コーヒーが少し熱いのでフーフーしながら飲んでると、サンドイッチの一つをぱくぱく食べていた。
半分飲んだところでミルクを入れる、最近、味を変えて飲むコーヒーにはまっている。
最初はコーヒーの苦味と香りを楽しみ、後には濃いめのミルクの味を楽しむのだ。
恵が食べてる間暇なので、雑誌を読んでいると、言いたい事を思い出した。
「そうだ、恵、お前スリーサイズ鯖読んでるだろ?」
雑誌を読みながら呟くと、
「ぶふっ、、。」
とコーヒーでむせていた。
「図星だな?何でわざわざそんなことするんだよ。」
まだむせている恵に続けて言う。
「お前のプロデューサーとはそんな話しなかったぞ、たしかに編集者が口出ししても変わらないけど、盛らなくてもいいだろ。モデルなんだし。」
「げほっ、な、大体、なんであんたがあたしのスリーサイズしってるのよ!!!」
そりゃー。
言えない、池が賭けで目利きしてたなんて。
「お前のプロデューサーからだよ。」
「え?キモッ。そんな事言ったの?キモッ。」
ここにいない人を早口で罵った。
すまんな。あんたの株下げて。まぁ、頑張れや。
「まぁ、理由はなんだ?」
「まぁ、なんとなく?」
「そうか、まぁ、聞いてもどうもしないがな。」
「ちょっと、意味わかんない。じゃあ、言わなくてもよかったし。」
「気になっただけだ。どっちみちばれるしな。芸能人。」
煽るように答えて、雑誌を閉じた。
「おい、もういいか?俺も腹が減った。」
恵がむせていたときも、お腹がならないかそわそわしていた。
サンドイッチにかぶりつくと、あっという間に食べ終わってしまって一つじゃお腹いっぱいにならなくて、どうしようか悩んでいた。
「ねぇ、、、」
「ん?なんだ?」
「食べる? その、私だけ食べたのはなんか申し訳ないし。」
「いただく。」
スプーンでオムライスを切って食べる、三口ぐらいで返した。
「ありがとう、もういい。」
「そう。」
「「ご馳走さまでした。」」
喫茶店を出るとちょうどイイ時間になっていた。
「お前も打ち合わせに出るか?」
「当たり前でしょ。色々聞きたいし。」
やばいな、話を通しておこう。
どこかのタイミングでメールをしたいところだ。
恵と車で恵の芸能事務所に向かう、
「お疲れ様です。」
「お疲れ様です。」
恵のプロデューサーとペコペコしているが、恵は携帯をいじってた。
「今週号読みましたか?」
と切り出し。
「まだ、ウチの部署にはとどいてませんね。」
「これ、私が読んだもので良ければ。」
「ありがとうございます。」
とパラパラとめくり、恵のところでとまり、戻ってまた最初からパラパラとめくり全部読み終わったところで。
「今回もウチの軽井沢をだしていただきありがとうございます。」
「いえいえ、とんでもないです。いずれ有名になる彼女がウチの本で紹介出来るのは光栄なことです。」
そこから30分ぐらい話して、主に夏にかけてのスケジュールを確認しての撮影日を決めた。
「それでは今後もよろしくお願いいたします。」
深々と頭を下げられたので。
「いえいえ、こちらこそよろしくお願いいたします。」
と社交辞令を。
「つまんなかっただろ?」
「そんなもんでしょ。」
「まぁな。」
駅に送ってあげて、
「また撮影日に、」
「うん。」
と、別れた。
家に帰って、携帯を見ると通知がきていた。
メッセージ
坂柳