艦むすびの宿~北上さまとの温泉旅行~【完結】 作:T・G・ヤセンスキー
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「ん……ぢゅぢゅる……んふ……るろっ……」
「ぉぁ……」
天井に向けて突き出した俺の舌は、濡れ光る北上の舌に絡めとられている。じゅるじゅると唾液を啜られながら、ぬぬぬ、と半ばほどまでピンクの唇に飲み込まれ、またぬるぬると姿を現す。
まるで舌をフェラチオしているような、淫らで恥知らずな行いを見せつけながらも、北上の表情はどこか楽しげだ。
恋人繋ぎにした両手の甲は相変わらず押さえ込まれ、布団に
鼻から漏れる悩ましい息遣いや衣擦れの音。シャンプーや石鹸、汗の入り混じった甘い匂い。浴衣越しに伝わってくる体温と肉の感触。身をくねらせる北上の重さと柔らかさ。
あらゆる五感が総掛かりでこちらの理性を焼き切ろうとしてくる。
女子高生、下手すれば中学生にさえ見える美少女に、大の男である自分が押さえ込まれて、一方的に舌を犯され、蹂躙され、貪られている。
倒錯的な背徳感と、五感を焼き焦がすような快楽がじりじりと脳を灼き、下半身に集まった熱は浴衣とトランクスの布地を押し上げながら、はち切れんばかりに高まっていた。
満足するまで舌フェラを繰り返した後、北上の薄い舌は俺の喉や鎖骨をつたい、俺の胸の上をちろちろと這い回る。
長い黒髪がさらさらと胸板の上を滑って肌をくすぐり、醜く武骨な男の肌に、柔らかな唇が吸い付いては濡れた音を立てる。
「提督、気持ちいい?」
上目遣いの北上の瞳が、熱を帯びて俺の表情を探る。
「ああ、最高だ」
「……こーゆーの、好き?」
「うあっ!」
かり、と乳首に歯を立てられて思わず声が漏れる。
「感じてるんだ……可愛い」
ぢゅう、と乳首を強烈に吸われ、俺は歯を食い縛る。
「女の子に乳首噛まれて、吸われて、興奮しちゃってるんだ。……変態さんだね」
露天風呂でのお返しのつもりなのか、北上は笑みを含んだ声で俺の羞恥と欲望を煽り続ける。
もちろん俺の両手を押さえつける北上の手に込められた力など大したものではないが、全身甘く痺れたような快楽におかされ、抵抗する力が湧いてこない。
わざとらしく俺の股間に太ももを擦り付けるように身をくねらせる動きに、俺は情けなくも呻き声をあげる。
「んふー、がっちがち……固いのが当たってる……」
口に出した自身の言葉に興奮したのか、北上はわずかに息を弾ませ、押し付けた腰を左右に揺らしている。
「んふ、だめだよー、提督、動いちゃ」
歯を食い縛るこちらの表情を楽しげに
「う、ぐぅ、北上、もう、これ以上は……!」
「我慢できなくなっちゃった? いいよ、いっぱい出させてあげる。……けど、まだ動かないでね」
身体を起こして繋いでいた指を離し、膝立ちで俺の両脚の間に移動すると、北上はトランクスの上から愛おしむように俺の股間をなでさすった。
すでにそこは布地の上からでもわかるくらいに膨れ上がり、トランクスを押し上げていた。
肉棒の形を確かめるような北上の手の動きが、欲望をかき立ててくる。
「……んしょ」
北上の手がトランクスにかかり、引き下ろそうとしてきた。
俺が脱がせやすいように腰を持ち上げると、トランクスが下げられ、するりと脚から抜き取られる。
脱がせるときに、肉棒がトランクスの布地に軽く引っかかり、外れると同時にバネ仕掛けのように2、3回跳ねた。
北上がくすくすと笑う。
肉棒をぎんぎんに屹立させたままで浴衣の裾を捲り上げて、下半身をだらしなく投げ出した姿は、端から見ればさぞかし間抜けな光景だろうとは思うが、これから起こる事への期待からすれば気にもならなかった。
北上の細い指が、赤黒い血管を太く浮かべた肉棒の幹に絡みつく。
下腹部やももの当たりを左手で撫でながら、北上の右手がゆっくりと俺の肉棒をしごき始めた。
右手の動きは止めないまま、北上がさらに後ろに下がり、布団に両肘をついた。
根元の方に左手も添えて、北上は両手で肉棒を柔らかく握りしめるようにしながら上下させる。
艶やかな黒髪がさらさらと流れ落ちて、内ももをくすぐった。
はぁ、と手の中の肉棒に温かい吐息を吐きかけられると、それだけで腰が浮きそうになる。
「……どう? 提督? 気持ちいい?」
「……あぁ、最高だ」
こちらの反応を確かめるように手の動きを止めると、北上はゆっくりと顔を伏せた。
肉棒を柔らかく握りしめたまま下腹部や太ももに舌を這わせ、肉棒の根元に口づけする。
温かい吐息と、髪の毛の感触がくすぐったい。
はぁ、とひとつ息を漏らした後、血管の浮いた肉棒の根元に北上の舌が押し当てられた。
押し当てられた舌はしばし根元でぬらぬらと蠢いた後、上の方に向かって這い上がっていく。
亀頭に達する前に舌の動きは止まり、今度は横ぐわえするようにして肉棒を挟み込んだ唇が、下の方に滑り降りて行く。
あくまでも亀頭には舌を触れさせないまま、幹の部分に執拗に唾を塗りたくるように、北上の指と唇、そして舌が上下する。
流れ落ちる黒髪が鬱陶しいのか、時折北上が指で髪をかきあげる、その仕草がひどくなまめかしい。
湧き上がる快感に、思わず呻き声が出そうになった。
北上がちらりとこちらを見る。
「お前……なんかいきなり上達してないか……?」
「え~? そうかな? どうなんだろ?」
恥ずかしそうに笑いながらも、北上の瞳が、どこか得意げな表情をはらんでいる。
手と唇と舌が上下するにつれ、触れられてもいない亀頭の先端から、じわじわと先走りの汁がにじみ出しはじめた。
「……ふふっ、なんか出てきた」
右手で肉棒をしごきながら、北上が左手の人差し指で亀頭の先端をちょんちょんとつついた。
かすかに糸をひく指先を亀頭から離して自分の口元に近づけると──こちらに見せつけるように、舌でその指先を、ちろりと舐める。
「うぁっ、お前、それ、エロ過ぎだろ……」
いきり立った肉棒には、さらに血液が流れ込み、亀頭は痛いくらい、ぎちぎちに膨れ上がっている。
しかし、北上は思わせぶりに口を大きく開き、亀頭に顔を近づけたりはするものの、はぁ~っと温かい息を吐きかけるだけで、なかなかそれ以上の刺激を与えようとしない。
「……おまっ……ふざけんなって……」
それを何度も繰り返されれば、流石に動悸が高まり、息が苦しくなってくる。
北上はくすくすと笑い、再び肉棒を両手で握り直した。
じらすようにもう一度温かい息を吐きかけた後、鈴口に軽く口づけする。
それから舌を突き出して、まずは亀頭の先端部に舌を押し当てた。ちろちろと舌先をそよがせながら円を描くように舐め回した後、今度は雁首の溝をなぞるように舌を這わせ、ねぶりはじめる。
「くぁっ……!」
意識して唾液を垂らして塗りつけているのか、鈴口から染み出してくる先走り汁と唾液とが混じり合い、根元までたらたらと流れはじめた。
ピンクの舌先が踊るにつれて、赤黒い肉棒がテラテラと濡れた輝きを増していく。
それにつれて、肉棒をゆっくりとしごき続ける北上の手や指も次第にぬめりを増し、握り直したり上下に動かしたりするたびに、ぬちゃ、にちっ、と卑猥な音が立ちはじめた。
「……提督、気持ちいい?」
「あぁ。……マジでとろけそうだ」
顔を上げた北上に応えると、北上はふふ、と笑って、肉棒の根元を握り直した。
包皮をずり下げるようにようにして、最大限亀頭を露出させる。
眼を閉じると唇を半開きにし、肉棒の先端をゆっくりと咥え込んだ。
最初に感じたのは、刺激よりも温かさだった。
だが北上の唇がぬるぬると肉棒を飲み込んでいくのにつれて、こらえようのない快感が突き上げてくる。
口の中に飲み込まれた肉棒が引き出され、また飲み込まれる。その繰り返しのたびに、ぬめりの中で溶けそうな快感が脳を直撃した。
「んむぅ……はむっ……ぬちゅっ、れろっ……」
「くぅっ、おま、それ、やばっ……」
気を抜けばすぐにでも射精してしまいそうな快感に、思わず布団のシーツを握りしめてしまう。
「いいよ、提督……遠慮、しないで……」
顔を上げた北上の口元は唾液と俺の汁にまみれ、瞳は情欲にうるんでいた。
「いっぱい、気持ちよくなっていいから……全部、吐き出して……」
こちらの返事を待たずに再び北上は顔を伏せると、肉棒に吸い付き、咥え込み、しごきたて、裏筋に舌を這わせる。
北上の頭が動くたびに、じゅぷっ、ぐぷっと卑猥に湿った音が立ち、肉棒を握りしめる北上の両手の動きが段々激しくなる。
「くぁっ……いいのか? 出しちまうぞ?」
ちらりとこちらを見て、北上は軽く頷いた。
そこから肉棒の先端を口に含んだまま、舌をねろねろと動かし、首の動きにひねりを加える。
そのたびに、口の中で粘膜に亀頭の触れる位置が変わり、腹の奥から熱いものがマグマのようにこみ上げてきた。
「も、だめだ……! すまん、北上、イきそうだ……っ!」
限界を告げると、北上の手と頭の動きがこれ以上ないほどに激しくなった。
ぬちゃにちゃ、ぬぶぐぶという湿った音の響きが、どんどん早くなっていく。
両脚が突っ張り、腰が浮いた。
唇で亀頭を挟み込んだ北上の頬がすぼまり、じゅるるる、と猛烈な勢いで吸い上げてくる。
「くぁっ! ……イくっ、イくぞっ、北上! うあぁっ!」
その勢いに抗しきれず、俺は北上の頭を両側からつかむとぐっと腰に押し付け、溜まりに溜まった欲望を、びゅるびゅると北上の口の中に吐き出した。
「じゅるっ……っ! ……んくっ! けふっ!……んんっ……」
いきなり喉の奥を突かれた北上は一瞬苦しげに小さく咳き込んだが、それはほんの一瞬。
びゅるびゅると吐き出されてくる精を一滴もこぼすまいとするかのように、俺の肉棒をさらに深く根元まで咥え込んで、唇で締め付けてきた。
「くふ―っ……は――っ……」
びゅくびゅくと続く射精感を感じながら、俺は荒い息をつき、北上の頭から手を離す。
射精はしたものの、肉棒はまだまだこわばりを留めたままで、未だにびくびくと痙攣している。
北上はくわえ込んだ肉棒の根元を唇でしめつけたまま、再び頬をすぼませた。
精液と涎にどろどろに塗れたそれを、強く強く吸い上げる。
「くぁっ……それ、今は効く……!」
唇をすぼめたままの北上の口から、肉棒がゆっくりゆっくり引き出されていく。
亀頭の先端、鈴口の部分で口を閉じ、唇を離す。
口に含んだものがこぼれないよう、北上は唇を閉じて口元を手で押さえると、すぐに上体を起こした。
正座した状態で天井を見上げるように上を向いて目を閉じると、んく、と口の中のものを嚥下する。
苦い物を無理やり飲み込む時のように苦労しながら飲み干すと、かすかに口を開き、はぁ、と息をついた。
「全部飲んだのか? 別に無理しなくても良かったんだぞ」
心配になって声をかけるが、北上はゆっくり首を振る。
「……大丈夫だよ。提督のだったら……提督のだから、飲んであげたかったの。提督はどうだったの? 良くなかった?」
「いや、死ぬかと思うくらい気持ちよかったし、飲んでくれたのも……正直、嬉しかった」
照れくさいのを誤魔化しながら頬をかくと、北上が嬉しそうな笑顔になった。
「そっかぁ……良かったぁ。──んじゃ、残りも、ちゃんと綺麗にしてあげなきゃねぇ」
北上は再び肘をついて俺の股間に手を伸ばした。
やや力を失いかけていた肉棒を握りしめると、尿道の中に残っている精を最後まで絞り出すかのように下から上へしごきあげる。
白濁した精液の粒が鈴口から染み出して来たのを見て微笑むと、ゆっくりと舌先で舐めとり、亀頭を唇でくわえ込んだ。
口の中でぬるぬると舌を這わせ、肉棒に絡みついた精液を丁寧に舐めとっていく。
「うぁ……っ! おま……!」
「んふふっ、今のあたしは、尽くす女、北上さまだよ~。……んちゅっ、ちゅぶっ……れろっ……」
執拗に俺への奉仕を続ける北上の浴衣はすっかり着崩れて左肩が剥き出しになり、肘のところで引っかかっているだけになっていた。
露わになった左肩から首筋にかけての肌は少し汗ばみ、白さの奥から桃色の熱をにじませている。
口の端から唾液を垂らしながら北上が俺の股間に顔をうずめ、恍惚とした表情ですぼませた頬を上下させている姿は、恐ろしく淫靡で、ぞくぞくとしたものが背筋を駆け上ってきた。
一度は欲望を吐き出したはずの肉棒が急速にこわばりを取り戻し、再び熱を帯びてくるのがわかる。
「う……っ、北上、それくらいにしてくれ……このままじゃ、またすぐにイっちまいそうだ」
俺は北上の手を押さえて顔を上げさせた。
「……いいんだよ? 提督のだったら、いくらでも受け止めてあげたいから」
健気すぎる言葉に、胸の中に温かいものが広がる。
北上の言葉は余りにも魅力的な提案であり、正直心がぐらついた。
だが、だからこそ、俺は首を振る。
「いいんだ。……俺も、お前のこと、もっと気持ち良くしてやりたい。いや、お前と一緒に気持ち良くなりたいんだよ」
「……そっか。……うん。ありがとね、提督」
北上は濡れた目でふわりと微笑んで立ち上がった。
立ち上がった北上は、いったん窓の傍のテーブルに向かい、その上に置かれていたペットボトルの水を手にとった。
口の中をゆすぐかのように何回かに分けて、三分の一くらいを飲み干す。
ボトルをテーブルに戻すと、北上は振り返り、悪戯っぽい笑みを浮かべながらこちらに歩き出した。
「んじゃ、さ。……提督」
ゆっくりと歩み寄りながら、しゅるりと浴衣の帯を解き、足元に落とす。
月明かりの中、とろけるような目つきで微笑みながら近付いてくる北上の姿から目が離せない。
俺が座る布団の前に立つと、北上は浴衣の裾をたくし上げるようにして、白い下着の布地に両手の指をかけた。
見せつけるように、ゆっくりゆっくりと足元まで引き下ろし、そこからするりと足を引き抜く。
布でできた輪っかのように、べちゃりと濡れた音を立ててわだかまる白い下着を床に置き去りにして、北上は布団の上に足を踏み出した。
俺の前で膝をつくと、甘えるように両腕を広げて手を伸ばしてくる。
「いっぱい……可愛がってよね?」
※更新は多分週末か週明けに
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