「帝国第二皇女、ロウェルミナ皇女のご到着!!」
冬が訪れ、予てより縁談の話が持ち上がっていた帝国の第二皇女がナトラ王国に来訪された。わざわざこんな季節にくるくらいだ、何かしら意図があるのだろうが関係ない、ニニムの件を少しでも解決に向ける為、利用させてもらうぞ、帝国!
「遠路はるばるナトラ王国へようこそ参られた、私は摂政を務めているウェイン・サレマ・アルバレストである。」
「ロウェルミナ・アースワルドです。」
ん?おいおい、この声ってまさか・・・
「?どうなさいましたか、ウェイン殿下?」
「あぁ、いや失礼、昔似たような声を聞いた気がしましたので少し戸惑ってしまい・・・」
「あら?意外と早く気が付かれましたね?
お久しぶりですね、ウェイン」
(な、なにぃぃぃ!!!ロワじゃねぇかよ!なーにが田舎貴族だよ騙しやがって!!って言うか、向こうは俺の素性気が付いていやがったな!くそぉぉ!!いや待てよ・・・相手がロワだと言うならこれは利用しない手はないか・・・ニニムと仲が良かったロワの事だ、無条件とはいかないが協力してくれる可能性が高くなった。)
「これはこれは皇女殿下お戯れを、長旅でお疲れでしょうから積もる話はまた後日いたしましょう。今ナトラは冬に足を入れたばかりとは言え寒いです、後ほどナトラ産のお召し物を届けましょう。」
「あら嬉しい、ウェイン殿下自ら私に似合う服を選んで下さるんですね、楽しみに待ていますわ。」
ウェインとロウェルミナの顔合わせが無事終わり、自室に戻ってきたウェインはうな垂れる。
「マジかよぉ、ロワが相手とか、絶対悪だくみを持ってきたに違いない!!」
「そうね、でもあの時のメンバーの背後関係は調べていたはずなのに、失態だわ。」
今回帝国に協力を仰ごうと思っているのはニニムには内緒にしてある。協力の話を持ち掛ける以上、何が起こったのか事の経緯を説明しなくてはないらないし、ナトラに不利益な交渉材料として使われるのは明白だったからだ。だが、ウェインには一切の迷いはなかった。己の心臓を侮辱した罪は万死に値するからだ。
「まぁ、あいつの悪だくみを考えてもしょうがないし、明日の会食できっとわかるだろ、今日はさっさと寝るか。」
「? そうね、確かにロワは昔から私達の想像を超える難題を突き付けてきてたものね。」
ウェインが少し強引に話を切り上げた事に若干の疑問を感じたニニムだったが、明日からの攻防戦の事を考えると辟易としてきたので自分も身体を休めておこうと思い、浮かんだ疑問を頭から消し去ろうとしていた。
「それじゃニニム、また明日な。」
「えぇ、ウェインも身体をしっかり休めるのよ。」
そう言葉を交わし、ニニムは執政室から退室し、自室に戻っていくのであった。
コンコン
「どうぞ、鍵は開いてるわよ。」
「ロウェルミナ皇女、ウェイン殿下よりお召し物が届きました。」
「ありがとう、そこに置いて下がっていいわよ。」
そう言うと従事は部屋から退室していき、部屋の中には随分と大型の衣装箱が佇んでいた。それこそ、人一人が入れるくらい大きな箱だ。
「もう出てきていいわよ、ウェイン。」
「ちっ!なーんでバレたかなぁ。」
「学生時代とやってる事が変わらないからよ、貴方同じ手口で女子寮に侵入したこともう忘れたの?」
「あーー・・・確かにそんな事もあった気がするなぁ。」
そんな学生時代の思い出話をしながら衣装箱に寝転がっていた体勢から起き上がり、手ごろな椅子を見つけてそこに腰掛ける。
「それで?いくら摂政殿下とは言え、こんな夜更けにいたいけな美少女の部屋に侵入してくるとは、穏やかではないですね?事と次第によっては出るところに出てしまうかもしれませんが?」
「はっ!最初から気が付いていて招き入れてる時点でそんなの無効だね。って、ニニムに内緒で来てるんだ、気が付かれない為にもあまり時間はかけられない。」
「ふむ。そうですね、貴方の側からニニムがいないなんて光景、滅多に見られないものね。それで、何かお話があるんですか?」
ウェインは先のマーデンとの戦で起きたニニムの拉致事件の顛末をロウェルミナに説明した。普段冷静沈着な面持ちのロウェルミナだったが、これには動揺を隠しきれないようだった。
「そう・・・ニニムが・・・」
「頼むロワ。この件の首謀者は殺さないと俺の気が済まない!情報がなさすぎるんだ、なんとか手を貸してもらえないだろうか。」
「ウェインがこれ程慌てるのも珍しいですね。帝国に貸しを作っても、ですか?」
「あぁ!だが、俺は帝国に貸しを作るつもりはない。今回の一件にはナトラは関係ない。つまり国と国との交渉ではない。これはあくまでロワに貸しを作るだけだ。」
「なるほど・・・でしたら今回私が持ってきた話、もちろん引き受けてくれますわよね?」
「それは引き受けるしかないな。その代わり、ニニムの事よろしく頼む。」
「そうですわね、旧知の仲ですし。あくまでこれは私とウェインの個人間の取引。それならば、多少私情を挟んでも問題はないですわね。わかりました、任されましたわ。」
こうして夜中の秘密の会談が終わり、ウェインは今度こそ自室へ戻り休むのだった。そしてロウェルミナは思考を巡らせていた。かつて帝国の図書館で資料を読み漁っていた記憶を総動員で掘り起こし、今回の一件の真相を探っていく。なんだかんだで学生時代に一番仲の良かったグループで唯一の女友達。友達として放っておく事なんてできない。
「マーデンに武器を流していたのは確か西の方面・・・そしてこの手口・・・昔書物で読んだ事のある民族に似ていますわね。あれは確か・・・フラム人を専門に扱う部族・・・?この推測が当たっているとしたら、ウェイン・・・あなたの思っている以上にニニムはヤバイ状況かもしれないわよ。」
自らが導き出した答え、その最悪の答えを否定したい気持ちはあったが、もしこれが真実だとしたらニニムの抱える闇は計り知れないものだろう、友として救ってあげたい。これからロウェルミナが行おうとしているのはひとつの賭けだ、だがニニムの口から聞かない事には確証は得られない以上やる価値はある。
「もし違ってたら、私ニニムに嫌われちゃうだろうな。」
そう呟いた声が暗闇に溶けていき、ロウェルミナは席を立ちニニムの自室に向かうのだった。
「んっ・・・ふぅ・・・」
そのころニニムは自室で自慰に耽っていた。前回フラーニャに怪しまれてしまった事を反省して、枕に顔を埋め、必死で声を殺している。先の件からもう1ヶ月が経つと言うのに薬の効果は薄れる気配がなかった。
(本当に憎たらしい身体だ、自分で快感を制御する事もできないなんて)
なんとか1ヶ月ばれないように過ごしてはいるものの、こんな生活がいつまでも続くとなると不安しかない。これだけ強力な薬なら解除薬だってあるはずだろう。その些細な希望だけを頼りになんとか心を保たせている。そんな時、微かに扉を叩く音が聞こえた。
「・・・?誰」
「私よ、ロワよ。」
「ロウェルミナ皇女殿下!?」
幸いにして今日はまだ自慰を始めたばかりだった、火照りは収まってはいないが、先日のフラーニャ殿下の時のようになることはないだろう。ニニムは急いで身なりを整えて静かに扉を開ける。
「こんな夜遅くにどうしたのですか?ロウェルミナ皇女殿下。」
「ちょっとニニムと話しをしたいことがあってね、部屋に入っても大丈夫かしら?」
「いいですけど、何かあったらさすがに外交問題に発展しますよ?」
「今回は皇女殿下としてではなく、貴方の一友人としてきたの。その答えじゃダメかしら?」
ロウェルミナの真剣な眼差しと友人として来たと言う言葉に観念し、部屋の中に招き入れた。
「友人としてきた以上、ロワと呼ばせてもらうわね。」
「えぇ、私としてもその方が嬉しいわ。」
「それで、一体どんな用事で来たのかしら?」
部屋に微かに残る淫靡な香り、相対している友人の少し艶やかな姿、自身が文献の記憶から発見してきたフラム人を扱う部族が主に使用していた薬の効果、それらから導き出した答えで、カマをかけてみることにした。
「ほんとは別の話があって部屋の前まで来たんだけどね?そしたらニニムの部屋から猥らな声が微かに聞こえてきちゃって、居ても立っても居られなくなっちゃったのよね。」
「な!? そ、そんな声する訳ないじゃない!」
明らかな動揺が見て取れる。これは確定だなとロワは思ったが、ニニムの口から何をされたのか聞かない限りは対策が打てない。あくまで友人として助けたいと思っているが、私が動く以上それは帝国の耳にも入る。下手を打って今の帝国での評価を下げる訳にはいかないから確実性が欲しい。
(ニニムには悪いけど・・・)
「ほんとに~?ならこのピンと主張した胸は何かしら?」
そう言うや否やニニムの胸を鷲掴みにして揉みしだいていく。ロウェルミナと比較したら小振りだが小さすぎず、形の良い胸だ。それが火照った身体によってほどよい弾力と柔らかさを出していた。
「あら、ちょっと成長したんじゃない?昔一緒にお風呂入った時はこんなになかったわよね。」
「ん、く、 ちょ・・・ロワ・・・や、めて・・・あふぅ・・・」
身体が火照っていたのもあってか全く抵抗のできない状態のニニム。それに気がついたのかロウェルミナの行動はどんどん大胆にエスカレートしていく。ニニムの腹は横がガラ空きの作りのため、簡単に侵入を許してしまい、硬く主張した乳首を指で挟まれながら揉まれ、ビクンと身体を弾けさせて反応する。
「あら、ここはこんなになってますけど?」
「んくっ・・・そ、それ、は・・・」
「こうされたかったんでしょう?」
ロウェルミナは容赦なく攻める。いつの間にか背後に回り両手を使って胸を、乳首を。舌を首や、耳に這わせる。その度にビクンビクンと身体を跳ねさせ、天を仰ぎ、もはや声なんて我慢できていなかった。
(ダ、ダメ、気持ちよすぎる。このまま続けられたら胸だけでイッちゃう。でも、なんでロワがこんなこと…)
「んはっ!お、お願いロワ、待って!これには事情が・・・」
「へぇ?どんな事情があるのかしら?」
「あ・・・そ、それは・・・」
「言えないのかしら?」
その言葉を残しながら行為を再開する。こういうのは焦らすのが一番効果的だと理解しているロワは、あえて秘所は触らず胸だけで絶頂へと導いていく。もちろん焦らす事が目的なので絶頂はさせない、寸止めを何回か繰り返せば今の状態のニニムなら堕ちるはずだ。
「あひゃっ・・・あ、くぅ・・・あっ・・・」
「ほらほら、先っぽがこーんなに硬くなってますわよ?」
ロワの攻めは本当に上手かった、薬で快楽が増強されている今のニニムに抗える術はなく、ロワの手の上で踊らせれるように喘ぎ続けていた。
「も、もう・・・イ・・・イク・・・」
「だーめ」
ロワの攻めはここで中断する。あと少し中断が遅ければ確実にイカされていた、そんな絶妙なタイミングだった。ニニムにはどうすることもできず足をもじもじと動かしながら懇願するような目でロワを見るしかなかった。
「事情があるんでしょう?それを教えて頂けますか?」
「う・・・」
(きっと私を巻き込まないようにしたいと思うニニムの優しさなのでしょうね。でも私は貴方を助けたいんですの。だからここは心を鬼にしますわ。)
また攻めが再開する。乳首をこねて、自らの足とニニムの足を絡ませ、開脚させて太ももをなぞる。体中が性感帯にでもなったかのようにビクビクと反応する。
(巻き込みたくはない・・・けど、きっとロワはもう知っているんだろうな・・・それなら・・・)
「んぁ・・・わかった、は、話す、から・・・」
「そう、でもこのままの状態じゃ苦しいでしょうから、最後までしてあげるわね。」
「え!?いや、ちょっと待って!」
「だーめ」
今まで手付かずだった秘所に手を伸ばし、もはや下着の意味をなしていないくらいグッショリと濡れたそこに手をあて、一番敏感な部分を押し込む。
「イ"ッ---ア"ァ"ァ"ァ"・・・・・・・・」
一際大きく身体が弾け、ロワの腕の中でニニムは果ててしまった。あまりの大きな絶頂に身体の力は抜け、だらしなくも涎を垂らしながら小刻みに痙攣していた。
その後、落ち着きを取り戻したあとにニニムの身に起きている事をロワに説明した。
「なるほど、やっぱりね。」
「この事はウェインには・・・」
「言うわけないじゃない。安心して、私としても友人をここまでされて許せないの。怪しいやつが帝国側にくればすぐにわかるから、まだ西側にいるはずよ。それなら近いうちに現れるはず、その時がねらい目ね。」
「ごめんなさいロワ、巻き込みたくはなかったのだけど。」
「何言ってるのよ、友人だもの助け合いでしょ。」
そう言ってロワは自室に戻っていった。
「それにしてもニニム・・・可愛かったわね・・・」
気分がノってるうちに続きが書けましたが、個人的にちょっと文章のまとまりが上手くいかなかった感じがしてるので、後で修正をかけるかもです。