奇策士は食事に行くと言って牢を出て行ってしまった。
(え、今、なんて?食事に行く?待って…思考が追い付かない…
えっと、と言う事は、しばらくは戻って、こない…脱出の策を練る為に辺りを調べるなら今しかないわ…)
あまりの突然の状況に一瞬だけ理性が戻ったニニムはもし2日経っても出られなかった場合、
代案として何か脱出に使えそうなものはないか、交渉に使えるものはないか一瞬のうちにそれらを考えた
しかし、その優秀すぎる頭脳がゆえに逆に足を引っ張ってしまった。
火照りきった身体は少しの身動きで理性を奪う程の快感をもたらす…
もし微動だにせずに思考のみで脱出の考えを巡らせていたら、また違った結果になったかもしれなかったが…
(う、動こうとするたびに…布が…擦れて…
ダメ…これじゃまともに立ち歩くことすら…)
両手が縛られた不自由な態勢ながらもなんとか立ち上がったニニム
だが、そこで見てしまった…己が座っていた位置に大きな黒いシミができているのを。
(え…何これ…?
もしかして、私の…?この位置って…あいつからも見られて…
絶対気が付いている…のよね…)
そう考えた瞬間ニニムの中で何かが崩れ始めてしまった。
自国の敵、それだけならまだしも、一族の敵。
そんな最悪な相手に自分の痴態を見られてしまった。
それだけが頭の中をグルグルと回り、まともな思考回路が働かなくなっていた。
「このシミは…私の…ここから…?」
そう言って無意識のうちに自らの秘所へ手を伸ばしてしまった…
決して触れてはならないと心に決めていたのに、一瞬の油断…
何かを確かめるかのように、そーっと濡れそぼった下着を指の腹でなぞる。
クチュ…
水気のする音がした、その瞬間、何かに弾かれたかのようにニニムの身体に電撃が走った
「ん…アッ…」
(え?私…今自分で触っ…て…
ダメ…止めないと…!わかってるのに…わかってるのに…
止まってくれない!!!)
一度崩れた堤防は元には戻らなかった、立っていることも叶わず、
地面に座り込みニニムは再び自分の秘所へ指を伸ばし…
自分への贖罪かのように、ゆっくりとしたペースで指を前後させる。
チュ…クチュ…クチュ…
「あっ、あっ……あんっ…」
最早声を抑える余裕などなかった、それほどまでに甘美な瞬間だった
目は虚ろになり、だらしなく口を開け、快楽に染まった顔をする。
だからその虚ろな視線の先に奇策士が入っていることに気が付くのに、時間がかかってしまった。
「……え…!?あなた…なんで!?」
牢屋の外で立ち、眺めていた奇策士は牢屋の扉を開け、ニヤニヤしながらニニムに近づいていく。そしてしゃがみ込み顔を覗き込む態勢になった。
「随分と、気持ち良さそうな顔、声を出していましたね?
今、ニニムさんは何をしていたんですか?」
わかりきった答えのはずなのに、勿体ぶるように質問を投げかけてくる奇策士
これがやつの罠だと言うことは気が付いてる。
だが、見られてしまった。言い訳のしようがないほどに…
でも、それでも、憎き相手に屈辱的な言葉を吐くことはニニムの心が許さなかった。
「別に…何も…?」
「へぇ…じゃあ、こんなとこを弄ったりなんかもしてないって事ですよね!?」
そう言って奇策士は初めて直接的な手段に出た。
ニニムの秘所に手を伸ばし多少乱暴ではあるが弄り始めた。
水気を多く含んだ下着が指に吸い付き、そのまま一緒に中に入ってしまうくらい押し込んだ
ビクンッ
ニニムの身体が弓のようにしなり跳ねた
「や…だめぇぇぇ!!!」
ニニムの声などおかまいなしに奇策士はニニムの中を楽しむ。
十分過ぎる程に濡れそぼっていたそこは、異物の侵入を易々と受け入れ
貪欲に、快楽を欲するかのように指に吸い付き、また新たな潤滑液を分泌する。
「んぁ…アンッ…!!そ、そこ…ダメぇ…
嫌なのに…嫌なのに…なんで…」
ビクッ…ビクッ…
まるで自分の身体じゃないみたいに跳ね、その快感に酔いしれそうになる。
錠に繋がれているとは言え両手は自由に動かせる。その手で奇策士の手を払いのける事だって出来たはずである。
しかし、その選択をすることができなかった…
(気持ち良い…誰かに触られた事なんてないのに…初めてがこんなやつなのに…
なんで…こんなに気持ち良いの!?
こんなの…耐えられない…こんなの続けられたら…
すぐに達してしまうわ…)
クチュ…クチュ…
ビクッ…ビクン…
「ん…んあぁ…あ…あ…」
奇策士はニニムの様子を観察しながら指を動かす、決して達しないように
加減して、焦らす。2時間以上も媚薬によって火照った身体だ
イカせようと思えば簡単にイカせることは出来よう。
だが、それでは面白くもなんともない。この女には自らの手で達するように仕向ける。
それが調教の第一歩。
奇策士が指を動かす度にニニムの身体は敏感に反応し、艶声を出し、牢屋には水音が響いていた。
いつしかその行為も10分程が過ぎていたが、ニニムは達する事ができずにいた。
奇策士は知り尽くしている、フラム人の事を…
今まで培ってきたフラム人を調教する知識がニニムにも当てはまっていた。
(な、なんなの…よ……もう少しで…イキそうなのに…
いや、イキたくなんてない!イキたくなんてないんだけど…
ずっとこのままなの…苦しすぎる…
あ、ダメ…またくる…)
クチュクチュクチュ…
「あ、あんっ…あっあっあっ…
んっ…そこ…あ………あぁぁぁ…」
ニニムの身体に力が入り、身体を反り始める
「おっと、いけない、それ以上はダメですよ」
そう言うと奇策士は指をニニムの中から抜いて離れてしまった。
少し離れた位置に立ち、その淫らな姿を見下ろす形をとる。
衣服は着ているものの、スカートは捲れ上がり、濡れた下着が顔を出し
上着は開けて快楽によって少し桃色を帯びた白い肌が露出してしまっている。
「え…なんで…もう少しだったの…に…」
言ってしまってからニニムは我に返った、何がもう少しなのか、その先を言ってしまえば、負けを認める事と同義ではないか
しかし、この火照り切った身体を満足させるには、もうそれしかないことも理解していた。
「おやおやおや?何がもう少しだったんですかねぇ?
そう言えば、戻ってきたら質問の答えを聞くお約束でしたよね?
言葉で表現しづらいのでしたら、行動で示してもらっても構いませんよ?
ニニムさん、あなた、自慰をした経験はありますか?」
もう、ニニムは覚悟を決めていた。敵にイカされるくらいなら…せめて自分の手で、それが最後の抵抗でもあった。
(自慰をしたことは……ある…でもそれを口にしたくはない…
なら…なら、するしか…ない…
今回は私の負け…でも…ここまで…これはあくまで私の情報だけ…
まだ屈した訳じゃないわ。私の情報ならいくらでも持っていくといいわ。
それでナトラ国に、ウェインに危害が加わる訳じゃない。
この負けは次戦う為の準備よ…)
ニニムの頭の中での葛藤は時間にしてしまえば数秒。
だがその決断をするまでの体感時間はすごく長く感じた
クチュ…チュッ…
ついにニニムは自らの手で秘所を弄り始めた。最早敵が見ているなど関係なく。
今回の負けを認めるのならば、理性は邪魔。
それならいっその事行為だけに身を委ね、醜態を晒してさっさと終わらせてしまった方が良い。
それが聡明なニニムが己の自我を保つためにとった自衛行動であった。
「あははは!良い!素晴らしい!!
さぁ、その気持ち良さそうな顔をもっと見せてください!
どうですか?どこが気持ち良いんですか?」
行為に身を委ねたニニムは、質問の意味を理解する思考すらも切り捨て、この時が早く終われと願った。
「ここ…お豆と…それと…中の…上のところを擦るの…が…」 ビクンッ!
「気持ち良いの…ここが…好きなの…あんっ!」 ビクビク
「ほぉ、いつもするときはそのようにするのですね?」
ニニムは自ら下着をずらし、自分の秘所を直接触り、快楽を貪っている。
その痴態を見られているにも関わらず。手の動きはどんどん早くなり指の第二関節まで入り込んでいた。
クチュクチュクチュ…
「はい……あっ…ダメ…さっきまで…寸前で止められてたから…
もう…もう…!!!」 ビクッ!ビクッ!
ニニムは決して快楽に溺れるような人間ではない。どんな時でも仕事を最優先してきたし、それだけの自制心があった。
そのニニムをここまで溺れさせる程強力な媚薬、そして奇策士のテクニックは見事と言う他ないだろう。
「いいですよ!しっかりと言いなさい!
言いながら果てるのです!!さぁ!!」
ニニムの身体は快楽の階段をのぼりはじめ、散々焦らされた開放の瞬間に導かれていく。
「あっ、あっ!!だめだめだめ!!!イっちゃう!!!イク!!イクーー!!!
あぁぁぁぁぁ~~~~~!!!!」
ビクンッ!!!ビクンッ!!!
ぷしゃぁぁぁぁぁ…
「あ…あぁ……」
ニニムの身体は大きく二回跳ね、その秘所からは大量の潮を吹いた。
あまりの快楽の大きさに目がチカチカと明滅に
口からはだらしなく涎を垂らし、グッタリと力なく自分の愛液で濡らした地面に倒れ込み、気絶してしまった。
「ふふふ…良いですね…
本当に最高の素材だ…
売るのが勿体ないくらいですねぇ。
さて、次目が覚めた時はどんな調教をしましょうか…
おもちゃを使うのも良さそうですし…あぁ…楽しみだ!!」
奇策士はそう呟きながら牢屋を後にする。
ニニムを堕とす作戦はまだ始まったばかり。
まずは自分の痴態を知られると言う下拵えが完了した。
種は蒔かれた、もしこの先ニニムが救出されるような出来事があったとしても
一度蒔かれた種を咲かせるのは容易であると奇策士は理解していた。
期限まで、あと2日…
ウルギオ将軍との間で交わされた約束。功を焦るウルギオは早くナトラを攻め落としたかった。
奇策士がニニムを堕とせるだろうと予想をして提案した2日。
「思ったより時間がかかってしまったのは、上物ゆえですかね
まぁ、もし救出されたとしても、心さえ堕としておけば…」
「くそ、ニニム、待ってろよ!絶対に助けに行くからな!!」
その頃ナトラ国では王太子を筆頭に密かにニニムの奪還作戦が準備されていた。
いかがでしたでしょうか。
とりあえず序章が完結しました。
この後の展開…ニニムは耐える事ができるのか
はたまた救出が間に合うのか…
それにしても、ニニムさん可愛いです。