※この作品はR-18です。

インフィニット・ストラトスの世界に黒猫が転生   作:悠之

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第二十話

セシリア「はぁ(もっと悠さんのお側に居たかったですわ。これも織斑 一夏のせいですわ!)」

 

鈴音「ふぅ(何であたしが出なきゃいけないのよ!悠と出るならまだしもこいつ(セシリア)とじゃテンション上がんないわよ!くっそ~!一夏のせいで!)」

 

何やら二人の怒りの矛先が、一夏に向いて居るが何時もの事なので気にしない。

 

一夏「なぁ悠、何か二人が睨んでんだけど、何でだ?」

 

悠「気のせいじゃない」

 

一夏は悪くないと思うよ。でも、私じゃ止めることは出来ないんだ。

 

未だにやる気を見せない二人にゆっくりと千冬姉が近付いていった。

 

千冬「少しはやる気見せろ。悠に良いところを見せるチャンスだぞ」ボソッ

 

鈴音・セシリア「……」ピクッ

 

千冬姉が二人の耳元で何か言うと方を震わせ目を光らせた。

 

セシリア「ふふふ。ここはイギリスの代表候補生、セシリア・オルコットの出番ですわね!」

 

鈴音「専用機持ちの実力を見せる良い機会ね」

 

二人は俄然やる気が沸いた。

 

鈴音「で、相手は誰ですか?あたしはセシリアでも良いけど」

 

セシリア「それは此方の台詞ですわ!お相手して差し上げますわ!」

 

両方やる気満々で火花を散らしている。

 

千冬「慌てるな、お前達の相手は……」

 

キイィィィィィン

 

千冬姉の言葉を遮るように空から音が聞こえてきた。

 

お、来た来た。さてどうやって受け止めよう。

 

悠は上から半泣きになりながら落ちてくる山田先生を見て、どんなラッキースケベを起こそうか考えていた。

 

よしっ!お姫様抱っこで行こう!そうすりゃ少しは好感度上がるでしょ。

 

悠は空中で真耶を受け止め、お姫様抱っこすることで好感度を上げようとしているようだ。

 

悠「よっと」

 

即座に『黒猫』を展開して、山田先生を受け止める位置に着く。

 

真耶「きゃぁぁぁぁ!!ど、退いてくださぁぁぁい!!」

 

ドンッ

 

悠「くっ!(勢いが着きすぎて、止めきれない!)」

 

何とか止めようと山田先生を捕まえたが、勢いが強すぎて止めきれず二人一緒に落下する。

 

ドサァァァァ

 

地面に落下し、回りは砂煙が舞う。

 

悠「いたた。大丈夫ですか?山田先生」

 

砂煙で姿は見えないが、体の上に重みを感じて山田先生が上に居ることが分かる。そして、怪我が無いか聞いてみる。

 

真耶「は、はい。大丈夫です。如月さんこそ怪我は有りませんか?」

 

山田先生も視界が遮られて居るのか、怪我が無いかぎこちなく手探りでペタペタと私の体を触ってくる。だが、それがいけなかった。

 

モニュン

 

悠「うひゃっ///」

 

山田先生が手探りで触った場所は、私の胸だった。まさか逆に触られるとは、山田先生侮りがたし!

 

真耶「へ?あ、ああ///ご、ごごこめんなさい///そんなつもりは///」

 

山田先生は顔を真っ赤にしながらそんなつもりは無かったと謝罪してきた。

 

悠「ああ、気にしないで下さい(胸を触ろうとした罰かな?)」

 

倒れた体制のまま山田先生が謝って居ると、横から青色のレーザーが山田先生と私の顔の間を通り抜けて行った。

 

その方向を見てみると

 

セシリア「オホホホ。悠さん、どういう事ですの?」

 

黒い笑みを浮かべたセシリアが此方を『スターライトmkⅢ』を構えた状態で見ていた。

 

あれ?私今回被害者じゃない?何で怒られんの?

 

ガキンッ

 

次に聞こえたのは、金属を連結させたような音だった。

 

悠「やべ~(回りに他の生徒が居るし、私も少し山田先生に協力しようかな)」

 

原作では山田先生が『双天牙月』を撃って軌道を逸らしていたが、今ここでそれをやって回りの人に迷惑が掛かるといけないから、私も協力して『双天牙月』を誰にも当たらないようにもっと他の場所に飛ばそうと考えた。

 

鈴音「悠~!馬鹿ぁぁぁぁ!!」

 

ブンッ

 

鈴が『双天牙月』をぶん投げた。『双天牙月』は回転して今にも首を撥ね飛ばして仕舞いそうな勢いだ。

 

ババン

 

ババン

 

ガガン

 

ガガン

 

ほぼ同時に二発ずつの銃声が鳴り、『双天牙月』を誰も居ない方に飛ばした。

 

真耶「本当に何処も怪我は有りませんか?如月さん」

 

悠「大丈夫です。流石ですね山田先生、この距離から回転してる『双天牙月』に当てて軌道を逸らす何て並大抵の人ができる芸当じゃ有りませんよ」

 

真耶「そう言う如月さんも私と同じ箇所に当てて更に遠くに飛ばして居たじゃないですか。普通の生徒さんじゃ出来ませんよ」

 

山田先生に見抜かれてそっと『ハーディス』戻す。

 

千冬「山田先生は元代表候補生だからな、今のような射撃は造作もない事だ。後山田先生、少し話が有りますので後で私の所に来てください」ボソッ

 

真耶「む、昔の事ですよ。それに代表候補生止まりでしたし。ってえ?な、何ですか?」

 

千冬「内容はその時にお話しします」

 

ああ、千冬姉山田先生に何かする気だ。ご愁傷さま山田先生。

 

回りは今の山田先生の射撃を見て、呆然としている。それもその筈、普段おっちょこちょいの山田先生があんな精密な射撃が出来るなんて誰も想像していなかったのだから。

 

千冬「何を惚けている小娘ども、さっさと始めるぞ」

 

千冬姉が未だに惚けているセシリアと鈴に早く始めるように促す。

 

セシリア「え、二対一でですか?」

 

鈴音「いや流石にそれは……」

 

千冬「安心しろ、今のお前達じゃどうせ直ぐ負ける」

 

二人は負けると言われて乗り気じゃ無かったのに、一気にやる気を出した。

 

セシリア(これ以上悠さんの前で恥はかけませんわ!)

 

鈴音(今度こそ悠に良いところ見せるんだから!)

 

三人は上昇していく。

 

千冬「では、始め!」

 

セシリア「行きますわ!」

 

鈴音「やってやるわよ!」

 

真耶「い、行きます!」

 

千冬姉の合図と同時に、三人は戦闘を開始する。

 

千冬「デュノア今のうちに山田先生が使用しているISを解説しろ」

 

シャル「は、はい。第二世代型IS『ラファール・リヴァイヴ』は最後期の機体で、そのスペックは第三世代型初期にも劣らず、操縦がしやすく汎用性高いためよく使われる機体です。現在配備されている量産型ISの中では最後発ですが、世界第三位のシェアを誇り七ヶ国でライセンス生産され、十二ヶ国で制式採用されています」

 

ふぇ~。よくそんな事覚えてられるな~。私じゃ絶対無理だわ。

 

セシリア・鈴音「きゃぁぁぁ!」

 

ズドンッ

 

シャルロットが調度説明を終えたときに、セシリアと鈴が空から二人一緒に降ってきた。シャルロットの説明に夢中であまり見ていなかったが、良いように誘導されて居るように見えた。

 

大丈夫だとは思うが、一応見に行ってみようかな。

 

悠「お~い。大丈夫?二人とも」

 

地面にはセシリアの上に鈴が乗っかって居る状態で二人が言い争っていた。

 

鈴音「何あんた良いように誘導されてんのよ!しかも何で最初っからビット兵器使ってんの!」

 

セシリア「それを言うのでしたら鈴さんだって『龍砲』バカスカと撃ちすぎですわ!それも全然命中していませんでしたし」

 

鈴音「何ですって!?」

 

セシリア「何ですの!?」

 

今にも飛び掛からんと言った雰囲気で、セシリアと鈴は互いに威嚇しあっている。

 

千冬「何をやって居る、馬鹿者。さっさと戻れ」

 

だが、千冬姉はお構い無しだ。二人を一喝し、喧嘩を止めさせる。

 

千冬「これで諸君らにも学園の教員の実力が分かった事と思う。以後敬意を持って接するように!」

 

用は山田先生に「山ちゃん」やら「山ピー」言うなって事でしょ。

 

千冬「それでは、数人でグループを作れ。各グループリーダーは専用機持ちがやること。分かれて始めろ!」

 

千冬姉が言い終わると、クラスの女子が一気に分かれて一夏とシャルロットの所に詰め寄った。そして何故か私の所にも。

 

奈央「織斑君お願い~」

 

華菜「デュノア君教えて下さい」

 

本音「ゆうちゃん、ぐふふふ。手取り足取り教えてね!」

 

清香「私も私も、出来ればマット運動もしたいな!」

 

おお一杯集まったねー。最後の二人はスルーしたいな~。あの癒しの小動物「布仏 本音」は何処に行ったんだぁぁ!

 

ごちゃ混ぜになっているこの状況を千冬姉が黙って見ている筈もなく。

 

千冬「馬鹿者!出席番号順に八人ずつ各グループに入れ!順番は番号順に一人ずつだ。分かったらさっさとやれ!時間内にできなかった場合放課後もみっちりしごいてやるからそのつもりで居ろ!」

 

皆は蜘蛛の子を散らす様に一斉に移動し、自分のグループに集合した。私のグループには箒と本音に静寢が居る。他の子は二組の子のようだ。

 

悠「じゃあISを取ってくるけど希望は有る?」

 

皆に希望を聞くと、皆はISが鎮座している場所を見た。

 

鎮座しているISは二種類『打鉄』(うちがね)と『ラファール・リヴァイヴ』だ。

 

静寢「私はどれでも良いかな」

 

本音「私も特に拘りは無いよ♪」

 

う~ん。じゃあ『打鉄』にしようかな。

 

さっさと『打鉄』を取ってくる。

 

悠「じゃあ最初は誰かな?」

 

箒「私だ。宜しく頼む」

 

箒が一歩前へ出て名乗りを上げる。

 

悠「えっと、先ずは背中を預ける様にして」

 

箒「む。こうか」

 

悠「ん~。もっとこんな感じで」

 

箒の背中を預ける動作が少し浅かったので、箒の腰に触れて軽く押す。その際に顔が箒の顔に近付いた。

 

箒「ドキッ///(悠の顔がこんなに近くに///それに悠の髪から何やら良い匂いが///)」

 

な、何か箒の鼻息が荒いような。

 

悠「だ、大丈夫箒」

 

箒「スーハァー///はっ!な、ななな何でも無い///これで良いのか?」

 

段々箒の変態度が上がっていく、止めることはもう無理かな?

 

箒は自分のしていたことを理解したのか顔を真っ赤にして話を反らした。

 

悠「じゃあ軽く歩いて見ようか」

 

箒「わ、分かった」

 

そして、箒に少し歩いたり走って貰う等して練習を終了して、他の子の番になった。

 

悠「え~と、次は」

 

静寢「はい!私だよ。宜しくね如月さん」

 

うおう元気だねぇ。元気の有る子は好きだよ。

 

悠「さっき見たいに背中を預ける感じでお願い」

 

静寢「う~ん。ちょっと分かんないな~。チラッ」

 

静寢がチラッチラッと此方を見てくる。これは手を貸せと言う合図なのかな?

 

悠「はいはい。よいしょっと」

 

静寢「はわっ!///」

 

当然さっきの様に顔が近付く訳で。

 

静寢(た、たまりませんな~///)

 

静寢は私の顔をジーっと見ていて、かなり恥ずかしい。

 

悠「あ、あんまり見られると恥ずかしいよ」

 

静寢「あ、ああ。ごめんね」

 

悠「じゃあ歩いて見ようか」

 

静寢「了解!」

 

こうして授業は終了した。途中一夏のグループの方向から悲鳴が聞こえてきたり、私のグループの人が生唾ごっくんしたりとこのクラス大丈夫か!?と思う一面が幾つか有った。

 

おまけ

 

千冬「真耶ちょっと来い」

 

真耶「な、何ですか?」

 

職員用トイレの中で、真耶は千冬に呼ばれてそこに居た。

 

千冬「真耶、まさかとは思うが一生徒に惚れた等とは無いだろうな」

 

千冬の目がギラリと光り真耶を見る。

 

真耶「ま、まさかそんな(如月さんの事でドキッとした何て言えない!言ったら殺される!)」

 

千冬「そうか。悠は私のだ!誰にも渡さん!」

 

真耶(えぇぇぇぇぇ!?さっき一生徒に惚れるな見たいに言ってたのに、自分は生徒さんとしかも妹さんとそう言う関係になろうとしてるんですか!?)

 

千冬「以上だ。それではな」

 

真耶「もの凄いシスコンぶりですね」ボソッ

 

千冬「ギラリ」

 

千冬がトイレから出ていく寸前でボソッと言ったのだが、千冬には聞こえていた様で真耶をまた光る瞳で見る。

 

真耶「す、すみません!」

 

真耶は慌てて謝る。

 

千冬「私はシスコン等と一緒にするな!私が悠を思う気持ちは世界を敵に回しても構わないと思うほどの愛だ!!」

 

バタンッ

 

それを最後に千冬はトイレを後にした。

 

真耶「うわ~。ヤンデレってやつでしょうか。恐ろしいですね」

 

真耶はそれ以降、千冬を見る目を改めた。

 

 

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