艦むすびの宿~北上さまとの温泉旅行~【完結】 作:T・G・ヤセンスキー
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「ふぃ~~、いいお湯……ご飯美味しかったねー。見た目も豪華で綺麗だったし」
「……だなあ。味だけで言うなら鳳翔さんの料理だって負けてないんだが……見た目のための包丁細工に手間暇かける時間の余裕や、食材自体の質についてはどうしようも無いからなあ……」
「あ~ん」を繰り返しながらだったせいで時間のかかった食事を終え、布団を敷きに来た中居さんたちも既に部屋から引き上げた後。
俺と北上は、のんびりとベランダの露天風呂で湯船に浸かりながら他愛のない会話を交わしていた。
熱い湯に肩まで浸かり、ぅあ~~~~、と二人して長いため息をつく。
じーさんばーさんみたいな声出してんな、と互いの表情を見やり、目があったことが照れくさくてまた笑みを交わす。
「やっぱ本物の温泉は違うね~。鎮守府の大浴場だと、順番待ち気にしてあんまり長風呂出来ないし。お湯の温度勝手に熱くしたり、入浴剤使ったりも出来ないからさ~」
ちゃぷりと水音を立ててお湯から左腕を抜き出し、ほらすべすべー、とか言いながら、北上が右手で自分の肩から手首までを撫でさする。
どれどれ、と俺も手を伸ばそうとしたが、手で掬ったお湯を顔面にバシャリとかけられた。
「うおっ、ぶ」
「すけべー」
けらけら笑いながらも俺の隣から離れようとはせず、北上は再び身体を湯に沈める。
はあぁ、と改めて気持ちよさげに目を閉じ息を吐いて、こてん、とこちらの肩に頭をもたれかけさせてきた。
風呂のお湯に浸からないよう三つ編みをほどいてポニーテールにしているため、普段は見えない北上のうなじや首もとが意識されて、妙になまめかしい。
薄い乳白色のにごり湯の中、北上の肢体が肩の下あたりまではゆらゆらと揺れて見えるが、その下はお湯の色に隠されて良く見えない。
後ろから左腕を回して肩を抱き、そ~っと首を傾けて横目で覗き込んでみる。
水中……というより胸元を見つめる視線に気づいたのか、北上が閉じていた目を開け、むぅ、とジト目でこちらを睨んできた。
「……ほんと、提督はえっちだな~」
「……こればっかりは男のサガってもんだ」
「えー、あたしの身体なんて貧相なもんじゃん。大井っちとかの方がよっぽどスタイルいいし……それこそ今さらだけどさぁ、ケッコンするなら、あたしなんかよりも他にもっと、いい相手いっぱいいたんじゃないの?」
「そりゃ身体だけで選ぶならそうだったかも知れんが……って、いや、冗談! 冗談だから睨むなっての」
がるるるる、と歯を剥いて睨んでくる北上の前で手を振って、慌てていい子いい子と頭を撫でてやる。
「……なんていうか、俺がお前を選んだのはさ。スタイルがどうとか秘書艦として有能かどうかとかじゃなくて……その、一緒にいて落ち着くというか、楽に呼吸ができるというか……他の誰でもなく、お前が一番しっくりくるからなんだよ。変に気取らない、ありのままのお前がいてくれるから、俺自身もありのままの俺でいられるっていうか、お前じゃなきゃ嫌っていうか……って、前にもこんな話したよな?」
「……うん、ケッコン申し込まれた時に言われた。言ってくれた。……けどその台詞、もっぺん聞きたくってさ~」
にへら、と笑う北上の顔は、とっくの昔にいつもの笑顔に戻っていて。
……どうやら、いいように掌の上で転がされていたらしい。
「こいつめっ!」
「わひゃっ?」
ぐいっと肩を抱き寄せ、唇を重ねる。一瞬びっくりしたように北上の目が見開かれるが、すぐに閉じられ、首の後ろにするりと細い腕が巻き付いてきた。
「……んっ……んむっ……んぅ……」
ついばむような口づけを何度も交わす。
濡れ光る
ぷるぷるの下唇を柔らかく挟むように唇で
互いの唇を重ね合わせては舌を差し込み、唾液の味を確かめ合う。
ちゅぶ、んむ、と、小さな水音と甘い息づかいだけを湯気の中に響かせていくうちに、じりじりと遠火で
ぷあ、と息をついて唇を離し、熱っぽく蕩けた北上の瞳を正面から見つめた。
「……口を開けて。……舌をもっと突き出すんだ」
低く静かな声で命じると、北上はぞくりとしたように身を震わせ、まるで従順な仔犬のように「……んぁ」と舌を突き出した。
粘ついた唾液が上下の唇の間で糸を引き、その中から突き出した桃色の舌がゆらゆらと
北上の身体を抱き寄せる。慎ましやかな二つの膨らみが肌と肌の間でふにゅりと潰れ、先端の小さな突起が俺の胸板に
「んぅ……提督ぅ……」
肌をすり付けるように身を揺らしながらキスをねだる北上に応え、突き出した舌を北上の舌と触れ合わせる。俺の舌と北上の薄い舌が蛇の交尾のようにぬるぬると宙で絡み合った。
柔らかな舌を舐めしゃぶり、極上のトロのような感触を楽しんでから唇を重ねて舌を差し入れ、口中をかき回す。
歯ぐきの裏の
北上の鼻から漏れる呼吸が、ふっ、ふっと短くなり、唾液が粘っこくなってきた。首に回された腕に力がこもり、時おり、ぴくっ、ぴくっと北上の肩が震える。
ゆっくりと唇を離すと、突き出したお互いの舌の間に、つぅと唾液の糸の橋がかかった。
目を開けた北上の表情はとろんとして、わずかに開いた唇からのぞくピンクの舌先が切なげに揺らめいている。
風呂に浸かって温まったのと、羞恥と情欲のせいで、目元がほのかに赤く染まっているのが色っぽい。
「……北上。お前今、すごくエロい
耳元で
「う~~~、ばか、意地悪」
と、俺の肩にあごを載せるようにぎゅっとしがみついてくる。
「……可愛いなぁお前」
くすぐったそうに身をよじる北上の身体を抱きすくめ、耳たぶに唾液を塗りたくる。
耳穴の突起をクリトリスに見立て、クンニリングスの要領で舐めしゃぶっては舌で弾く。舌先で耳穴を、ちゅぷちゅぷという水気に満ちた舌音で脳髄を犯していく。
「……ぁ、やぁ、耳、だめ……ぅぅ、んんっ」
北上が息を詰め、膝立ちのまま身体を震わせた。
身体を反らす北上の鎖骨の付け根にぺたりと広く舌を押し当て、喉からうなじにかけての肌をぬらぬらと舐め上げていく。
北上は俺の頭を抱きしめたまま首を反らし、んんんっ、と甘い声をあげた。
「……我慢しなくていいぞ」
声を出すのをこらえようとしているらしい北上に
キスしようとしても、表情を見られたくないのか嫌がるように身をよじるので、俺は苦笑しながら北上を解放し、身体の向きを変えて後ろから抱き締めた。
俺自身の胸と、ぴったりとくっついた北上の背中から、互いの鼓動が伝わる気がする。
「……顔とか見ないでよ……その……恥ずいから」
呼吸と動悸を整えながら、拗ねたように唇をとがらせる北上の意見を、
「いや無理だろ。お前のあんな可愛い顔見るの、我慢するとか無理だから」
と却下して、遠慮なく後ろから北上の胸を触り始める。
やや小ぶりながらちょうど手のひらにおさまるサイズの胸の感触は、意外と……と言うと失礼だが、柔らかくて心地いい。
「あっ……く……ちょ、やだ……」
小ぶりな胸を円を描くようにふにふにと柔らかく揉みたてながら、色素の薄い小さめの乳輪を指先でなぞる。
既にぷっくりと立ち上がりかけていた桜色の蕾を指先で刺激すると、北上は口元に手の甲を強く押し付け、声をこらえながら身をよじらせた。
「んっ……あっ……んんぅっ……それだめぇぇ……」
乳首を指と指の間に挟みながら乳を揉み、人差し指でくりくりと先端をいじり回しながら肩口やうなじにキスの雨を降らせる。
北上は肩を震わせ俺の手の動きを抑えようとしてくるが、その抵抗はいかにも頼りなく、弱々しい。
「……乳首、すごく固くなってるぞ」
耳元で指摘してやると、ぴくりと北上の身体がこわばり、首筋の赤みが一気に増した。耳たぶなんてもう真っ赤だ。
「ゃっ……そん、なこと……ないっ…………ふあっ」
背後から覆い被さるようにして胸を揉みたて、耳たぶからうなじ、背中へと唇と舌を這わせていく。
「……気持ちいいんだろ? ……ほら、二つともこんなになってる」
「ゃぁっ……言わ、ないでぇっ……んうぅ……っ」
二つの乳首を親指と人差し指でつまみ、指の間で同時にこねあげる。
北上は、身体を波打たせながら必死に声をこらえていた。
だが、その喘ぎと表情には既に、隠しきれないほどの甘さが
「……乳首だけでこんなに感じるなんて、いやらしい身体になったもんだ」
「やっ……ふぅっ……そんなの……んっ、提督の、せいっ……ゃぁっ……」
目尻に涙を浮かべて身をよじる北上を、両腕で抱きすくめて動きを封じた。
耳元に口を寄せ、低い声で囁きかける。
「これで下の方までいじくったら……いったいどうなるんだろうな?」
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※がるるるーって睨んでくる北上さまって可愛くない?