※この作品はR-18です。

結婚できない俺   作:火縄鴨

4 / 10
第4話

お電話できますか?

 

 

そのメッセージは、あの腹グロお嬢様の裏の顔を疑ってしまう。

無意識に警戒して、コールボタンをおさずに電話帳画面の上で指が止まっていた。

 

数秒して、ボタンを押した。

 

 

 

prrrrrrr

 

prrガチャ

 

「もしもし。」

 

「坂柳か?綾小路だ。」

 

「お待ちしてました。」

 

「どのくらいだ、待たせてすまないな。」

 

「いえいえ、お風呂に入って時間を潰しておりましたのでさほど辛くなかったですよ。」

 

「そうか、」

 

妙に艶々しい声にクラっときそうになるがこの程度は経験済みだ、どうせ演技だとわかっていればどうと言うことはない。

 

「それで用件はなんだ。」

 

「そんなに畏まらなくても。別に学生時代のルールなんて無いんですよ?」

 

「それを抜きにしても、警戒する人だからな。」

 

「それです。」

 

「」

 

「何故、私が話すだけで警戒するのです?」

 

「そんなの、自分の行動を見てから言え。」

 

「そんなことは高校の出来事で、今は同僚です。」

 

「割りきれない物があるからな。」

 

「私は、、、、、、

 

 

 

その、、、

 

 

 

 

ただ、普通に話したいだけです。」

 

 

 

 

× × ×

 

「待ってください」

 

「ん?なんだ。まだ何かあるのか。」

 

卒業式が終わり喉が乾いてたので自動販売機へ向かおうとクラスの連中と離れたタイミングで声をかけられる。

 

「いや、これまで私はあなた達や、他のクラスの人たちに酷い事をしてきました。あなたに謝って済むことではないと思います。

 

「そうだな、」

 

「っ!、

 

でも!それでもです!

 

 

私はあなたに言いたいです!」

 

 

 

 

""ブーーーーー。三年綾小路、職員室に来なさい。""

 

 

「後でいいか?呼び出しだ。」

 

そう。これは俺が先生にやらせたことだ。

この少女を救ってやる義理はない。

 

「ここは、それが許された学校じゃないのか?だったら、謝る必要はないぞ。」

 

 

 

 

「変わったな。

 

 

俺もお前も、あくまで一人で生きれる力はあったのに、

 

人に頼れるようになったんだからな。」

 

 

「お互い、この先で結果を残せればいいな。」

 

 

 

そして俺の高校生活は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

× × ×

 

その胸に残るモヤモヤは彼が消えても残ったままだった。

 

 

私の中では、彼の存在が大きくなってるのは確信していた。

 

「言えませんね。」

 

目の前で起こることは、予想を越えない。

 

 

高校生活を終えてそれは一人のそれも同い年の男の子に覆された、常識だ。

 

その事で、彼はたちまち私の特別へと成り上がった。

 

 

真澄ちゃんに、相談してもからかわれたり、

 

「あんたでも、出来ないことがあるんだね。」

 

と腹の立つ笑みを向けられてちょっとアタマに来た。

 

彼のことだ、もう会えないのだろう。一生だ。

 

 

そう考えると、自然と虚しくなってきた。

 

さっき言った謝罪も全て前座で、全て彼のためだと気付いたときは、悲しくなった。

 

 

真澄ちゃんに言うと、

 

 

「女ってそんなもんじゃない?」

 

 

と軽く言われて、後から思い出すと、彼女なりの慰めになってるのだと知ってからは一層彼女の事が好きになった。

 

 

絶望というよりは、張りの無い生活をおくることが怖かった。

 

 

入社しても、なかなか、仕事に身が入らない日々、

 

何故私がこんな雑務を。

 

 

 

 

そんな仕事の愚痴を彼女に溢していると。

 

「あれ?まだ会ってないの?確か綾小路はあんたと同じ会社だったよ。」

 

 

 

 

 

それからははやく、部署を知ってから空いたときにその部屋へ。

 

 

エレベーターを三階へ。そこはまだ私も踏み入れたことの無い領域、しかし自然と足が動いてその部屋を少し覗き見る。

 

 

いない、いない。と思って、見渡していると、見覚えのある人がいた。

 

 

あの人は確か伊吹澪さん?

でも、ここは綾小路さんのいる部署では?

 

「ありがとうな。伊吹」

 

そう、デスクで隠れてみえなかった姿が立った瞬間に彼だと気づいた。

 

 

 

そっと扉を閉めて、

 

いた!いた!

 

 

もう会えないかと思った男の子がいた。

 

やった。

 

ガッツポーズをしていたので直ぐに手をやめる。

恥ずかしい誰かに見られていたら。

 

 

でも、いた!

 

♪♪

 

自分が、鼻歌を歌っていてビックリしたが、とても気分がいいので続けてみる。

 

後日しっかりと話そう。

 

いや、話す内容がない。

 

まぁいい、そんな事はさして重要ではない。

 

 

「これからはじまるんですよ?清隆さん。」

 

 

これから彼を私の虜にさせてみせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっき、坂柳が、見えたんだけど。」

 

「知ってる。」

 

「何?声かけないの?」

 

「お前もだろ。」

 

「あたしは、、、ほら、、、そんな交流無いし。」

 

「俺も同じだ。」

 

あいつとはなんにもない。

一緒のクラスでもないし、友人とも言えない。

 

「あたしはそうは見えないけどね。」

 

 

「そんなこと無い、気のせいだろ。」

 

 

彼は頬をさすった。

 

 




どうですか?




自信作です。


全く原作で魅力が書かれていないので、自己流の解釈ですが、これから彼女はこのキャラでいきます。勘違いしないで欲しいのですが、メンヘラや、ヤンデレまでは発展させませんからご安心を。ただし、関係を行くとこまで行かせるのが私のようじつssとなるでしょう。


真澄とは、神室真澄のことです。あ、この子もタグに追加しときますね。(量が多くて失踪しそうですな。)

真澄ちゃんも、なかなかいいツンデレですが、まだ見探索キャラなんでこれも自己流です。



楽しかったらコメントと更新した時は読んでくださいね。

作者鴨より。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。