中学校入学
一夏「いよいよ中学生か、何かまだあんまり実感が無いな」
千冬「ふんっ私も年を取るわけだ」
年を取るって、まだピチピチでしょうが。それよりも
悠「やっぱりスカートは恥ずかしいよ~///」
そう、今俺は最大の危機に遭遇していた。小学校では私服で良かった為普通のズボンを履いていたが、中学校はそうは行かない、全生徒制服を義務づけられて必然的に俺はセーラー服を着ている。
千冬「何を言う悠。お前は何を着ていても可愛いぞ」ポタポタ
千冬姉。先ずその鼻血を止めてカメラも止めてから励ましてよ。
鈴「おーい悠!一夏!」
中学校の校門前で千冬姉から(無理やり)撮影されていると、校舎の方から鈴の声が聞こえた。
鈴「何やってんのよこんなところで」
千冬「何をとは愚問だな!私は可愛い義妹を愛でていただけだ!」
ちょ、千冬姉ー!何鈴の前で恥ずかしげもなく本心をそのまま言ってんのー!あんたのクールは何処に行った!
鈴「あ、あたしもその写真欲しいです!」
えぇぇぇぇぇ!?どうしたの鈴!鈴はそんな子じゃない筈。ならば
悠「一夏help!」
一夏に助けを求めて見てみると
一夏「はいじゃあ行きますよパシャッはいOKです」
呑気に他の新入生と親を写真で撮っていた。
悠「何でこう言う時に役に立たないんだー!絶対狙ってんだろ!」
ピロリロリーン
ん?携帯が鳴っている。
悠「誰だ?」ピシッ
俺は差出人を見て驚愕した。
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差出人束姉
ゆーちゃんのパンティは私の!
束さんは何時でもゆーちゃんとゆーちゃんのパンティを見守っているよ!
PS今日の水玉模様のパンティも似合ってるよ❤
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何で筒抜け!?あの兎マジ何なの!?部屋の盗聴器とかは千冬姉に壊して貰った筈なのにー!終いには俺のメルアド教えてもいないのに普通に送信してきたし、束姉今見てんの?
一夏「あ、悠。もうそろそろ式が始まるぞ。どうした?」
悠「一夏。もう少し早く声を掛けて欲しかった」
一夏「あ、ああ。悪かったな、助けようとしたけど千冬姉と鈴が威圧してきて」
鈴「ちょっとあんた達。早く来ないと式がきゃっ!」
鈴が此方に走って来る際に、少し大きめの石に気付かずに躓いた。
悠「危ない!」
俺は何とか鈴と地面の間に入り込む。
ポヨン
ポヨン?
滑り込むと同時に胸に圧迫感が来た。
悠「鈴大丈夫?」
鈴「……」
悠「鈴?」
どっか怪我したのかな?
鈴「不公平よー!!何で悠はもうこんなに有るの?あたしに少し分けなさい!!」
モミモミ
悠「///にゃー!///」
鈴が鬼の形相で叫び声を上げたかと思えば、いきなり胸を揉んできた。
悠「あ、鈴。や、止めてよ///」
鈴「ふー!」
モミモミ
鈴は暴走しており、俺の声は聞こえていないようだ。
千冬「おい凰 鈴音。私の可愛い義妹に何をしているんだ?」
急に鈴の後ろに人影が現れたと思い見てみたら、千冬姉が阿修羅の如くご乱心だった。
千冬「悠の胸を揉んで良いのは、私だけだ!」
嫌ダメだよ!揉ませないよ誰にも、これでも一応元男だからまだ抵抗は有るんだよ!
あ!入学式!ヤベッ早く行かなきゃ!取り敢えず鈴ゴメン!
悠「黒猫式チョップ!」
ビシッ
鈴「いたっ!ちょっと何すんのよってもう時間じゃない!早く行くわよ!」
悠「嫌遅れたのは鈴にも非があるでしょ」
鈴「何か言った?」
悠「急ごう!」
俺達は急いで入学式が行われる体育館に向かった。
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突然ですが第二回モンド・グロッソ
かなり飛んで、千冬姉が出る第二回モンド・グロッソ決勝戦がもう少しで始まる。と言う事は一夏が拐われるのも時間の問題と言うことだ。
一夏「早く始まんないかな」
一夏はこれから何が起こるかも知らずに呑気な事を呟いている。
悠「あ、そうだ一夏。あこの警備員さんに聞いてきてよ。千冬姉の試合はいつ頃ですか?って」
一夏「警備員って、あそこに居る周りにさっきまでISを纏ってた人達が居るところにか?」
悠「そうそう(頼むから行ってくれ!そうすれば安全だし、俺も動きやすく成るから)」
一夏「ま、まぁ別に良いけど」
スタスタ
一夏は渋々ながら警備員の方に歩いていった。
と、アイツ等も動き出したか。
黒服「君、ちょっと良いかな?」
悠「何ですか?」
黒服「君はあの織斑 千冬さんの妹さんだよね?だったら狙われる可能性が有るからここは危険だ。安全な場所が有るから私達に着いてきてくれないか?」
悠「そうなんですか?分かりました。(一夏。絶対戻ってくるから、それまで待っててね)」
黒服「分かって頂けましたか。では此方に」
言われるがまま、俺は黒服に着いていった。着いていくと黒のワゴン車が止まっていた。
黒服「移動する際も危険ですので、これに乗って頂きます。どうぞ」
悠「はい(これで千冬姉は優勝出来るかな)」
暫くすると、ワゴン車は倉庫の用な場所に止まった。
悠「ここどこですか?」
黒服「だいじょうぶ。君はずっとここに居てくれれば良い」
悠「遂に本性を現したか」
黒服「ふっ。気付いていたか。では織斑 一夏を遠ざけて警備員の所にやったのも」
悠「あんた等に言う必要は無い!」
俺が黒服に対して攻撃的な姿勢に成っていると
?「止めとけ、お前等じゃあそいつには勝てないよ」
入り口の方からスタイル抜群のロングヘアーの美女が歩いてきた。
?「そうね。あなた達では話にも成らないわね」
ともう一人、これまたスタイル抜群の金髪の美女が優雅に歩いてきた。
悠「な!?(あれはオータムとスコール!?何でアイツ等がここに居るんだ!これじゃあそう簡単に逃げれない)」
オータム「へ~こいつが織斑 千冬の義妹か、なかなか出来そうだな」
スコール「ふふふ。少しは楽しませてくれるかしら」
悠「ちっ!ふっはっ!」
ドスッ
バシッ
黒服「ぐはっ!」
黒服「がはっ!」
俺は二人から離れる為に両脇に居た黒服二人を突きと回し蹴りで意識を刈り取り、距離を取る。
オータム「ほー馴れたもんだ。やっぱり猫被ってたか」
悠「くっ!(最初から俺が狙いか!)」
スコール「早めに済ませてねオータム」
オータム「分かってるよスコール。おら退け邪魔だ!」
オータムは周りに居た黒服を退かせる。
オータム「さぁこれで二人っきりで殺り合えるぜ。掛かってきな、お前の為に生身で殺ってやるよ」
悠「へ~余裕じゃん、じゃあ俺から行くぞ!」
ダッ
俺は一気にオータムに近付き、オータムの顔に容赦なく拳を突き出す。
ガシッ
オータム「なかなかやるじゃねぇか。もっと見せてみろよ!お前の力を!」
悠「こいつ!」
ヒュンッ
シュッ
オータム「おぉ早く成ったな!だけど、まだ足りねぇ!」
悠「うおぉぉぉぉ!!」
オータム「はぁぁぁぁぁ!!」
俺とオータムは壮絶な戦いを繰り広げていた。しかし、オータムの方が俺よりも早く力もあちらが上だ。次第に押され始める。
オータム「おらどうしたどうした!はぁ!」
ガッ
悠「ぐっ!」
ドサッ
オータムの蹴りが、俺の腹に当たり吹き飛ばされる。
悠「くっ!(まだ俺じゃトレインの力を扱えないのか!)」
スコール(オータムが相手じゃ無理ね)
悠「まだだ!まだ殺れる!」
オータム「くっくっくっ!楽しいぜ!もっともっと楽しませてくれ!」
バシッ
ガシッ
ガッ
バキッ
またオータムとの戦闘が再開された。
故に誰も気付かなかった。さっき伸した黒服が目覚めて俺を銃で狙っていることに
黒服「ぐぅ。」カチャ
バンッ
悠「がっ!」
オータム「なっ!」
ドタッ
悠「油断したか」
銃弾は丁度足を貫通していた。
オータム「てめぇ!」
バキッ
黒服「ぐはっ!」
オータムは黒服の顔面に蹴りをくらわし気絶させた。
オータム「ちっ!(折角良いところだったのにこれじゃあアイツも)」
とオータムが悠はもう戦えないとやりきれない思いに浸っていると
悠「ふーふー。まだやれるぞ」
オータム「!?くくくっ。あっはははは!良いぜ!最っ高だ!だが、手負いの相手と戦っても楽しくねぇ。スコール、こいつ治してやってくれねぇか」
スコール「ふふっ良いわよ。私もその子気に入ったしね。連れていきましょ」
オータム「ああ、お前はあたし達のもんだ。誰にも渡さねぇ」
ダキッ
悠「いてっ!何処に連れてく気だ!俺はお前等とは行かないぞ!」
オータム「ダメだ。お前はそれ以外に道はねぇ、さぁ車に乗れ」
ガチャ
バタン
悠(くそっ!これじゃあ逃げる処か身動き一つ出来ない)
今の状況は右側にオータム、左側にスコールと言った感じで逃げることは先ず無理だ。
スコール「それにしても、顔も可愛らしくてそそられるわ」
オータム「まったくだ。少し味見するか?」
あ、味見って何だよ!何する気だ!
スコール「ふふふ」スルスル
悠「ちょ、何を!」
スコールは笑みを浮かべながら、俺の服の中に手を入れてきた。
モミュ
悠「あ///」
スコール「この歳でもうこんなに成長してるなんてつくづく苛めがいが有るわ」
ペロッ
悠「ひゃう///」
オータム「おいおいスコール、あたしにも味会わせてくれよ」
ススー
悠「ひ///」
オータムは俺の足から股へと手を滑り込ませる。
悠「や、止めろ///」
スコール「感度も良好ね」
パサッ
悠「うわっ」
スコールは俺の服をあっさりと脱がしてしまった。
オータム「可愛い声出しちまって、さっきの威勢はどこえやらだな。んっ」
悠「は、あぁぁ///」
チュー
オータムは俺の胸に吸い付く。
悠(このままじゃ本当にコイツらの物になっちまう!こうなったら少し強引だけど)
俺はオータムとスコールが隙を見せるチャンスを伺う。
悠「ねぇ///俺だけが脱がされるのは恥ずかしいんだけど、あんた等も抜いてくれないか?」
スコール「うふふ。やっと私達に体を預ける気になった?」
オータム「良いぜ、よっと」
今だ!
鎖骨辺りに有るⅩⅢの文字がⅨに変わる。
悠「『ジークフリード』!」
スパスパ
俺は車体の天井をオリハルコン製のトランプで切り、服を持って脱出する。
悠「早く何処か遠くに!」
タッタッタッ
オータム「ちっ!まんまとやられた!」
スコール「ふふっやるわねぇ、あの子。益々私達の物にしたく成っちゃうわ」
壊れた天井を見ながら、スコールは優雅に笑っていた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
数時間前
千冬「何!?悠が拐われただと!どう言うことだ!」
IS関係者「はい。一夏君は我々で保護することが出来たのですが、悠さんは既に敵が手を回しており、救う事は出来ませんでした」
千冬「くっ!」
IS関係者「何処に行くんですか?」
千冬「決まっている!家族を探しいに行く!」
IS関係者「しかし、もうすぐ決勝戦が始まるんですよ」
千冬「止めるな!私は何を言われようと行く!」
ピリリ
かなり緊迫した状態の中、千冬の携帯が鳴る。
千冬「一体誰が……!?悠!?」
それは悠からのメール立った。
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差出人 悠
件名 大丈夫
俺は何とか敵から逃げる事が出来たから心配しなくても大丈夫です。だから、千冬姉はモンド・グロッソで優勝してください。世界で一番強いブリュンヒルデであり、俺の一番大切な義姉織斑 千冬。
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千冬「……あの馬鹿者め……」
そう言って千冬は静かに腕を下ろした。しかし、千冬の手は握り閉めたまま震えていた。
千冬「……さっさと終わらせるぞ」
その後、千冬はこれまで以上の気迫を見せ優勝した。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
悠視点
俺は今、日本の何処かに居る。何処かは分からない。逃げるために必死に走り続け、迷子に成ってしまった。
悠「腹減ったな~。金も無いし、どうしよ。はぁ」
?「ちょっと何なのよ!」
?「……お姉ちゃん……」
今日は何でこう言う厄介事が多いんだ!
見てみると、水色の髪の良く似た姉妹が柄の悪い連中に絡まれていた。
柄の悪い男「てめぇら更識の人間だろ」
更識?ってえ?じゃああの二人は『更識 楯無』と『更識 簪』!柄の悪いのは更識の事を知ってるって事は裏の人間か。ヤバイな、助けるか
悠「気付かれない用に、『エクセリオン』」
ⅩⅢの数字がⅦに変わる。と同時に手にオリハルコンの糸が着いた手袋が装着される。
悠「よっと」
ヒュンッ
楯無「へ?」
簪「え?」
ビュンッ
楯無「わっ!」
簪「ひゃっ!」
俺は二人に『エクセリオン』の糸を巻き、切らないように丁寧に引っ張り二人を自分の元に引き寄せる。
楯無「あなたは誰!」
悠「しっ!静かに」
楯無「……」
柄の悪い男「探せ!くそっ!何処に行った!」
ダダダ
悠「行ったか」
楯無「ねぇ。あなたは誰なの?何で私達を助けてくれたのよ」
簪「……」
楯無は俺に警戒と困惑の視線を向けて、簪は楯無の後ろで隠れて此方を伺っている。
悠「勿論望みは有る」
楯無「くっ!やっぱり」グゥゥゥゥゥゥ!
悠「お腹が空いたのでご飯を下さい」
ズサー
二人はお笑い芸人顔負けの転けっぷりを披露した。
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レストラン
ガツガツ
モグモグ
楯無「もう少しゆっくり食べなさいよ。あなた女の子でしょ、はしたないわよ」
悠「別に良いってそんなこと、それよりもこの料理うめぇ!」
楯無「まったく、簪ちゃん。私お手洗いに行って来るわね、遠慮しないで食べてね」
簪「……」コクリ
楯無の言葉に簪は頷いて答える。まだ恥ずかしいようだ。
悠「ふぅ食った食った。良いねぇ、仲の良い姉妹で」
簪「……うん。でも、……お姉ちゃんは……私よりずっと強くて頭も良い……完璧な人何だ。……私と違って」
成る程、もう既に姉貴と自分を比較してるのか。
悠「引け目に感じる事は無いさ。誰にでも得て不得手が有るもんだ、人間に完璧何てあり得ない、未熟だからこそもっと強く慣れる。そうじゃ無いか?」
簪「!……うん!」
簪は初めて俺に笑顔を見せてくれた。
悠(可愛いぃぃぃぃ!!)
楯無「……ありがとう」
悠「ふぅ、ありがとな」
楯無「良いわよ別に、私達も助けて貰ったしね」
簪「……もうどっか行くの?」
悠「まぁね。一応俺も訳有りだから」
簪「……そっか」
簪はシュンッとして、落ち込んでしまった。
止めてぇぇぇぇ!別れられなく成るから、罪悪感凄まじいから!
悠「大丈夫、いつか絶対会えるから(三年以内には絶対再開するから)」
楯無「そう言えば名前聞いて無かったわね。私は更識 刀奈」
あ、まだ刀奈何だ。
簪「……私は更識 簪」
悠「俺は如月 悠また会おうな」
簪「うん!」
こうして、後のIS学園最強とその妹との僅かな楽しい時間を過ごした。
次は機体説明を書こうかなと思います。