女の子ばかりの職場で身体を求められる件 作:通りすがりの魔術師
そんなに新主人公嫌なのか…。竿役1人の方がみんな好きなんすかね~(前話アンケートを見ながら)
しずくさんに盛られサカられてからしばらく経った頃、俺にはある問題が起きていた。俺自身、あれだけ射精したのだから当然だろうと割り切り、特に気にすることなく日常を過ごしていた。
しかし、その言葉はある日唐突に告げられた。
「照慈くん、最近勃起してないわよね」
「は?」
休憩中、すれ違いざまに遠山さんが思い出したように呟いた一言は俺の耳を貫通することなく、鼓膜に留まり俺は足を止めた。
「なんですいきなり」
「え?違うの?」
確かにしずくさんとシて以降、俺は勃起不全に陥っている。違和感に気付いたのは三日後くらいで「そういえば最近朝勃ちしないな」と朝にトイレをしてる時だ。いつもなら誰かと性交した後でもそれなりに元気さを放ってる俺のムスコもここ暫くはしょんぼりしていた。
けれども、俺の生活に支障はなく勃起しないから死ぬわけでもないので病院にも行かずに放置している。それにむしろ勃起不全でいれば求められてもSEXしなくて済むしな。
だが、どうして遠山さんがそれに気づいたのか不思議で不思議でたまらん。どういう観察眼してるんだこの人。聞いてみると遠山さんは何故か恥ずかしそうに口ごもりながら
「えっ、昼過ぎになったらいつもしてたから……」
と「もう!言わせないでよ!」と顔を赤くしていた。こんなところでピュアさ出さなくていいから。ギャップ萌えで死んでしまうとかそういうんじゃないけど……ただ、これを前にして勃たないってのは問題なのだろうか。
いや、けど俺の身の保身は保たれるし特に何かする必要はないように思う。一応詳細は省きつつ仲の良かった後輩に相談してみたが「知らないですよ」と苦笑いで返された。そりゃそうだ。むしろ、飽きれずに苦手笑いしてくれただけでも嬉しかった。
「しかしどうしたもんかな…」
遠山さんには本当に勃起不全になったのか試しに1発してみないかと提案されたが断っておいた。あんな恍惚とした顔でシコシコジェスチャーを会社でするもんじゃないと思うよ。
「どうしたんですか?」
「あ、涼風か」
解決すべきか否か昼飯を目の前に悩んでいると隣からひょこっと涼風がやってくる。「隣いいですか?」と尋ねられ了承すると、涼風は手に持つお盆を机に置くと椅子に腰かける。
「何か悩み事ですか?」
「うん。けど、大したことないよ」
涼風が男なら相談できるんだが、そうじゃないからこの話は出来ない。他の友達に言おうにも、悩んでる理由を言わないと恐らく病院行けとかまともなことを返されるだろう。
食べかけだったハンバーグの部分を箸で切り分けると、それを口に運び咀嚼する。
「そうなんですか…」
そう言うと涼風は肩を落として食事を摂り始める。そして、俺が食べ終わる目前、涼風が半分ほど食べた辺りだろうか彼女は何か思い出したのか「あ」と声を上げるとこちらを振り向いた。
「あと1週間で社員旅行ですね!」
「あーそうだね」
イーグルジャンプには毎年冬の時期になると社員旅行に行く。場所は北海道。日本最北端の都道府県にスキーやら海の幸を楽しみに行くのだ。2泊3日と短いようで長い休暇は特に拘束されることなく、他人に迷惑をかけなければ基本的に自由である。男一人の俺は入社当時は八神さんと遠山さんとで海の幸や日本酒を食べて飲んで周り、2年目からは後輩ができたのでその子らに奢ったりして3日間を過ごした。
今年はどうしようか。旅館は毎年同じというわけではないから、今回の場所によってはSilverspoonのモデルになった高校やら牧場に行くのもいいなと思考してると隣から微笑みの混じった笑い声が聞こえる。
「あ、すみません。なんだか楽しみそうだったので」
「…涼風は楽しみじゃないのか?」
「そりゃもちろん!……でも、私運動苦手なのでスキーができるかどうか…」
「まぁ、スキー以外にもソリとか、あとは雪合戦したりしたし、きっと楽しめるとは思うよ」
「本当ですか!?」
俺がそう言うと涼風は落ち込んでいた瞳を輝かせる。ほんとにこの子社会人なの?やっぱり修学旅行前の高校生とかなんじゃないかな。いや、でもそういえば、俺はこの子に初めてを奪われたんだったな。それを思い出しちゃうとなんだか複雑な気持ちになるな。
「じゃ先輩、あっち行ったら滑り方とか美味しいお店教えてくださいね」
「え、あ、うん。考えとく」
「そこは分かったって言ってくださいよ」
ここで了承すると俺の自由時間が減りそうな気がしたからあえて有耶無耶にしたのだが、涼風には当然な反応をされてしまった。涼風のジト目を受けて苦笑しながら、俺は食堂をあとにした。
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社員旅行前に済ませられる仕事は済ましておきたいという会社の意向で、夏のゲーム発売から数ヶ月経ち落ち着いて来た秋終り頃に前作の開発の感想を聞く面談がある。
あまり堅苦しいものでなく、ディレクターとプロデューサーの2人と3人であの時は大変だったねー、だからこうしようー。あそこは良かったねー、次も続けようー。みたいなそんな感じの緩いものだ。個人的でもチーム的なものでもいいと思ったところに反省、これからの目標などをシェアしていく。
それが次回のゲーム開発に貢献してるかと聞かれたら俺は知らない。
「目標ですか、そうですね現状維持ですかね」
「照慈くんらしいと言えばらしいね」
俺の面談だが、淡々としたものだった。今の俺に感情の起伏があまりないのもあるが、目標も反省もなく、良いところは遠山さんの管理スケジュールのおかげで残業が少なくて済んだというところだ。
それを伝えると他の人も言ったのか「じゃあ次も遠山くんにしてもらおうか」としずくさんがにこやかに言う。
「ところで照慈くん。キャラリーダーをやってみる気は無いかい?」
「八神さんがやるんじゃないんですか?」
「若いのも育てないと」
実力と年数で言うと、俺か滝本らしいのだが後者は伝えた時点でびっくりして目を開けたまま意識を失ったらしい。そんなに嫌なのだろうか。
「無理にとは言わないけど、どうかしら」
「……考えときます」
わりとどっちでもいいんだけど、ここは保留にしておこう。できるだろうけど、次の作品によっては涼風とか飯島にも出来るかもしれないし。ここでちょっと微妙そうな顔をして、やるかやらないか分からないようなラインを相手に伝えておけばOK。これで話は終わり、立ち上がって部屋から出ていく間際はしずくさんが口を開いた。
「今年の社員旅行は何をするか決めてるのかい?」
聞かれて立ち上がりかけた体勢のまま考える。今のところ涼風にスキーを教えてと頼まれ、滝本と美味い魚がある店に行かないかと誘われ、飯島と篠田に風呂上がりに卓球をしようと声をかけられている。どれも保留にしてるが。おそらく、八神さんとうみこさんにも何かしら誘われる未来が見えるので、1日と半日くらいは誰かと付き合って終わるだろう。
流石にあっちにまで行って性交を申し込んでくることはないだろうし、俺は現在進行形で出来ないし。
「特に決めてないっすね」
「あ、だったらコウちゃんと3人で温泉巡りでも行かない?」
おっとここで遠山さんが乱入。これは俺のエピタフでも見えなかった。遠山さんのことだから八神さんを独占しようと俺を近づけさせないようにすると思ったんだけど。
「いいね。けど、私は旅館の温泉でいいかな」
どうやらしずくさんは誘うつもりはないらしく、俺の好きにさせてくれるらしい。本当、他の女の子と達も見習って欲しいぜ。
「まぁ、考えときます」
では、と部屋から退出する。社員旅行、行きたい場所やら食べたいもの、やりたいことは誰にでもある。けど、やはり所詮俺は男一人。来年こそは新入社員に男を入れてくれと切に願いながら、手元にある仕事を片付けるべくキーボードとペンを動かし始めた。
なお、主人公のEDは媚薬の反動で社員旅行頃には治る模様(愉悦)
次回から社員旅行編です。女ばかりの会社で男一人で旅館に温泉!何も起こらないはずがなく……おっと話しすぎるところでした。
そんなわけでこれもここまで続いちゃったよってことでね、社員旅行編はちゃんとやりてぇな!と思ったわけですよ。
何をするか決めてないですけどね!とりあえず主人公を油断させるためのED。
ん?ねねっち?知りませんねそんな子…(嘘です)
書きたいけど、社員旅行編終わりでいいかなって…。それでも書くかは微妙だけど。
他にもこんなのして欲しいみたいなアンケート取ろうかと悩んだけど、それすると「あー書かなきゃなー」ってなっちゃうんでやめときます。けど、社員旅行編で主人公が取るべき(取って欲しい)行動をアンケートで取ります。なお、その行動を取ったからと言ってその子らとSEXとは限らないで悪しからず。
この主人公に対して好感が持てるか
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持てる
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持てない
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日常シーンでは持てる それ以外は〇ね
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普通くらい