夜更けの執務室。闇に包まれた部屋の中、机に灯る明かりだけがチカチカと点滅している。
映る人影がふたつ。一つは椅子に腰をかけたまま、何やら忙しなく上下に動いており、もう一つはその前で屈み込んだまま静止しているように見える。ハァ、ハァと荒い息遣いがかすかに聞こえ、時折唸るような野太い声が混じっている。
さらに際立って目立つのが、まるで水面に石を落としたかのような、どたぷん♡という水音。あるいは、にちゃにちゃ♡と纏わりつくような、粘っこさのある音だ。
「くッ……お……このハリのあるロイヤル爆乳ッ、もっと強く揺らして……気持ち良くするんだッ」
座っていたのは、執務室の主人である指揮官。更なる快楽を求め、命令を下す。承りました、と抑揚の無い声が返ってきたかと思うと、巨乳を交互に揺らして刺激に変化を付けながら、にゅこにゅこと淫靡な音を響かせる。ロイヤル式のメイド服に収まりきらないほど、豊満な曲線の乳房による愛撫。指揮官、悦びの余り背筋の震えが止まらない様子。
彼女の名はシリアス。ロイヤル所属、ダイドー級軽巡洋艦。
銀髪のボブ・ヘアーをレースのカチューシャで纏め、感情の読み取れない赤い瞳と、半球形のどデカイ胸部装甲が特徴的である。メイド隊一の忠誠心と献身の姿勢を持つシリアスは、アルビノの肌をほんのりと赤らめながら、懸命なパイズリ奉仕を行っている。
彼女に与えられた役割は、得意とする戦闘全般に関するものでも、ましてや苦手とするメイド業務でもない。指揮官の円滑な業務進行のため、その自慢のおっぱいを用いて、日々溜まっていく性的欲求の捌け口となる。
パイズリ専用艦船・シリアス。それが彼女が果たす、唯一無二の役割である。
***
ある日の事。指揮官、とある悩みに頭を抱え、執務室の中をぐるぐる徘徊する。就任以来着々と実績を積み上げ、誰もがその実力を認める指揮官であったが、舞い込む仕事量は増える一方であり、また女性の目が多いこともあって全く性欲処理が出来ない状態にあった。
通常、あまりに多忙であると性欲そのものが減衰するのだが、何せ艦船たちの格好には際どいものが多い。上乳だの、脇乳だの、太腿だの、まるで見せびらかすような衣装の数々、両手では足りないほどある。加えて、一部の艦船は異常なまでに押しが強い。それは胸を押し付ける、なんてささやかなものではなく、気づいたら夜這いされていた、という次元である。これで性的欲求を感じない訳がない。
ケッコンという制度がある以上、指揮官と艦船が懇ろな関係になること自体は珍しくもなく、指輪を渡す相手が1人だけとも決められてないため、複数人と関係を持つのも実質黙認されているようなものだが、問題化すれば即クビを切られるのは言うまでもない事だ。
加えて、指揮官は大変な乳狂いで、かつパイズリに対する執着が凄まじいほどであった。パイズリは本番、出すならこっち許すまじ。こだわりの強さは随一で、EやF程度でのカップ数では巨乳認定すらしないほどのキチっぷりだ。一方で、そんな偏屈な性的趣向に付き合ってくれるような奴はそうそういない、という現実に打ちのめされてもいた。
そんなパイズリストにとって、あの建造による出会いはまさに青天の霹靂というべき出来事だったと言えるだろう。
「ご機嫌麗しゅうございます、誇らしきご主人様。本日より御身にお仕えさせて頂くシリアスと申します。如何なる戦闘においても、ご希望に添える働きをさせて頂きます」
ベルファストを筆頭としたメイド隊の1人として参入したシリアスは、指揮官の我儘な性癖を十二分に満たすほどの乳袋をぷるん、と揺らしながら丁寧に一礼する。釣り鐘型で、軟乳寄りのイメージがあるベルファストと比較すると、パンパンに張ったシリアスのおっぱいは瑞々しい果実のようだ。
一目で心を奪われた指揮官、早速シリアスを秘書艦に任命する。彼女は謂わば、忠誠心の塊のような艦船であり、出会ったばかりの指揮官に対しても最上の敬意を払う献身ぶりであった。
一点、問題があるとすれば──
「お食事の用意が出来ました、誇らしきご主人様。どうぞお召し上がりください」
差し出された料理を
主菜は恐らく、鱈のムニエルだろう。
何故そんな曖昧に言うのかというと、ムニエルにしては少々……いや多分に黒い部分が目立っていたからだ。
「シリアス、これは」
「はい、誇らしきご主人様。鱈のムニエルで御座います」
やはり鱈のムニエルで間違いないらしい。指揮官、試しに口に運んでみる。確かに鱈だ。焦げ付いた味が強過ぎてバターの風味が消されているが、鱈だ。
「……なるほど」
なるほど、と言う言葉は便利だ。返答に困ったとき、如何にも分かってるような感じを演出しつつ、相手に同意するかのような態度を示せる。実際は何も解決していない訳だが。
これ以降、シリアスのみで料理担当をする事は無かった。
またある時のことだ。指揮官、シリアスに自室を清掃するよう依頼する。料理の件から一抹の不安があった指揮官だが、さすがにただのお掃除でそこまで酷いことにはならないだろう、と希望的観測を抱いていた。
しかし、耳を
「誇らしきご主人様、ゴキブリなる害虫が確認されましたので、一匹残らず消して差し上げました。如何でございましょうか」
文字通り、きれいさっぱりとなった指揮官のマイルーム。火薬の匂いが鼻に付く。彼女の中で清掃というのは、戦場で敵を始末する事と同義らしい。あまりに脳筋すぎる理論を前に、開いた口が塞がらない指揮官。
如何なる観点から見ても、この仕事の出来映えは「無し」だろう。如何でございましょうかじゃない。
当然、これ以降シリアスが清掃をすることは無かった。
赤点ギリギリのメイド能力、という触れ込みを身を以て味わった指揮官だが、では戦場に送るかというとそう簡単な話でもない。まず、シリアスのレベルは入りたての頃の1のまま。最新の海域には到底太刀打ち出来ない。
ではレベリングから、と行きたいところだが、生憎他のメイド隊のメンバーが鉄血の精鋭艦隊とセイレーンの連合軍に掛かり切りになっており、いかに落第寸前とは言え、シリアスまで出撃してしまうと待機するメイド隊が居なくなってしまうのだ。結果として、秘書艦のポジションから動かせずにいた。
「お呼びでしょうか、誇らしきご主人様」
指揮官が椅子に戻ったところで、執務室へと入るシリアス。改めて見ると、思わず後退りしそうになるほど迫力のあるおっぱいだ。眺めているだけで心が満たされる、と男たちは口を揃えて言うだろう。
「ご主人様、一つお尋ねしたい事が御座います」
ずいっ、とシリアスが迫る。動作に合わせるように爆乳がばるんと弾む。
「いきなり改まってどうした?」
「ご主人様は、シリアスとの御夜伽をご所望なのでしょうか」
指揮官はひっくり返った。
「も、申し訳ございません! 早まった発言をしてしまって……」
「い、いや……突然の事でびっくりしただけさ」
ひとまず、シリアスに理由を問いただす指揮官。曰く、メイド業務がダメダメの自分を秘書艦として側に置いておくのは、何か他に望んでいる事があるからではないかと考え、指揮官の視線がよく胸元に注がれていることから、求められているのは男女のまぐわいだと推測したらしい。
秘めていたつもりでいた欲求をあっさり見抜かれたことに悶える指揮官だが、見方を変えるとこれは絶好のチャンスだ。シリアスは感情の波こそ少ないが、主人である指揮官への忠節は本物である。加えて、自ら進んで性行為を行う意思がある(意味を理解してるかは甚だ謎だが)。
かねてよりの宿願、果たすときは今。
「実は、それに関してシリアスに頼みたいことがあるんだ」
「はい、何なりと申し付けて下さい」
「パイズリって知ってる?」
「ぱいずり」
無表情のまま、首をかしげるシリアス。指揮官、ここぞとばかりに独断と偏見に基づいたパイズリ知識を植え付ける。
「……ふむ。女性の乳房を使って男性器から精液を搾り取る行為、で御座いますか。射精の際には乳房を締め上げて、男性器が見えなくなるくらいぎゅっとするのが基本、と」
おもむろに自分の胸をゆっさゆっさと持ち上げるシリアス。サイズ感を確認すると頷き、
「シリアスの乳房……いえ、おっぱいであれば、ご主人様にパイズリを行うことは可能で御座います。性的欲求の解消により、誇らしきご主人様が一層の輝きを放つのであれば、シリアスに躊躇う理由はございません。どうか、この卑しきメイドめのおっぱいを御自由にお使い下さいませ」
こうして指揮官の思惑通り、シリアスのパイズリオナホとしての任務が始まったのだった。
***
「誇らしきご主人様、おちんちんからカウパーが溢れております。お射精の時間が近づいている証、で御座いますね」
仄かな明かりの下、こねくり回すような乳房の動きで指揮官の陰茎をくちゅくちゅと乱していくシリアス。
あれからすっかり指揮官好みに仕込まれたズリテクは、暗闇の執務室に卑猥な水音を響かせるほどに上達し、ズリキチ指揮官を唸らせる領域にまで至っていた。
たぷん、たぷんと重量のある上下の動きが肉棒を扱くたびに、ビクビクと震えて限界が近いことをアピールする。シリアス、手に込める力を強くすることで、よりきつく乳を締め上げ搾り取る段階へと向かう。
「うっ……シリアス……そのまま、そのままぎゅっとして、あっ、射精る、射精るぞ、
そう宣言して間もなく、決壊の時は訪れた。まるで噴火の様な勢いで子種汁がペニスより放たれる。
「あっ……はっ……とても、元気の良い射精ですね……えぇ、ご主人様が仰る通り、おちんちんが逃げないように谷間でしっかり確保しております。ご遠慮なさらず、射精を続けて下さい……」
一発目の特濃ザーメン、おっぱいの中をどぴゅどぴゅと暴れ回る。シリアス、がっちりと両手で抑え、射精の勢いが続く限り乳圧のホールドを緩めない。一滴も飛び散る事なく、きめ細やかな肌の谷間へと呑み込まれる。
おちんちんが脈動するたびに、腰を浮かせて打ち付ける指揮官。足が床から離れ、宙に浮いてしまっている。白濁液が谷間にびゅるるるっ♡と放たれるのに合わせて、ガタガタと椅子がうるさく鳴いている。
「ゆっくり、ゆっくり射精して下さいませ……」
ある程度収まってきたのを見計らい、ゆったりと上下に動かすことで、精子を全て出し切るようおちんちんに促す。乳圧の掛け方を絶妙に緩め、赤ん坊をあやすような優しい扱き方に、尿道で燻っていた残り汁もぶるっ♡と放出される。
長い、長い吐精だった。シリアスの胸は練乳をぶちまけたかのような白いドロドロで染められている。
「たっぷりお出しになりましたね……この卑しきメイドのおっぱいがご主人様のお慰めに役立つのなら、喜ばしい事で御座います」
少しも嫌がるそぶりを見せず、先程の成果を見せつけるかのようにくぱぁ♡と胸を開くシリアス。濃厚で新鮮なザーメンブリッジが更なる興奮を煽り、指揮官の肉棒は再び硬さを取り戻していく。
「シリアス、手を後ろに」
指揮官、シリアスに頭の後ろで両手を組むよう指示すると、何処からともなく取り出した縄を使って腕を縛り付ける。続いてシリアスの球体おっぱいを縛ることで、手を添えなくても常に乳圧が掛かる状態を作り出した。脇汗で薄っすらと透けたメイド服から、甘い女の子の香りが漂っている気がして、何ともそそられる光景である。
「今度はご自身で動かれるのですね。どうぞ、誇らしきご主人様。はしたないメイドのだらしのない乳で、御身の猛りをお鎮め下さいませ」
膝立ちの体勢で差し出された乳壺の誘惑に負けて、ずずいっと腰を突き出す指揮官。左手で縛った手を掴み、右手をシリアスの肩に置いて、熱々の乳マンコを肉棒で掻き分けていく。
先程ぶっかけた精液のおかげで、抵抗も無くヌププッと挿入が完了する。射精すればするほど滑りが良くなるセルフローション。きつきつの乳圧の中、砂山に腕を通すように滑らかなピストン運動を繰り返す。
ぱちゅん♡ぱちゅん♡と弾みの良い音が、おちんちんとおっぱいの結合部からリズミカルに響く。重厚な胸部兵装は荒々しい腰振りにも動じることなく、爛れた欲望を一心に受け入れてくれる。
「はぁ……はぁ……シリアス、今お前は、どういう状況にあるか、くっ、聞かせてくれ」
「はい、誇らしきご主人様。シリアスは今、両手を頭の後ろで拘束されたまま、縛り上げられた胸……いえ、おっぱいマンコを使われております。これまでご主人様に働いた数々の粗相を乳マンコで償わせて頂き、感謝致します。ご主人様のおちんちんが往復する度に、グポグポと淫猥な音を立てて、摩擦が大きくなっていくのが分かります」
シリアスが実況するにつれて、おっぱいへの挿入が徐々に速さを増していく。縦パイズリによる一方的な快楽行為への没入が深くなる。
「ご主人様が射精なされたザーメンにより、おちんちんへの谷間の吸い付きが増しているようです。逞しく熱いモノに犯されて、シリアスの谷間も些か汗ばんでおります。それが更なる潤滑油となって、円滑なパイズリの助けとなるなら行幸で御座います。この上、何かを足すというのなら……」
くちゅくちゅ、れろぉと垂らされたのは、シリアスの唾液。谷間の中で混ざり合った、どちらのものかも分からない体液が陰茎へと絡み付く。
これはまさに起爆剤。二度目の絶頂へと誘う導火線に火を付けた。劣情に身を任せた、闇雲で乱暴な腰振り。女性の膣ではなく、おっぱいに垂れ流すだけの排泄行為。脳が焼き切れるほどの快楽信号に酔った指揮官に、シリアスが告げる。
「僭越ながら、カウントダウンを務めさせていただきます。シリアスの声に合わせて、立派なお射精をお見せ下さいませ」
3。
シリアスの紅い瞳がじっと指揮官を見つめている。瞳に写るのは、快楽に溺れたオスの顔。
2。
射精感がせり上がってくる。何度体感しても、絶頂直前の高揚感には敵わない。
1。
肉棒がおっぱいの最奥へと突き進む。腰がピンと伸びたまま、体重ごと押し付けるようにシリアスへと寄りかかる。
0。
「びゅくびゅく、びゅるるるぅ、どぴゅんどぴゅん、ぶりゅりゅりゅりゅりゅ……はい、またすごい勢いで射精なさいましたね。いつもより精液の量も多く、この趣向がお気に召したのであれば何よりです」
一発目に匹敵するほどの射精量。今度は乳房の中では収まり切らず、下乳からシリアスの腹部へとぽたぽた垂れている。純白のメイド服に数滴、精液の染みが滲んでいる。
「これにて本日のパイズリ業務、完了で御座います。如何でしょうか」
「ぜぇ……ぜぇ……あぁ、勿論『有り』だよ。文句無しだった。スッキリしすぎてすっからかんだ」
この上なく満足感に充ちた表情で答える指揮官。おっと、縄を外してあげないとな。軽い調子で呟くのを見て、シリアスは静かに微笑む。
色々と致命的な勘違いをしたままの彼女であったが、この先も指揮官が輝けるコンディションを保つため、惜しみなく其の身を捧げる事だろう。
レベル1のまま、だが。