寝ていた。

・・・・俺はちゃんと部屋に案内したはずだが何でいる?しかも全裸だし。

 

「んーーっ、あっ、おはよう海翔」

 

「おはよう。それより、何でここにいる?それと何で裸なんだ?」

 

「うーん、昨日の夜寝ぼけてこっちにきちゃった」

 

『いつもララ様のコスチュームでいるのは大変なのです!』

 

ララの言っていることはともかく、ペケの言い分は知ったこっちゃない。

 

「あっ、そうだ。今日は出かけなきゃ、ペケ!」

 

『ハイ』

 

ララがペケに声をかけると、昨日と同じ服装になって窓から出ようとした。

 

「じゃあね、海翔。私ちょっと出かけてくるね」

 

そう言うと、窓から出て空に飛んで行った。

 

「・・・・ラルヴァ何で俺に言わなかった?」

 

『敵意がなかったし。何より本当に寝ぼけていただけだったしね』

 

「それでも俺に言ってくれよ」

 

『それにあなたは魔戒騎士よ。本来はあなたが気付くべきなのよ』

 

そう言われるとぐうの音も出ない。俺も気を抜きすぎだな。

とりあえず、学校へ行くための準備をしますか。

俺は朝食を食べ、制服に着替えて、家を出た。

登校していると、4人の姿が見えた。

 

「おはよう海翔君」

 

「おはよう海翔兄ぃ」

 

「おはよう鈴村君」

 

「ああ、おはよう」

 

「お、おはよう、海翔」

 

「ああ、おはよう、みんな」

 

唯、美柑ちゃん、春菜は普通にあいさつをしてきたが、リコだけはどこかぎこちないあいさつをしてきた。一緒に行っていたが、リコが小さな声で話しかけてきた。

 

「ねぇ、昨日のこと・・・・」

 

「ああ、そのことは放課後に話そう」

 

リコにララのことは放課後に話すことを約束した。

その後、学校に着きいつも通りの学校生活を送った。

 

 

 

 

ララside

「あれが海翔が行ってる《学校》ってトコね♬」

 

私は海翔の家を出てから、少しこの星のことを調べたあと海翔の家に帰ってたら、海翔がいなかったから、探したら海翔がいる建物を見つけた。よく見たら、リコもいた。

 

『ララ様、これからどうするおつもりですか?』

 

「うーん、どうしよっかな」

 

とりあえず、海翔が帰ってくるまで海翔の家に戻ろうかな。

 

「ペケ戻るよ」

 

『分かりました』

 

私たちは海翔の家に戻った。

飛んでいる間、昨日のことを思い出していた。初めて会ったのに私をパパの追手から一緒に逃げてくれたリコ。それと事情を知らないのに追手を倒してくれた海翔。

海翔の戦う姿・・・・

 

「カッコよかったなぁ・・・・」

 

昨日の戦う姿を思い出すたびに、胸がポカポカする。

何だろ、この気持ち?

ララside end

 

 

 

 

時間があっという間に放課後になった。

帰りはリコも春菜も部活がないということで、4人で帰った。

それぞれの帰り道に帰ったあと、リコと俺の家で漫画を読んでいるララを連れて河原に行った。そして、リコにララから昨日のことを話した。

 

「見合い話が嫌で家出・・・」

 

「そういうことだ」

 

リコは何ともいえない顔をしていた。リコは家出のことは聞いていたが、その理由までは知らなかったらしい。

 

「リコ昨日は助けてくれてありがとう!」

 

「い、いや別にいいよ」

 

「海翔もありがとう!」

 

「俺は大丈夫だよ。それよりララは今後どうするつもりだ?」

 

「それはね――――」

 

「ララ様っ!!」

 

「ザスティン!!」

 

突然男の叫び声が聞こえた。

その声の方を見てると、銀髪のロングヘアーの美青年がいた。

・・・・・・・ただし見た目で台無しになっているのだが。

コスプレのような鎧を身にまとっていて、なぜか右足は犬に噛まれていた。

 

「フフ・・・全く苦労しましたよ。警官に捕まるわ、犬に追いかけられるわ、道に迷うわ・・・これだから発展途上惑星は・・・」

 

いや、全ておいてお前のせいだと思うのだが・・・・。

そんな骨のような鎧を着てれば、不審者に間違われるに決まっている。

道に迷ったのは初めて来たであろう地球の地理を調べていなかったせいであろう。

犬は・・・・知らん。

 

「しかし!!それもここまで!!さぁ私と共にデビルーク星へ帰りましょう!!ララ様!!」

 

「ベーーーだっ、私帰らないもんね!」

 

ザスティンと呼ばれた男がララに帰ろうというが、ララはあっかんべーをしながら拒否をしていた。

ていうか、あいつがザスティンか。見た目じゃ弱そうだが。

 

「ん?そこにいる黒髪の地球人、貴様がブワッツとマウルを倒したやつだな?」

 

ザスティンが俺と目が合うと、俺に話しかけてきた。

ブワッツ?マウル?・・・・ああ、昨日の男2人組か。どっちがどっちかは分からないが。

 

「まあそうだな。それがどうした?」

 

「私の部下を倒した落とし前をここでつけてやる!そして貴様を倒してララ様を連れ戻す!!」

 

そう言って、柄しかない剣を取り出した。そしてその剣からブゥン…..と光輝く刃が現れた。

なるほど、俺に引導を渡しに来たか・・・・。

いいぜ、そっちがその気なら。

 

「相手してやる」

 

「ちょ、ちょっと海翔!?あの男って昨日の男たちの上司なんだよね!?大丈夫なの!?」

 

リコがすごく慌てた様子で俺に詰め寄った。

俺は昨日と同じくリコの頭を右手で優しく撫でた。

 

「俺は大丈夫だ。安心しろ」

 

「で、でも相手は剣を持ってるんだよ!?」

 

確かに今の俺は丸腰だ。丸腰で得物を持っている相手に挑むのは愚の骨頂だな。

だから、こちらも使うとする。

 

「(ラルヴァ、魔戒剣を)」

 

『(ええ、任せて)』

 

ラルヴァに頼むと、左手に魔戒剣が突然現れた。

 

「か、海翔、それは・・・・?」

 

「俺の武器だ。それよりここから離れてろ」

 

「ララ様もお下がりください」

 

リコとララが離れたのを見て、俺とザスティンが向かい合ってにらみ合った。

俺は鞘から魔戒剣を逆手持ちで抜き、左手の人差し指と中指で根元から剣先まで添わせるように動かし、構えた。

 

「貴様、名は何という?」

 

「鈴村海翔だ」

 

「では海翔とやら、覚悟しろ!!」

 

ザスティンが叫ぶと一気に俺に近づき剣を振り下ろした。

俺は冷静にその剣を魔戒剣で受け止める。

 

そのまま鍔迫り合いをしていたが、俺は力を込めてザスティンを吹き飛ばした。ザスティンはすぐに体制をなおして、また剣を振るってきた。俺も負けじと剣を振るった。

キンキンッと剣と剣がぶつかり合う音が響いた。

しばらくぶつかり合って俺はザスティンの剣を力強くはじかせ、ボディに蹴りを入れた。

そのまま後ろにバク宙をして着地した。

 

「中々やるな海翔とやら!!」

 

「お前もな」

 

「だが、それもこれで終わりだ!!」

 

ザスティンが叫ぶと剣を高く上げると、剣の輝きが増していた。

どうやら大技が来るようだ。

 

『(海翔、来るわよ!!)』

 

「(ああ、分かっている!!)」

 

俺も魔戒剣を逆手持ちから順手持ちにすると同時に右側に弧を描き、その後九字護身法のような構えを取った。

それと同時に、ザスティンからの斬撃がこちらに向かってきた。

 

 

 

_________ズカァァァンッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

リコside

「海翔っ!!!!」

 

私とララは海翔とザスティンという男との戦いを見ていた。昨日と同じように互角に戦っていた。

けど、ザスティンが海翔に斬撃みたいなものを放った。

その直後、海翔がいたところからすごい音と砂煙が舞い上がっていた。

 

そんな・・・・海翔・・・・

 

「なかなかやるヤツだったが、これで終わりだ」

 

 

 

 

私は崩れ落ちた。大丈夫だって言ったのに・・・・

私は悲しみで心がいっぱいになり、涙を流していた。

 

 

 

 

 

 

 

「だれが終わりだって?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・え?」

 

 

 

 

突然海翔の声が聞こえた。思わず見ると、砂煙が晴れてきた。

そこにいたのは_________

 

 

 

濃い青色みたいな色をしていて頭部が狼みたいな顔をしていた人が立っていた。

リコside end

 

 

 

どうやら間に合ったみたいだな。

 

「何ぃぃぃぃ!?」

 

「カッコいい!!」

 

俺が鎧を纏うと、ザスティンが驚きララが目を輝かせていた。

 

「か、海翔・・・・?」

 

リコが戸惑った様子で俺に話しかけてきた。

 

「そ、その姿は・・・・?」

 

「あとで答えるから待ってろ」

 

リコにそう言うと、ザスティンに体を向けた。

 

「貴様何者だ!?本当に地球人か!?」

 

「俺は生粋の地球人だ。この力は異世界のだがな」

 

「異世界だと!?そんな力聞いたことがない!!」

 

「私も聞いたことないよ」

 

 

 

 

そう、こことは違う世界。

 

 

 

人知れず闇の中で生き異形の魔物から人々を守る者の力_____

 

 

 

 

「改めて名乗ろう。俺は鈴村海翔」

 

 

 

_____その者たちは

 

 

 

 

「又の名を_____」

 

 

 

 

 

_______人々からこう呼ばれている

 

 

 

 

「瞬迅騎士・旋狼だっ!!」

 

 

______GARUUUUU

 

 

 

 

 

 

___________魔戒騎士、と

 

 

 

「しゅんじん」

 

「きし」

 

「セロ・・・・?」

 

ザスティン、ララ、リコが首を傾げた。

 

 

 

99.9、99.8、99.7、99.6.....

 

 

 

魔導刻がどんどん減っていく。はやくしないとな。

 

「初めての実践だ。練習台になってもらうぞ」

 

「何をごちゃごちゃ言ってる!!姿が変わったからって調子になるな!!」

 

ザスティンは俺に向かって斬りかかってきた。

俺は構えることなく、ザスティンに向かって歩いた。

 

「ハアッ!!」

 

ザスティンの剣が肩に当たったが鎧には全く傷がつかなかった。

 

「バ、バカな!!このイマジンソードでも傷つかないだと!?」

 

「悪いがこのソウルメタルの鎧はそんな剣じゃ傷つけることはできない!!」

 

俺はザスティンにパンチを食らわせた。鎧を纏ったパンチは素手より遥かに強くザスティンを遠くに殴り飛ばした。

 

「グォッ!?」

 

地面に倒れたザスティンだったが、すぐに起き上がった。

俺は魔戒剣と形状がほぼ変わってない≪瞬迅剣≫を構え、力を込めた。

すると、刀身から水が現れた。

 

「ハァッ!!」

 

そのまま横一線に剣を振るうと、刀身の水が龍の形*1に変わりザスティンに向かっていった。

 

『グオォォォォッ!!』

 

「何!?グアッ!!」

 

水龍がザスティンに襲い掛かる。ザスティンは剣で必死に対抗している。

俺の≪旋狼の鎧≫の能力は、火・水・風・雷・氷の力を使うことができる。

使いこなすのに苦労したがな。

 

ザスティンが水龍を倒しこちらに走り込んできて、瞬迅剣を振るった。

 

「オオォォォォッ!!」

 

「ハアッ!!」

 

ギンッ!!!!

 

互いの剣がぶつかり衝撃が周りに響いた。

 

「なぜだ!?なぜ貴様は邪魔をする!?貴様には関係ない話のはずだ!!」

 

「確かにララの事情は俺には関係ないな」

 

「なら、なぜだ!?」

 

「俺が助けたいと思ったからだ」

 

「何・・・・ッ!?」

 

「事情はどうあれララの眼には助けてほしいと本気で願ってた。ならば、俺はその思いに応えるためにこの剣を、力を使う!!」

 

俺は再び瞬迅剣に力を込めた。今度は紫の炎を出した。ザスティンはまずいと思ったのか、下がろうが俺の方が早かった。

 

「止めだ!!ハァァァァァッ!!」

 

「グアアアアアアアッ!?」

 

紫の炎の斬撃をザスティンに放った。ザスティンはそのまま大きく吹っ飛んだ。

俺は炎を振り払うように瞬神剣を下した。

 

 

 

0.5、0.4、0.3、0.2、0.1、0.0

 

 

 

 

魔導刻が0になったので鎧が解除された。瞬神剣も元の魔戒剣に戻った。

すると、リコとララがこちらに来た。

 

「海翔大丈夫?」

 

「ああ、大丈夫だ。」

 

「あの男の人は?」

 

「それも大丈夫だ。手加減したからな」

 

「あ、あれで手加減?」

 

リコとそんな会話をしていると、ララが話しかけてきた。

しかも、妙にときめいている様子で。

 

「海翔・・・・ありがとう。さっき海翔がザスティンに言ってたこと、すごくうれしかった。」

 

「私⋯今の生活が本当に嫌で、自由に生きたくて逃げ出してきたの⋯そんな私を追手から守ってくれた」

 

「あの時は自分の気持ちがよく分からなかったけど、今ははっきり分かる」

 

「私・・・海翔となら本当に結婚してもいいと思う」

 

「ううん、結婚したい!!」

 

・・・・・・・・は?

確かに助けたいと思って助けたけど・・・・。

まさか俺・・・・・また女子に惚れられた?

リコもすごく驚いた顔をしている。

 

「・・・・負けたよ、地球人」

 

いつの間にか復活していたザスティンが涙を流していた。

 

「お前が言ったあの言葉に私は心を打たれた」

 

「他者を助けるその優しき心、そしてそれに見合う強さを兼ね備えているお前ならララ様を必ず守ってくれると私は今この瞬間確信した!」

 

「宇宙に数多いる候補者共が納得するかはわからぬが、デビルーク王には私から報告しよう」

 

「ララ様を必ず守ってくれる騎士がこの地球にはおる」

 

「それがお前である⋯と!!」

 

そう言ってザスティンが涙を流したまま、去っていった。

・・・・犬に噛まれたまま。

 

「えへへー、よろしくね海翔♡」

 

ララが笑顔で俺に抱き着いてきた。リコは急展開すぎて固まってしまった。

 

俺・・・・高校に入ってさっそく1人堕としてしまった・・・・。

 

『(前途多難ね。まっ、がんばりなさい。応援してるから)』

 

ラルヴァのとどめに等しい言葉に俺はうなだれてしまった。

 

*1:
モチーフの術:水遁 水龍弾




いかがだったでしょうか。

今回やっと鎧が登場しました。

ララを惚れさせるのに、かなり強引になってしました。
不快と感じた方は申し訳ございません。

ちなみに、GARUUUUUは今回だけにしたいとおもっています。


それでは、次回お楽しみに。


今回使用した技のモチーフ
水遁・水龍弾
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