決定戦当日
この一週間、箒に剣道を教えて貰い他には基礎体力向上の為にランニングや腹筋、腕立て伏せ、背筋等をした。お陰で少しはまともに戦える様に成った。だが、あの後もISを借りる事は出来ず、結局原作通りに成ってしまった。だがまぁ、今回俺の目的はイギリスの代表候補生の『セシリア・オルコット』をハーレムメンバーに加える事に有る!ぜってぇセシリアを落として見せる!その為にはいろいろと準備をして置かなければ。
一夏「なぁ悠、箒」
悠「何だ一夏」
一夏「俺今からISでバトルすんだよな」
悠「そうだぞ」
一夏「じゃあ何でISの事を何もしなかったんだ?」
箒「……」
悠「……」
一夏「目・を・そ・ら・す・な!」
悠「しょうがないじゃん、ISの使用許可が出なかったんだから」
一夏「じゃせめてISの基礎知識を教えてくれよ!どんな機能が有るとか、こうすると良いよとか」
悠「ISに乗りもしないでそんな事教えてもお前じゃ分かんないだろ」
一夏「何だと!」
悠「何だよ!」
ガルルルル
二人がにらみ合って居ると
スパンッ
一夏・悠「ッ!?」
頭に物凄い痛みが走った。
千冬「まったく試合前だと言うのに何をしている」
一夏・悠「す、すみません」
俺と一夏は痛む頭を抑えながら、千冬姉に謝罪する。
千冬「それと織斑、お前のISはまだ来るのに時間が掛かるそうだ。だから、トーナメント形式にして如月かオルコットどちらか勝った方が織斑と戦う事とする。それで良いな」
悠「俺は全然構わないけど、一夏は良いの?」
一夏「?何がだ?」
何故聞かれたのか分からない一夏は困り顔で聞き返してくる。
俺はその表情に対して微笑を浮かべながら答える。
悠「だって、一夏が戦いたがってたオルコットさんは俺が倒しちゃうから戦えないよ?」
一夏「!!へへっ♪別に構わないぜ。ちょっと悔しいけど、変わりに悠と戦えるんだろ!久し振りに悠と戦って見たいし」
俺の自信たっぷりの答えに一夏も嬉しそうにしながら、戦闘狂の様な発言をする。
千冬「ふっ、ならばオルコットにも伝えておこう。山田先生、オルコットに試合形式の変更を伝えてきてくれないか?」
真耶「分かりました」
タッタッタッ
千冬「さて、如月。お前の試合はこの後数分後に行われる。準備は出来てるか?」
悠「大丈夫です。何時でも行けます」
一夏「え、悠って専用機持ってんのか?」
悠「ああ、持ってるぞ。言わなかったっけ?」
箒には事前に知らせて合ったんだけどな、一夏には言って無かったか。
一夏「聞いてねぇよ!はぁ。まぁお前のドッキリは今に始まった事じゃ無いしな、勝ってこいよ」
悠「俺は負けねぇよ」
千冬「ではそろそろISを展開しろ、最終チェックを行う」
悠「はい。行くぜ『黒猫』」
『黒猫』を呼び出すと、胸の数字が光り黒いISを纏っていた。
一夏「へ~これが悠のISか、黒いな」
感想それだけか!?もっと無いのかよ!格好いいとか尻尾着いてるんだなとか。
箒(悠の猫耳可愛い///)
千冬(猫耳に尻尾!良い!この悠の為に何時も持ち歩いている高性能カメラで取っておこう)カシャッ
ちょおい!今カシャッって言ったぞ!撮ったろ!絶対撮ったろ!消せ今すぐ消せぇぇぇぇぇぇぇ!!
千冬「さぁそろそろ試合だ。頑張ってこい」
あれ?気のせいかな?千冬姉の右ポケットに銀色の物が見えるんだけど…
悠「……勝ってくるよ」
もう良い、気にしない事にした。
箒「悠!」
悠「ん?」
箒「必ず勝ってこい!」
悠「ああ、行ってきます」
カタパルトに足を乗せ、何時でも出ることが出来る。
悠「必ず勝つ!」
ドシュンッ
ピットから出撃する。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ピットを出ると、既にセシリアは待機しており俺をアリーナの中央で待っていた。
セシリア「あら、逃げずに来ましたのね。遅いから逃げたのかと思いましたわ」
やっぱり最初の頃のセシリアはあんまり好きじゃないな。良し!俺の力で骨抜きにしてやる!
セシリア「試合の形式変更については聞きましたわ。まさか貴女が専用機を持っているとは思いませんでしたが、わたくしが勝つことには何も変わり有りませんわ」
悠「へ~余裕じゃないか。絶対の自信が有るんだな」
セシリア「えぇ。わたくしはISを数週間しか乗った事が無いような人には負けませんもの」
数週間だと、失礼な!これ乗りこなすのに苦労したんだぞ!武器は多いし性能は良すぎるし、この数年間ずっと一緒に練習してきたんだ。負けたりなんかしない。
アナウンス『それではこれより、一年一組のクラス代表を決める試合を始めます。カウント5、4、3、2、1、始め!』
セシリア「チャンスを上げますわ」
悠「チャンス?」
要らない。
セシリア「えぇ。わたくしが勝つことは明白、ならばこんな戦い無意味ですわ。せめてもの情けとしてこの場で謝罪すれば許して上げないこともなくってよ」
悠「それはチャンスって言わないんだ。ただの降参、生憎俺は往生際が悪くてな、どんな結末だろうが最後まで戦うぜ!」
セシリア「ふん!なら落ちなさい!」
バシュン
よっと
セシリアが素早く主装備の『スターライトmkⅢ』を展開し、俺にレーザーを撃ってきた。それをギリギリで右に避ける。
悠(飛び道具には飛び道具だ。『アルテミス』)
数字がセシリアの武器と同じⅢに変わり、手に弓が現れる。
アルテミスは矢が無限に出すことが出来、故に弾切れなどは存在しない。
悠「反撃行くぜ!射ぬけ『アルテミス』」
ピュンッ
セシリア「くっ!」
チッ
俺が放った矢は距離が少し有るためセシリアにはかする事しか出来なかった。
セシリア(何ですのあの矢は!凄まじいスピードとパワーですわ。かすっただけだと言うのにシールドエネルギーをこんなに)
悠「まだまだ行くぞ!」
ピュンッ
ピュンッ
ピュンッ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
モニタールーム
真耶「はぁ、如月さん凄いですね。代表候補生を圧倒してますよ」
千冬「あいつは今まで数々の努力を積み重ねて要るからな、その成果と言った所だろう」
真耶「ああ、義妹さんを誉められて照れてるんですね」
グイッ
ギュー
真耶「痛っ!いたたたた!」
千冬「私はからかわれるのが嫌いだ」
真耶「す、すいませんすいません!」
千冬は真耶にしていたヘッドロックを解除する。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
アリーナ
セシリア「くっ!このわたくしが押されぎみとは、仕方ないですわね。ここで使いたくは無かったのですが」
キュンッ
キュンッ
ビシッ
悠「うわっ!」
セシリアも機体の名前の由来でもある『ブルー・ティアーズ』を出してきた。咄嗟に避けたが肩に当たってしまい、シールドエネルギーを削られる。
悠(確かあれは全方位オールレンジ攻撃が出来たけど、ティアーズを動かして居るときは集中力が必要だった筈だよな)
矢を二本取りだし、構える。
悠「こうするとどうなるかな?」
ヒュヒュンッ
セシリア「ッ!?」
ボカンッ
セシリアは避ける事が出来たが、ティアーズは一基落とした。
セシリア「この!踊りなさい!わたくしとティアーズが奏でるワルツを!」
悠「踊ってやろうじゃないか。破滅のワルツをな!」
次は一気に四つ。一つはセシリアに残りの三つはティアーズに向ける。
悠「避けて見やがれ!」
ヒュヒュヒュヒュンッ
セシリア「くっ!今度は!」
ビシュンッ
迎え撃つつもりなのか、レーザーを矢に向けて放った。
バシュンッ
ガキン
だが、軌道を少し変えただけでスラスターをかすめた。
当然、ティアーズは全基落とすことが出来た。
セシリア「一体何処へ!?」
悠「これで終いだ!」
俺を探しているセシリアの背後に姿を現し、矢を向ける。
セシリア「ふっ。この距離なら外しませんわ!」
ドシュンッ
ドシュンッ
セシリアは振り向くと同時に、ミサイルを撃ってきた。
着弾する瞬間、悠の目が僅かな煌めきを見せた。
ドカァァン
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
モニタールーム
箒「悠!!」
真耶「これはもうオルコットさんの勝利でしょうか」
千冬「ふっ、悠はそう簡単には倒せないさ」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
アリーナ
セシリア「なかなか手こずらせてくれましたが、わたくしに敵う筈が有りませんわ」
悠「それはどうかな?」
セシリア「一体どうやって!?確かに当たった筈ですわ!」
悠「それは、俺の単一仕様能力(ワンオフアビリティ―)を使ったからだ」
セシリア「第一形態(ファーストシフト)で単一仕様能力を使えるIS何て見たことも聞いたことも有りませんわ!」
悠「んな事俺は知らねぇ、それよりも悔いな!自分の愚かさに、そして悔い改めろ!自分の考えが絶対じゃないんだ。もっと周りを良く見てみな、お前の知らない事は沢山有るんだぜ」
セシリア「如月 悠さん」
ドカン
悠「な!?」
さっきかすったスラスターに無理をさせ過ぎたのか、スラスターが煙を上げてセシリアは徐々に落下していく。
悠「間に合えー!」
セシリア「きゃあぁぁぁ!(もう駄目!)」
ドサッ
セシリアが諦めかけた時、背中に衝撃が来た。しかしそれはセシリアが思っていた衝撃とは違い、誰かに抱き止められた様な暖かい感触だった。
セシリア「た、助かりましたの?」
セシリアがゆっくり目を開けると
悠「よう!怪我してねぇか?」
自分をお姫様抱っこしているさっきまで戦っていた相手がそこに居た。
セシリア「何故わたくしを助けたのですか?わたくしは貴女にあんなに酷いことを言ったのに」
悠「別に自分の事はどう言われようが良いけど、大切な家族友達が馬鹿にされんのは許せない、それだけだ」
セシリア「……謝罪しますわ。貴女の家族や国に酷いことを言って申し訳有りませんでしたわ」
悠「それは明日、クラスの皆にも言ってな俺も一緒に居てやるからさ」
セシリア「///はい///」
フラグGET!
その態勢のままピットに戻り、セシリアに異常が無いか一応保健室に検査に向かわせた。その時の箒と千冬姉の死線を俺は忘れることが出来ない。
次話は一夏戦です。どうなるかはまだ考えてません。お楽しみに