女の子ばかりの職場で身体を求められる件 作:通りすがりの魔術師
一週間だけ幸せでいたいなら、同人誌を買え
一ヶ月だけ幸せでいたいなら、オナホールを買え。
一年だけ幸せでいたいなら、風俗にいけ。
一生幸せでいたいなら、正直に生きることだ。】
ゆんちゃんの渾名が思いつかず適当につけてしまいました。そして、主人公の名前が欲しくなったこのごろ。自分の好きなキャラの名前切り貼りして現実世界にはいそうにない名前にしたいところです。
なお、今回で原作2巻目に入っています。
カーテンの隙間から差し込んでくる光が薄目に入り、寝返りを打つ。早く起きろよという太陽さんからのメッセージを無視した俺へと襲ってくる次の刺客は実家から持ってきた目覚まし時計くん。アラート機能もついていてボタンを押さない限りけたたましい音で「おはよー!起きてー!」と言わんばかりにギャンギャン鳴ってる。それを止めるため右手を伸ばす。
いつも通り設定した時間ぴったりに起きた俺は身体をググッと伸ばす。その間に肩のストレッチも行って、出勤後から蓄積される疲労を軽減できるようにしておく。
「いただきます」
起きたら朝ごはんがある幸せを忘れてから2年経ち、コンビニで買ったあんぱん(4個入り 100円)を食べながら朝のニュースを眺める。
芸能人の誰かが結婚とか犯罪を犯したとか、いじめ問題がどうたら、政治家がまた失言だとか、日本はこういうニュースが日々絶えないなと思いながら牛乳を飲み干す。
「帰りに買わねば」
中身のなくなった牛乳パックを洗って乾かしてから歯磨き、ヒゲ剃り、鼻毛のチェックをして顔を洗う。女の子ばかりの会社に務める男性社員としては身だしなみにめちゃくちゃ気を遣う。髭は多少であれば不潔感はでないが、鼻毛は出てて帰ってきて鏡を見て気づいた時に自己嫌悪に陥るので高校の時から鏡を見て抜くくせをつけている。
おかげで今のところ「鼻毛出てますよ」と言われたことは無い。日々の積み重ねって大事。
その後仕事着に着替える。スーツのような堅苦しい格好はあまり好まない俺は、イーグルジャンプの自由なスタイルを大変気に入っている。しかし、一つ問題があるとすれば着る服を選ぶのが面倒ということだろうか。タンスや掛かってるのから着ると毎日同じような服装になるので、曜日毎に着る服は決めている。流石にこの周期制に気づいてる人はいないようで俺のように着てる服で何曜日かを把握する人間はいない。
7月になっても梅雨のジメッとした空気は抜け切っていなくて、太陽もサンサン、元気サンサンって感じでサンシャイーン!と輝いている。
梅雨が終わってそろそろ台風の1つや2つやってくるだろう季節特有のムワッとした空気は会社内に入るとクーラーによって奪われて、快適で仕事のしやすい環境となる。
「おはよう」
「おはようございます」
エアコンの温度を見てると遠山さんが前からやってくる。いつものピンクのカッターシャツに茶色いベルトを巻いて、黒いスカートを履いている。仕事場での見本のような格好でも可愛く見えるのはやはり着てる人がいいからだろうか。
「今日も暑いわね」
「まぁもう7月ですしね」
どこにでもありふれてるような世間話。1度性交したとはいえ、遠山さんと俺との関係は依然変わらずである。が、あちらから話しかけてくることが増えたように思う。それにさりげなく自然と違和感なく。周りには特に変わったように思われなくても、毎日1回声をかけられている。
「そうね。来月には発表もあるし頑張りましょ」
肩に置かれた手をポンと置いた遠山さんは俺が頷くのを見て会議室の方へと歩いていく。これから打ち合わせか。ADってやっぱり忙しいんだなと小学生並の感想を抱きながら自分のデスクに座る。
新年度が始まってからそろそろ3ヶ月。小中高で告られた回数が片手で十分どころかお母さん指をスタンドアップさせることも出来なかった俺は、何故かよく分からないが3人の女の子と身体の関係を持ってしまっていた。1人、未遂及び予定がいることも含めて、過去の俺からすれば信じられないことだ。
確かに学生時代は恋人がいる生活に憧れたこともあった。しかしだ、周りのカップルを見て俺の恋人に対する価値観はどんどん下がっていった。思い出すだけでもあまりいい気分はしないので言わずにおくが、高校生の頃には俺は恋人はいらないと決め込んだ。
恋愛は人生を彩る絵の具のようなものだが、時に真っピンクになったり、どす黒い色で染まることも考えれば無い方がいいと思ったからだ。
だから、涼風の好意は勘違いだと言いくるめて、滝本は言われてはないが遠山さんから見れば俺に対する感情はlike以上の可能性が高いらしい。そして、そう見た本人は八神さんがいなかったらあるいは程度らしいが、性交は気持ちよかったそうで時折、夜に帰る時間が重なるとホテルに誘われることがある。
スケジュール管理や全体の進行の把握に上司との会議もあってストレスが溜まるのだろう。でも、それを発散するのに俺を使わないでもらいたい。
遠山さんとの一件から、仕方なく避妊具を鞄に忍ばせるようになったが今のところ特に使うことなく、箱の封は切られていない。ずっと開かなくていいのにな、と思うのはフラグにしかならない気がするが思わずにはいられない。
「今日もなんか暑いですね〜」
「そうだなー」
いつものゴスロリって感じの服に身を包んだ飯島がパタパタと手で風を仰ぎながら俺にそう話しかけてきたので適当に返す。俺で合ってるよな? 他の人に声をかけたわけじゃないよねとそれとなく後方確認すると、飯島が服の上から自分の二の腕を摘んでいた。
「はっ! いや、これは、そのっ!」
まぁ女の子だし気にするよね。それにこの仕事は動き回ることがないので自然と脂肪とか貯まるし。金も貯まれば万々歳なのにね。
見られて慌てた様子の飯島に言うことが見つからなくて苦笑する。正確には言うことはあっても言ったらセクハラになる可能性があるので言えない。
「うぅ…ええよなぁ、青葉ちゃんとかはじめは細くて…」
出勤時間前でまだ来てない2人のことを思い浮かべてるのであろう飯島は僻むような声を出す。涼風はまだ10代だし、はじめちゃんは自転車通勤だから身体のラインが強調させる服を着ても遜色ない。むしろ、こちらにとって目に毒になる。
「まぁ飯島も気にする程じゃないんじゃないか」
よく知らんけど。飯島の腕を凝視したことないからなぁ。というか、同僚の女の子に対してそんな目線を向けられない。
でも、一般的に見れば顔は幼く童顔で、ツーサイドアップの髪型や服装も女の子らしいと思う。ただちょっとゴスロリ系ばかりだったり、ホラー系に偏ってる気もするが。
「そ、そんなことないですよ…! ぬ、脱いだら、その……ぷよぷよですし…」
いいじゃんぷよぷよ。連鎖したら消えていって相手のところに行くんだぜ? つまり、飯島の脂肪も連続で消せば誰かのところに渡るってことだ。
「気になるなら、運動とかしてみたら?」
「私、運動苦手なんですよ…」
「あー…」
女の子でありがちな理由だな。けど、それを理由にしてたらいつまで経ってもそのままだぞ! だが、そういうわけにも行かずに頭を悩ませていると生肌を剥き出しにして腕を擦りながらこちらに来たはじめちゃんと学生服のような半袖のスーツ姿の涼風がやってくる。
「何の話してたんですか?」
朝の挨拶を交わすと涼風は鞄を置きながら俺と飯島に問いかけてくる。俺はそれとなく飯島に視線を向けると彼女はブンブンと首を振る。
「いや、今日も暑いなーって!」
「?……そうですね、でもゆんさんも先輩も長袖!」
「へ? そそそそうや!私はまだ大丈夫だやし!」
飯島がオーバーリアクションすぎて誤魔化せてはいるけど涼風が当惑してる。気にしないでおこうと思ったのか涼風ははじめちゃんの方に行くと、来るまでにダイエットの話でもしてたのか「歩くだけで痩せますかね」と声をかける。
「な、なんやダイエットの話〜?」
「そうなんですよ。腕の肉がちょっとぷよぷよしちゃって」
「うっ!」
自分から地雷踏みに行ってるよあの子…大丈夫かな。涼風の悪意のない言葉が飯島を襲ってる頃、はじめちゃんはソワソワと腕を摩る。
「もしかしてはじめちゃん、寒いの?」
「はい…長袖着てきたら良かったなって…」
空調いじっていいんですかね?と問いかけられて、俺はうーんと首を捻る。基本的には設定温度があるけど、八神さんが弄ってるからなぁ…いいとは思うんだけど、今の温度が快適な数字だから上げたりするのはなぁ…。
「はい」
「え?」
夏場はタブレットがやけに発熱することもあるし、温度を上げると八神さんがイライラするだろうから俺の上着を着せてやるとはじめちゃんは「いいんですか?」と尋ねてくる。
「いいよ別に。着ててもどうせ袖まくるし」
長袖を着るけど腕まくりしちゃうから、それなら寒がってる子に着せた方がいいだろう。こら涼風と滝本は羨ましそうに見ない。もう寒いアピールされても着せられないから。これ以上渡したら半裸だよ。
「ありがとうございます!洗って返しますね!」
「うん!流石に帰りには返して欲しいかな!」
まだ夏本番には程遠いし、この歳になるとTシャツ1枚で帰るのはね。ペコペコと謝罪と感謝の言葉を受け流して仕事に戻るといつもの2人からではない視線を感じる。
「あ」
視線の主の方を振り向いてみると、飯島は「仕事に戻ります」と慌てて自分のPC画面と見つめ合う。なんで見られてたのかしらと自分の服装に変なとこがないかと見回す。
火曜日だから赤い服にジーパンと至って普通の格好だ。服のデザインも特に凝ったようなものでなくシンプルに社名が入ってるだけだ。
もしかしたら専門学校の合格が決まってからバイトして稼いだお金でジムに通い、絞ったこの体に何か変なところが? 今はお腹も凹んで腹筋はうっすらとではあるが割れてるんだけど。
まぁ飯島の視線は逸れたし、気にすることではないかと思って俺も自分の作業に戻った。
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本日のノルマを終えて残業が確定して唸っている涼風を尻目に俺は立ち上がるといつもの如く「お先にー」と言ってエレベーターホールに行って下の階のボタンを押してしばし待つ。
SNSでは定時に終わって帰ることを咎めてくる上司がいるらしいが、うちは完全ノルマ制で自分の仕事は自分のもの、同僚の仕事は同僚のものなので自分が先に終わっても文句を言う者は誰もいない。それに涼風の分も何体か代行してるから、何か言われても言い返せる。八神さんと遠山さんに言われるとさすがに躊躇うが、それ以外なら俺は気にせず帰宅するだろう。
遠山さんの完璧なマネジメントのおかげで一日にどれくらい作ればいいかの目安があるので、とても仕事がしやすい。キャラ毎にどれくらい時間をかければ定時に帰れるかを前の日に計算して実行することが定時帰りの基本である。
「あ、お疲れさんです」
「ん、お疲れ」
飯島も今日の分を終えたのか俺の隣にやってくると、それと同時にエレベーターの扉が開く。
「そういえば、はじめに上着返して貰ったんですか?」
「うん、カバンの中に入れてるよ」
はじめちゃんはモーション班だから、キャラクターデザイナー班と動きは異なるがちゃんと一日のノルマが設定されている。でもそれは俺たちキャラ班が3Dモデルを製作してからモーション付けを行うので後になればなるほど仕事は多くなる。だから、定時よりちょっと早く帰れるのは今だけだろう。それに今日は好きなアニメの放送日と聞いたので、早く帰ったのだろう。
「……先輩の腕、筋肉すごいですね」
「ん? そう?」
言われて力こぶを作るように曲げてみせると「おおっ!」と驚いたように身を引く。そんなに大したことないと口にすると飯島は俯きがちに呟く。
「いや、すごいと思いますよ…私に比べたら…」
自分の腕を摘みながら唇を尖らせる飯島。脂肪のことになると飯島は卑屈になってしまうらしい。だから、そんなに太くないって多分。見てないからわかんないけどさ。でも、飯島個人としては自分の二の腕が太いと思えるのだろう。それが少し可愛く見えて、けれど本人は真剣に悩んでる様子だったので俺はある提案をしてみる。
「そんなに気になるなら筋トレ付き合ってやろうか?」
「え!ほんまですか!?」
頭をガシガシかきながら言った俺に食い入るように迫る飯島に俺は戸惑いながらも頷く。
「ほんまありがたいです!ほな、また連絡しますね!」
「お、おう…」
じゃ!と駅方面へと歩いて行った飯島を見送って肩の力を抜く。最近女の子関連でのToLOVEる以上のトラブルが起きてるけど、こういうのは全然OKだ。筋トレから性交に繋がることは無いし、恐らく外かジムでやることになるから人の目もある。だから絶対大丈夫と拳を握って、このスペクタクルな青春って感じのイベントに期待する。
滝本の時のように周りで誰かが聞いたり見てないかを確認して、燃えるような夕日の見える方向へと足を動かす。その足取りは少しだけ弾んでいた。
個人としては腕立て伏せと腹筋、スクワットをすれば【太っている】【デブ】のレッテルは貼られないんじゃないかと思います。腹筋は体幹でもいいとおもいますが、大事なのは痩せることではなく続けることなんですねこれが。
てことで、次はゆんちゃんになります。可愛いよねゆんちゃん。もうその気になってる二の腕を大丈夫だよって言いながらぺろぺろしてあげたい。
お前変態かよって? ふふっ、これを見てる時点で同類なのです。
さて今回はお気に入りに追加が多いしエッチ回を書き終わるまで時間がかかりそうなので先に前座を出しておこうというわけです。
ではまた次回、アリーヴェデルチ!
この主人公に対して好感が持てるか
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持てる
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持てない
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日常シーンでは持てる それ以外は〇ね
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普通くらい